甲斐駒ケ岳（直登ルート） 〜夏の家族とテント泊シリーズvol.1〜

2016年07月29日(金) 〜 2016年07月30日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,348m
• 下り: 1,367m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:10

12:31 北沢峠
12:41 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）

2日目

• 山行: 7:59
• 休憩: 2:16
• 合計: 10:15

4:27 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
5:11 5:12 仙水小屋
5:47 6:05 仙水峠
7:34 7:51 駒津峰
8:20 8:23 六方石
8:25 8:30 直登コースとの分岐
9:29 10:08 甲斐駒ヶ岳
10:41 10:41 摩利支天への分岐
11:03 11:03 直登コースとの分岐
11:05 11:13 六方石
11:54 12:13 駒津峰
13:19 13:45 仙水峠
14:12 14:12 仙水小屋
14:42 14:42 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
14:42 ゴール地点

天候

ほぼほぼ曇り......

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

『長衛小屋〜仙水峠』
基本的に緩〜い登りが続きます。

『仙水峠〜駒津峰』
岩場はありませんが、結構な登りが続きます。
ここで足を使いすぎると後に響くかも.....

『駒津峰~六万石』
岩場が続きます。小学校2年生位でも行けるとは思いますが、
多少のサポートは必要だと思います。
子連れの場合、若干切れている場所もあるので目を離さないように。
あと、ハイシーズンだとかなりの登山者で、すれ違いで結構時間がかかるのでその点も注意が必要かも....

『六万石〜甲斐駒ケ岳山頂（直登コース）』
一応破線ルートですので初心者には向かないと思います。
初心者の単独行は避けたほうが良いかと....
最初の取り付きから10mほど登った辺で最初の難関があります。
大きな岩の隙間を登る場所です。
そこをクリア出来るなら後は大丈夫かと.....

『甲斐駒ケ岳山頂〜六万石（正規ルート）』
花崗岩のザレた登山道です。結構滑るので注意です。
ザレ場が終ると六万石まで若干岩場があります。

その他周辺情報

「高遠温泉さくらの湯」に　大人６００円ですが割引券が南アルプス林道バス待ち合いに置いてありました。

写真

7/29 11:03

金曜日の11時頃、仙流荘の南アルプス林道バスの駅に。
去年は山梨側からバスを乗り継いで北沢峠を目指しましたが、バスに弱い子供と奥さん連れなので今回は遠回りして長野側から挑みます。

7/29 11:30

バスのベンチに数字が書いてあります。順番に1から並んでバスの出発を待ちます。ちなみにバスの定員が集まり臨時便として発車しているみたいで、定刻のバスの時間より30分ほど早く出発できました。

7/29 12:31

1時間弱バスに揺られて北沢峠に到着です。
去年は息子は広河原から北沢峠に向かうバスの中で嘔吐....(苦笑)
恐らく芦安から広河原までも結構なバス旅だった為でしょうか、
今回その時よりは短いバス旅だった為か、何とか無事にたどり着きました〜

7/29 12:34

そそくさと長衛小屋のテント場に向かいます。
テント場が近いって素敵ですね.....

7/29 12:37

長衛小屋へ分岐の向かいにある仙丈ヶ岳への入り口にある水場で
お水をゴクリ。

7/29 12:41

夏休みシーズン到来ですが金曜日のお昼だとまだまだ余裕がありそうなテント場です。

7/29 12:41

設営前に小屋で受付をします。ちなみに大人2人と子供1人で1250円です。北アルプス等と比べると良心的なお値段ですね。

7/29 13:17

奥さん連れなのでモンベルのステラリッジ4で挑みます。

7/29 13:26

今日はどこにも登らないのでゆっくり昼食の準備です。
この通りテント場はまだまだ余裕でした。

7/29 14:10

暇なのでテント場の横の沢で水遊び。いつもは時間に追われる山行が多かったので新鮮ですね。

7/29 16:00

ヘルメットを小物入れ代わりにテントからぶら下げて使用しました。いつもごちゃつくテント内ではなかなか使えるかも.....

7/29 16:11

この場所です.....
去年この場所で「いざ仙丈ヶ岳へ！」って時にカメラを落っことして死亡させました.....(合掌)

7/29 16:22

暇だったので北沢峠のこもれび山荘に、食堂のメニューに「スープカレー」やら「タコライス」が。しか〜し残念ながら食堂の時間は14時までだったのでお茶も出来ずにテント場に戻ります.....

7/29 16:49

ナルゲンボトルよりはお手頃なモンベルのボトル。今回から遅まきながら我がチームの一員に。水場で水を汲むときも楽だし、洗うときも楽ですね。もっと早く買えば良かった.....

7/29 17:03

夕飯はキューピーのカルボナーラパスタでした。お味は「う
〜ん......水で茹でてるからか、塩を足さないと締まらないですね.....」

7/29 17:29

7/29 17:42

テント場に落ちていた獣の白骨......なんでここに？！

7/30 3:59

でもって翌日の朝です。3時半頃起床。朝食は面倒なのでゼリー系で朝飯です。
ちなみに寝袋はモンベルの#3を布団のように身体にかけて寝ました。
ちなみにテントのメッシュ部分をかなり開けてました。
夏ですね......

7/30 4:15

東の空は若干明るくなっている感じですね。

7/30 4:27

4：27　いざ仙水峠経由で甲斐駒に向かいます。
奥さん的には彼女史上最長の山行となるかも.....(汗)

7/30 4:27

まずは樹林帯を進むので結構暗いです。ヘッデンの明かりを頼りに進みます。

7/30 4:31

仙水小屋までは沢沿いをを進みます。出だしはゆる〜い登りが続きます。

7/30 4:56

沢を渡ります。

7/30 5:02

ちょっとしたロープ場です。まぁ訳はないですが....

7/30 5:06

でもって沢をもう一度渡り返すとと仙水小屋はもうすぐです。

7/30 5:11

5：11仙水小屋に到着です。
水場は登山道沿いにあります。水を頂くときは「一声かけて」
だそうです。このルートでは最後の水場になりますよ。

7/30 5:18

仙水小屋から先も歩きやすい樹林帯が続きます。

7/30 5:22

程なくハイマツと露岩の場所にでます。

7/30 5:28

かなりゴロゴロしてますが、意外と好きな場所です。

7/30 5:31

振返ると小仙丈ヶ岳かな.....

7/30 5:37

あの光の先に仙水峠があります。

7/30 5:46

摩利支天がちこっと顔を出せば.....

7/30 5:47

5:47 仙水峠に到着です〜

7/30 5:48

仙水峠から見る摩利支天とガスに隠れた甲斐駒ケ岳。
ここから見た甲斐駒が好きだったのに.....(苦笑)

7/30 5:49

甲府江方面かな.... 雲海が見えました。
あの雲海が上がってくる前に登りたいですが、「う〜ん、まず無理かも....」

7/30 5:57

仙水峠での休憩中も結局甲斐駒のガスは取れず.....

7/30 6:05

6:05 仙水峠から駒津峰に向けて出発です。
ある意味ここから駒津峰までがかなりの曲者です（苦笑）
意外と長くて急登が続くので.....

7/30 6:11

まずは樹林帯の登りがお出迎え。

7/30 6:33

振返ってアサヨ岳でしょうか。

7/30 6:33

まだ早朝だったので気温が低かったのが良かったかも.....
ここの登りは結構足にきますよ。

7/30 6:48

徐々にガスが登って来た鳳凰方面です。

7/30 6:50

甲斐駒ケ岳と同じように山頂付近はガスにまみれた仙丈ヶ岳.....
どうやら高層では湿った空気が多そうな日みたいです....

7/30 7:08

樹林帯の急な登りが終ると......

7/30 7:16

ハイマツ帯にでます。

7/30 7:32

ガスにまみれた先が....

7/30 7:34

7:34 駒津峰に到着〜　ほぼコースタイム通りで頑張りました。
でも彼の表情がすべてを物語っていますね♪（笑）

7/30 7:49

15分程の休憩の後、いざ甲斐駒ケ岳へ向かいます！

7/30 7:51

が！目指す甲斐駒ケ岳はガッスガス......
まあまあ......(苦笑)

7/30 7:52

駒津峰か先は岩場が続きます。
少々急な下りもあるので子連れだと少々注意が必要です。

7/30 7:57

こんな所や....

7/30 7:58

こんな細い岩の尾根道。

7/30 8:07

まぁ小学校低学年でもサポートしてあげれば大丈夫なレベルではあります。

7/30 8:16

こんな感じや....

7/30 8:16

ちこっと気を使う岩場を過ぎれば.....（左側は切れていますので注意！）

7/30 8:20

駒津峰から30分程で六万石に到着です。

7/30 8:21

登山初心者の奥さんも何とか無事に六万石まで到着です。

7/30 8:25

さて、六万石を過ぎればすぐに「直登コース」と「正規ルート」の分岐に到着です！

7/30 8:30

去年に続いて「直登コース」で挑みます。
奥さんにも一応ヘルメットをかぶらせて....
取り付きから10m位登った所に最初の難関があります。
大きな岩の隙間を登る場所です。
そこがある意味試金石になるかな...

7/30 8:35

去年より軽々登る小学三年生。さっさと先に進んで行きます。
2年生の時は何カ所かサポートしましたが、今回は問題無し。

7/30 8:36

ザックには今回から熊鈴が.... 熊鈴は賛否両論ありますが、子連の場合、鳴っていると「ちゃんと歩けてるな」って判るので良いかも....つまり熊除けと言うよりは猫に鈴って感じで。
何時も目を配っているのは不可能なので、音で判るのは有り難いです。

7/30 8:39

ここも難所に一つです。手前の岩を右側から巻き気味に登るほうが楽かな.....

7/30 8:41

さすがに奥さんには大変そうだったみたい.....(汗)

7/30 8:45

8歳児的にはこの直登コースは大好きみたいです。
アスレチッキーだからだそうです。

7/30 8:46

小学3年生くらいになると結構ピッチも長く取れるようになってきました。体重も軽いから大人より楽そうです......

7/30 8:49

ガスってるのが幸いしたのか、高度感はゼロって感じでした。
初心者の奥さんには逆に良かったかも....

7/30 8:51

一応、破線ルートの「直登コース」ですが、3カ所位の岩場を注意して登れば、足場もしっかりしていると思います。

7/30 8:55

ここを登りきれば岩場は終了です。

7/30 9:04

時折青空が見えるんですけどね....スカッと晴れてはくれません。

7/30 9:09

この先は花崗岩の素敵な世界ですね。

7/30 9:12

ただザレ場が続くので意外と登りづらく感じるかも....

7/30 9:14

岩場を過ぎればストックを再び使用して登ります。

7/30 9:15

しかしかなり足にはきてるみたいで.....

7/30 9:16

う〜ん晴れてくれません.....

7/30 9:16

ザレた登山道を進みます。結構滑りやすいので何気に疲れます。

7/30 9:20

見下ろして摩利支天の方もこの通りのガスまみれ....

7/30 9:26

さぁあとちょっと〜　山頂は突然現れますよ〜

7/30 9:29

9:29　甲斐駒ケ岳の山頂に到着です〜

7/30 9:31

結局5時間程かかっての登頂と相成りました〜

7/30 9:32

祠です....

7/30 9:29

去年も休んだ鋸岳方面にある岩の上で休憩です。

7/30 9:36

朝仕込んでおいたわかめご飯。
燃料とストーブを持って上がるのが最近面倒で......(汗)

7/30 9:51

時折ガスが途切れてくれるんですが.....

7/30 9:52

ほんの一瞬なんですよね....（苦笑）

7/30 10:08

結局ガスは取れず、10:08 下山開始です。

7/30 10:10

下りは正規ルートで下ります。

7/30 10:21

晴れていれば素敵な景色なんですけどねぇ.....

7/30 10:23

一般ルートですがちょくちょく岩場はあります。

7/30 10:25

まぁ問題ないレベルですけどぉ....

7/30 10:27

やはり人気の山なのでツアーで登ってこられる団体さんが結構いらっしゃいました。

7/30 10:29

ガスが一瞬途切れそう.....

7/30 10:30

ホントに一瞬だけ摩利支天が顔をだしてくれました。

7/30 10:31

雪山がごとくシリセードの挑む8歳児。

7/30 10:32

7/30 10:41

下山開始から30分程で摩利支天への分岐まで下って来ました。
勿論ガスまみれなので勿論摩利支天はパスです.....（汗）

7/30 10:49

花崗岩なのでこんな感じでえぐれた登山道もあります。

7/30 10:50

難なく通過して......

7/30 10:54

山頂方面を見上げますがガスまみれ.....

7/30 10:55

花崗岩のサレ地を過ぎれば直登ルートとの分岐もスグです。意外と岩場もあるのでこのあたりも子連れだと注意です。

7/30 11:01

ここにきて雲が途切れ始めました〜
六万石とその向こうが駒津峰ですね。

7/30 11:02

正規ルートの登山道を振返ります。

7/30 11:03

こっちは直登ルートですね。
青空の下登りたかったな〜。

7/30 11:04

六万石と駒津峰もスッキリ見えてますね〜

7/30 11:05

山頂から約1時間で六万石に到着です。

7/30 11:05

振返ってガスが途切れた甲斐駒ケ岳です！やはり素敵ですね。

7/30 11:06

ホントにこの一瞬だけ山頂が顔を出してくれました。
逆に六万石から山容を見上げられて良かったかも.....

7/30 11:09

直登ルートの入り口付近を登られる登山者の列です。
丁度写真の一番上にうつっている登山者がいる辺が最初の難関です。ここで無理そうだったら引き返したほうが良いかも.....

7/30 11:13

小休止のあと、六万石をあとにします。

7/30 11:34

夏山ですね。

7/30 11:34

うっすらですが仙丈ヶ岳も。

7/30 11:50

駒津峰への登り返しです。

7/30 11:54

駒津峰から甲斐駒ケ岳を振返るとまたまたガスまみれ.....(苦笑)

7/30 12:13

駒津峰で10分以上休憩した後、最後の難関、仙水峠への長〜い下りに挑みます。
最近白目をむくのが流行りみたいですね.....(苦笑)
双児山ルートでの下山の選択もありましたが、去年かなりのロング感を味わったので今回はピストンで下ります。

7/30 12:15

この辺から奥さんはかなりのスローダウン（苦笑）
既にスタートから8時間近く経ってますからね......

7/30 12:18

この辺はまだ元気に下る8歳児でしたが....

7/30 13:04

さすがに8歳児もここの下り途中でヘロってました。
まぁ僕もなんですけどぉ.....

7/30 13:19

駒津峰から1時間程、ヘロヘロになりながら仙水峠にようやく到着です。

7/30 13:35

ここで15分ほど遅れている奥さんを待ちました。

7/30 13:45

ガレ場を仙水小屋に向けて下ります。

7/30 13:54

「もう山は2度と来ない」とおっしゃりながら下るシャリバテ気味な奥さん。（冷汗）ちとコースが彼女には長過ぎたかな.....

7/30 13:54

この辺はピンクリボンは無いので変わりにケルンを目安の進みました。

7/30 14:06

ガレ場を過ぎれば素敵な森を進みます。

7/30 14:11

仙水峠のテント場も土曜日なのでかなりの賑わいをみせていました。

7/30 14:12

仙水小屋の水場で水を一杯飲んでさっさと下ります。

7/30 14:16

橋を渡り。

7/30 14:21

唯一のロープ場も難なくこなして......

7/30 14:42

14:42 長衛小屋まで無事に下りて来ました〜
ふ〜疲れた〜!!!

7/30 14:44

テント場はもう満杯状態でした。さすが夏休み中の週末です。
もう一泊して仙丈ヶ岳をともあわよくば考えていましたが、奥さんの状況やお天気も考えて今日山を下りることに。

7/30 15:07

仙流荘へのバスの最終は16時です。ウカウカしている時間はありません! 速攻撤収にかかり何とか30分で撤収終了＆バス停にGOです。

7/30 16:02

何時かは鋸岳.....(嘘)

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

感想

olddog

当初は2泊3日で北アルプス予定で計画をたてていましたが、
週末の天候がかなり微妙そう.....

前日の夜になってもも何処を目指すか天気予報と睨めっこ.....
これが色んな天気予報サイトで予報がバラバラな感じ....(苦笑)

最終的にGPV気象予報を信じ、土曜日の午前中に天気の良さそうな、
前日泊で甲斐駒ケ岳を目指すことに。

子供と2人なら黒戸尾根を1泊2日でもありだったんですが、
今回は登山初心者の奥さん連れなので、
北沢峠からのルートで挑むことに。

一日に10時間位の山行に奥さんが耐えられるか心配でしたが、
何とか無事に下山することができました。

下山途中「もう山なんか二度と行かない」と彼女は申しておりましたが
家に帰って写真を見ると「また行くかも....」

だそうです......(苦笑)