磐梯山(裏磐梯スキー場〜裏磐梯スキー場)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 958m
- 下り
- 949m
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
午前8時頃、裏磐梯スキー場の駐車場を出発。駐車車輌は15台ほどで、250台収容とされる駐車場には余裕がある。夏の日光の下のゲレンデの登りに、スタートから汗を絞り取られる。振り返って見える檜原湖が救いである。
ゲレンデを登り切り、緑が濃い鬱蒼とした森林に入り、一息つく。木々の向こうには沼が見える。森林を抜けると、火山礫の中のガレ場となる。櫛ヶ峰の大崩落が飲み込まんばかりの迫力で立ちはだかる。右手を見ると、森の中から蒸気の煙が立ち昇っており、生きた火山であることを誇示している。
ガレ場を過ぎると、さび付いた手摺が登山道の両側に深く突き刺さる急登が延々と続く。手摺を手掛かりにすれば楽かと思えば、やがて上腕の筋肉に乳酸がたまってくる。急登を抜ければ、様々な高山植物の花が目を和ませてくれる。尾根筋まで出れば、涼風の中、磐梯山頂が間近に見えるが、山頂までは50分のコースタイムが示される。
花々の姿に立ち止まり、清水で喉を潤しながら登る。俄かに雨がぱらつくが、すぐに収まった。しかし、山頂は雲の中の僅かな晴れ間から顔を出す程度で、山頂の展望への期待は持てそうにない。水場がある弘法清水小屋まで来ると、登山客の姿が一挙に増える。子供の姿も多い。
山頂までは、低木の中、すれ違いがやっとの狭い道をたどる。たどり着いた山頂にはトンボが舞い飛ぶ。展望は登ってきた裏磐梯方面のみが晴れており、猪苗代湖は全くその姿が見えない。
下山路は弘法清水小屋からお花畑を経由して、八方台登山口からの道をとる。事前の情報どおり、変化には乏しい樹林の中の薄暗い道が続く。登山道も踏み固められすぎている観がある。
八方台への道を見送り、裏磐梯スキー場への分岐に入ると、再び静寂の道である。銅沼は赤い湖面に磐梯山が反射する美しい景色。ここを目的地とする人もいるようである。
ぬかるんだ道を辿れば、裏磐梯スキー場のゲレンデに戻ってくる。夏の暑さの中、これまでにないくらいに汗をかいた山行。変化に富んだ行程を振り返り、スキー場を出発地としてよかったと思えた。
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