ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 926463
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

花の大雪山塊周回 旭岳〜トムラウシ〜天人峡へ 滝雲・白虹素晴らしい 3泊4日道央遠征

2016年07月22日(金) 〜 2016年07月24日(日)
 - 拍手
YAMA555 その他2人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
50:48
距離
49.5km
登り
2,375m
下り
3,353m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:40
休憩
0:23
合計
6:03
10:42
27
11:09
11:10
90
12:40
12:40
11
12:51
13:03
25
13:28
13:28
40
14:08
14:08
4
14:12
14:13
29
14:42
14:42
12
14:54
15:02
71
16:13
16:14
31
2日目
山行
9:46
休憩
0:30
合計
10:16
5:22
5:22
96
6:58
6:58
54
7:52
7:53
44
8:37
8:38
43
9:21
9:35
73
10:48
10:48
22
11:10
11:18
50
12:08
12:09
7
12:16
12:17
44
13:01
13:01
52
13:53
13:57
41
3日目
山行
8:27
休憩
0:46
合計
9:13
4:42
4:48
37
5:25
5:38
31
6:09
6:09
36
6:45
6:47
5
6:52
6:55
30
7:25
7:25
35
8:00
8:00
14
8:14
8:34
184
11:38
11:38
79
12:57
12:59
26
13:25
ゴール地点
ルートはEtrex20のGPSデータです。電池は下山までもちました。
おおむねコースタイム通り。
天候 4日間とも晴れ
※標高の高い山(旭岳やトムラウシ、十勝岳)は10時過ぎると雲が集まってきて展望きかなくなるケースあり、早めの行動が必須です。
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭岳〜トムラウシは2泊3日。予備日として1日取り予定通り下山できれば日帰り十勝岳という計画です。今回は天気も良く予定通り。

22日(金)
地元草加5:00ーリムジンバス→6:00羽田第2空港6:45ー飛行機(AirDO)→8:30旭川空港→ワールドネットレンタカー9:00−レンタカー→9:50旭岳無料駐車場9:57−徒歩→10:00旭岳ロープウェイ山麓駅10:15−ロープウェイ→10:25姿見駅

旭川空港よりワールドネットレンタカーで車借り受け
早割で3泊4日Sクラス(ノート)がなんと1万円の格安でした(北海道の夏は高いので破格です)。3人で乗るには十分の大きさ。
https://worldnet-rentacar.co.jp/asahikawa-airport/

旭岳ロープウェイ手前に無料駐車場があり満車でしたが、運よく駐車できました。
停められない場合は、有料駐車場1日500円があります。
山麓駅では土産・軽食あります。旭岳のバッチもあり。
姿見駅でも土産・軽食あります。ビール、バッチは姿見駅で購入。
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/

24日(日)
天人峡登山口13:25ータクシー→14:00旭岳無料駐車場ーレンタカー→14:25天人峡温泉天人閣15:30−レンタカー→美瑛観光(北西の丘展望公園・だいまるにて早い夕食・買い物)18:00−レンタカー→18:25白金青い池→18:50国設白金野営場

下山後は東交ハイヤーさんに電話連絡して天人峡温泉の登山口駐車場まで来てもらいます。電話後25分で来てくれました。天人峡温泉はドコモ電波通じます。
そして旭岳ロープウェイまで送迎してもらいました。約30分、5,160円の支払い。
http://tokohire.web.fc2.com/

25日(月)十勝岳登山→富良野観光→帰路に着く
最終日の十勝岳は↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-927189.html
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図「大雪山」
ヤマレコの皆さまの記録

北海道の水場はキタキツネのエキノコックス注意の為、煮沸及び濾過が必要です。
冷たい水を飲みたかったので今回は濾過機を用意しました。
参考:スーパーデリオス
500mlペット一杯にするのに2分位かかったでしょうか。
水を押し出すような容器じゃないと時間が掛かりそうです。今回はプラティパスに濾過機ヘッドを接続して上から巻きながら濾過しました。

●姿見駅〜旭岳
姿見ノ池からは噴煙がよく見えます。
旭岳へは砂礫地のひたすら直登します。この時期でも風があると結構寒さを感じました。山頂からは360度の大展望。雪渓はありません。

●旭岳〜北海岳〜白雲避難小屋
旭岳からの下りで広い設計がありました。幕営地はまだほぼ雪渓に覆われています。
鞍部はお花畑でした。その後緩やかなアップダウンが続きます。北海岳までの稜線歩きは素晴らしい景色です。北海岳より先には固有種のキバナシオガマ、エゾオヤマノエンドウなどが咲いていました。

◎白雲避難小屋
避難小屋使用料1,000円、幕営協力金300円。トイレ2カ所。
雪渓の水場あり(柄杓があるため入れやすかったです)。
小屋2階は40番位まで振ってありましたが利用者20人と空いていました。
2階がいっぱいになると1階に入ります。外にベンチが2か所あり。

●白雲避難小屋〜忠別岳〜五色岳〜化雲岳
なだらかな地形です。滝雲の通り道でガスが通り易そうな地形です。そのため高山植物の宝庫で特にコマクサの群生は素晴らしい。
忠別沼付近の御花畑が満開でした。
忠別岳への登りからはあまり花がなくなります。
五色岳から先はハイマツ帯で景色はあまりよくありません。

●化雲岳〜トムラウシ〜南沼
化雲岳の直下はチングルマをはじめとするお花畑でした。木道が整備されていて歩きやすいです。
化雲岳から一気に下り登りかえすと日本庭園です。最初は木道が整備されていますが、その後は岩稜帯で岩の上を渡りながら進むようなルート。迷いやすいので目印を見落とさないように注意。特にトムラウシ方面からくると目印がわかりづらいので。蓼科頂上みたいな岩稜帯をイメージすると良いでしょう。
ナキウサギ生息地を越えてロックガーデン岩稜帯の急坂を登ります。ここもルートが不明瞭なので要注意。
急坂が終わるとなだらかな登山道を経て北沼分岐にでます。
トムラウシへの直登ルートはやはり岩稜帯で不明瞭なので目印を注意深く追ってください。迂回ルートは若干雪渓を渡る個所ありますが、問題ないかと思います。
南沼側からトムラウシへの登りは岩稜帯です。しっかりした足場なのでゆっくり歩けば心配なし。山頂はそれほど広くありませんでした。360度の大展望です。雌阿寒・阿寒が見えたような。

◎南沼キャンプ場
もう少し平らな場所をイメージしていましたが、なだらかな斜面でした。岩と花に囲まれて素晴らしいテント場です。トイレブース1ヶ所。携帯トイレを使えるようになっています。ガイドツアーの人は50m位登って行ったところの岩の割れ目をお手洗いとしていたようです(2人1組で行って見張りしていたカンジ)。
雪渓が豊富で冷たい水が流れていました。もちろん煮沸及び濾過器通します。

●化雲岳〜小化雲岳〜第二公園〜第一公園〜天人峡
小化雲岳(ポンカウン)まではなだらかな稜線歩きができました。トムラウシから十勝への稜線を見ながら、花も多く素晴らしいルートです。
小化雲岳から第2公園への下り。前半は旭岳を見ながらのチングルマのお花畑を通ります。眼下に第2公園が見えてくるあたりからの下りが足元も見えないくらいの笹漕ぎになり大変でした。
本来第2公園あたりはドロドロの登山道のようですが、今回は多少水があるものの足が潜るほどじゃなくてよかったです。雨が降った後は大変だと聞きました。
第一公園は湿原帯で木道が整備されています。今がちょうどワタスゲ、キスゲが満開でとても良い湿原でした。
それ以降は樹林帯のなだらかな下り。いやになるほど長いです。滝見台からは地図だと急坂となっていますが、実際は九十九折れでなだらかな斜面を折り返して下っていきます。

注意:天人峡にはバスが通っていません。アクセスのとこに書きましたがタクシーになります。
その他周辺情報 ●温泉
天人峡登山口から橋を渡ってすぐにある歴史ある「天人閣」にて汗を流しました。1000円也。
側面が天然の岩になっていて、浴槽は2か所(39℃と42℃)。飲める温泉でした。
露天風呂も広いんですが、アブがいて長居できませんでした。

●観光
予定通り下山できたので十勝岳の白金国設野営場に行く前に美瑛に足を運びました。
美瑛の道の駅→スーパー→北西の丘展望台→だいまる→コンビニと寄りました。
美瑛駅近くの道の駅でもらったカレーうどんのパンフに書いてあった「だいまる」のご当地グルメ、美瑛豚かつカレーうどん美味しかったです。
地元草加から始発のリムジンバスに乗り込みます。
羽田までバスは楽チンですね。
1
地元草加から始発のリムジンバスに乗り込みます。
羽田までバスは楽チンですね。
予定通り羽田に到着。でも手荷物預かりが自動になっていて若干手間取る。
予定通り羽田に到着。でも手荷物預かりが自動になっていて若干手間取る。
ぎりぎり5分前に機内に入れました。
ぎりぎり5分前に機内に入れました。
旭川へ。雲が覆っていましたが山が雲海から出ている。
これは天気大丈夫でしょ。
1
旭川へ。雲が覆っていましたが山が雲海から出ている。
これは天気大丈夫でしょ。
旭川空港到着。正面右側の受付でガスを3個購入。
その奥のレンタカー受付へ行きます。
旭川空港到着。正面右側の受付でガスを3個購入。
その奥のレンタカー受付へ行きます。
車で数分のレンタカー屋さんまで送迎。
受付もスムーズで予定より早く出発できました。
車で数分のレンタカー屋さんまで送迎。
受付もスムーズで予定より早く出発できました。
レンタカーで進む。旭岳と天人峡の分岐。
レンタカーで進む。旭岳と天人峡の分岐。
旭岳の無料駐車場の前に到着。
そらは雲に覆われていますが、飛行機で見た通りきっと山頂は晴れているさ。
旭岳の無料駐車場の前に到着。
そらは雲に覆われていますが、飛行機で見た通りきっと山頂は晴れているさ。
10時過ぎていると駐車場も満車。運よく停められました。
10時過ぎていると駐車場も満車。運よく停められました。
山麓駅1Fは土産物と軽食コーナー。旭岳のバッチ売ってました。
山麓駅1Fは土産物と軽食コーナー。旭岳のバッチ売ってました。
軽食コーナーでいも揚げを購入して腹ごなし。
軽食コーナーでいも揚げを購入して腹ごなし。
ガスの中ロープウェイに乗り込み姿見駅に着くと青空が広がっていました!
1
ガスの中ロープウェイに乗り込み姿見駅に着くと青空が広がっていました!
姿見駅では降りてきた人たちに説明していた。自分たちはスルー。
姿見駅では降りてきた人たちに説明していた。自分たちはスルー。
姿見駅でも軽食販売あり。十勝名物の小豆で作ったおはぎを購入。さらに山バッチも購入しました。
そして、旭岳地ビールも1人1本購入。
姿見駅でも軽食販売あり。十勝名物の小豆で作ったおはぎを購入。さらに山バッチも購入しました。
そして、旭岳地ビールも1人1本購入。
姿見駅を出ると再びガスになってました・・・。
10:40スタート。
姿見駅を出ると再びガスになってました・・・。
10:40スタート。
上部は思いガスがのっかってますが、決して悪い天気ではなさそう。
上部は思いガスがのっかってますが、決して悪い天気ではなさそう。
青空になるときれいな青。
2
青空になるときれいな青。
急に開けて噴煙が見えました。すごい迫力。
1
急に開けて噴煙が見えました。すごい迫力。
旭岳登ると途中ガスが切れたり結構目まぐるしく変わります。
旭岳登ると途中ガスが切れたり結構目まぐるしく変わります。
七合目に到着。結構風が強くて寒さで手が冷たい。
七合目に到着。結構風が強くて寒さで手が冷たい。
8合目到着。ガスはいよいよ深くなる。
1
8合目到着。ガスはいよいよ深くなる。
とりあえず重い荷物も頑張って登ります。
とりあえず重い荷物も頑張って登ります。
9合目を過ぎたあたりで視界が開けてきました。
1
9合目を過ぎたあたりで視界が開けてきました。
旭岳山頂到着〜。うーん素晴らしい景色。
5
旭岳山頂到着〜。うーん素晴らしい景色。
12:50山頂、まずまず予定通り。
ザックを置いてしばし旭岳山頂にひたります。
5
12:50山頂、まずまず予定通り。
ザックを置いてしばし旭岳山頂にひたります。
続いて旭岳からの下り。野営場はまだ大半が雪に覆われています。
続いて旭岳からの下り。野営場はまだ大半が雪に覆われています。
気持ち良い雪渓歩き。アイゼンは使わずに降りれるレベル。
2
気持ち良い雪渓歩き。アイゼンは使わずに降りれるレベル。
振り返って仲間が降りてくるところ。
2
振り返って仲間が降りてくるところ。
野営場ちかくはキバナしゃくなげがたくさん咲いていました。
2
野営場ちかくはキバナしゃくなげがたくさん咲いていました。
さらにチングルマとツガザクラのコラボ。正面は間宮岳。
2
さらにチングルマとツガザクラのコラボ。正面は間宮岳。
分岐地点に到着。北海岳を目指します。
分岐地点に到着。北海岳を目指します。
北海岳への稜線歩きがまた素晴らしい景色です。
4
北海岳への稜線歩きがまた素晴らしい景色です。
北海岳に到着。時間的には至って順調。
2
北海岳に到着。時間的には至って順調。
北海岳からの景色。雪があると本当にきれいな景色です。
4
北海岳からの景色。雪があると本当にきれいな景色です。
北海岳付近には固有種のキバナシオガマが咲いています。
2
北海岳付近には固有種のキバナシオガマが咲いています。
オヤマノエンドウでしょうか。
オヤマノエンドウでしょうか。
白雲岳が見えてきました。岩の山ですね。
白雲岳が見えてきました。岩の山ですね。
ツガザクラも赤が濃いです。
1
ツガザクラも赤が濃いです。
エゾコザクラもきれい♪
4
エゾコザクラもきれい♪
雪渓を渡って白雲岳のふもとに。
3
雪渓を渡って白雲岳のふもとに。
この辺でまたガスっぽくなってきた。
本当に目まぐるしい。
この辺でまたガスっぽくなってきた。
本当に目まぐるしい。
あたりはガスに包まれました。ルート注意。
1
あたりはガスに包まれました。ルート注意。
しばらく下るとようやく白雲岳避難小屋が見えてきました。
しばらく下るとようやく白雲岳避難小屋が見えてきました。
水場。コンコンと流れています。
ただしエキノコックス注意のため煮沸か濾過必須。仲間はキツネ見かけたそうです。
水場。コンコンと流れています。
ただしエキノコックス注意のため煮沸か濾過必須。仲間はキツネ見かけたそうです。
避難小屋到着しました。今回は空いていたので翌日のことも考え小屋泊にしました。
避難小屋到着しました。今回は空いていたので翌日のことも考え小屋泊にしました。
小屋の隣にあるお手洗い。紙は持ち帰りです。
小屋の隣にあるお手洗い。紙は持ち帰りです。
ひと段落したら姿見駅で購入した地ビールで乾杯。
食事は生米でご飯を炊いて、フリーズドライの親子丼。
ひと段落したら姿見駅で購入した地ビールで乾杯。
食事は生米でご飯を炊いて、フリーズドライの親子丼。
1日目の晩御飯は親子丼と中華スープ。
1
1日目の晩御飯は親子丼と中華スープ。
テント場を見下ろします。結構広いスペースでした。
1
テント場を見下ろします。結構広いスペースでした。
2日目、22キロの長歩きの始まり。
天気は良好。目指すトムラウシがくっきりみえました。
1
2日目、22キロの長歩きの始まり。
天気は良好。目指すトムラウシがくっきりみえました。
これは珍しい雲が斜面を下っていくレアな現象「滝雲」
かなり幸先の良いスタートですね。
7
これは珍しい雲が斜面を下っていくレアな現象「滝雲」
かなり幸先の良いスタートですね。
2日目もお花畑が多数。しかも主役は場所によって入れ替わります。
2日目もお花畑が多数。しかも主役は場所によって入れ替わります。
シナノキンバイの群落地。
1
シナノキンバイの群落地。
名前わからんですが、ウスユキソウに似た花に、黄色い花。赤い花と咲き乱れる。
名前わからんですが、ウスユキソウに似た花に、黄色い花。赤い花と咲き乱れる。
滝雲地帯に近づいてきました。うーん近くでみると迫力。
2
滝雲地帯に近づいてきました。うーん近くでみると迫力。
滝雲地帯に突入。
4
滝雲地帯に突入。
すると今度はまたまたレアな「白虹」!
8
すると今度はまたまたレアな「白虹」!
白虹を見上げて、きれいしか言葉が出てきません。
8
白虹を見上げて、きれいしか言葉が出てきません。
白虹に向かって歩きます。
7
白虹に向かって歩きます。
高根ヶ原、滝雲の中、分岐へ到着。
高根ヶ原、滝雲の中、分岐へ到着。
チングルマは咲き終わっていました。
チングルマは咲き終わっていました。
滝雲地帯もそろそろ終わり。
滝雲地帯もそろそろ終わり。
コマクサの大群生。
3
コマクサの大群生。
滝雲地帯を過ぎて振り返ると旭岳がきれいに見えました。
3
滝雲地帯を過ぎて振り返ると旭岳がきれいに見えました。
エゾコザクラの大群生。
1
エゾコザクラの大群生。
忠別岳が見えてきました。
忠別岳が見えてきました。
忠別沼のほとりはお花畑。
忠別沼のほとりはお花畑。
忠別沼のほとりはお花畑。
これはすごい群生地帯です。
2
忠別沼のほとりはお花畑。
これはすごい群生地帯です。
青空で湖面も美しい。
9
青空で湖面も美しい。
しばし湖で景色を堪能。忠別岳へ登り始めます。
3
しばし湖で景色を堪能。忠別岳へ登り始めます。
忠別岳へ到着。すごい断崖絶壁でした。
1
忠別岳へ到着。すごい断崖絶壁でした。
忠別岳。残念ながらトムラウシは雲の中。
3
忠別岳。残念ながらトムラウシは雲の中。
忠別岳からいったん下って左の尾根の五色岳に向かいます。
1
忠別岳からいったん下って左の尾根の五色岳に向かいます。
鞍部には避難小屋への分岐あり。上から見えましたが結構離れている印象を受けました。
鞍部には避難小屋への分岐あり。上から見えましたが結構離れている印象を受けました。
五色岳に到着。ガスはさらに範囲を拡大しています。
五色岳に到着。ガスはさらに範囲を拡大しています。
五色岳から化雲岳へはハイマツが多い。
五色岳から化雲岳へはハイマツが多い。
化雲岳への分岐到着。
明日山頂を踏むので今日はトラバースします。
化雲岳への分岐到着。
明日山頂を踏むので今日はトラバースします。
化雲岳直下もすごいお花畑。
化雲岳直下もすごいお花畑。
花が凄すぎて白い絨毯のようです。
2
花が凄すぎて白い絨毯のようです。
雲に巻かれたトムラウシとお花畑。
1
雲に巻かれたトムラウシとお花畑。
化雲岳からいったん下って登り返し。少し木道歩きが始まる。
化雲岳からいったん下って登り返し。少し木道歩きが始まる。
木道が終わると今度は岩稜帯歩き。岩を飛び飛び進みます。
木道が終わると今度は岩稜帯歩き。岩を飛び飛び進みます。
一応マークはあるのですが、ガスると非常に見落としやすい。この辺は道迷い注意ですね。
一応マークはあるのですが、ガスると非常に見落としやすい。この辺は道迷い注意ですね。
ロックガーデンの急坂を一気に登ります。
ロックガーデンの急坂を一気に登ります。
北沼に到着。
展望がないのでトムラウシは登らず迂回路を進む。
2
北沼に到着。
展望がないのでトムラウシは登らず迂回路を進む。
南沼のテン場が見えてきました。イヤー長かった。
それにしても花が凄いな。
南沼のテン場が見えてきました。イヤー長かった。
それにしても花が凄いな。
テント幕営完了。
2
テント幕営完了。
奥にトイレボックスがあります。携帯トイレをセットして使う場所ね。
1
奥にトイレボックスがあります。携帯トイレをセットして使う場所ね。
雪渓から流れる水は煮沸及び濾過が必要。
濾過して冷たい水で焼酎をいただきました。
雪渓から流れる水は煮沸及び濾過が必要。
濾過して冷たい水で焼酎をいただきました。
2日目の夕食は炊いた米とフリーズドライのカレー。
2
2日目の夕食は炊いた米とフリーズドライのカレー。
早朝4時。テン場の景色。
雲海に浮かぶ山稜がきれい。
2
早朝4時。テン場の景色。
雲海に浮かぶ山稜がきれい。
明日登る十勝山稜が見えています。
1
明日登る十勝山稜が見えています。
トムラウシは岩の山。でもそれほど浮石がないので急ですが登りやすかったです。
トムラウシは岩の山。でもそれほど浮石がないので急ですが登りやすかったです。
トムラウシ山頂に到着。展望最高。
3
トムラウシ山頂に到着。展望最高。
旭岳の山稜。あーあそこをずーと歩いたんだ。
2
旭岳の山稜。あーあそこをずーと歩いたんだ。
そう感慨にひたるYAMA。
3
そう感慨にひたるYAMA。
トムラウシから北沼分岐への下山。
ここも岩稜帯で結構見分けがつきにくい。
トムラウシから北沼分岐への下山。
ここも岩稜帯で結構見分けがつきにくい。
北沼とトムラウシ最高に美しいです。
3
北沼とトムラウシ最高に美しいです。
景色がある登山はなんと心がうきうきするか。
正面は旭岳からの稜線。
2
景色がある登山はなんと心がうきうきするか。
正面は旭岳からの稜線。
岩稜帯を越えて緊張感も少し緩くなり天沼で休憩。
ここもきれいですね。
1
岩稜帯を越えて緊張感も少し緩くなり天沼で休憩。
ここもきれいですね。
ヒサゴ沼が見えてきました。
テント場まで結構遠いよね。
3
ヒサゴ沼が見えてきました。
テント場まで結構遠いよね。
化雲岳直下のヒサゴ沼分岐まで到着。
ようやく行程の半分といったところか。
化雲岳直下のヒサゴ沼分岐まで到着。
ようやく行程の半分といったところか。
昨日は見れなかったトムラウシとチングルマお花畑。
まさに花の絨毯、人生で一番見事な花の景色です。
4
昨日は見れなかったトムラウシとチングルマお花畑。
まさに花の絨毯、人生で一番見事な花の景色です。
化雲岳山頂へ到着。
大きな岩が遠くからでもよくわかります。
化雲岳山頂へ到着。
大きな岩が遠くからでもよくわかります。
化雲岳360度の大展望。
ここでお会いした人が大雪のへそと言ってましたが、まさにぐるっと大雪山塊を見渡せる。トムラウシをバックに。
4
化雲岳360度の大展望。
ここでお会いした人が大雪のへそと言ってましたが、まさにぐるっと大雪山塊を見渡せる。トムラウシをバックに。
大雪と化雲から小化雲までの稜線。
2
大雪と化雲から小化雲までの稜線。
小化雲に向かう稜線もお花畑です。
小化雲に向かう稜線もお花畑です。
小化雲を越えてもなだらかな下りが続く。
本当に雄大ですね〜。
小化雲を越えてもなだらかな下りが続く。
本当に雄大ですね〜。
小化雲からの下りの池塘。少し旭岳付近に雲が出てきました。
4
小化雲からの下りの池塘。少し旭岳付近に雲が出てきました。
お花畑と旭岳。
第2公園付近はドロドロ。
1
第2公園付近はドロドロ。
第1公園。木道が施設されています。
ワタスゲとキスゲがたくさん。
2
第1公園。木道が施設されています。
ワタスゲとキスゲがたくさん。
ワタスゲ
滝見台から立派な滝が見えます。
ここまで来ると下り45分位。
滝見台から立派な滝が見えます。
ここまで来ると下り45分位。
14:25
天人峡の登山口のつきました。
14:25
天人峡の登山口のつきました。
登山口に無料駐車場あります。
ここでタクシーを待つ。
登山口に無料駐車場あります。
ここでタクシーを待つ。
駐車場から橋を渡ってすぐが天人峡温泉。
駐車場から橋を渡ってすぐが天人峡温泉。
勢いよく川流れています。釣り人いました。
勢いよく川流れています。釣り人いました。
天人峡温泉の天人閣にて汗を流しました。
天人峡温泉の天人閣にて汗を流しました。
美瑛での観光で北西の丘展望台へ。
1
美瑛での観光で北西の丘展望台へ。
美瑛の展望台から大雪を見ます。やっぱり雲がかかっている。
美瑛の展望台から大雪を見ます。やっぱり雲がかかっている。
展望台、ラベンダーも咲いてます。
展望台、ラベンダーも咲いてます。
美瑛のカレーうどん。だいまるにて頂きます。
駐車場あり。
美瑛のカレーうどん。だいまるにて頂きます。
駐車場あり。
美瑛トンカツカレーうどんと牛乳いただきました!
下山しての肉は旨い!
美瑛トンカツカレーうどんと牛乳いただきました!
下山しての肉は旨い!
白金野営場に行く前に通り道にあった青の池。
3
白金野営場に行く前に通り道にあった青の池。
青がきれいです。
2
青がきれいです。
白金の野営場に到着。
1
白金の野営場に到着。
静かでなかなか良いところでした。一人400円ですよ。
2
静かでなかなか良いところでした。一人400円ですよ。
美瑛で買い物したお酒を頂きます。
まずは札幌限定のビール。そして富良野ワイン赤白。
白美味しかったですよ。
4
美瑛で買い物したお酒を頂きます。
まずは札幌限定のビール。そして富良野ワイン赤白。
白美味しかったですよ。

感想

北海道百名山遠征を昨年からスタートしたわけですが、昨年は道東3座を無事に終え、今回は第2回「道央」をターゲットに大雪(旭岳・トムラウシ・十勝岳)の3座をまとめて登る計画を立てました。
飛行機を使う計画は屋久島、道東に続き3回目でようやく慣れてきた感じで、今年も3月から計画を立て、初め4月には飛行機の手配を開始しています。毎回天気だけは本当に心配がつきません。幸いなことに終日好天続きで非常に満足度の高い山行になりました。

●1日目 姿見駅〜旭岳〜白雲避難小屋
飛行機到着後、直接登山開始したため、少し遅めの出発でした。途中であった地元の人と話をした時に聞いた話では大雪山塊は午後、ガスにまかれることが多いとのこと。
初日はご多分に漏れず姿見駅に着いた時には一瞬晴れたが登り中はガスにまかれる。それが頂上に到着したら北から東方面は展望がどーんと広がっていた。旭岳からは雪渓を気持ちよく下り北海岳の稜線歩きの景色は素晴らしく、この山特有の固有種キバナシオガマやエゾオヤマノエンドウについて行きかった人に教えてもらえ花を愛でながら歩く。ほぼ予定時刻に白雲岳避難小屋に到着した。
テント泊の予定だったが、小屋は空いていた(おそらく2階は20人位だった)ので小屋泊にした。テント場代300円に対して、宿泊代1,000円とわずか700円の差でテント撤収の時間を圧縮し行動を早められるなら安い物です。かつできた水を煮沸&濾過で作りながら、旭岳地ビールと芋焼酎で歩いたコースを振り返り楽しんだ。

●2日目 白雲避難小屋〜忠別岳〜五色岳〜南沼
早朝3時起床。食事を済ませ4時過ぎに出発する。登山道に立つとトムラウシまでは遠く、その手前高根ヶ原付近にかなりレアな自然現象の「滝雲」が流れている。その滝雲発生地の幻想的な霧の中を歩いていると更にレアな自然現象の白虹!とにかく素晴らしすぎて「もう何も言えね〜」「キレイ・・・」を連呼していた。足元は花畑が素晴らしい。
その後も忠別沼の畔のチングルマを中心にしたお花畑が印象に残る。
ガスを抜けて忠別岳に到着したころにはトムラウシは雲に覆われ、その偉容をうかがい知ることが出来なくなっていた。五色岳付近からは標高差の少ないハイマツ帯を化雲岳分岐まで歩く。行動開始してから6時間でたどり着いたお花畑は、チングルマで白い絨毯が敷き詰められているようだ。
日本庭園に入るとちょっとしたアクシデントが発生。なんと仲間の登山靴かかとが剥がれてきてしまった。応急処置で赤テープで固定してだましだまし歩く。この辺からは岩稜帯となる。折り重なったいくつもの岩を選びながら足を運ぶ。浮石があり、ルートも不明瞭、さらに重い雲の中に入り視界もさえぎられてきて、先頭は非常に神経を使った。
ガスの中、急坂を登って北沼分岐に到着する。展望も効かないので迷わず迂回ルートを使って南沼についた。歩くこと10時間、ほぼ予定通りにテントを張れたので安堵した。持参した蕎麦焼酎とスピリタスで宴会に入る。スーパーデリオスでろ過した冷たい水で割った酒は旨い。ガスが時々晴れるが、トムラウシの頂は明日にとっておくことにした。

●3日目 南沼〜トムラウシ〜化雲岳〜天人峡
本日も長い工程なので早朝3時に起床。食事をして4時過ぎに出発した時にはヘッドライトも必要ない。テント場に来たので早朝トムラウシに登る。トムラウシは岩峰で展望が効くが振り返ると朝日を浴びた十勝岳方面へと続く山様が浮かび上がってきて、この光景も美しい。山頂は360度の大展望が待っていた。歩いてきた旭岳からの稜線、明日行く予定の十勝岳、地元の登山者がお勧めのペテカリ岳、石狩岳。いやー遠かったが歩いた甲斐があったものだ。

トムラウシから下山して化雲岳を目指す。前日は雲がかかり見えなかったトムラウシを振り返ると、前日はガスでかえってよかったなと感じた。化雲岳では地元登山者が休憩していた。しばし彼と話していろいろと北海道の山について教えてもらった。彼曰く「大雪の中心にある化雲岳はもっとも素晴らしいところ、ここからみるトムラウシが一番良い」と言っていた。たしかに360度の展望、直下のお花畑、山頂にある岩峰と特徴がある山でまた訪れたい場所ではある。

化雲岳から天人峡への下りはまだまだ長いが、小化雲岳への稜線歩きもまた気持ちよい。小化雲岳から第二公園に続く下山路では前半はお花畑の気持ち良い歩きが続くが、急斜面の下りになると刈り払いがされていない笹漕ぎで少々うんざりする。ドロドロの登山道として有名な第2公園付近は、若干水たまりがあったものの、ここ数日雨が降っていないこともあり、足首まで没するようなところがなかったのは天気に恵まれた。
第一公園につくと木道が整備され、湿原帯には白いフワフワのワタスゲと黄色いキスゲが咲き誇っていてこれまた見ごたえがある。惜しむらくは旭岳方面は既に雲がかかってしまったことか。
第一公園を過ぎると延々と樹林帯歩きとなり、これがまたうんざりした。そして無事に天人峡に下山。

北海道の山の懐の深さはなかなか本州では味わえないもので、毎年1回は訪れたいと思ってしまうほど素晴らしい3日間でした。そして翌日の十勝岳に向かうのでした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1673人

コメント

最高の3日間だったんですね 詳細な記事にこちらも行った気になりそう(^^)
素晴らしい写真、そして詳細な記事、こちらも一緒に行動しているような気になる臨場感。YAMA555さん、さすがです(^O^)/
いつか行ってみたいけど、遠すぎてなかなか行こうという覚悟が出来ない北海道の名峰、あっさりと計画的に完登している行動力もさすがです(^O^)/

白い虹ってあるんですね(@_@)
2016/8/5 22:05
来年是非どうですか
kazさんコメントありがとう。
北海道は登ったら素晴らしい山ですが、飛行機を使う登山は前段階の準備が大変ですね。
それでもようやく多少なりとも慣れてきました。
来年は幌尻に行こう(雨降ったら羊蹄山へ変更)と思ってます。
もしよろしければテント泊でいかがですか。

白虹は尾瀬ヶ原でよく見られる現象みたいです。霧がかかっていないと発生しないので今回は本当にラッキーでした。幻想的でお目にかかれて感動しましたよ。
2016/8/10 8:40
詳細な記事と写真で楽しく読ませてもらいました。
今年から北海道の山歩きをはじめようと思い参考記録を見せていただきました。詳細な記録で、臨場感があり、また豊富な写真がきれいで感動しました。
越谷の私にとって大変参考になるメモが多く大いに役立てて行きたいと思います。
私もこのような参考記録をあげれればいいのですが。(^^; 頑張ります。
2018/3/24 16:28
Re: 詳細な記事と写真で楽しく読ませてもらいました。
myshd6405さま
コメントありがとうございます。
越谷にお住まいとは!お隣の市ですね。足跡残させていただきましたが、山形の記録が2つ。YAMAは田舎が山形なのでこの辺もなんか親近感がわきます。

数年前から北海道を始め第1回が道東、第2回が道央、そして今年の夏は利尻に行こうと思っています。北海道となると交通情報を調べるところから非常に大変なので、同じように思っているヤマレコユーザーさんに少しでも参考になればと記録書いています。
こういうコメントいただけると書いた甲斐があるなーと嬉しいですね。

もし何かありましたら、わかる範囲でお答えしますのでメッセージください。
楽しい山行ができますように。
2018/3/25 1:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大雪山 [日帰り]
十勝岳〜旭岳
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら