槍ヶ岳＆笠ヶ岳（子連れ百名山〜その66＆67 槍沢〜西鎌尾根〜槍見（クリヤ谷））（首都圏〜2泊3日）
子連れ登山
unchikutareo
体力度について
- GPS
- 28:25
- 距離
- 49.6km
- 登り
- 3,343m
- 下り
- 3,861m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:53
- 合計
- 10:18
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:53
| 天候 | 晴れ〜曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
復路：中尾高原口P→新穂高温泉 ひがくの湯で入浴＆昼食→松本IC→中央道→東京 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
コースグレーディング：槍沢コース8c、槍見（クリヤ谷）コース6c 上高地〜槍ヶ岳：各所に小屋あり、トイレ、水、問題なし。 槍ヶ岳山頂付近：登りと下りのルートが一部違います。慎重に！ 西鎌尾根：直下含めてガレ場あり子供は苦手。ヤセ尾根の鎖場は慎重に！ 双六小屋〜笠ヶ岳：絶景を楽しみましょう！辛いけど〜。 笠ヶ岳〜中尾：草木の勢いが強く登山道を狭く感じる。一部、注意！アップダウンもあり。 |
| その他周辺情報 | マイカー回送 office花：￥19000、☎0261-61-5133、回送先のPは混雑状況により変化あり。http://www.office-hana.net 槍ヶ岳山荘：1泊2食￥9500（小人￥8500）、弁当（大きいちまき）￥1000、水はまずまず。小学生は登頂証明書もらえる。キャンプ場 30張り、1人￥1000、水￥200/リットル、トイレ小屋外。http://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/ 双六小屋：トイレ、軽食あり、ケーキ＆コーヒーも。http://www.sugorokugoya.com/sugoroku/shokai/sugoroku_shokai.html 笠ヶ岳山荘：1泊2食￥8800（小人￥7800）、弁当（朴葉ずし弁当）￥1000、水は天水で消毒臭あり。キャンプ場 25張り、1人￥800、雪渓の水場（すでに雪渓なくなり終了）、トイレ小屋内なので遠い。http://kasagatake.com 新穂高温泉 ひがくの湯：大人￥700、小人￥500、食事可。http://www.okuhida.or.jp/archives/1704 |
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
|
|---|
感想
息子小3、娘小5
槍ヶ岳。富士山と並んで、他の山に登頂すると、つい探してしまう山。登山を齧ったものなら是非登りたい山ですね。今回は、山の日を絡めて休みを取ったので、槍と笠を攻める予定。どっちを先にいくか悩んだけど、混雑予想で先に槍！。というわけで上高地〜槍〜西鎌〜双六小屋〜笠〜中尾口という縦走ルートを企画！そして、久しぶりのテント泊と意気込むが、前哨戦の甲斐駒で私が右腿負傷。ママも右膝痛発症。日和ってテントは断念（汗）。でも、計画は決行だ！山小屋泊も最近してなかったしね（言い訳）。今回、沢渡から新穂高へマイカー回送を頼んでみた。
『1日目』
深夜東京発。0500に沢渡市営第二P到着して車をデポ（笑）。タクシーで上高地へ。昨年の奥穂高以来の上高地だ。山の日に皇太子ご一行がいらっしゃるそうで帝国ホテル貸切だそうです。翌日は交通規制もあるそう。
バスターミナルでトイレなど準備をして出発！今日は一気に槍ヶ岳山荘まで進む予定。まずは梓川沿いへ。明神〜徳沢を進む。今回は徳沢のソフトクリームは時間が早いので断念していたが、息子が上高地に下りてくる人を観察して「ソフトクリーム持ってた。二人持ってた」と。徳澤園はなんと0700〜営業中。朝食も食べられた。いきなりご褒美のソフトを購入。まだ肌寒くて有り難み少なかったよう。横尾を過ぎて槍沢へ。ずっとなだらかな道が槍沢ロッヂに向けて少し傾斜を増してくる。槍沢ロッヂで食事（焼き鳥丼＆牛丼＆中華丼）＆トイレ休憩。ババ平で水補給（ぬるい）＆トイレ休憩。U字谷の中を東鎌尾根を見ながら登る。日差しが強く、風も少なめで暑い！なかなか槍も見えない。大曲というだけあって左に曲がっていく。天狗原から斜度もあって暑くて辛い。水汲沢で頭から水で冷やす。生き返る〜！飲めるか不明だったけど冷たくて美味しいからガブガブ飲んじゃった。この辺から小屋までの距離が表示されて頑張れる。グリーンバンドに出て、やっと槍の全貌が露わになる。蟠隆窟を過ぎ、槍に近づくが、案外とんがってないように見える。殺生ヒュッテを横目に、やっと槍の肩。小屋で宿泊受付。小屋も穂先も混雑してない！荷物を置いて槍に登ろう！上りと下りでコースが一部違う設定。ヘルメット装着して岩場とハシゴを進む。高度感はあるが慎重に進む。そして槍の穂先へ出た〜（嬉）！景色も最高ですが、子供達とママは腰がひけてるよう。空いてる上に眺望もよく素晴らしかった〜。久しぶりの山小屋での1700〜の夕食後、夕焼け鑑賞して就寝。やっぱ小屋もいいな〜。我々のハンバーグより従業員さん用の食事の匂いのほうが素敵な気がしたのは私だけ？（笑）
『2日目』
今日は初めての「山の日」。その日に槍ヶ岳山荘にいるなんて感激（家族では私だけみたい〜）！そして、我々は笠へ行く。0400起床。ご来光希望の方多数。0500〜の朝食後、いよいよ西鎌尾根へ。鷲羽水晶に野口五郎岳、薬師に黒部五郎、その先には後立山連峰。剱岳も見えるな。そしてだいぶ左に今日の目的地、笠ヶ岳。すごい景色だな〜！しかし、うちの子供の最も苦手とするガレザレの下り。かなりゆっくり進まざるを得ない。むしろ途中の鎖場の方が鎖があるだけ安心みたい。慎重に下りました。でも心地よい涼風だ〜。しかし、相当進んでも、窪地にあるためか、なかなか双六小屋は見えない。アップダウンを繰り返し、やっと双六小屋へ。なんか安心した〜。子供はケーキ！を堪能。私は冷やしぶっかけうどん！を頂き、水も補給。ここからキャンプ地経由で弓折乗越へ。山の日ということもあって続々登ってくるので、道を譲ってるとなかなか前に進まない。けど、鏡平の分岐を過ぎると人は絶える。アップダウンを繰り返しながら秩父平へ進む。途中、年配のご夫婦と話が弾む。お話の後、お先に失礼させていただく。風が北西なので稜線の東側のルートは無風で暑い！ここから稜線への上りが辛い。稜線に出ると涼風が心地よい。ここからは比較的アップダウンの少ない素晴らしい景色の稜線（ハイマツ帯）を行く。抜戸岳をトラバースして笠新道と合流。有名な抜戸岩を通過。不思議な岩だな。ヘロヘロになりながら、笠ヶ岳山荘だ〜。脱水状態の私に先着した息子が小屋の水を持って下りてきてくれた！ゴクゴク飲んだけど消毒臭が強い〜。ようやく予定時間オーバーで1700に到着＆受付。小屋前から左方面に見える槍。あそこから歩いてきたんだな〜（感無量）。疲れたので今日の笠登頂は断念。そして、山の日なのに笠ヶ岳山荘は空きがあり（小屋の人が嘆いていた）、6人部屋を4人で個室扱いにしてくれた〜！1745〜の夕食後、日没を堪能。さらに夜間にペルセウス流星群観察をトライするも眠くて見られず。
『3日目』
翌朝。朝日がちょうど槍の上に出る「ダイアモンド槍！」らしい。風が強目で寒いので横着して部屋から観察。ほんと、ちょうど槍の上に日が昇る。せっかく笠山頂で撮影していた人も、山頂では日の出が微妙に槍からずれていたらしく、小屋前がちょうどよかったよ〜と嘆いていました。
朝食後、出発前に小屋の方から子供に「槍から歩いてきたご褒美にジュースでもお菓子でもなんでも一ついいよ！親の顔色見なくていいよ（笑）」との申し出。ホントにありがとうございます。笠ヶ岳山荘は規模といい、ホスピタリティといい素晴らしかったです。さ〜、いよいよ、笠ヶ岳へ。板状の岩が積み重なる頂上で、素晴らしい展望だ。槍からの歩いてきたルートを見て感慨にふける。感傷に浸る間もなく、クリヤ谷コースで下山だ（と山荘の人に言うとくれぐれも気をつけて、と言われた）。まずは、板状の岩を下る。結構アップダウンがある〜。足場の悪いハイマツ帯も、岩場の下りも、子供の背丈ほどの笹帯もあって歩きにくい。事実、私は持病の左足首＆膝痛が悪化してスピード出ず。さらに暑くて脱水気味。水場、ほんとに助かりました〜。冷たくて美味！その後も笹薮がすごくて歩きづらい。出会う人も2名のみ。古い槍見の標識が出てくると、登山道らしくなってくる。水量少なく渡渉も問題無し。沢に出てからも長く感じたな。脱水と左足痛でヘロヘロになって登山口へ。企画者の私が一番ヘタレでした（涙）。新穂高温泉で自販のドリンクをガブ飲み！美味しかった〜。ひだかの湯で、入浴＆食事。ちょっと高めの値段設定だけど飛騨牛美味しかった。それよりも販売してたトマトが美味しかった（￥100）。
当初のテント予定が、私の足の負傷もありテント泊断念で贅沢してしまった〜。でも念願の槍〜笠のロングルートを最高の天気で満喫できて楽しい山旅でした。当初は槍メインという感じでしたが、笠ヶ岳もどっしりと威厳のある素晴らしい山でした。マイカー回送サービスも、この時期不安な「新穂高付近の駐車場をオロオロ探さないで済む！」ので良かったかな（帰りにステッカー貼られていた車を多数見ました。駐禁切られるよりいいけど、ちょっと割高だったかな）。そして、帰りのお風呂で娘のお腹にダニが喰いついていた模様。なかなか取れずママが苦心したらしい。やっぱり藪漕ぎみたいなことする時は半袖じゃない方が良いようです。変な感染症も出なくてよかった〜。まぁともかく、これで家族全員100名山も2/3を超えました。再来週は北海道遠征の予定。飛行機は取っちゃってるし、撤退不能。あ〜天気はどうかな？なんか今年は台風が心配。天気悪かったら無理せずゴロゴロしちゃおうかな（笑）。
コメント
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takapino117 さん
unchikuさん、疲れさまでした〜
槍＆笹ってそんなに歩くコースなんですね！
ご家族の体力素晴らしい…
そしてお金もすご〜くかかるので驚きました('Д')
やはり百名山だけに絞らないと大変なのかも…
mamyさん、こんにちは。
いつもコメントどうもです。いや〜長かった〜。過去最長距離でした。GPSログなので、マップ上の距離より長めになってます（ジグザグに登ったりするので）。私以外、素晴らしい体力でした。
今回のコースはテント泊だと（子供が自分の道具を全て担げないと）難しかったと改めて思います。山小屋泊。確かにいい旅館泊まれる（なのに風呂もない）￥x4人分x日数分。痛い出費ですが、この経験はpricelessということで自分を納得させてます！？
unchikutareoさん
こんにちは。
壮大なコースで登山の醍醐味ですね。三日間天気にも恵まれて最高の山行になりましたね。
二日目は距離、時間、アップダウン…キツかったでしょう。
さらに三日目は難所のクリヤ谷のコース。私も下山時に通りましたが距離はあるし、変化に富んでいるし本当に疲れた記憶です。
達成感がお子様の顔に表れていてとても良かったです。
Zenjinさん、こんばんは。
自分で計画したものの、実際、槍から笠を見たときに、（子連れだし）ちょっと不安になりました。結局、自分が一番ヤられてました。理由は飲酒による脱水と家族皆が言います（泣）。ロングコースでしたが、天気が北アルプス行った中でホントに最高の3日間でした。ダイアモンド槍とかブロッケンとか、いろいろあって思い出に残る山行でした。Zenjinさんも東北の残りの山、軽くやっつけちゃってください。安全を祈念してます。
unchikutareoさんファミリーの皆さま67座制覇！おめでとうございます✨そして、お疲れ様でした😃もう、私とはレベルが違いすぎで す。レコも、まるで自分が登っているかのようにドキドキしながら拝見しました。憧れの槍ヶ岳 いつか私もチャレンジしてみたいけど、そんな日は来るのかしら・・・もし、その時が訪れたら 今回のレコを参考にしますね！
これからも応援してますね☺
mie3さま、コメント恐縮です。
これから山の日の度に「初回の山の日は、槍＆笠行ったな〜」と言いたいがために、若干？、壮大な計画を遂行いたしました（汗）。子供は、一部を除いて、元気いっぱい。登山後の温泉で事情聴取しましたが「痛いところはない！」そうです。でも、息子は槍の穂先が怖かったようで、2日間ずっと寝言で「え〜怖い」と戦ってたようです。
でも、槍ヶ岳。一度はお勧めします！高所恐怖症だと辛いけど、下山後は皆、いいお顔してましたよ。
ロング＆ハードコースをご家族で完登、おめでとうござます。天気にも恵まれ本当によかったですよね！ムスコ、写真を掲載していただき喜んで見ています。ありがとうございました。私たちは昨夜、北アルプス遠征から帰ってきました。レコアップ、がんばります！
starlight100さん、こんばんは。
お疲れ様でした〜。北海道〜東北〜北アルプス。すごい行程ですね。なのに元気な息子さん。感服です。そしてパパのパワーもすごいですよね！パパのサポートあっての百名山。いずれ息子さんも、その偉大さに気づく時が来るでしょう！応援してます！
行くのが大変でレコアップどころではないですよね。でも、待ってま〜す（笑）。
槍、笠、登頂おめでとうございます。
怖いのですね〜。(>_<)やっぱり。
うちの娘は岩場が好きではないので、ますます後回しになりそうです。
最近、せっかく山が好きと言ってくれるようになったので。
槍、剱、北海道は忘れたころに〜。(>_<)
それにしても３日間、よく歩かれましたね。(＾◇＾)
北海道、行ってらっしゃーい(^^♪
mikiwhiteさん、こんばんは。
槍は高所恐怖症のママが一番ビビってました（笑）。笠ヶ岳は遠かった〜。けど、景色最高でした。
娘さん、山好きになってきたなら、良いですね。うちは、娘がガレザレの下りが超苦手（ズルッと滑るのが怖いらしい）でいつも大変です。西鎌尾根はブーイングでした〜。
北海道。無理せず、様子を見てきます！
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