白馬岳 〜天井のない美術館〜
- GPS
- 11:29
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 2:48
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:53
天候 | ◆7月23日 20時頃まで曇りまたはガス 以降は星空 ◆7月24日 9時頃まで晴れ 以降は稜線に雲が掛かった |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
500円(1日) ◆栂池パノラマウェイ ゴンドラとロープウェイで自然園駅まで [料金] 3,600円(往復 / 3日間有効) ※自然園に入らない場合は少し安くなる ※荷物が15kg以上の場合は別料金が掛かる |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆栂池〜白馬大池 栂池周辺の樹林帯はぬかるみなどで滑りやすい。 天狗原上部の斜面に残雪があるが滑り止めは不要な程度。周囲は巨岩が重なる。 白馬乗鞍岳から白馬大池までも岩を歩く。 ◆白馬大池〜白馬岳 たくさんの種類の花が咲いている。 危険箇所はほとんどないが、大人数のツアーグループが多いので各ポイントで渋滞する。 |
その他周辺情報 | ◆栂池山荘のソフトクリーム「さるなしソフト」 300円 キウィのような酸味が効いていて下山後の渇いた身体に染み入る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
|
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共同装備 |
予備靴ひも
調理用食材
飲料
ライター
予備電池
筆記用具
ロールペーパー
ポール
テント
テントマット
|
感想
◆7月23日(土)
午前1時に起床して蓮華温泉に向かうも東部湯の丸SAで睡魔に敗れ、目覚めたら6時という失態から始まった土曜日。朝日小屋テント泊を諦め、移動時間の短い栂池から白馬大池山荘を目指す。
栂池自然園を10時にスタート。美しい後立山連峰はガスにより稜線はおろか尾根すら見えない。天狗原、白馬乗鞍岳に至るも、雲の切れ目から稀に青空が見える程度。白馬大池山荘に着いてすぐにテントを立てて、ビールを呑みながら明日のスケジュールを検討。雪倉岳にも惹かれるが、そちらは寝坊した罰として次回のお楽しみとし、今回は白馬岳に登ることにする。
夜になるとそれまで周囲を覆っていたガスが消え、頭上には満天の星空が広がる。テント場のカメラマンたちが思い思いの場所に三脚を立てて撮影をはじめる。私も撮影したものの慣れておらず、うまく撮れたと思った写真はブレていたりピントが合っていなかった。精進せねば。
◆7月24日(日)
2時起床、3時15分にテントを出る。日の出時刻まで1時間35分、それまでに小蓮華山の頂上に立ち、カメラを構える任務が始まる。
月明かりが夜道を照らしてくれるがヘッドライトなしでは歩けない。先行するヘッドライトの光は2つ。おそらく目的は同じだろう。時が経つにつれて雲海と空の境目が緋色に染まっていく。登山道脇に咲くコマクサは夜露に濡れ、ヘッドライトに照らされてキラキラと輝いている。
船越ノ頭を過ぎて振り返ると先程よりも空が赤い。向かう先の白馬岳の上空の雲はピンクと紫の混ざり合ったような色に染まっている。
夜明けまであと20分、小蓮華山に到着。雲海は上越から信州、さらに甲州まで広がっているようで、八ヶ岳、南アルプス、富士山が雲の上に頭を出している。鹿嶋槍ヶ岳と白馬鑓ヶ岳の間には槍ヶ岳の先端が出ている。
そして5時50分、雲海から太陽が我々のいる稜線を照らし出す。白馬岳はモルゲンロートに染まり、上空の雲は紫からオレンジに色を変える。とても美しい。
白馬岳が赤く染まっていたのはわずか数分。落ち着きを取り戻した白馬岳の頂上に向かう。山頂で日の出を待っていた人集りは遠くからでも認識できる。混雑している三国境を通り、ウルップソウやイブキジャコウソウの咲く稜線を登り、6時4分、賑わう白馬岳に登頂。
後立山連峰最高峰からの展望は素晴らしく、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、五竜岳、鹿嶋槍ヶ岳、針ノ木岳、蓮華岳、野口五郎岳、大天井岳、穂高岳、槍ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳、黒部五郎岳、薬師岳、立山、剱岳など北アルプスの名峰群が見渡せる。遠くには八ヶ岳、富士山、南アルプス。雲海は2500mぐらいの高さに広がっているのか、妙高戸隠や浅間山は見えない。
白馬山荘から続々と登ってくる集団に飲み込まれる前に白馬岳を後にし、白馬大池に戻る。小蓮華山から南を振り返ると、眼下にあった雲が稜線を覆い尽くそうとしている。夏の山は早朝が良いことを再認識させられる。テントを撤収して栂池へ下山する途中のツアー客渋滞は、今回の山行最大の難所となった。栂池から見上げる稜線は、昨日と同じく雲の中だった。
蓮華温泉からの朝日岳は残念でしたね(笑)
でも、地図を見たところ、かなり遠くなのですね。
3年前に蓮華温泉から日帰りピストンをしましたが、今回のテン泊山行も良いですね♪ (今後の参考にさせて頂きます)
お花、山ご飯、星空、景色などなど、満喫できましたね♪
星空はとても良く撮れていると思いますよ!
ほとんど泊り山行はありませんが、だいたいは酔いで19時頃に寝てしまい、星空は見たことがありません(笑)
お疲れさまでした!
ayamoekanoさん、コメントありがとうございます。
短時間の睡眠で5時間の運転は無理でした。それでも予定変更で登れて良かったです。
デジタル一眼レフ買ってから星空を見るのが楽しみになってます。前回の立山では夕方に飲酒して寝てしまったので、今回は昼間に飲んで夜に備えました。次回の星空に備えてタイマーレリーズを購入したので、少しはマシな夜景をお見せできると思います。
こんばんは〜
以前、私もこのルートでテン泊しましたが、秋でしたので、また違った感じですね。
この時期もいいですね
星空撮影のピントは事前(明るい時間)に、無限大で、より遠くの被写体で合わせておいて(このとき拡大ズームでより細かく)メンディングテープで固定するそうです。それから星の動き(地球の自転)は意外に速いので、露出時間が長いと丸では無く棒になってしまうんですよね。理屈は分かっていても、なかなか難しい
でも一眼レフって面白いですよね
では、また。
NJ-TAKAさん、おはようございます。
夏の白馬岳は花満開でしたが、秋は紅葉が美しそうですね。
星空は難しいですね。カメラのモニターではよく撮れているように見えるのですが、大きい画面で見るとぼんやりしていたり。たくさん撮って勉強します!
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