ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 926209
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

表銀座二泊三日、燕ー大天井―槍ヶ岳ー上高地

2016年07月24日(日) 〜 2016年07月26日(火)
 - 拍手
mixman その他1人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
38:19
距離
39.3km
登り
2,974m
下り
2,909m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:57
休憩
1:18
合計
9:15
5:37
34
6:11
6:11
25
6:36
6:36
29
7:05
7:11
27
7:38
7:44
29
8:13
8:34
15
8:49
8:50
48
9:38
9:44
8
9:52
9:53
21
10:14
10:15
5
10:20
10:25
4
10:29
10:30
9
10:39
10:39
4
10:43
11:07
40
11:47
11:48
21
12:09
12:13
100
13:53
13:54
4
2日目
山行
6:38
休憩
0:32
合計
7:10
5:23
20
宿泊地
5:43
5:43
63
6:46
6:50
35
7:25
7:39
59
8:38
8:38
113
10:31
10:36
67
11:43
11:44
20
12:04
12:12
21
3日目
山行
6:32
休憩
0:21
合計
6:53
6:07
35
6:42
6:42
35
7:17
7:17
35
7:52
7:52
19
8:40
8:40
20
9:00
9:00
10
9:10
9:10
10
9:20
9:20
30
9:50
9:50
30
10:20
10:20
30
10:50
11:10
30
11:40
11:41
19
12:00
12:00
49
12:49
12:49
11
13:00
ゴール地点
三日目のGPSが取れていなかったので写真の時刻データをもとに手入力しています。
ルート・時間ともに正確でない部分があるかもしれません。
天候 24日晴れ 25日晴れのちガスガスガス 26日雨
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
穂高駅より中房温泉登山口へタクシー
コース状況/
危険箇所等
登山届は必須です。インターネットでも受け付けてくれます。
登山口では提出したかどうか確認される場合もあります。
合戦尾根を登り切ってさらに大天井岳まで行くと、疲れが足に来ました。
大下りを下りきって大天井岳に近づくと、斜度のある斜面に刻まれた狭い登山道となり、歩きにくく感じました。
大天井岳ー南岳間は一部登山道が狭くなっている箇所があり、山手には植物が顔の高さに出ていました。避けようとすると、体が谷側に行ってしまいます。

東鎌尾根の梯子は長く連続しますので、ストックをザックに固定、手袋等対策が必要だと思います。また、雨や朝露で濡れているとさらに難易度が上がります。

去年、タンパク質不足を感じたため、常温保存牛乳とレトルトハンバーグ、フリーズドライのチキンカツを試験採用。
2016年07月15日 16:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/15 16:35
去年、タンパク質不足を感じたため、常温保存牛乳とレトルトハンバーグ、フリーズドライのチキンカツを試験採用。
タクシーの相乗りを誘われ、スタート時間を一時間早めることができた。
2016年07月24日 05:35撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 5:35
タクシーの相乗りを誘われ、スタート時間を一時間早めることができた。
早速の急登、去年のブナ立て尾根での辛さが頭をよぎり、内心ビビる。
2016年07月24日 05:51撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 5:51
早速の急登、去年のブナ立て尾根での辛さが頭をよぎり、内心ビビる。
水分は十分背負っているのでスルー。
2016年07月24日 06:12撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 6:12
水分は十分背負っているのでスルー。
第一ベンチ、まだ暗く、手ぶれしていた。
2016年07月24日 06:12撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 6:12
第一ベンチ、まだ暗く、手ぶれしていた。
日が昇った。
2016年07月24日 06:17撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 6:17
日が昇った。
標高1820m
2016年07月24日 06:36撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 6:36
標高1820m
第二ベンチ、水分補給だけすまし、淡々と高度を上げる。
2016年07月24日 06:37撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 6:37
第二ベンチ、水分補給だけすまし、淡々と高度を上げる。
誰かが作った笹船。
2016年07月24日 06:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 6:39
誰かが作った笹船。
富士見ベンチでは多くの登山者が休憩していた。
隣の方と少し話した。この方とは燕岳までことあるごとにおしゃべりすることになった。
2016年07月24日 07:38撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 7:38
富士見ベンチでは多くの登山者が休憩していた。
隣の方と少し話した。この方とは燕岳までことあるごとにおしゃべりすることになった。
エネルギーを補給。
2016年07月24日 07:44撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 7:44
エネルギーを補給。
ちらりと稜線が見える。
2016年07月24日 08:07撮影
2
7/24 8:07
ちらりと稜線が見える。
第一目的地へ
2016年07月24日 08:09撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 8:09
第一目的地へ
着いたぜ合戦小屋!
TEAM BIN-TO仲間への目印にチームフラッグを付ける。
2016年07月24日 08:13撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/24 8:13
着いたぜ合戦小屋!
TEAM BIN-TO仲間への目印にチームフラッグを付ける。
クルマユリと思われる。
2016年07月24日 08:42撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 8:42
クルマユリと思われる。
2016年07月24日 08:45撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 8:45
歩を進めれば高度は上がる。
2016年07月24日 08:51撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 8:51
歩を進めれば高度は上がる。
合言葉は恥ずかしがらずに大きな声でっ!
無事お会いできました。
右が私です。
2016年07月24日 09:16撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/24 9:16
合言葉は恥ずかしがらずに大きな声でっ!
無事お会いできました。
右が私です。
シャクナゲが見られ始めた。
2016年07月24日 09:24撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 9:24
シャクナゲが見られ始めた。
ついに登り切って飛び込んでくる景色にしばし見とれる。
2016年07月24日 09:41撮影
3
7/24 9:41
ついに登り切って飛び込んでくる景色にしばし見とれる。
ザックをデポして、
2016年07月24日 09:48撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 9:48
ザックをデポして、
山頂へ。
2016年07月24日 09:49撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 9:49
山頂へ。
イルカ岩を過ぎ、
2016年07月24日 09:53撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
4
7/24 9:53
イルカ岩を過ぎ、
コマクサの群生地がずっと続く。
2016年07月24日 10:04撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 10:04
コマクサの群生地がずっと続く。
これまでコマクサを写真に撮った時は強風ばかりだった。
初めてピンボケしていない写真が撮れた。
2016年07月24日 10:04撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
5
7/24 10:04
これまでコマクサを写真に撮った時は強風ばかりだった。
初めてピンボケしていない写真が撮れた。
ライチョウのひながハイマツに隠れながらトコトコ歩く。
2016年07月24日 10:10撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
6
7/24 10:10
ライチョウのひながハイマツに隠れながらトコトコ歩く。
2016年07月24日 10:11撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 10:11
2016年07月24日 10:11撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 10:11
あたりを警戒する親。
2016年07月24日 10:13撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 10:13
あたりを警戒する親。
山頂で引き返して、めがね岩
2016年07月24日 10:31撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/24 10:31
山頂で引き返して、めがね岩
もうちょっとで裏銀座が見えそうなのに
2016年07月24日 10:33撮影
3
7/24 10:33
もうちょっとで裏銀座が見えそうなのに
これから歩く稜線。左手からはガスが。
2016年07月24日 10:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 10:33
これから歩く稜線。左手からはガスが。
砕けた花崗岩の登山道には随所にコマクサが。
2016年07月24日 11:48撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 11:48
砕けた花崗岩の登山道には随所にコマクサが。
大下りの頭、一気に下る。足元に注意。
2016年07月24日 12:13撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 12:13
大下りの頭、一気に下る。足元に注意。
ニッコウキスゲ
2016年07月24日 12:24撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 12:24
ニッコウキスゲ
なでしこの一種
2016年07月24日 12:47撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 12:47
なでしこの一種
登山道のど真ん中の切り株、勝手にウリボウ株と名付ける。
2016年07月24日 12:54撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/24 12:54
登山道のど真ん中の切り株、勝手にウリボウ株と名付ける。
下りきると足元が岩にかわり、歩きにくくなった。
2016年07月24日 13:49撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/24 13:49
下りきると足元が岩にかわり、歩きにくくなった。
鎖や梯子が続き、スピードが出ない。
2016年07月24日 13:49撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:49
鎖や梯子が続き、スピードが出ない。
2016年07月24日 13:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:50
2016年07月24日 13:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:50
2016年07月24日 13:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:50
やっとみえた大天井ヒュッテへの分岐。
2016年07月24日 13:58撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:58
やっとみえた大天井ヒュッテへの分岐。
下からガスが湧いてきている。
2016年07月24日 13:58撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:58
下からガスが湧いてきている。
2016年07月24日 13:58撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 13:58
コマクサの生える斜面を下れば大天井ヒュッテ。
2016年07月24日 14:46撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 14:46
コマクサの生える斜面を下れば大天井ヒュッテ。
大天井ヒュッテまでの1時間がとてもしんどかった。
2016年07月24日 14:49撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/24 14:49
大天井ヒュッテまでの1時間がとてもしんどかった。
ガスの晴れた一瞬、右手にはこれから目指す西岳、右に北穂と左に前穂。
2016年07月25日 04:51撮影
7/25 4:51
ガスの晴れた一瞬、右手にはこれから目指す西岳、右に北穂と左に前穂。
5:20分に出発し、稜線に出たのは30分後のここ、びっくり平だった。
2016年07月25日 05:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 5:50
5:20分に出発し、稜線に出たのは30分後のここ、びっくり平だった。
天気は遅くなるにつれて荒れるらしい。
この天気がいつまでもつか。
2016年07月25日 05:57撮影
1
7/25 5:57
天気は遅くなるにつれて荒れるらしい。
この天気がいつまでもつか。
絶景を見ながら先を急ぐ。
2016年07月25日 06:23撮影
6
7/25 6:23
絶景を見ながら先を急ぐ。
東側に浮かぶ雲。筋斗雲なら乗せてくれ。
2016年07月25日 06:27撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 6:27
東側に浮かぶ雲。筋斗雲なら乗せてくれ。
来た道と行く道。
2016年07月25日 06:33撮影
7/25 6:33
来た道と行く道。
木が大きく揺れた。サルの群れだった。写真は子ザル。
2016年07月25日 06:48撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 6:48
木が大きく揺れた。サルの群れだった。写真は子ザル。
ケルンよりパノラマ。
2016年07月25日 07:06撮影
1
7/25 7:06
ケルンよりパノラマ。
2016年07月25日 07:07撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 7:07
西岳ヒュッテからは大展望。
これからついに東鎌に取り付くのだ。パノラマとはしばしお別れ。
2016年07月25日 07:43撮影
2
7/25 7:43
西岳ヒュッテからは大展望。
これからついに東鎌に取り付くのだ。パノラマとはしばしお別れ。
降りて降りて降りて、階段と梯子と急坂をとことんおりて、ついに水俣乗越。遠く槍沢にはテン場が見えた。
2016年07月25日 08:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 8:39
降りて降りて降りて、階段と梯子と急坂をとことんおりて、ついに水俣乗越。遠く槍沢にはテン場が見えた。
槍が近づいてくる。高度を上げると高瀬ダムも見えてきた。
2016年07月25日 09:13撮影
7/25 9:13
槍が近づいてくる。高度を上げると高瀬ダムも見えてきた。
今度は登る。登るしかない。
上高地・槍沢側からガスがおしよせてくる。
2016年07月25日 09:18撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/25 9:18
今度は登る。登るしかない。
上高地・槍沢側からガスがおしよせてくる。
ヒュッテ大槍まで1:50。
去年烏帽子小屋で知り合った方にはここで宿泊をお勧めされた。
2016年07月25日 10:30撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 10:30
ヒュッテ大槍まで1:50。
去年烏帽子小屋で知り合った方にはここで宿泊をお勧めされた。
食事がいいらしいが、今日はコーラを補給し先へ進む。
2016年07月25日 10:54撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 10:54
食事がいいらしいが、今日はコーラを補給し先へ進む。
見え隠れしながら徐々に姿を隠す時間の方が長くなる。
2016年07月25日 10:54撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 10:54
見え隠れしながら徐々に姿を隠す時間の方が長くなる。
オダマキの株、写真を撮ろうにもかがむのが億劫でつい・・・
上からとったらやっぱり見栄えが悪い。
きれいに撮ってあげられなくてごめん。
2016年07月25日 11:06撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 11:06
オダマキの株、写真を撮ろうにもかがむのが億劫でつい・・・
上からとったらやっぱり見栄えが悪い。
きれいに撮ってあげられなくてごめん。
ミヤマオダマキ。
2016年07月25日 11:07撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 11:07
ミヤマオダマキ。
2016年07月25日 11:07撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/25 11:07
シルエットすら見えなくなってきた。
2016年07月25日 11:17撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 11:17
シルエットすら見えなくなってきた。
しかし目指す槍ヶ岳山荘は見えている。
2016年07月25日 11:19撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 11:19
しかし目指す槍ヶ岳山荘は見えている。
到着
2016年07月25日 11:22撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 11:22
到着
チェックインをすまし、あわただしく山頂へ。
2016年07月25日 11:44撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 11:44
チェックインをすまし、あわただしく山頂へ。
ガスは濃いかやや薄いかを移りながら、
2016年07月25日 12:04撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 12:04
ガスは濃いかやや薄いかを移りながら、
霧雨か、小降りの雨か、というくらい雨の中最後の梯子を上がり、ついに山頂へ。
2016年07月25日 12:07撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 12:07
霧雨か、小降りの雨か、というくらい雨の中最後の梯子を上がり、ついに山頂へ。
何も見えないので祠しかとるものがない。
2016年07月25日 12:09撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/25 12:09
何も見えないので祠しかとるものがない。
2016年07月25日 12:09撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/25 12:09
焼き立てパンをカフェオレでいただく。
2016年07月25日 13:19撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/25 13:19
焼き立てパンをカフェオレでいただく。
予報通り雨。やや風があるが強いほどではない。
誰もが雨具装備で山荘を後にする。
2016年07月26日 06:02撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/26 6:02
予報通り雨。やや風があるが強いほどではない。
誰もが雨具装備で山荘を後にする。
雪渓。まだガスは濃い。
2016年07月26日 06:20撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 6:20
雪渓。まだガスは濃い。
播隆窟。
2016年07月26日 06:42撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 6:42
播隆窟。
2016年07月26日 06:42撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 6:42
中にはお地蔵さんが。
2016年07月26日 06:43撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 6:43
中にはお地蔵さんが。
高度を下げるにしたがって、横方向には視界が開けてきた。カールが素晴らしい。
しかし見上げても真っ白。
2016年07月26日 07:03撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 7:03
高度を下げるにしたがって、横方向には視界が開けてきた。カールが素晴らしい。
しかし見上げても真っ白。
雨で分岐でしか写真を取れない状態が河童橋まで続く。
2016年07月26日 07:17撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 7:17
雨で分岐でしか写真を取れない状態が河童橋まで続く。
ここを上がればあの水俣乗越か。
上がる準備をするグループとあいさつを交わし、先へ進む。
2016年07月26日 07:52撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 7:52
ここを上がればあの水俣乗越か。
上がる準備をするグループとあいさつを交わし、先へ進む。
昨日見たときは何張りかあったテントはすべてなくなっていた。
2016年07月26日 08:14撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/26 8:14
昨日見たときは何張りかあったテントはすべてなくなっていた。
この後カメラが動かなくなる。
横尾でトイレ休憩、
2016年07月26日 08:38撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 8:38
この後カメラが動かなくなる。
横尾でトイレ休憩、
徳沢で、軒下で食べられるトーストを頂き、明神を経て上高地へ下山。
2016年07月26日 13:09撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
7/26 13:09
徳沢で、軒下で食べられるトーストを頂き、明神を経て上高地へ下山。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 グローブ ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 筆記用具 時計 サングラス タオル ストック カメラ
共同装備
地図(地形図) コンパス ガイド地図(ブック) 日焼け止め 携帯 コッヘル 食器 コンロ 予備ガス 予備電池 ファーストエイドキット

感想

昨年の裏銀座では槍ヶ岳まで行かず、双六小屋から下山した。リベンジすべく、今年は表銀座から槍にアプローチすることにした。そして槍ヶ岳山荘で焼き立てパンを食べるのだ。
去年は軽さを最優先に食事計画を立てたが、今年は動物性タンパク質を重視し、多少重くなっても、食欲がなくても食べられるものを選んだ。
ザックは当初40Lで抑えるつもりだったが、入れてみるとパンパンなので去年と同じ80Lを絞って使うことにする。
去年の裏銀座で一番しんどかったのは、ブナ立て尾根で雨にカッパで蒸れて体力を奪われたことだった。水も尽きてへとへとで烏帽子小屋にたどり着いたのだ。初日は合戦尾根、水を多めに、栄養補給をこまめに、アミノ酸サプリにも頼る。出発前にレトルトのハンバーグとフリーズドライのチキンカツを買い込み、山行中に肉を食べられるように準備した。

一日目
穂高駅―中房温泉―合戦小屋―燕山荘―燕岳―燕山荘―大天井ヒュッテ
穂高駐車場バス停でバスを待っていると、タクシーの運転手が相乗りの声をかけてきた。バスでは75分くらいかかるところを、タクシーで直接乗り付け、予定より一時間早い5:30に上り始めることができた。
登山口から速やかに登り始める。登山届はインターネットですでに出している。いきなりの急登。まだ日は登っていない。ひんやりとした高原の空気だが、それでも汗ばんでくる。
そのうち後方から日が昇り、さらに汗が流れだす。歩き初めはザックが背中に合わず、もぞもぞしながら高度を上げていく。切りのいい時間に水分補給を設定し、飲みながらあるく。第一・第二ベンチは水分補給だけにして、富士見ベンチで食事でエネルギー補給を行う。同行者はスイカが食べられないので、合戦小屋でスイカ、という選択肢はない。
合戦小屋ではトイレ休憩を行って、知り合いとのコンタクト用にチームフラッグをザックに付けた。前日に燕岳のテン場に一泊で入っていた知り合いと、今回の山行で初めて会うことになっているのだ。目印は互いの服装とチームフラッグ、そして見つけたら合言葉としてあの言葉をいうことになっていた。
合戦小屋を過ぎ、燕山荘が近づくと、麦わら帽子をかぶった男性がこちらを見た。彼だった。昔の話や共通の知人の話でしばし盛り上がり、互いの無事を祈って私は登り、彼は下って行った。

しばらくしてガスが周囲を覆ったりしていたが、ついに登り切った時、目の前には去年歩いた裏銀座の尾根が広がっていた。槍ヶ岳からまだ先までも見通せ、燕岳への往復の足取りも軽かった。イルカ岩から少し進んだところでライチョウの親子がいた。子は元気に走り回り、母鳥はしきりにキョロキョロとあたりを警戒していた。
コマクサの群落とは聞いていたが、あたり一面あっちこっちにコマクサが花を咲かせていた。これまで、コマクサの写真は風が強く、ピンボケしか撮れていなかったので、今回初めてちゃんとした写真が撮れた。
燕岳から大天井岳までは意外に長く感じた。大下りの頭からの下りは花崗岩が砕けた砂で滑りやすく、長く感じた。「大下り」という名前のくせに、下り切ったら登りが同じくらいあり、名前に騙されたような気がする。そしてさらに大天井岳へは登りとなる。この登山道は急斜面を裂いて通されていて、ガラガラと崩れやすい岩でできている。合戦尾根を登り、さらにアップダウンを歩いてきた身にはとても辛かった。喜作レリーフを見つけ、常念岳分岐を見つけた時のほっとしたことと言ったら。
しかし、ここからさらに50分、宿泊予定地の大天井ヒュッテまで歩き続けることになった。

大天井ヒュッテに入ってチェックインをすますと、すぐ食事作りにかかった。が、疲れのあまりか食欲がなく、二人とも予定の半分くらいの量しか食べられなかった。代わりにアミノ酸と牛乳で補うこととする。食事を終えると急に寒さを感じてきたので、ダウンを着て談話室へ。ストーブがたかれていて暖かい。ライチョウの話をしていた。その後真田丸鑑賞会へと移り、崩れる予定の天気予報をみながら明日以降の話をして解散となった。

二日目
大天井ヒュッテ―ヒュッテ西岳―水俣乗越―ヒュッテ大槍―槍ヶ岳山荘―槍ヶ岳山頂
起床は4時前、前日に続き食欲がなく、食事量が少ない。アップダウンがあるので、行動食を多めに用意し、同行者はヘルメットを装着した。天気は時間を追うごとに悪くなるとの予報。崩れる前にどこまで行けるか、5時20分に出発。
西岳までの道は歩きやすかった。稜線に出たら北は裏銀座から南は穂高までが見渡せた。途中サルの群れと遭遇。ヒュッテ西岳で休憩&行動食を補給。ここからは私もヘルメットを装着し、長い梯子と鎖場を下る。下りきってここが乗越かと思いきやまだ下り、梯子を下るたびに、下った分登るんだぞ、と見上げる槍は確かに近づいているものの、ついに到着した水俣乗越から東鎌尾根越しに見上げる槍ヶ岳ははるか向こうで、いくつも立ちはだかる小ピークが恨めしい。
水俣乗越からは登ること2時間、ヒュッテ大槍に到着した。コーラでエネルギーを補充しさらに進むが、この時すでにガスはあたりを覆い、槍ヶ岳はシルエットでしか見えず、時々姿を現すくらいになっていた。槍ヶ岳まで○00mのペンキに励まされながら、槍ヶ岳山荘に到着したのは11:20分だった。

チェックインなどをしていると、外はガスが濃くなり、霧雨となっていた。サブザック(=同行者のザック)にカッパを移し、視界のない槍の穂先にアタックする。鎖も岩もまだ濡れていない。下山ルートにはちらほらを人が見える。
濡れ初め滑る梯子や岩の表面をしっかりホールドしながら山頂へ着くと感慨もひとしおだった。予想通り山頂は真っ白、残念だけれど仕方ない。しかし神社・寺好きの同行者、祠にお賽銭を置いた達成感はハンパなかったらしい。
山頂には前日同宿だった3人PTと、新穂高から日帰りの単独さん。互いに写真を取り合い、なんとなくひとかたまりになって下山にかかる。そのとき登りの梯子から山頂に上がってきた兄ちゃん、何と今朝上高地を出発したという。恐るべき健脚ぶりである。そして下って行った。山荘前で「今日中に上高地に下れると思います」という言葉を残して。

槍ヶ岳山荘には焼き立てパンがある。パン好きの同行者、槍ヶ岳の際には絶対に、と並々ならぬ決意があった。その甲斐あって、クロワッサンをゲット。
宿泊者の間では、明日の天気は雨決定みたいな空気が流れていた。時間が遅くなるほど荒れるよう。時間は少し早めだがやることもないので夕食。フリーズドライの白米とチキンカツ丼、ハンバーグ、棒ラーメン、ポタージュスープと。今朝までの食欲不振はどこへやら、二人とも腹いっぱい食った。

三日目
槍ヶ岳山荘−槍沢ロッジ−横尾−徳沢−明神―河童橋―上高地BT
早く寝すぎて4時前に起床。同室者も起きたようなので前日用意していた自炊セットを持ちだし、朝食の用意をする。自炊室から外を見るが予報通りガスと雨。昨晩に引き続き腹いっぱい食べ、下山に備える。メニュー?昨晩と同じですよ。同室者曰く「フリーズドライはもう飽きた。昨晩はお好み焼き、今晩はビビンバ丼です」と言いつつ朝食はフリーズドライを食べていた。

カッパ、スパッツ、ザックカバーを用意し出発の準備、同行者の荷物をすべてメインザックへいれ、スピードアップを狙う。いらないものはザックの底へ。このとき、濡れるのを嫌ってGPS代わりのスマホをやや下目に入れたことでGPSの電波がつかめていないという事態に気づくのは下山後の話。
6:05出発。雨の下り、足元はガレて滑りやすいが快調に歩を進めることができた。播隆窟あたりまで高度を下げると水平方向にはガスは薄くなり、カールが見えてきて、周囲の地形を楽しむことができた。しかし、上部は相変わらずガスが覆っていた。天狗原、大曲り、槍沢テン場を経て槍沢ロッジで小休憩、行動食で栄養補給を行った。
しばらく行くと大天井ヒュッテで一緒になった方に追いついた。話ながら徳澤の手前までご一緒させてもらった。横尾あたりで一瞬だけ穂高方面のガスが晴れ、北穂・奥穂・吊り尾根が見えた。
下りで誤算だったのは、外のテーブルでは雨でバーナーを使うことができなかったことだった。横尾あたりでしっかりしたものを食べる予定だったが、食べそびれてしまい、行動食だけで徳沢まで降りてしまった。徳沢で立って食べられそうなトーストを注文し、栄養補給。この辺からは観光客とすれ違いながら明神を目指す。明神では穂高神社奥宮方向に手を合わせる。あとで穂高神社にお参りしますので今はここで勘弁。小梨平からはキャンプサイトのテントを見ながら進むと、河童橋。目指すバスターミナルはもうすぐ。
バスターミナルに13:00着。松本行きのバスを確認、13:20。カッパを脱ぎザックカバーを外し、濡れた服はトイレで全身着替え、バスに飛び乗る。新島々で電車に乗り換え松本まで。大糸線の次の電車は45分後。肌寒かったので駅のホームにある蕎麦屋に入る。ホームにはどこかの山岳部らしいザックが10人分ほどおかれていたので、紛れて置かせてもらう。彼らはこれから穂高駅―表銀座―常念―槍―上高地と進むとのこと。気を付けて、穂高駅で別れ、私たちは穂高神社にお参りし、無事の下山のお礼を。

車を回収した後は温泉・ゆったり山の神へ。泉質はぬるぬる、露天風呂が大きく気持ちがいい。さっぱりして安曇野ICから中央道へ。梓川SAで腹ごしらえ、ん?なんとこの先の園原で車両火災のため通行止め。帰宅までが登山です、誰かの声が聞こえました。仕方ない。車で寝て2時に起きたら。解除されていたので帰宅。

車内、CDに入れていた「開花宣言」(by J.K.RADIOFISH)がかかった時、この三日間がフラッシュバック。この曲は大阪のラジオ局FM802の2010年春のキャンペーンソング。ニコ動で聞けます。
自分の言葉で書かないと価値のない山行記録ですが、ワンフレーズだけ引用させて頂きます「もう振り向かなくていいんだ/今日あなたは変わった」感極まってしまいました。
この曲を聴くたびに表銀座の三日間を思い出すことになる。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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