白山・三ノ峰・二ノ峰(同級生とワイワイ、そして会のミッションクリア)
- GPS
- 49:24
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,262m
- 下り
- 2,703m
コースタイム
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 2:59
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 4:09
- 合計
- 11:19
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:07
天候 | 16日:晴れ時々ガス(夕方は最高の晴天) 17日:雨とガスガス、そして横殴りの強風 18日:快晴&クリアな視界 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
市ノ瀬から別当出合まではシャトルバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
※別当出合〜砂防新道〜南竜、南竜〜展望歩道〜室堂は、同期で登った別レコを参照 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-917960.html ●南竜〜油坂〜大屏風〜別山〜三ノ峰 油谷渡渉点までいったん下り、そこから一気に油坂の頭まで一気に250m登り返します。晴れていれば振り返ると南竜と白山の峰々を一望できるビューポイント。 油坂の頭から別山までは細かなアップダウンのある稜線沿いの道で、ここも晴れていれば展望を楽しめそうです。お花もたくさん咲いています(ニッコウキスゲが素晴らしかったけど、雨中をただ進むだけで今回は楽しめず)。稜線沿いなので横風(主に石川県側から)にあおられないように。 縦走路は御舎利山の岐阜県側を巻きますが、チブリ尾根で下山する場合は、御舎利山頂へ登って尾根を下ります。 別山から先は別山平といわれるお花と池塘を楽しめる場所のようですが、今回は視界が利かなかったため、その様子を窺い知ることも出来ずじまい。 別山平から200mほど下って100mほど登り返すと広い山頂部のある三ノ峰。 (山頂部が広いのも翌朝に再度登って認識しました) ●三ノ峰避難小屋周辺(二ノ峰含む) 三ノ峰から緩く下ったすぐのところに三ノ峰避難小屋があります。 ここは白山から別山・三ノ峰へと下ってくる縦走路が二ノ峰・一ノ峰へと続く石徹白道(岐阜・福井県境)と六本檜・杉峠・赤兎山へと続く石川・福井県境に分岐する三県のジャンクションの地に建つキレイな小屋です。 小屋はソーラー電池で夜間はトイレ(小屋内に2基)や土間が人間を感知して自動点灯してくれるなど、とても実用的になっています。板の間には毛布が数枚備え付けがあり、20名ほどが泊まれる広さがあります。 小屋のすぐ裏(笹薮をかき分けて)のちょっとした丘の最奥部に、福井県最高地点として山頂標識(越前三ノ峰2095m)がひっそりと設置されています。公式には福井県最高峰は二ノ峰1982mですが、やはり2000m超える標高地が福井県にもあることをアピールしたいという気持ちの表われでしょうかね。 その二ノ峰は三ノ峰から滑りやすい急傾斜の道を下って30分ほどのところにあるこんんもりとした小さなピークで、縦走路から笹薮を少し分け入った視界の利かない狭い場所に山頂標識がひっそりと設置されています。展望の面でも越前三ノ峰を最高点にしてあげたいなと個人的には思いました。 ●三ノ峰避難小屋〜六本檜〜杉峠〜三ツ谷〜市ノ瀬駐車場 二ノ峰への下りよりも更に急傾斜で大きく600mほど稜線を下る(これがなかなか滑るドロ道で大変)と六本檜、ここで福井県側からの登山口と分岐します。今回は下りましたが、登りでこの道は意外としんどそうですね。 六本檜から杉峠までは一転しての緩いアップダウンの稜線道、ここで稜線から別れて石川県側に下りますが、最初は小さな渡渉を繰り返すトラバース気味の道が延々と続き、それが終わると急な下りに変わり、ほどなく林道に出ます。あとは車も入れる林道歩きと、最後は市ノ瀬への舗装路歩きで駐車場に戻ります。 |
その他周辺情報 | ●白山・白川郷ホワイトロード http://hs-whiteroad.jp/ 朝7時〜通行可能。今年から通行料半額となって1600円。岐阜県から石川県へのショートカットになるし、白山の絶景ポイントや滝など景観が多い山岳道路です。 白山展望台駐車場ではアンケートに答えて無料の淹れたてコーヒーをご馳走になりました。 ●白峰総湯(日帰り温泉 600円) http://www.shiramine-m.com/ 下山後の入浴におすすめです。古くからの白峰集落のど真ん中にあって、風情ある佇まいのあるキレイな施設でした。ちょうど集落の真ん中の広場で夏祭りをやってました。すぐ近くにおみやげ施設もありました。 ●食処・伝好(道の駅・瀬女) http://www.denko-tofu.com/ 金沢への帰路途中、道の駅・瀬女の広大な場所の一角にある自家製豆腐を中心とした、中学時代の同級生が女将をしているお店。とてもおいしい豆腐料理やデザート(白山もんぶらん)がおすすめです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
|
---|---|
備考 | 替え靴下を忘れたので、最終日は前日の濡れた靴下で行動するハメに |
感想
2泊3日の山行の前半戦は高校同級生と登る白山(南竜での宴会付き)、そして後半戦は山岳会のミッションで福井県最高峰の二ノ峰登頂写真を撮ってくる山行の豪華二本立てでした。
船橋から遠路遥々の帰省も兼ねたこの山行、登山だけでないトラブルあり、うれしい誤算もありの濃密なものとなりました。
まず最初の大きな躓きは行きの中央高速。
小淵沢を過ぎた地点でまさかの右後輪パンク! 娘が車を凹ませた修理で借りた代車なので、スペアタイヤがあるのかや交換工具がどこにあるのかも判らないし、夜中の雨の高速道路上。仕方なく路肩に停めてJAFに出動要請TEL。これで翌朝早々の市ノ瀬バス停集合に間に合わないことが確実となり、IKK0さんにまず一報。そして真っ暗な雨の高速路肩で傘をさしてJAFを待つこと1時間。
JAFに車を諏訪南IC出たところまで運んでもらい、タイヤを調べてもらうとバーストではなく釘か何かの踏み抜きによるパンクと判明し、応急修理でドライブ続行可能に。でも応急修理、速度は出し過ぎないようにとのことで、ここから下道で白山を目指すことに。でも大幅に時間が遅れたことにより、白山白川郷ホワイトロードを使え、その展望の良い道を満喫し、なんとか朝10時半に市ノ瀬に到着。これで今晩の南竜宴会には遅参で間に合いそうで、まずはホッ。
市ノ瀬からシャトルバスで別当出合に行き、皆から3時間遅れの11時半に砂防新道をスタートし、甚之助避難小屋での昼食休憩を経て、2時半前になんとか南竜に遅参合流(ビジターセンター前で大宴会していたところに何とか滑り込み)。
※前半戦の同級生と登ったヤマレコ記録はコチラ(幹事のIKKOさん、ありがと)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-917960.html
弥陀ヶ原のエコーライン分岐で仲間と別れ、南竜に戻って荷造りと水補給(三ノ峰に水がないとの情報にて南竜で水5リットル補充)し、雨とガスガスの中を別山・三ノ峰へ向けてひとり後半戦スタート。
別山までの道は2年前に別山から南竜に向けて歩いた経験があるので不安は無いけど、横殴りの風雨と視界50mないガスガスの縦走は苦行以外の何物でもない。ニッコウキスゲの群落も一瞥するだけで、そそくさと通過。
2年ぶりの別山も休憩も出来ないほどの横殴りの風雨(この時点でコンデジは雨で動作不良になっており、iphoneで山頂撮影)、そしてただただガスガス。初めて歩く別山平の稜線も何も見えない難行苦行の道でしかない。もう全身・靴の中までもグショグショでテンションも上がらず。ただただ三ノ峰避難小屋を目指して黙々と進むだけ。
三ノ峰山頂も写真を撮るだけ、視界が利かないため、三ノ峰から下っても避難小屋らしきものが近い雰囲気も解らず、嫌になりかけたところでいきなり目の前に小屋。何とか苦行の2日目の歩行はようやく終了。
予想通り、小屋には誰もおらず、寂しくひとり宿泊を覚悟して、濡れた装備・衣服を小屋内に吊るして、ようやく一息ついてお湯を沸かしてコーヒータイム。
夕方になったので、晩飯作り(米焚き)の前にお疲れの一杯をやっているところに、7人組が到着。話をすると神戸の山岳会で明日に別山ピストンするために上小池から登ってきたとのこと。
一気に小屋内が騒々しくなって、その後合同で大宴会&夕食となり、山談義などでの楽しい時間を満喫できました。ひとり宿泊を寂しく覚悟していただけにうれしい誤算でした。夕闇がせまる時間になると雨も上がって、天気は快方に向かう空の模様に翌日の荒天を願って、夜8時過ぎに就寝。
そして最終日。前日の雨で装備は乾くまでに至らず、特に靴はグッショリのまま。この装備コンディションで当初予定の赤兎山までの縦走をする気にはなれず、杉峠で下山することに予定変更して、少しノンビリ気味に最終日の山行をスタート。
まずは第一のミッション、二ノ峰へ。
三ノ峰から100m下っての最高峰ピークっていうのも違和感ありだけど、公式には二ノ峰が福井県最高峰なので、笹薮をかき分けて三角点&山頂標識へ。証拠写真を撮って(コンデジが動かなかったのでiphoneで)、登り返して避難小屋に戻り、今度は非公式ながら二ノ峰よりも100mほど高い避難小屋裏の小高い丘へ笹薮を分け入って登り、福井県最高地点・越前三ノ峰標識でも写真撮影。これでもし将来に福井県最高峰がこちらに変更となってもちゃんと踏んできたので安心。
時間はまだたっぷりあるし、何といっても前日とはうって変わった晴天。ということで前日のリベンジと別山・白山の姿をもう一度見ておきたいと三ノ峰へ登り、その姿を目に焼き付けて下山しました。
三ノ峰避難小屋からはまず大きく稜線を下って(なかなかの高度感ありです)、六本檜から杉峠は一転してこまかなアップダウンの木立の稜線、杉峠で稜線とはお別れし、最後は長々と林道&舗装路歩きで市ノ瀬に戻りました。
下山後は前回休館日で入れなかった白峰総湯で疲れと汚れを落とし、伝好でお茶して実家で泊まり、その翌日にまた下道で神岡から安房トンネルを越え、松本から上田・小諸・軽井沢・富岡と下道をノンビリとドライブし、吉井ICで高速に乗って、3車線の関越道は一番左車線を80キロ走行して、12時間ドライブで何とか再度のタイヤトラブルになることなく、自宅に戻ることが出来ました。
いやはや、濃密でなんでもありな4日半でした。
※動作不良だったコンデジはその後、内部の水分が乾いたのか、自宅に戻った翌日には以前のように動作するように復活しました、いやあ良かった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kazさんお疲れ様でした。
初日からいろいろアクシデント続きで更に中日の苦行にもめげず最高峰の二ノ峰登頂オメデトウございます。私だったら最初でテンションがた落ちで帰っていたかも。メンタル凄い!
いつか一ノ峰から別山を経由して白山に行ってみたいです。
ところで先週の初沢はいかがでしたか?沢登り良いでしょ〜。
YAMA555さん、いつもコメントありがとうございます。
最終日が晴れて、本当に良かったです。でも一番堪能したかった南竜〜別山〜三ノ峰の快適稜線コースをまったく楽しめなかったのは、やはり心残り、いつかリベンジです。
先週の沢登り、涼しいというかむしろ胸まで水に浸かると寒いぐらいでしたが、濡れるの前提の装備なので、積極的に水流を浴びるルート取りで楽しんじゃいましたよ(^^)
レコアップは、いつものごとくもう少々お待ちを…(^^;)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する