燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳 テン泊装備の東鎌尾根縦走、俺にはきついっす!(>_<)
- GPS
- --:--
- 距離
- 37.6km
- 登り
- 2,916m
- 下り
- 2,861m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:40
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:38
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:45
天候 | 7/24 晴れのち曇り、7/25 曇り時々晴れ 昼過ぎから雨、7/26 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
穂高⇔中房温泉バス http://www.nan-an.co.jp/modules/bus/nakafusa/ 【復路】上高地16:15−(さわやか信州号)−20:57新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
言わずと知れた有名な表銀座コースだが、初めて行った感想を。 【中房温泉〜燕山荘】 合戦尾根は日本三大急登らしい。合戦小屋までは樹林帯内の急坂なので確かにつらいが、こんな登りはどこにでもあると思う。とにかく人が多い!! 水場は中房温泉登山口の道路を挟んですぐ沢側と、第1ベンチを少し下った沢にあった。 【燕山荘〜燕岳〜大天井岳】 眺めが良くて起伏もそれほど大きくないすばらしい稜線歩き(ただし山行日はガスで視界いまいち)。急なアップダウンは大下り、切通岩付近(下りと登りにハシゴ有り)、最後の大天荘への登りくらいだが、最後は空気が薄いこともあり疲れた体に堪える。水場はなく、燕山荘や大天荘で買うしかない。 【大天井岳〜ヒュッテ西岳(喜作新道)】 ここもすばらしい眺望の稜線歩きルート。大天荘〜大天井ヒュッテへの下りや赤岩岳付近の斜面トラバースで多少足元が悪いくらいで、全体に歩きやすい。 【ヒュッテ西岳〜槍ヶ岳山荘(東鎌尾根)】 問題はここ! いきなり長大ハシゴやザレ場の大下りに始まり、水俣乗越を過ぎてすぐの岩場やザレ場の急な登り、第1展望台から先の階段登りの連続、窓と呼ばれる小キレット状コルのハシゴによる下降、第2〜3展望台にかけての階段やハシゴによる急な登りと、次から次にテン泊装備の重い体に試練が待ち受ける。そこを過ぎるとヒュッテ大槍までそれほど厳しい登りではないけど、この時点ですっかりエネルギーを消費しているので、登るのがとにかくつらい。ヒュッテ大槍から先の最後の登りも岩稜歩きで、それほど危険ではないもののなかなかつらいですよ〜。(-_-;) 【槍ヶ岳山荘〜上高地】 東鎌尾根とはうって変わり、ごく普通の穏やかなコース。 ただ、距離が長すぎ!(>_<)。天狗原分岐あたりまでに標高のほとんどを下ってしまうので、あとはひたすら緩い傾斜を下っていくのみ。疲れた体には、これも結構堪えるんだよね。砂漠にオアシス的な山小屋が定期的にあるのは良いです。 |
その他周辺情報 | 小梨の湯:http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/mori-no-resort-konashi/ これも皆さん良くご存じでしょう。前回の穂高山行の際もお世話になりました。 入り口前のリュック置き場が広いこと、お湯加減が絶妙なこと、登山者ばかりの割に脱衣場が清潔なことがおすすめです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
毎年恒例の夏休み山行。
今年は早くから表銀座に行くことにして日程も押えていた。
しかし、予想外の梅雨明けの遅れ。(-_-;) 予定日の天気予報は曇りや雨模様だったが、夏休みは取っちまったのでとにかく行くか!。確か、以前に穂高に行った時もそうだったが、その時は結果オーライだった。さて、今回は・・・?
土曜夜で天気イマイチのせいか、さわやか信州号は比較的空いていて、隣の席は空席だった。それでも穂高駅から中房温泉までのバスは積み残しが若干出たため、タクシーに分乗させていた。タクシーに5人で乗ればバス(1,700円)より200円安いんだって。
中房温泉から燕岳までは登山者で溢れていた。最初は大名行列状態で序盤をゆっくりできて良かったのかもしれないが、さすがに少しづつ追い抜いて行くことになった。第1ベンチ手前で行列から脱した後は、重い荷物のことを考えず少し飛ばしすぎたようだ。これが後から効いてくる。
合戦小屋に着くころには早くもヘロヘロ状態。しかし、名物のスイカのおかげで一気に復活! と思ったものの、燕山荘に着くころには元のヘロヘロに戻ってしまった。
日本3大急登なんて大したことないなと思ったが、体がついて行ってない(>_<)。
ガスは多いものの稜線のすばらしい眺めに少し元気を取り戻し、燕岳を空荷で往復。その後はアップダウンの少ない快適な稜線歩きのおかげで蛙岩、大下り、切通岩を何とかクリア。しかし、最後に大天荘へのつらい登りが待っていた。
2日目。
テントを出ると、前日のガスがウソのような好天。ご来光やモルゲンロートに輝く槍〜穂高をありがたく拝んで、さあ槍ヶ岳へ向けて出発。
ヒュッテ西岳までは右に槍、左に常念方面を望みながらルンルン気分の稜線歩き。
さて、ここからが正念場の東鎌尾根。事前にWEBで調べてはいたが、テン泊装備の重い荷物を背負って実際に歩いてみると、これがとにかくつらい。
前半の第3展望台までは急登や急降下の連続で気が張っているので何とかなったが、そこを過ぎてから悪化傾向の天気のせいもあり、やる気が一気にダウン。ケツの筋肉も悲鳴を上げており、何歩か歩いては小休止の繰り返しでヒュッテ大槍までずいぶん時間がかかった。
雨も振り始めたので、ヒュッテ大槍でトンコツラーメンを注文し大休止。殺生ヒュッテに向かうことも考えたが、当初目的通り、頑張って槍ヶ岳山荘を目指した。ガスで回りが全く見えない中、韓国から来られた24人パーティに追い抜かれながら岩稜ルートを歩き、青息吐息で槍ヶ岳山荘に1.5倍のCTで到着。
この日は既に雨がかなり降っていたのと、それまでにすっかり消耗していたため、テントで缶ビールを飲んだらつい眠ってしまった。気づいたら夕方だったので槍の穂先は明日に回すことにした。
夜になっても雨は止まず、深夜には風も出てきて、穂先に行かなかったことを後悔し始めていた。
3日目。
3時に目覚めて朝食をとったが、明るくなり始めても風雨は全く衰えない。とにかくテントをたたみ山荘でチェックアウト。穂先へと強行するグループもわずかに居たのでだいぶ迷ったが、ここは安全第一。泣く泣く諦めて下山することにした。
ここまで来て穂先に行かないのは非常につらかったが、山は逃げないのでいずれリベンジするぞ〜!! ( `ー´)ノ
ということで後は消化試合のような雨中の下山。槍沢ルートは穏やかなルートだが、とにかく長すぎ! 下りなのに横尾あたりからケツの筋肉や足の小指、切れ痔がすべて同時に痛み始め、オアシスのような山小屋群に助けられながら何とか下山できた。
リベンジは山小屋泊にして、ついでにキレットへ行くぞ!!
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