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Yamareco

記録ID: 924610
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山(↑梶川尾根 ↓ダイグラ尾根)

2016年07月22日(金) 〜 2016年07月24日(日)
 - 拍手
GPS
50:45
距離
38.2km
登り
3,193m
下り
3,178m

コースタイム

1日目
山行
5:55
休憩
0:27
合計
6:22
10:24
10:38
130
12:48
12:49
43
13:32
13:32
19
13:51
14:01
3
14:04
14:04
54
14:58
15:00
22
2日目
山行
7:04
休憩
1:59
合計
9:03
4:06
20
4:26
4:26
23
4:49
5:05
55
6:00
6:01
103
7:44
7:48
64
8:52
9:31
54
10:25
10:28
5
10:33
10:39
6
10:45
11:03
9
11:12
11:12
53
12:05
12:06
17
12:23
12:54
15
3日目
山行
5:43
休憩
1:49
合計
7:32
4:17
5:31
85
6:56
6:57
126
9:03
9:14
79
10:33
10:55
24
11:19
11:20
18
天候 1日目   曇り
2・3日目 ほぼ晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
烏帽子岳〜御西小屋までの間は、登山道が2段になっていて雪渓の状況により変わるようです。今回天気が良く全く問題ありませんでしたが、ガスに巻かれた場合は注意が必要だと思いました。

ダイグラ尾根は、道が細い所が多く、気が抜けないコースでした。滑落注意です。また、千本峰南の岩場はしっかりと3点確保ができないときびしいと思いました。

○水場
・五郎清水
 水量豊富。冷たくておいしい。両手が使える状態で行くことを勧めます。
・門内小屋
 未確認
・治二清水(梅花皮小屋)
 水量豊富。冷たくておいしい。小屋から1分。(ここに書いた中で一番便利)
・御手洗ノ池北側
 登山道から踏み跡があり、雪渓の融け水がとれます。
・御西小屋
 水量豊富。冷たくておいしい。小屋から5分。
・弘法清水
 涌き水。分岐から3分。
・本山小屋
 水量豊富。冷たくておいしい。テント場から100M(小屋からはちょっと遠い。)
・長坂清水
 未確認(踏み跡がしっかりしていないので、最近は行く人がいないのではと思いました。)
※水場の詳しい位置はこちらで↓
    http://www.ic-net.or.jp/home/iide/mizuba.html
その他周辺情報 下山後は梅花皮荘で温泉(10:00〜19:00 ¥500)に浸かり、昼食(営業11:30〜13:00)をとりました。
丸森尾根の入口
今は留守
今にも倒れそうな五郎清水の標柱
今にも倒れそうな五郎清水の標柱
五郎清水入口
意外と細い。
と思った、すぐ奥にもう一箇所。こちらは水量十分。
2
と思った、すぐ奥にもう一箇所。こちらは水量十分。
やっと梶川峰まで来ました。が、ガス。残念。
やっと梶川峰まで来ました。が、ガス。残念。
主稜線にぶつかりました。扇ノ地紙
主稜線にぶつかりました。扇ノ地紙
門内小屋
門内岳山頂
烏帽子岳山頂
ガスの中から梅花皮岳が現れる。
ガスの中から梅花皮岳が現れる。
梅花皮小屋
夕方近くの梅花皮岳
2
夕方近くの梅花皮岳
梅花皮岳山頂
烏帽子岳
北股岳と梅花皮岳
3
北股岳と梅花皮岳
飯豊山〜大日岳
これから歩く稜線。手前左は1990Mピーク。
これから歩く稜線。手前左は1990Mピーク。
北股岳と梅花皮岳
3
北股岳と梅花皮岳
1990Mピーク
振り返って烏帽子岳 右奥に梅花皮岳
振り返って烏帽子岳 右奥に梅花皮岳
御手洗沢を見下ろす。
御手洗沢を見下ろす。
落ちるわけにはいかない。
落ちるわけにはいかない。
御手洗ノ池手前(北西)に、雪渓へ下りる踏み跡がありました。いざという時には、雪融け水がとれそうです。
1
御手洗ノ池手前(北西)に、雪渓へ下りる踏み跡がありました。いざという時には、雪融け水がとれそうです。
御手洗ノ池 奥に烏帽子岳と1990Mピーク
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御手洗ノ池 奥に烏帽子岳と1990Mピーク
烏帽子岳と1990Mピーク
烏帽子岳と1990Mピーク
北股岳と烏帽子岳
2
北股岳と烏帽子岳
歩いて来た道
御西小屋
西大日岳
オンペ松尾根
御西小屋の水場
御西岳の標柱
お仕事中
弘法清水
飯豊山山頂の三角点
飯豊山山頂の三角点
本山小屋
本山小屋のテント場
1
本山小屋のテント場
テント場にある水場標識
テント場にある水場標識
本山小屋の水場
夕方の飯豊山
夕方の大日岳
蔵王連峰の上からあがりました。
4
蔵王連峰の上からあがりました。
ダイグラ尾根
大日岳3 中央右に影飯豊山
1
大日岳3 中央右に影飯豊山
大日岳〜北股岳
烏帽子岳と北股岳
2
烏帽子岳と北股岳
少しズーム
ダイグラ尾根から飯豊山を振り返る。
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ダイグラ尾根から飯豊山を振り返る。
1990Mピークから派生する尾根の向こうに烏帽子岳・梅花皮岳・北股岳@ダイグラ尾根
1990Mピークから派生する尾根の向こうに烏帽子岳・梅花皮岳・北股岳@ダイグラ尾根
御西岳と天狗岳の奥に大日岳
御西岳と天狗岳の奥に大日岳
正面からは登れません。
正面からは登れません。
ダイグラ尾根で振り返る。
ダイグラ尾根で振り返る。
桧山沢吊橋
石転び沢コース入口の標柱
石転び沢コース入口の標柱

感想

 山で出会った人に「どこの山が良かったですか?」と訊いて、一番多かった答えが飯豊山。是非行ってみたいと思っていた山に、ようやく訪れることが出来ました。

 静岡県民の私にとって、気軽には行けない飯豊山。コース設定には悩みましたが、
ピストンは避け、石転び沢から上がり、ダイグラ尾根を下ることに決めました。
 ところが7月に入りWebをチェックしたら、雪渓の状況が想像以上に悪く、上りを梶川尾根に変更しました。(参考にしたサイト 飯豊朝日連峰の登山者情報 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

1日目
 自宅から7時間半を掛けて、飯豊山荘に到着。
 出発は9時になってしまいました。今日は門内小屋までしか行けないかもしれないと思いながら歩き出します。
 林道ゲートの先から登山道に入ります。いきなり急登です。曇っていて暑くなくていいなと思っていたのに、汗が噴出します。
 湯沢峰で一息入れます。残念ながらガスが出ていて景色は楽しめません。
 滝見場を通過し、五郎清水で水を補給します。水場への道は急なので、両手を使える状態で向かった方がいいと思います。
 冷たい水で生き返ったつもりでしたが、その後も急登に苦しめられます。
 やっとの思いで梶川峰にたどり着きました。
 ここからは今までと違い、なだらかな上りになります。
 ガスで遠くの景色は見えませんが、草原の様でなんとなく良い雰囲気です。
 扇ノ地紙で主稜線とぶつかり、左へ南下します。
 ガスの中に見えているピークを目指して上り、標柱が立っていてやけに早くついたと思ったら門内岳ではなく、胎内山でした。
 そこからまもなく門内小屋に着きました。
 気さくな小屋番さんに、汲んできてあった水を使っていいと勧められる。ありがたいお言葉ですが、今回は気持ちだけいただきました。
 小屋からすぐに門内岳。ガスで眺望の無い山頂を通過。
 本日最後の上りをこなし、北股岳に到着。
 しばらく休んだ後、梅花皮小屋へと向かう。
 下っている途中でガスが薄くなり、小屋と梅花皮岳が姿を現す。
 梅花皮小屋は大きく、小屋番さんも気さくで、トイレもきれい。水場も1分程のところにあり、大変快適でした。今日の宿泊者は10名程。

2日目
 4時過ぎに小屋を出ます。日の出前ですが、稜線にはガスが掛かり始めています。
 梅花皮岳を通過し、烏帽子岳を目指します。
 烏帽子岳〜御西小屋までの間は、景色を楽しみながらの稜線散歩。特に大日岳が目を引きました。
 ただし、登山道に雪が残っている所があり、滑落には注意が必要です。特に気になったのは、御手洗沢の上部で、雪渓がかなり下まで繋がっていそうだったので、ここでツルッといくと数百M下まで行く可能性があります。この区間だけは、最低限ダブルストックはあった方がいいと思いました。
 また、登山道が2段になっていて雪渓の状況により変わるようです。ガスに巻かれたらコース取りが難しいし、滑落の危険も高まり、厄介だなと思いました。
 御手洗ノ池からは天狗岳へ向けて上って行き、天狗岳は山頂を踏まずに通過し、御西小屋に着きました。
 小屋に余分な荷物を残し、少し身軽になって大日岳を目指します。斜度がきつくなった上りを終えると山頂に出ました。
 残念ながら大分ガスが湧いてきてしまっています。山頂から南へ続くオンペ松尾根のコースも厳しそうでした。
 山頂で30分程くつろぎ、御西小屋へ戻ります。
 小屋に着いたら、水場に立ち寄ります。小屋から下り5分上り6分。ここも冷たくておいしい水でした。
 御西小屋からなだらかに上り、御西岳を過ぎて、一旦下って行きます。ガスで本山は見えませんが、駒形山は見えています。
 1990Mの小ピークを周り込んだ所に、玄山道分岐の標柱があります。
 廃道を3分程進んだ所に弘法清水がありました。最初、雪渓が融けた水の水たまりかと思ったのですが、よく見ると涌き水でした。
 分岐から再び登り、駒形山を経て本山に到着しました。
 ガスで視界はありませんでしたが30分程くつろいだ後、本山小屋へ向かいます。
 小屋では、陽気な小屋番さんが待っていました。
 手続きをすると、ダイグラ尾根を下るなら、水は最低2L持つ様にとのアドバイスをいただく。汗かきの自分は3L背負うことに決める。
 昨日とは違い、小屋はそれなりに混みましたが、マット1枚分のスペースはありました。
 午後はほとんど小屋の外で過ごし、夜は小屋番さんたちとお酒を飲みながら、楽しく談笑し、8時に寝ました。

3日目
 今日も4時過ぎに小屋を出ます。
 10分程で本山山頂に着き、日の出を待ちます。
 蔵王から上がった日の出を拝み、朝の陽を楽しみます。
 いつまでも山頂に居るわけにもいかないので、下山を始めます。
 軽く1969点の西まで進みますが、ここからアップダウン(今回はダウン&アップ)が始まります。ただアップダウンがあるだけなら単なる体力の問題ですが、道が狭く、草に覆われて状況が判りにくかったり、木の根で滑りやすかったり、濡れた岩で滑りやすかったりというのが、ダイグラ尾根が点道である所以だと思いました。とにかく滑落注意です。(恥ずかしながら数回転倒しました。)
 また、千本峰南の岩場は、しっかりと3点確保ができないときびしいと思いました。今回は上りでしたが、逆コースは岩場を下るのでより難しくなります。
 アップダウンも休場ノ峰まで来ればほぼ終了です。その後も、上ることを考えるとゾッとする斜面もありますが、その分高度を下げていき、玉川が檜山沢と大又沢に分かれる地点(標柱では「落合」とされていました。)の少し上流で檜山沢吊橋を渡ります。
 ここで沢の水で顔を洗い、体を拭いて最後の歩きに備えます。
 この先は玉川に沿って歩き、ほどなく林道に出ます。
 温身平の森を抜けると梶川尾根の登山口に到着しました。

 3日間全く雨を心配しない、天候に恵まれた山行となりました。
 久しぶりの宿泊山行でしたが、日の入りと日の出の時間帯を楽しめるので、やっぱりいいな〜と思いました。
 上りの梶川峰までと本山からの下りは、正直かなりきつかったです。本山小屋の小屋番さんの「飯豊に登るのにどのコースが楽ですかと訊く人がいるけど、そんなのは無い。」との言葉も印象に残りました。
 しかし、稜線上は楽園。歩いているというより”飯豊山に浸かっている”という感覚でした。
 また来たいと思いました。

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技術レベル
5/5
体力レベル
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