美しい「恋之岐沢」、でもハードな下山！

2016年08月11日(木) 〜 2016年08月13日(土)

コースタイム

【8月11日】
　○早朝首都圏出発〜小出IC〜銀山平〜恋之岐橋（運転者以外を下す）〜鷹巣登山口（車2台をデポ）〜（車1台で戻る）〜恋之岐橋（車1台をデポ）
　◆恋之岐橋13:26→（杣道〜沢）→16:30清水沢出合（幕営）

【8月12日】
　◆清水沢出合7:40→13:50オホコ沢出合

【8月13日】
　◆オホコ沢出合5:00→12:18登山道12:44→（平ケ岳往復）→17:40鷹ノ巣登山口
　○鷹ノ巣登山口〜銀山平（入浴）→帰宅

天候

3日間共に晴れ、沢日和！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・公共交通は無い。
　マイカーが無い場合は、JR上越線：浦佐駅又は小出駅から、タクシーかレンタ　カー利用となる。
・入渓点：恋之岐橋：駐車スペースあり（5〜6台）
・下山地点：平ケ岳鷹ノ巣登山口：駐車スペース有（多数）
・入渓地点と下山地点は11kmほど離れている。
・車が2台無い場合：鷹ノ巣登山口から徒歩25分の所にある「清四朗小　屋　090-2558-0028」に相談するとよい。ご主人の都合と合えば、有　料（3500円位）で小屋から恋之岐橋まで、小屋の車で送ってもらえる。

その他周辺情報

・銀山平温泉「白銀の湯」025-795-2611　無休　＠650円
　10:00〜20:00（入浴の為の入館は19:00まで）

写真

8/11 13:16

【8月11日】
恋之岐橋付近の駐車スペース。ここに車を1台をデポし、後の2台を鷹ノ巣登山口にデポしました。

8/11 13:26

恋之岐橋から沢を見下ろします。

8/11 13:26

これなら間違えませんね！

8/11 13:26

首都圏を早朝出ても出発は13時過ぎです。今日は、行けるところまで左岸の杣道を行きます。

8/11 15:06

杣道の踏み跡が不明瞭になる辺りで、沢に降りました。
暑くて沢にドボンのOさん。

8/11 15:18

シラヒゲソウ。何て見事なフリンジでしょう！

8/11 15:18

浅瀬をジャブジャブ歩いたり・・・→

8/11 15:42

淵を泳いだり・・・→

8/11 16:20

微妙な傾斜の岩をバランスよく登ったり・・・→

8/11 16:25

美しい沢を満喫しながら、今日の幕営地「清水沢」出合いへ。

8/11 18:47

焚火隊と岩魚釣り隊に分かれ、夕食の準備。リーダーのI氏とKさんは釣りが上手い！　mizukiの釣果はゼロ。

8/12 5:52

【8月12日】
沢中2泊で、美しい沢と豪華ディナーを楽しみます。
今日もいい天気！　のんびり出発です。

8/12 7:30

忘れ物は無いかな？　焚火の後始末もきちんとしましょう！

8/12 7:41

いやされますねえ〜。

8/12 7:51

ひたひたと歩く滑。

8/12 8:03

ダイモンジソウのブーケ。沢の中では一段ときれいです。

8/12 8:05

ポットホール。甌穴。自然は面白い！

8/12 8:18

こんなへつりなら、楽しめますね！

8/12 8:24

SBさんは、泳いで・・・→

8/12 8:29

・・・→突っ張って滝上に登り、ウオータースライダーを楽しみます。

8/12 9:13

こんなゴルジュもありました。

8/12 10:25

今度は、Kさんがドボーン！

8/12 11:50

難しい所は、荷を持ってあげる心優しい男性諸君。

8/12 12:25

花ではなく実です。名前が分かりません。

8/12 12:43

一幅の写実派の絵画。

8/12 12:57

リーダーの後ろ姿。
今日は、オホコ沢出合いで幕営。まったりとした時間が流れていきます。

8/12 16:41

リーダーが釣った岩魚。この2匹は大きいのでお刺身。骨は唐揚げにしました。おいしかった！

8/13 4:56

【8月13日】
さあ、今日は長時間の行動。早朝出発です。

8/13 5:09

3姉妹の滝です。美しい！

8/13 6:51

手強い滝はロープ確保。

8/13 7:07

まだまだ滝が続きます。

8/13 8:49

こんな樋状の滝も。

8/13 8:53

お！　オニシオガマ！

8/13 9:32

詰めの前に出てくる、この沢のハイライト「50mの滑滝」。

8/13 9:40

下段と中断は簡単。

8/13 10:07

上段はクライミングに慣れていればフリーで登れます。

8/13 10:35

ウメバチソウ。たくさん咲いてました。

8/13 10:40

稜線が見えてきました。ひどい藪漕ぎをして、池の岳手前の登山道に登りあげました。少々、方向を間違えたようです。

8/13 12:18

平ケ岳。

8/13 12:40

平ケ岳に登った事が無いメンバーは荷をデポして往復して来ます。ミズキは登っているのでパス。

8/13 12:50

Oさんと二人で一足先に鷹ノ巣へ向かいます。

8/13 14:47

この三角点が台倉山の様です。

8/13 16:31

嫌になるほど長い下山。おまけに激下り。途中で平ケ岳往復組に追い越され・・・→

8/13 17:40

・楽しくも、ハードな3日目でした。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

感想

mizuki

・今夏の本格的な沢山行の第2弾は「恋之岐川」。
・ずっと行きたいとあこがれていた沢。頼もしいリーダーと素晴らしい仲間を得て、やっと実現した。　
・名前も素敵なら、渓相も美しく魚影も濃い。尺物の岩魚がつれるそうな！　2泊3日の余裕を持ち、存分に釣りも楽しめる行程。もちろん私も釣り竿持参！

・車3台に分乗して首都圏を朝出発。小出ICで高速を下り、一路東へ。堀跡がむき出しになったカーブの多い長いトンネルの途中から銀山平へ出る。恋之岐橋でメンバーと荷を下ろし、運転者3名は下山口の平ケ岳鷹ノ巣登山口Pへ。車2台をデポし、1台で恋之岐橋へ戻り仲間と合流。
・今の時期は入渓者が多く、14時前の入渓では、時間的にもテン場確保の意味でも、オホコ沢出合いまでは、難しいかもしれない。
・種々の条件を考慮して、1日目は清水沢出合い、2日目はオホコサワ出合いで幕営。3日目は詰め上げて鷹ノ巣登山口へ下山した。

・恋之岐沢は明るく開けた沢で、陽光にきらめく飛沫や深いグリーンの淵が美しかった。
・数え切れないほどの滝を越えていくので、どの辺りの滝だったか不鮮明だが、1つだけ右岸をへつるホールドを取るのに、背が立たない深い淵に入らなければならなかった。
・ハイライトの「50m滑滝」は、見た目ほどの難しさは無く、フリーで越えられたが、ロープ確保が望ましいと感じた。
・藪漕ぎ無しで姫ノ池付近に詰めあがりたかったが、池の岳付近の登山道に出てしまった。猛烈な藪漕ぎ！　
・下山が長い。昭文社の山地図のコースタイムでも約5時間。痩せ尾根とロープの連続する急下降の連続は、沢の遡行よりハードだった。

・恋するような「恋ノ岐川」と失恋しそうな過酷な下山・・・、無事、戻れれば、全てが良い思い出に。

コメント

Kagero

恋之岐沢
mizukiさん　初めまして
大型イワナ釣れましたね
この時季入渓者の多いであろう沢で素晴らしい釣果ですね
23年の新潟・福島豪雨でも生き残った魚が居たのですね
花(シラヒゲ・ウメバチ)も魚も素晴らしい写真ありがとうございました。

mizuki

Re: 恋之岐沢
kazikaさん、今晩は。

kazikaさんのレコで、沢の固有種：サガミジョウロウホトトギス　のきれいな写真を見せて頂きました。もう、咲いているんですね！
固有種や希少種は、摘み取ったり、掘り取ったりする不届きな輩がいますから、場所を特定して掲載する事は、考えてしまいますよね。

恋ノ岐川の下の魚留の滝より上流の岩魚は、渓流釣りをする人たちが放流したものが繁殖しているとの事でした。
山仲間のI氏は、沢登のリーダーとしての資質は勿論ですが、渓流釣りの名人。他のメンバーも釣り糸を垂れるのですが、釣果の９割は彼が釣った岩魚。私達は、専ら’食べる人’です
kazikaさんも、釣りがお好きなようですね！　丹沢でも何か釣れるのですか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki

Kagero

Re[2]: 恋之岐沢
丹沢でも大イワナが潜む渓やヤマメが泳ぐ渓が沢山あります
しかしながら2009年の台風被害で、魅力的な沢はなくなってしまいました。
記録を見ながら八久和や利根本谷など思い出しておりました

mizuki

Re[3]: 恋之岐沢
kazikaさん、おはようございます。

私は神奈川県民なので、丹沢が故郷の山。でも、丹沢の沢でも岩魚が釣れるとは思ってもみませんでした。正に、灯台下暗し
昨年、セドノ沢左俣遡行〜右俣下降をした時に、おびただし倒木が沢に落ち込んでいました。台風の時の被害だったのですね。

八久和や利根本谷は、遡行記録や本で見ています。魅力的な沢ですね。
悲しいかな・・・、私にはグレードが高すぎるようです。　年寄りには登攀系の沢より、滑や適度な滝の続く癒し系の沢で、のんびりまったり釣り糸を垂れる方が適しているようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki