素晴らしい景色！南アルプス稜線歩き［笹山・白河内岳・大籠岳・広河内岳］奈良田から周回

2016年07月31日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 22.5km
• 登り: 2,442m
• 下り: 2,435m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:45
• 休憩: 1:35
• 合計: 11:20

6:15 奈良田バス停
6:50 6:50 1344
7:55 7:55 水場入口
9:05 9:10 2256
10:05 10:05 笹山 （黒河内岳）南峰
10:10 10:10 笹山（黒河内岳）北峰
11:10 11:10 白河内岳
11:40 13:00 大籠岳
13:55 14:05 広河内岳
14:25 14:25 大門沢分岐
15:40 15:40 大門沢小屋
17:25 17:25 奈良田駐車場
17:35 奈良田バス停

［奈良田バス停〜水場入口］
樹林帯の中の、足場の良い登山道です。急登な場所もあります。展望はありませんが、気持ちのいい道でした。

［水場入口〜2256］
樹林帯の中の登山道です。2256地点に近くなると岩場交じりの道になります。2256地点の手前に展望があり、いい景色が見れました。

［2256〜笹山北峰］
樹林帯の中の登山道です。岩場と木の根の急登が多くなります。倒木が散乱していたりして荒れた感じの道でした。展望はところどころあります。

［笹山北峰〜大門沢分岐］
樹林帯の中、岩場（ゴーロ）、ハイマツに覆われた道など、変化に富んだ登山道です。展望は最高です。

［大門沢分岐〜奈良田バス停］
樹林帯の中の登山道です。大門沢小屋までは、急な下りが続きます。展望はほとんどありませんが、いろんな花がたくさん咲いていました。登山口からは舗装された道路になります。

天候

快晴のちガスガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道52号と県道37号の交差点（上沢交差点）を早川方面へ、そのまま道なりに進むと奈良田に着きます。

コンビニは、国道52号と県道37号の交差点から、52号を北へ100mくらい行ったところにあります。それ以降はありません。

コース状況／危険箇所等

笹山から白河内岳までは、始め樹林帯の中の道でわかりやすいですが、樹林帯を抜けてからの岩場とハイマツの道が、どこも同じ感じでわかりにくく迷いやすいです。自分は、白河内岳に向かって稜線の左側を巻く感じで進んだら、ペンキなども見つけられて迷わずに行けました。

もしガスガスの場合は、無理せず素直に引き返した方がいいと思います。

その他周辺情報

奈良田湖バス停のすぐ近くにある「奈良田の里温泉」がおすすめ。
http://spa.sound-f.com/kyonan/jyotei.html
営業時間　〜19：00まで　料金550円

ぬるぬるしていて、気持ちいいお湯でした。お店の方もとても感じがよかったです。

写真

7/31 4:25

朝焼けの富士山。寝坊しましたー(≧▽≦)

7/31 4:32

日章旗の意味がわかった気がした朝の空。正面の山は愛鷹山

7/31 6:17

［奈良田バス停］に到着、ほぼ満車でした。行ってきます！

7/31 6:21

ここから吊橋を渡ります。

7/31 6:28

吊橋を渡ってしばらく歩くと、［奈良田第三発電所］があるので、その脇の林道を登っていきます。

7/31 6:31

林道を200mくらい登ると［笹山登山口］です。

7/31 6:33

こんな感じで手摺があります。結構急登でした。

7/31 6:52

一旦急登が終わり、平坦になると［1344］m地点。

7/31 7:11

でもまた、すぐ急登になります。

7/31 7:20

明るい樹林帯の気持ちのいい道。

7/31 7:21

何て読むのでしょう？

7/31 7:23

緑豊かになってきました。水の流れる音も聞こえます。

7/31 7:28

たぶん［ドクベニタケ］

7/31 7:46

？

7/31 7:52

［スギゴケ］

7/31 8:08

苔ってよく見ると綺麗ですね。

7/31 8:14

［ハナホウキタケ］毒があるそうです。

7/31 7:53

しばらく進むと［水場入口］

7/31 8:07

確かに［ダイレクト尾根］って感じの登山道。

7/31 8:56

次第に岩場が多くなります。

7/31 8:59

お！景色見えるかな？

7/31 8:59

見えました！あのとんがりは北岳ですね！

7/31 9:00

これから向かう稜線

7/31 9:00

展望が広がっている場所＝崩れている場所

7/31 9:00

［コゴメバオトギリ］かな？

7/31 9:02

7/31 9:04

［2256］m地点。ここで一休み

7/31 9:04

まだまだ先は長いです(≧▽≦)

7/31 9:13

焚火のあと

7/31 9:27

2256から笹山までの登山道は、

7/31 9:28

でっかい倒木があったり、

7/31 9:37

木の根が剥き出しの急登があったり、

7/31 9:45

荒れた感じの樹林帯があったり、

7/31 9:56

富士山の展望があったり、

7/31 9:58

木々の間から北岳が見えたりと、

7/31 9:54

変化に富んだ面白い登山道が続きます。

7/31 9:51

7/31 10:05

お！

7/31 10:05

ヤッター＼(^o^)／笹山南峰に到着！北岳方面はちょうど雲が掛かっていて見えません。

7/31 10:06

でも西側には塩見岳（右）と蝙蝠岳（左）が見えました。

7/31 10:10

南峰からは、樹林帯を抜けてザレているところを登って、

7/31 10:11

笹山北峰に到着！わーい(*´▽｀*)　塩見岳がすぐそこ！

7/31 10:11

塩見岳アップ

7/31 10:11

蝙蝠岳アップ

7/31 10:11

荒川岳アップ

7/31 10:11

上河内岳アップ

7/31 10:12

大無間山（真ん中、たぶん）アップ

7/31 10:14

振り返って笹山南峰

7/31 10:13

仙塩尾根のはるか向こうに見えるのは、木曽駒でしょうか？

7/31 10:13

これから向かう白河内岳

7/31 10:18

7/31 10:19

［シャクナゲ］少しだけ咲いていました。

7/31 10:28

白河内岳までは、まず樹林帯を通り、

7/31 10:33

こんなハイマツの中を通って、

7/31 10:34

足場の悪い岩場を登り、

7/31 10:38

ザレているところを歩き、

7/31 10:41

またハイマツの中を通ってと、そんな道の繰り返しです。

7/31 10:51

白河内岳に向かって、稜線の右側を巻く感じで進みました。どうやら正解のようです。

7/31 10:55

7/31 11:03

7/31 11:04

7/31 11:06

ん、あれは！

7/31 11:07

［白河内岳］に到着です(^O^)／やったね！

7/31 11:07

［南西方面］右から塩見岳、蝙蝠岳、荒川岳

7/31 11:07

［北方面］は雲に覆われて展望がありません(>_<)

7/31 11:12

ガスってくると迷ってしまいそうな、だだっ広い登山道。なのでどんどん先に進みます。

7/31 11:10

7/31 11:13

7/31 11:14

7/31 11:25

塩見岳をバックにぼかして。贅沢な写真

7/31 11:29

こんな景色を見ながらの稜線歩き、最高です＼(^o^)／

7/31 11:30

行く先には鳳凰三山が見えました。ガスが取れそうな予感…

7/31 11:38

［大籠岳］に到着です(*´▽｀*)ちょうどいい時間になったので、ここでお昼休憩にしました。

7/31 11:39

［北方面］の展望、北岳は相変わらず雲の中。

7/31 11:41

［南西方面］の展望は、終始よく見えました。

7/31 11:43

［北東方面］の展望。鳳凰三山、オベリスクもはっきり見えました。左奥に見えるのは、赤岳のようです。

7/31 11:43

景色を見ながらお昼を食べていると、だいぶ雲が取れてきました。北岳が見られそうです。

7/31 11:49

農鳥岳、間ノ岳もあと少し。

7/31 11:55

そしてついに姿を現しました！やったね(*^^*)

7/31 11:55

農鳥岳アップ

7/31 11:55

北岳アップ

7/31 11:49

赤岳アップ

7/31 12:16

塩見岳に向かって落ちていく谷。吸い込まれそうです。

7/31 11:56

奥秩父方面は残念ながら見えませんでした。

7/31 11:59

素晴らしい景色をバックにぼかして。贅沢なおやつ

7/31 12:41

大籠岳にて、一筆書いてみました(*^^*)

7/31 13:02

あ、もうこんな時間！誰もいない山頂でのんびりし過ぎました。そろそろ広河内岳に向かいます。

7/31 13:21

今から向かう、広河内岳に続く稜線

7/31 13:19

振り返って、今通ってきた大籠岳まで続く稜線

7/31 13:21

広河内岳から延びる尾根が綺麗でした。

7/31 13:24

毛があるので［チシマギキョウ］だと思います。

7/31 13:25

7/31 13:36

ここからが、広河内岳までの最後の登り

7/31 13:38

なかなかの急登です！

7/31 13:53

そして［広河内岳］に到着。到着時、塩見岳はかろうじて見えました。

7/31 13:53

今登ってきた、大籠岳からの道はガスガス

7/31 13:53

これから向かう、大門沢分岐までの道もガスガス

7/31 13:56

ガスの切れ間に見えた［仙塩尾根］

7/31 13:54

天気がよければ、広河内岳から続く尾根の先まで行って景色を見てみたいです。

7/31 14:04

少し休憩して様子を見ましたが、ガスはもう取れそうにないので、残念ですが下山します。

7/31 14:11

広河内岳を過ぎてからも［チシマギキョウ］が咲いていました。この辺りのは上を向いています。曇ると上を向くのかな？

7/31 14:23

大門沢分岐付近に咲いていた花？

7/31 14:22

しばらく歩くと［大門沢分岐］のケルンと鐘が見えました。

7/31 14:29

大門沢分岐からは、いろんな種類のたくさんの花が咲いていました。名前はまたゆっくり調べてみます。

7/31 14:32

［クルマユリ］

7/31 14:34

7/31 14:34

7/31 14:36

［トリカブト］

7/31 14:37

7/31 14:38

7/31 14:38

7/31 14:39

［アザミ］

7/31 14:40

7/31 15:12

7/31 15:13

7/31 15:15

7/31 15:45

7/31 15:48

7/31 14:43

ここから先は、岩場の急な下りの道になります。

7/31 14:55

足場悪いです。

7/31 15:13

大門沢の源流部。

7/31 15:41

しばらく下ると［大門沢小屋］に到着。小屋はたくさんの人で賑わっていました。

7/31 15:50

その後、大門沢小屋から登山口までの道は、

7/31 15:52

こんな沢を渡る橋があったり、

7/31 15:54

足場の悪いゴロゴロと大きな岩の道があったり、

7/31 15:55

沢の中をビチャビチャ歩く道があったり、

7/31 16:09

緩やかな傾斜の樹林帯の道があったり、

7/31 16:26

落ちたら困る、崖の脇を通る道があったりと、変化に富んでいてなかなか楽しめる登山道でした。

7/31 16:46

取水施設のあるところの吊橋

7/31 16:58

［登山口］に到着。ここからバス停まで4.2kもあるのね(-_-)

7/31 17:03

歩くと時間が掛かるので、軽く走って下りました。

7/31 17:26

［奈良田駐車場］に到着。でもバス停まではあと1k(>_<)ヘトヘトになってゴールしました。楽しかったです。お疲れ様でした。

撮影機器：

PowerShot SX610 HS CANON

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 雨具 靴 ザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） カメラ

感想

ヤマメモ

　
［苦の先に待っているものは？］

楽、それとも…


先日山登りに行ってきました。
山登りのイメージというと、


---------------

大変な思いをして山を登り
山頂で綺麗な景色を観る。

苦労して登ったからこそ
山頂での景色もひとしお。

---------------


こんなイメージがありませんか？

この場合で言うと、

「苦の先には楽が待っている」

ということになります。

※楽とは、楽しい・嬉しいなど

このように、

苦しい思いをしたからこそ
楽な思い（楽しい・嬉しいなど）
が待っていると考えている方は
きっと多いのではないでしょうか。

ですが、

現実を見てみると
苦の先に楽があるとは限りません。

それはなぜかというと、

例えば山登りの場合、


---------------

山の登り始めはいい天気で
山頂では間違いなく
いい景色が広がっている。

だけど、

登っている途中で天候が悪化。

せっかく苦労して登ったのに
山頂に着いた時にはガッスガス。

そのため展望は全くなく
おまけに雨まで降ってきた（涙）

---------------


もしこんな状況になったとしたら、

「苦の先に待っていたのも苦」

ということになります。

なので、

苦の先に楽があるとは
決して言えないわけです。

このことは山登りに限らず
いろんな場面でも共通すること。

言わば自然の法則だと思います。

だとすれば、

もし仮に今のあなたが、
今を犠牲にしながら将来のために
頑張って苦しい思いをして
一生懸命にやっていたとしても、

その先に待っているのが
楽とは限らないというわけです。

せっかくの苦労が
報われないかもしれません。

残念ですが、これは現実です。

それならば、

将来のために頑張ったり
一生懸命にやることは
無駄なことなのでしょうか？

その答えは「NO」

決してそんなことはありません。

将来のために頑張ったり
一生懸命にやることは
とても大切なことだと思います。

ただし、

「今を犠牲にしながら」

頑張って苦しい思いをして
一生懸命にやっていたとしたら
その先にあるのが苦なのか
楽なのかはわかりません。

では一体どうすれば
いいのでしょうか？

どうすれば楽を手にすることが
できるのでしょうか？

その答えは意外と簡単です。

それは今まで、

「苦」だと思っていたものを
「楽」だと思えばいいだけのこと。

例えば山登りの場合、

山頂で景色を観るのが「楽」
そこまでの道中は「苦」

と考えないで、

山頂の景色を観るのも「楽」
そこまでの道中も「楽」

と考えればいいということ。

山頂までの大変な登りも
楽しみながら登ればいいと
いうことです。

※実際に楽しめますしね(^^)

そうすれば、

登り始めはいい天気だったのに
山頂に着いたらガッスガスで
展望が全くなかったとしても、

そこまでの道中を
「楽」だと思える心があれば
山に登ってよかったな〜
楽しかったな〜と思えます。

また、

そのように思う心があれば
山頂で景色が観れなくても
それはそれで新しい楽しみを
見つけることもできるはすです。

そうなることができれば、

結果として「楽」しか
無かったことになります。

要するに、

ただ見方を変えるだけで
すべてが楽になってしまうわけです。

もっと言うと、

楽と思える感性があれば
すべてを楽と捉えることが
できてしまうわけです。

どうせなら、

「苦の先に楽がある」

生き方よりも、

「楽の先にまた楽がある」

生き方の方がよくないですか？

そのためにすることは、

ただすべてを楽だと思える
感性を持つだけなのだから。


---------------


と、

こんなことを考えながら
7月の最終日は南アルプスにある
広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山を
縦走してきました。

登ってみた感想は、

山頂での展望は最高でした！

もちろん、

そこまでのきつい急登も
足場の悪い急な下山道も
どこもすべてが素晴らしく
とても楽しい山登りになりました(*^^*)

そう思えたのも、

すべてを楽に考えるように
意識しているからかな。

運動にもなるし勉強にもなるし
やっぱり山はいいですね〜

さて、次はどこ行こうかな〜(*^^*)

コメント

chi-suke

ワクワクしました✨
大変遅コメになってしまい申し訳ありません💦この辺りのお山はまだまだノーマークだったのですが、素晴らしい景色ですね〜♥あの広い岩ガレの山頂や稜線に青い空は想像しただけで幸せです✨かつそこからの大展望っ(o^^o)お花もいっぱい！ぜひとも行ってみたいです✨でも、yamaーmemoさんで、ほぼ半日のコースなら、ちーすけはお泊まりかなっ♪( ´▽｀)あはは（笑）お寝坊したのに歩ききれちゃうからホント、すごいなぁ！✨
大変興味深く拝見しお気に入りさせてもらいました！！（≧∇≦）かなりツボだったのできっと遅くても来年には歩きそうです（笑）

ヤマメモ

Re: ワクワクしました✨
chi-sukeさん、コメントありがとうございます(*^_^*)　嬉しいです。
１０時頃までは雲もなく、お会いした方に聞いたら素晴らしい景色だったようです。寝坊してしまったので、広河内岳では景色が観れなくて残念でしたが、それは次回のお楽しみ(≧▽≦)

chi-sukeさん、甲斐駒普通に行っちゃうくらいだから日帰りで行けると思いますよー
人も少なく、変化に富んでいて、いろんなお花もたくさん咲いていたし、すごくよかったです。おすすめします。

自分もまたこのコース、行きたいと思っています。次回行くときは、広河原から北岳、間ノ岳、農鳥岳、広河内岳、笹山と、農鳥小屋でテント泊をして、ロングで贅沢な稜線歩きをしようかと考えています（笑）

お花、興味持つと楽しいですね。
でも写真撮るのに忙しくて、なかなか歩が進まないのが問題です(≧▽≦)
いつもありがとうございまーす(^O^)／