また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 929417
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳〜今日も処女地を踏むが最後は激走!?

2016年07月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:43
距離
20.3km
登り
2,587m
下り
2,595m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:20
休憩
1:23
合計
12:43
5:08
5:13
107
7:00
7:12
75
8:27
8:27
18
8:45
8:45
43
9:28
9:34
2
9:36
9:43
44
10:27
10:42
54
11:36
11:36
61
12:37
12:38
5
12:43
13:04
2
13:06
13:06
44
13:50
13:50
34
14:24
14:34
34
15:08
15:10
4
15:14
15:17
39
15:56
15:56
14
16:10
16:10
39
16:49
16:50
53
17:43
17:43
3
17:46
ゴール地点
・刃渡りまでの長い長い登り坂で脚が疲労。
・屏風小屋跡から七丈小屋までのハシゴ地獄で脚と心が危篤状態。
・その後の岩場で回復するが予定の30分遅れで山頂に。いま一つ達成感に欠ける。もっと晴れ晴れした気分になるかと思っていたが、う〜ん、なんでだ?
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行きは甲府からカーナビに従って、
甲府昭和IC〜須玉IC〜国道141号〜県道611号〜国道20号(甲州街道)〜尾白川渓谷
富山への帰りは
国道20号〜小淵沢IC〜松本IC〜国道158号〜安房トンネル〜国道471号〜国道41号
コース状況/
危険箇所等
・刃渡りまでは長い長い上り坂。急というほど急ではないがずっと登りなので足がだれた。刃渡り手前までは踏みしめられて走れそうないい道で実際下りは走った。
・刃渡りあたりの岩場はきつくない
・黒戸山を巻くあたりは気持ちのいい森。帰りの登り返しもさほどきつくない。
・屏風小屋から七丈小屋まではハシゴの連続で脚にダメージ
・七丈小屋からは岩場が多くなるが、個人的にはこっちのほうが楽
その他周辺情報 小淵沢IC近くでほうとうを食す。前日とは高速道路を挟んで反対側の「松木坂」
ほうとう自体はこちらの方が好みだが、スープはチーズ工房のほうが手が込んでいる。伝統的な感じがして松木坂のスープも美味しい。
予約できる山小屋
七丈小屋
22:00過ぎに駐車場について缶ビールを飲んで星の写真を撮って車中泊。サムネイルだと真っ黒。
2016年07月30日 22:45撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/30 22:45
22:00過ぎに駐車場について缶ビールを飲んで星の写真を撮って車中泊。サムネイルだと真っ黒。
4時半前に目が覚めて準備。5時過ぎに出発。
2016年07月31日 05:05撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 5:05
4時半前に目が覚めて準備。5時過ぎに出発。
神社にお参りして左側を通り抜けると
2016年07月31日 05:14撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 5:14
神社にお参りして左側を通り抜けると
尾白川を渡る橋
2016年07月31日 05:15撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 5:15
尾白川を渡る橋
カライトソウの咲き始めか?
2016年07月31日 05:24撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 5:24
カライトソウの咲き始めか?
今日も森林萌え〜
2016年07月31日 05:39撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 5:39
今日も森林萌え〜
1キロごとにあったが6キロ地点で見たのが最後。あとは気付かず。
2016年07月31日 06:32撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 6:32
1キロごとにあったが6キロ地点で見たのが最後。あとは気付かず。
ここまで2時間。あと7時間って。。。。。
2016年07月31日 07:13撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 7:13
ここまで2時間。あと7時間って。。。。。
このあたりの木はなんだろう
2016年07月31日 08:00撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 8:00
このあたりの木はなんだろう
刃渡りのちょっと手前で木々の隙から
2016年07月31日 08:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
7/31 8:12
刃渡りのちょっと手前で木々の隙から
アップで
2016年07月31日 08:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
7/31 8:12
アップで
もっとアップで
2016年07月31日 08:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
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7/31 8:13
もっとアップで
もうちょっと上がると鳳凰三山が
2016年07月31日 08:28撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 8:28
もうちょっと上がると鳳凰三山が
オベリスクは絶対見に行く
2016年07月31日 08:28撮影 by  DSLR-A100, SONY
2
7/31 8:28
オベリスクは絶対見に行く
マリオきのこを見っけ。ちゃらっちゃちゃらら♬
2016年07月31日 08:29撮影 by  DSC-W630, SONY
4
7/31 8:29
マリオきのこを見っけ。ちゃらっちゃちゃらら♬
刃渡り(だよね)。見た目ほど難儀ではない。
2016年07月31日 08:30撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 8:30
刃渡り(だよね)。見た目ほど難儀ではない。
振り向けば八ヶ岳
2016年07月31日 08:32撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 8:32
振り向けば八ヶ岳
左のとんがりが横岳で右が赤岳と思われ。と、するとその右が前日踏めなかった権現岳か?
【追記】赤岳のとなりは阿弥陀岳のようです
2016年07月31日 08:32撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
7/31 8:32
左のとんがりが横岳で右が赤岳と思われ。と、するとその右が前日踏めなかった権現岳か?
【追記】赤岳のとなりは阿弥陀岳のようです
ならば、昨日登った編笠山は雲の左端のところか?
2016年07月31日 08:32撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 8:32
ならば、昨日登った編笠山は雲の左端のところか?
岩場あり
2016年07月31日 08:37撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 8:37
岩場あり
ハシゴあり。このあたりでは苦にならない。ハシゴ地獄はこの後。
2016年07月31日 08:50撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 8:50
ハシゴあり。このあたりでは苦にならない。ハシゴ地獄はこの後。
刀利天狗。この先黒戸山を巻く道は岩場はなかったと思う。
2016年07月31日 08:55撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 8:55
刀利天狗。この先黒戸山を巻く道は岩場はなかったと思う。
あれが山頂かと思ったら大きな間違い。剣が刺さっているところだった。
2016年07月31日 09:34撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 9:34
あれが山頂かと思ったら大きな間違い。剣が刺さっているところだった。
屏風小屋跡にある祠
2016年07月31日 09:40撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 9:40
屏風小屋跡にある祠
剣がここかしこに奉納されている
2016年07月31日 09:40撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 9:40
剣がここかしこに奉納されている
この辺りからハシゴ地獄が始まる。
2016年07月31日 09:41撮影 by  DSC-W630, SONY
1
7/31 9:41
この辺りからハシゴ地獄が始まる。
ハクサンオミナエシかな
2016年07月31日 09:46撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 9:46
ハクサンオミナエシかな
この橋がなかったらどう行くんだろ?
2016年07月31日 10:06撮影 by  DSC-W630, SONY
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7/31 10:06
この橋がなかったらどう行くんだろ?
七丈小屋(2370m)のテン場より。ずっと上にもまだまだ木がいっぱい。森林限界が高いんだな。
2016年07月31日 10:48撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 10:48
七丈小屋(2370m)のテン場より。ずっと上にもまだまだ木がいっぱい。森林限界が高いんだな。
黒戸山を見下ろすように立っている剣
2016年07月31日 11:13撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:13
黒戸山を見下ろすように立っている剣
ロックオンしたつもりがあれも山頂ではなかった。
2016年07月31日 11:15撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:15
ロックオンしたつもりがあれも山頂ではなかった。
山頂ロックオン。尖がったところ(駒ケ岳神社本宮?)ではなく、その奥の一見低く見えるところが山頂。
2016年07月31日 11:27撮影 by  DSC-W630, SONY
1
7/31 11:27
山頂ロックオン。尖がったところ(駒ケ岳神社本宮?)ではなく、その奥の一見低く見えるところが山頂。
木々で覆われてはいるが実は岩肌が隠れている
2016年07月31日 11:27撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:27
木々で覆われてはいるが実は岩肌が隠れている
あの尖がった山も気になる。後で調べよう。
2016年07月31日 11:28撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:28
あの尖がった山も気になる。後で調べよう。
ここが御来迎場(八合目)?
2016年07月31日 11:33撮影 by  DSC-W630, SONY
3
7/31 11:33
ここが御来迎場(八合目)?
あと1時間ってとこか。
2016年07月31日 11:34撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:34
あと1時間ってとこか。
鎖はなくてもイケる
2016年07月31日 11:42撮影 by  DSC-W630, SONY
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鎖はなくてもイケる
かっこいいね
2016年07月31日 11:48撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:48
かっこいいね
足元にはひっそりとゴゼンタチバナ
2016年07月31日 11:51撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:51
足元にはひっそりとゴゼンタチバナ
オロ?北岳か。
2016年07月31日 11:53撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:53
オロ?北岳か。
北岳と間ノ岳なのか。そのうちお訪ねします。
2016年07月31日 11:54撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:54
北岳と間ノ岳なのか。そのうちお訪ねします。
ミヤマオトギリの完全体とでも言いたくなるような咲きっぷりだ
2016年07月31日 11:56撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 11:56
ミヤマオトギリの完全体とでも言いたくなるような咲きっぷりだ
誰が挿したか、天を衝く剣を見上げる
2016年07月31日 12:04撮影 by  DSC-W630, SONY
5
7/31 12:04
誰が挿したか、天を衝く剣を見上げる
後ろから見てもかっこいい
2016年07月31日 12:09撮影 by  DSC-W630, SONY
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後ろから見てもかっこいい
だからそこはピークじゃないってば。かっこいいけど。
2016年07月31日 12:14撮影 by  DSC-W630, SONY
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だからそこはピークじゃないってば。かっこいいけど。
多聞天、別名毘沙門天。北方の守り神だが何を守っているのだろう。
2016年07月31日 12:35撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 12:35
多聞天、別名毘沙門天。北方の守り神だが何を守っているのだろう。
本社にお参りして
2016年07月31日 12:38撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 12:38
本社にお参りして
見上げれば山頂がすぐそこに。なぜ山頂に本社を置かなかったんだろう。遠くに見えるが5分で行ける。
2016年07月31日 12:39撮影 by  DSC-W630, SONY
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7/31 12:39
見上げれば山頂がすぐそこに。なぜ山頂に本社を置かなかったんだろう。遠くに見えるが5分で行ける。
ガスる前に山頂手前で仙丈ケ岳を。
2016年07月31日 12:40撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 12:40
ガスる前に山頂手前で仙丈ケ岳を。
アッ〜プ
2016年07月31日 12:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 12:40
アッ〜プ
こっちは中央アルプスか。同定できない
2016年07月31日 12:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 12:40
こっちは中央アルプスか。同定できない
北と間。手前は?
2016年07月31日 12:41撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 12:41
北と間。手前は?
あそこが魔利支天かな。
2016年07月31日 12:41撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
7/31 12:41
あそこが魔利支天かな。
これを撮るのを忘れてはいけない
2016年07月31日 12:42撮影 by  DSLR-A100, SONY
5
7/31 12:42
これを撮るのを忘れてはいけない
振り向けば、ムム、あの尖がりは?
2016年07月31日 12:42撮影 by  DSLR-A100, SONY
7/31 12:42
振り向けば、ムム、あの尖がりは?
ここに本社を建てると風で持っていかれるのかな?
皇紀2600年とあるから昭和15年の建立か。
2016年07月31日 12:46撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
7/31 12:46
ここに本社を建てると風で持っていかれるのかな?
皇紀2600年とあるから昭和15年の建立か。
このガスの中を降りるがすぐ晴れた。
2016年07月31日 13:02撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 13:02
このガスの中を降りるがすぐ晴れた。
ミヤマダイコンソウ
2016年07月31日 13:10撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 13:10
ミヤマダイコンソウ
鳥の足してないし、葉っぱからするとアカショウマか?
2016年07月31日 13:42撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 13:42
鳥の足してないし、葉っぱからするとアカショウマか?
登りで間違えたところ。右の木の陰に梯子が見えるのに左端の登山道に見えるところを登った。上に揚がったら梯子が見えたので逆戻り。
2016年07月31日 14:07撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 14:07
登りで間違えたところ。右の木の陰に梯子が見えるのに左端の登山道に見えるところを登った。上に揚がったら梯子が見えたので逆戻り。
七丈第二小屋
2016年07月31日 14:24撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 14:24
七丈第二小屋
こっちは第一。水は一人100円。1リットルではない。行きに100円入れたが帰りにも100円いれて2リットルのお買い上げ。
2016年07月31日 14:25撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 14:25
こっちは第一。水は一人100円。1リットルではない。行きに100円入れたが帰りにも100円いれて2リットルのお買い上げ。
この剣は昭和5年に奉納
2016年07月31日 14:48撮影 by  DSC-W630, SONY
1
7/31 14:48
この剣は昭和5年に奉納
北アより苔が多いのは気のせい?
2016年07月31日 15:00撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 15:00
北アより苔が多いのは気のせい?
苔の種類が多いから名前覚えるの大変そう
2016年07月31日 15:00撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 15:00
苔の種類が多いから名前覚えるの大変そう
オンダテ
2016年07月31日 15:13撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 15:13
オンダテ
帰りの刀利天狗。本来、黒戸山の「戸」の字は砥石の「砥」だったのか
2016年07月31日 15:47撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 15:47
帰りの刀利天狗。本来、黒戸山の「戸」の字は砥石の「砥」だったのか
行きには気づかなかったミヤマホツツジ
2016年07月31日 16:04撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 16:04
行きには気づかなかったミヤマホツツジ
山でよく見かけるきのこ。放置されているところをみると食用ではなさそうだ。いっぱいあったが食べられるといいのに。
2016年07月31日 17:14撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 17:14
山でよく見かけるきのこ。放置されているところをみると食用ではなさそうだ。いっぱいあったが食べられるといいのに。
これも毒キノコ?
2016年07月31日 17:14撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 17:14
これも毒キノコ?
きのこの勉強もせねば
2016年07月31日 17:14撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 17:14
きのこの勉強もせねば
なんか食えそうだが
2016年07月31日 17:14撮影 by  DSC-W630, SONY
7/31 17:14
なんか食えそうだが

感想

今年は剱、早月尾根か甲斐駒、黒戸尾根で「体力測定」をしようと考えていたところ、浦和レッズの甲府アウェイに便乗して黒戸を選択。

前日の八ヶ岳と同様、南アルプスは初めての地。ひとつの山で全部を評するわけにはいかないが、どちらも花は少ないが笹と苔の印象が強い。そして森林限界が高い。かといって暑いのではなく、心地よい涼しい風が森の中をそよぐ。

尾白川渓谷駐車から出発する人達の年齢層は若く、中高年は見かけなかった。さすが若いだけあって皆、スタスタ上っていく。あれで足は疲れないのだろうか? 
登山というよりトレランやトレラン装備のような人も多く、皆スタスタ上っていく。

普段なら何人か追い抜くのだが、ちょっと先に出た人にも追いつけないし、♪あ〜とから来たのに追い越され♪だった。別に追いつこうとも思わず、身体が慣れるまで出だしはゆっくり進んだが、やたら長いだらだら坂を上るような感じなので、足がダレてペースは上がらなかった。特に屏風小屋跡から始まるハシゴの連続で足の余力は相当奪われた(と思っている)。登山口から刃渡りの手前までは走りやすそうな道が多かったので、帰りは皆のまねをしてトレランで下りてこようと考えたが、その時に足は大丈夫なのか?もっているのか?(結果的には走ったけど)
七丈小屋から上の岩場で足は大分回復して(なんでだろ)、頂上に立つ頃には足のだるさはなかった。

途中で年配の女性にこれまでは散歩道、鎖場がでてくるとか、トレランの若くてきれいで足がすらりとして背が高くスタイルのいい女性(付き合いたい)に、この先はこんなものではない、行けば分かる、と笑いながら半ば脅されたが、ハシゴ地獄のことだったのか?岩場や鎖場のほうが前半のだらだら坂やハシゴより楽だった。

黒戸尾根のコースタイム(ヤマプラ)は15時間弱なので休憩込みで12時間で行けるんじゃないかと思っていたが小一時間オーバーした。それも後半(約2000m付近から)の走れるところは走って(ジョギング程度)の結果で、歩いていたらもう2、30分ほど余計にかかったかもしれない。

笹の平分岐を過ぎたあたりで17時をまわる。予定時間オーバー。12時間は切れなかったが12時間台で帰ろう。あと1時間。走れ、走れ、走れ(笑)。
神社についてお礼のお参りをしたら終わりかと思っていたら、そういえば駐車場までの道があった。走れ、走れ、もう走れない、というところで駐車場が見えたと思ったら、突然の夕立。走れ、走れ、まだ走れる。ずぶぬれになることなく車に逃げ込めた。

ザックを背負っても下りなら走るのに重さはさほど感じなかったが、帰宅して量ったら9kgあった(水分が2kg+おにぎり4個分が減っていたのに)が、以前の日帰り装備は7kgくらいだったのにいつの間にか増えている。前になかったものといえば、水筒、セルフレスキューセットくらいだが、買い替えたザック自体が以前のものより1kg以上重いかもしれない。

筋肉痛は翌日から出たが以前の早月尾根とは比べ物にならないくらい軽度のものだ。最近の山行では後半になると腿の内側が攣って痛い思いをしているが、今回の山行ではゼリー状のアミノバイタル(小さいサイズ)2つと顆粒3包を道々飲んだせいか腿に異状はなく、後半の激走(?笑)が可能になったのかもしれない。
次もロング山行の時にはアミノバイタルを試してみよう。アミノ酸と聞いただけで効きそうな感じがする。

自分の山歩きの楽しみは、頂上からの景色を眺め、高山植物を愛で、ゆったりとした時間を過ごすことなので百名山にはこだわらないが、国内3000m峰踏破は目指している。北アルプスでは2座残っているので今年中にカタをつけて、来年からは南アの3000m峰に挑みたい。この日もいくつか目に焼けつけておいた。待ってろよ、すぐ行くぜ!



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コメント

お疲れ様でした。
redsさん、二日連チャンであとに甲斐駒ですか。恐るべし。写真も上手ですね。楽しいレコでした。暑いときは標高の高いところに行きたいですね。私も黒戸尾根行きたくなってきました。チカ
2016/8/2 16:34
Re: お疲れ様でした。
チカさんならトレランでどうですか?今なら明るくなってから出発しても明るいうちに戻ってこれますし、森林限界が高くても暑さはさほど感じませんでした。水も途中で補給できるし。
それにしても今回の激走(笑)で本当にトレランに目覚めそうです(爆)
2016/8/2 17:49
お疲れさまでした(*^-^*)
レッズさんも黒戸へ行ったんだねぇ
ハードだったでしょう?
行きは良い良い帰りは怖い的な?(笑)
帰りが長かったーーーーー

お天気もよく良い山行になりましたね
つぎは早月へ行ってください
2016/8/2 23:02
Re: お疲れさまでした(*^-^*)
僕の場合、行きはヘロヘロで帰りのほうが元気でした。
スッスと歩く人たちを見て、kazumiさん達もあんな風に歩いてたんだろうなと思いながら、あれをやったら上まで行けないなと自重してました。でも、下りで走れるんだったら登りをもっと頑張れよ、ってとこですかね。
早月は、考えておきます(笑)
2016/8/3 7:18
似たパターンで
権現岳目指すも編笠でお茶をにごし、その後黒戸尾根とは、去年の僕もこのパターンでした。連日ではなかったのですが。
redsさんは連チャンで、黒戸尾根往復は僕より速かったじゃないですか。

同日僕は槍ヶ岳への稜線で、午後長くガスの中でしたから、こちら南アの方が良い天気でしたね。
2016/8/4 4:45
Re: 似たパターンで
いやいや最後ほんとに走りましたもん。普通に歩いたらNishidenさんについていけません。
この日南アはいい天気でしたが、12時過ぎるころからガスが出て(どこでもいっしょですが)北アルプスを拝むことはできなかったです。富士山も隠れて1,2,3のそろい踏みも残念ながら。
八ヶ岳は縦走で一気通貫を狙っているのですがどうなることやら。
2016/8/4 13:24
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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