また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 933523
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳: 北鎌尾根

2016年08月05日(金) 〜 2016年08月07日(日)
 - 拍手
ytomei その他3人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
51:00
距離
40.6km
登り
2,820m
下り
3,230m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:33
休憩
1:41
合計
9:14
6:48
6:48
12
7:41
7:41
8
7:49
8:00
5
8:05
8:05
39
8:44
8:57
13
9:48
10:13
33
10:46
10:46
8
10:54
11:08
8
11:16
11:16
21
11:37
12:01
19
12:20
12:20
34
12:54
12:56
58
13:54
14:06
110
2日目
山行
11:00
休憩
2:23
合計
13:23
4:13
129
6:22
6:23
154
8:57
9:38
244
13:42
15:11
28
15:39
15:45
7
15:52
15:52
40
16:32
16:38
58
17:36
3日目
山行
2:53
休憩
0:16
合計
3:09
6:27
34
7:01
7:09
4
7:13
7:13
65
8:18
8:18
32
8:50
8:58
22
9:20
9:20
11
9:31
9:31
5
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
アカンダナ駐車場から上高地へ。
下山後は新穂高バス停から平湯バスターミナルへ。その後アカンダナ駐車場へ歩き。
コース状況/
危険箇所等
基本的にはバリエーションルートなので、ルートファインディングの技術は必須。自分の場合は仲間がいなければ絶対に抜けられていなかった。GPSは参考になるが、実際のルートファインディングでは役に立つことはあまりない。登って稜線をいくかトラバースするかの判断には良いと思う。

道がわかれば、確かに核心部はいくつかありますが危険は激減します。

思ったこと:
トラバースはザレていて全体的に危険。一般道で必要とされるレベル以上の三点支持技術が必要。
尾根線沿いはトラバースより安全と感じたが、ピークの向こう側の状況がわからないと次の手が打てないため、無策に登り詰めるのは危なく感じる。とくに登った後に、先に進めないと戻ってクライムダウンしなければならないので、登りるときには同じ道を下って戻ることができるかを確認しながらの方がよい。

単独行なら相当なれた人、チームで行くならエキスパートが一人はいることが必須だと思いました。
予約できる山小屋
槍平小屋
上高地バスターミナルからスタート。
M氏、車に登山靴を忘れたことにここで気付く。珍しい痛恨のミス。ここから車に引き返され、我々残り三人は、追いつくまでゆるゆると上高地を散策しながら進むのでした。
2016年08月05日 06:30撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/5 6:30
上高地バスターミナルからスタート。
M氏、車に登山靴を忘れたことにここで気付く。珍しい痛恨のミス。ここから車に引き返され、我々残り三人は、追いつくまでゆるゆると上高地を散策しながら進むのでした。
快晴の上高地を行くのは本当に気持ちいい。
2016年08月05日 06:48撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/5 6:48
快晴の上高地を行くのは本当に気持ちいい。
横尾山荘到着。物凄くモダンな建物です。
2016年08月05日 09:47撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/5 9:47
横尾山荘到着。物凄くモダンな建物です。
横尾の橋。
2016年08月05日 09:48撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/5 9:48
横尾の橋。
槍沢。
M氏の到着をここで昼寝でもして1時間くらい待とうと行っていたのですが、ここで追いつかれる。早い、脅威のスピードで追いついてきました。流石。
2016年08月05日 11:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/5 11:38
槍沢。
M氏の到着をここで昼寝でもして1時間くらい待とうと行っていたのですが、ここで追いつかれる。早い、脅威のスピードで追いついてきました。流石。
水俣乗越へ上がります。
2016年08月05日 12:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/5 12:53
水俣乗越へ上がります。
水俣乗越に到着です。
2016年08月05日 13:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/5 13:55
水俣乗越に到着です。
めっちゃ大変な思いをして登ってきたのにまた下るのは本当に悲しい。なんだか沢ははるか彼方にあるように感ずる。
2016年08月05日 13:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/5 13:55
めっちゃ大変な思いをして登ってきたのにまた下るのは本当に悲しい。なんだか沢ははるか彼方にあるように感ずる。
今夜のお家と北鎌沢出会いのテント達。
北鎌沢の出合を見つけるまで、相当苦労しました。
2016年08月05日 16:13撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/5 16:13
今夜のお家と北鎌沢出会いのテント達。
北鎌沢の出合を見つけるまで、相当苦労しました。
ご飯の準備を開始するI氏とS氏。
2016年08月05日 16:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/5 16:46
ご飯の準備を開始するI氏とS氏。
飯だ。ビールとそばとウイスキー。
2016年08月05日 17:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/5 17:00
飯だ。ビールとそばとウイスキー。
これは2日目の朝飯。
夏のさなかにお雑煮です。でも、とっても寒いのでとても美味しかった。
2016年08月06日 02:58撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 2:58
これは2日目の朝飯。
夏のさなかにお雑煮です。でも、とっても寒いのでとても美味しかった。
北鎌のコルに向かって出発。
沢からコルまでが体力的にはこの日の山行で一番大変だったかも。
2016年08月06日 04:36撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 4:36
北鎌のコルに向かって出発。
沢からコルまでが体力的にはこの日の山行で一番大変だったかも。
どうも北鎌のコルより一本南のコルに到着した模様。ちょっと近くなって良かった。
2016年08月06日 06:32撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/6 6:32
どうも北鎌のコルより一本南のコルに到着した模様。ちょっと近くなって良かった。
お天気は最高!まわりの景色の写真もいっぱいとったけど、今回はやっぱ、槍 一辺倒ですな。
2016年08月06日 07:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/6 7:09
お天気は最高!まわりの景色の写真もいっぱいとったけど、今回はやっぱ、槍 一辺倒ですな。
独標に向かって進みます。けど、本当に登れるのか?
2016年08月06日 07:48撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/6 7:48
独標に向かって進みます。けど、本当に登れるのか?
さて、どこを降りる?探すとルートスグにわかりました。
2016年08月06日 07:52撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 7:52
さて、どこを降りる?探すとルートスグにわかりました。
トラバースルートの始まり。どこをどう通るべきか。
2016年08月06日 08:13撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 8:13
トラバースルートの始まり。どこをどう通るべきか。
この斜面をトラバースしていきます。トレースは・・・あります。あるんだけど、今回の初トラバースなので、最初結構怖い。
2016年08月06日 08:21撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/6 8:21
この斜面をトラバースしていきます。トレースは・・・あります。あるんだけど、今回の初トラバースなので、最初結構怖い。
核心部の始まり。ここは相当危険なので、特別にロープが張られていると聞く。残置スリングなどは途中もあるが、ロープはここ一箇所のみ大丈夫かどうかを確認しながら進みます。ハーケンもロープも新しく、問題もなさそうなので使いながら進みます。
2016年08月06日 08:31撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 8:31
核心部の始まり。ここは相当危険なので、特別にロープが張られていると聞く。残置スリングなどは途中もあるが、ロープはここ一箇所のみ大丈夫かどうかを確認しながら進みます。ハーケンもロープも新しく、問題もなさそうなので使いながら進みます。
崖の直登より、ザレ場のトラバースのほうが恐ろしい。よっぽど難しい。
2016年08月06日 08:34撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 8:34
崖の直登より、ザレ場のトラバースのほうが恐ろしい。よっぽど難しい。
天気はもう、ここ数年見たこと無いってくらい最高。この景色に勇気づけられて一歩先に進めます。
2016年08月06日 08:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 8:38
天気はもう、ここ数年見たこと無いってくらい最高。この景色に勇気づけられて一歩先に進めます。
こんな所ばっかり。
三点支持の基礎を一から学び直しです。一般道の三点支持と違い、崖から身体を乗り出して移動できるための三点確保が必要です。
2016年08月06日 08:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 8:38
こんな所ばっかり。
三点支持の基礎を一から学び直しです。一般道の三点支持と違い、崖から身体を乗り出して移動できるための三点確保が必要です。
ちょいとした核心部の通過ですが先輩方は全く難なく進みます。ちなみにわたしゃ、四つん這いで、リュックをガリガリしながら通り抜けました。ソッチのほうが危険でした。
2016年08月06日 08:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 8:40
ちょいとした核心部の通過ですが先輩方は全く難なく進みます。ちなみにわたしゃ、四つん這いで、リュックをガリガリしながら通り抜けました。ソッチのほうが危険でした。
道がわからなくなるとM氏が登場。
流石に冬の北鎌を2度踏破している強者です。恐ろしいトラバースルートを難なく進み、にこにこ顔で次のルートファインディングをするM氏。
2016年08月06日 08:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 8:46
道がわからなくなるとM氏が登場。
流石に冬の北鎌を2度踏破している強者です。恐ろしいトラバースルートを難なく進み、にこにこ顔で次のルートファインディングをするM氏。
私は高いところが実は苦手です。
ううー、怖かった。大分泣きが入ってきています。
2016年08月06日 09:08撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
8/6 9:08
私は高いところが実は苦手です。
ううー、怖かった。大分泣きが入ってきています。
槍ヶ岳が大きく見えてきました。かっこいいわ。
でもまだ先は長そう!
2016年08月06日 09:13撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
8/6 9:13
槍ヶ岳が大きく見えてきました。かっこいいわ。
でもまだ先は長そう!
トラバースルートを通り過ぎた後、少し戻って独標に登頂。
登ったら降りれんかな?と思ったので、どうしようか迷ったのですが、みなさん大丈夫と太鼓判を押してくれたので私も登りました。
独標でI氏。
2016年08月06日 09:20撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/6 9:20
トラバースルートを通り過ぎた後、少し戻って独標に登頂。
登ったら降りれんかな?と思ったので、どうしようか迷ったのですが、みなさん大丈夫と太鼓判を押してくれたので私も登りました。
独標でI氏。
独標でS氏。
M氏は次のルートファインディングのため、早々に先行して出発。
2016年08月06日 09:20撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 9:20
独標でS氏。
M氏は次のルートファインディングのため、早々に先行して出発。
ちなみに自分です。独標までが難しく、この後は、まぁ難しいけどそこまで大変とは思いませんでした。
2016年08月06日 09:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 9:22
ちなみに自分です。独標までが難しく、この後は、まぁ難しいけどそこまで大変とは思いませんでした。
クライムダウン中。
ここのところがおりれるかわからなかったのですが、なんとかなるもんですね。皆さんが仰るとおり、そんなに難しくなかったです。
2016年08月06日 09:21撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 9:21
クライムダウン中。
ここのところがおりれるかわからなかったのですが、なんとかなるもんですね。皆さんが仰るとおり、そんなに難しくなかったです。
先行するクライマーさん達。
この部分のルートファインディングで相当難儀してるようで行きつ戻りつしています。
2016年08月06日 09:29撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 9:29
先行するクライマーさん達。
この部分のルートファインディングで相当難儀してるようで行きつ戻りつしています。
稜線へと登ります。登りはトラバースよりよっぽど楽ちんです。
2016年08月06日 09:36撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 9:36
稜線へと登ります。登りはトラバースよりよっぽど楽ちんです。
鹿のまど。
2016年08月06日 10:06撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
8/6 10:06
鹿のまど。
北鎌尾根は続く。
先は長く、永遠に付きそうにないが、意外とそうでもない。一つ一つのピークを詰めるのには時間はそんなにかからない。
2016年08月06日 10:35撮影 by  DSC-TX30, SONY
6
8/6 10:35
北鎌尾根は続く。
先は長く、永遠に付きそうにないが、意外とそうでもない。一つ一つのピークを詰めるのには時間はそんなにかからない。
ここはよいトラバースルートが見つからず、直登したが正解だったと思う。ここは登り切ると意外と楽。先が見えないので、M氏が偵察に立ち、OK出てから後続が登り始めます。P幾つかはわからないですが、結構特徴的な場所なので行けばわかると思います
2016年08月06日 11:01撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 11:01
ここはよいトラバースルートが見つからず、直登したが正解だったと思う。ここは登り切ると意外と楽。先が見えないので、M氏が偵察に立ち、OK出てから後続が登り始めます。P幾つかはわからないですが、結構特徴的な場所なので行けばわかると思います
前の写真の岩を登り切ったところはザレ場。ここのホールドを見つけるのが結構たいへんだった。自分、よく登れたもんだなと思う。
2016年08月06日 11:06撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 11:06
前の写真の岩を登り切ったところはザレ場。ここのホールドを見つけるのが結構たいへんだった。自分、よく登れたもんだなと思う。
稜線よりトラバースルートの方がよっぽど怖い。
2016年08月06日 11:29撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/6 11:29
稜線よりトラバースルートの方がよっぽど怖い。
一般道では無いので、◯印などはない。どのルートが正しいルートかは自分たちで判断するしか無い。行きつ戻りつが続く。
ここは前の岩に向かって直進。一杯踏み跡があっていやらしい。
2016年08月06日 11:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 11:44
一般道では無いので、◯印などはない。どのルートが正しいルートかは自分たちで判断するしか無い。行きつ戻りつが続く。
ここは前の岩に向かって直進。一杯踏み跡があっていやらしい。
トラバースルートのみから見ることができる 槍ー小槍ー孫槍ーひ孫槍。お山の大先輩に教えてもらいました。
2016年08月06日 11:45撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 11:45
トラバースルートのみから見ることができる 槍ー小槍ー孫槍ーひ孫槍。お山の大先輩に教えてもらいました。
北鎌平で休息中。時間が15時を過ぎてたら、ここでテン泊しようと話をしていました。それも少し楽しみだったのですが・・・。

これまでにウォーターサーバが壊れて脱水症状気味の自分。ここでI氏から水1リットルを分けてもらう。速攻でスポーツドリンク作成。このおかげで蘇ることができました。
2016年08月06日 12:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 12:40
北鎌平で休息中。時間が15時を過ぎてたら、ここでテン泊しようと話をしていました。それも少し楽しみだったのですが・・・。

これまでにウォーターサーバが壊れて脱水症状気味の自分。ここでI氏から水1リットルを分けてもらう。速攻でスポーツドリンク作成。このおかげで蘇ることができました。
槍の穂へ向かいます。
この姿、神々しい。山が信仰の対象になるのが分かる。
一般道が無く初めて槍を登った人は改めてすごいと思う。
2016年08月06日 13:41撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 13:41
槍の穂へ向かいます。
この姿、神々しい。山が信仰の対象になるのが分かる。
一般道が無く初めて槍を登った人は改めてすごいと思う。
あぁ・・・・。何か心に染み入る感動が・・・。
2016年08月06日 13:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 13:44
あぁ・・・・。何か心に染み入る感動が・・・。
2016年08月06日 13:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 13:54
穂高が見えてきた。
2016年08月06日 13:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 13:55
穂高が見えてきた。
2016年08月06日 13:56撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 13:56
最後のクラック。
練習と実践を兼ねてザイルをおろしてもらう。
オートブロックで実際には自力で登るのだが、心のゆとりはザイルありなしでは全く違う。心にゆとりがあると、簡単です。
登ってから懸垂で降りる実地訓練もすれば良かった。
2016年08月06日 14:36撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
8/6 14:36
最後のクラック。
練習と実践を兼ねてザイルをおろしてもらう。
オートブロックで実際には自力で登るのだが、心のゆとりはザイルありなしでは全く違う。心にゆとりがあると、簡単です。
登ってから懸垂で降りる実地訓練もすれば良かった。
ありがとうございます。助かりました。
2016年08月06日 14:49撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 14:49
ありがとうございます。助かりました。
独標を振り返る。独標にいる時は槍が遥か彼方に見えたのですが、思ったより早くこれました。
2016年08月06日 14:51撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
8/6 14:51
独標を振り返る。独標にいる時は槍が遥か彼方に見えたのですが、思ったより早くこれました。
2016年08月06日 14:51撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 14:51
北鎌尾根にはほとんど人がいなかったですが、山頂は大混雑でした。一般道・ハシゴは人だらけ・降りるのにも暫くはしご待ちです。
2016年08月06日 15:04撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 15:04
北鎌尾根にはほとんど人がいなかったですが、山頂は大混雑でした。一般道・ハシゴは人だらけ・降りるのにも暫くはしご待ちです。
祠の裏の崖から現れた4人。周りの人から驚きと賞賛で向かられた。素直に嬉しい!

ただ、人が一杯だったので、祠での皆での集合写真は諦めました。
2016年08月06日 15:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/6 15:05
祠の裏の崖から現れた4人。周りの人から驚きと賞賛で向かられた。素直に嬉しい!

ただ、人が一杯だったので、祠での皆での集合写真は諦めました。
後は一般道で山荘まで下ります。高度感はあるように見えますが、もう楽勝です。
2016年08月06日 15:11撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/6 15:11
後は一般道で山荘まで下ります。高度感はあるように見えますが、もう楽勝です。
槍ヶ岳 肩でテントを張ろうと予定していたが、テン場は満タン。
山荘まわりも人だらけ。北鎌尾根の静寂と異なる賑やかさに少しホッとするが・・・人が多いなぁ。
テン場なら、殺生まで移動するように言われるが、めんどくさいので槍平まで降りることに決定。
2016年08月06日 15:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/6 15:38
槍ヶ岳 肩でテントを張ろうと予定していたが、テン場は満タン。
山荘まわりも人だらけ。北鎌尾根の静寂と異なる賑やかさに少しホッとするが・・・人が多いなぁ。
テン場なら、殺生まで移動するように言われるが、めんどくさいので槍平まで降りることに決定。
槍平に向けて下ります。
2016年08月06日 16:01撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/6 16:01
槍平に向けて下ります。
槍平でこれから酒盛りと飯。
2016年08月07日 04:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
8/7 4:53
槍平でこれから酒盛りと飯。
これは3日目の朝食です。
2016年08月07日 05:27撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/7 5:27
これは3日目の朝食です。
白出の沢。
2016年08月07日 08:07撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/7 8:07
白出の沢。
後はおしゃべりで林道を進みます。
2016年08月07日 08:25撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/7 8:25
後はおしゃべりで林道を進みます。
穂高バス停。ここから平湯バスターミナルへ。
補高から路線バスを使って平湯へ向かいますが、途中から乗車する海外の方が多かった。岐阜の山奥の温泉街に海外から遊びに来る人がいるんですね。
2016年08月07日 09:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
8/7 9:40
穂高バス停。ここから平湯バスターミナルへ。
補高から路線バスを使って平湯へ向かいますが、途中から乗車する海外の方が多かった。岐阜の山奥の温泉街に海外から遊びに来る人がいるんですね。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ
共同装備
確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング ロープスリング カム ナッツキー アッセンダー 地図(地形図) ナイフ テント ロープ ハーネス ヘルメット ギアスリング ディッセンダー プーリー タイブロック アングルハーケン

感想

山岳会岐阜支部の槍ヶ岳:北鎌尾根山行。山に登ったことがある人なら誰もが憧れる北鎌尾根。山岳会の山行に参加させて頂き、お天気も最高で感動の3日間でした。

私が最も未熟だった今回のチームによく仲間に入れてもらえたものです、感謝!他のメンバーは山岳部出身の2名と測量のプロ。技量の差に思い知らされる局面も何度かあったものの、素晴らしい時間をともにできました。

私はトレーニングを兼ねてSL(サブリーダー)を担当。先行し、ルートファインディングとメンバーの行程を調整する役割を仰せつかりました。しかし、この北鎌尾根、踏み跡のルートが複数分岐していて、どれが本物かわからない。行きつ戻りつ、先輩に指示を受け、上り詰めた岩稜がナイフリッジになっていて撤退を余儀なくされたりと、散々なSLでした。

恐ろしいのは尾根線よりもトラバースルート。核心部はいくつかありますが、それ以外にも落ちたら一発でおしまいの所が数多く、そうでなくても殆どはタダでは済まない所ばかり。中々の緊張が続きます。メンタル的にも負担が重く、途中泣きをいれました。これでエスケープがあったら多分途中で引き返していただろうと思います。幸か不幸か、北鎌尾根にはエスケープがないので、登り返したら穂先まで登るしか無いので先に進むしかありませんでした。

また、稜線上は想像以上の暑さ、日差しを避けるところがほとんどありません。途中、ウォーターサーバーを破損してしまい、水を2リットルをロスト。残りの水の量を注意しながら進むので、水分が取れず、暑さで食料も取れずでシャリバテ・水不足、加えて寝不足の三重苦で進みます。北鎌平到着時に槍ヶ岳登頂の目安がついたのでI氏から水1リットルを分けてもらい、スポーツドリンクを作ることで完全復活。ここからは元気いっぱいの山行が続いたのでした。

穂先の取り付きまで到着して見上げる槍は神々しいの一言。今は一般ルートが整備されてアクセスが容易になっていますが、古の時代に山々が神として信仰の対象となっているのが分かる気がします。ここを本当に登ることが出来るのか、と思いつつも、ルートが分かれば、尾根線よりは容易に登頂することができたと思います。

最後のクラックは、練習を兼ねてと力尽きた私のためにザイルを出してもらいました。オートブロックで登ったので基本は自力で登ったのですが、確保があるのと無いのでは気持ちが全く違います。簡単に登れたように感じましたが、それは心の余裕があったからだろうと思っています。感謝!

山頂の祠の裏から現れた私たちに山頂の皆さんは驚いた様子。おっかなびっくりの山行でしたが、この皆さんの賞賛には本当に何かを成し遂げた様な感を受けました。この素晴らしい山行に参加させて頂き、ありがとうございました。

北鎌尾根にはほとんど人がいませんでしたが、山荘周りは大混雑。テン場もいっぱいだったので、思い切って槍平まで降りることに。皆、元気だわ。槍平で宴会して大盛り上がり。最高の一夜でした。

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コメント

拍手してました(笑)
tomeiさん こんにちは
以前にこのレコを見て拍手してましたよ!
今思えば、このレコを見たことが山岳会に入ろうと思ったきっかけだったかもしれませんね。
2016/11/22 19:36
Re: 拍手してました(笑)
yamaさん。

それはとても光栄です。こんなバリエーションルートに挑戦させていただけて、山岳会に入って、自分は本当に良かったと思っています。これからも研鑽して技術を磨いていきます。

北鎌尾根はルートがわかりにくいのと水場がない以外はそこまで難しくはないです。無論、ザレ場のトラバースは一歩間違えれば終わりのところもありますが、yamaさんの技量であれば全く問題ないと思います。来年の夏も行くとのこと。私もまた参加したいと思っています。
2016/12/30 15:28
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