奥大日岳・大日岳縦走:劔岳の雄姿とお花の道
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 785m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
天候 | 曇り・晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雷鳥沢では地獄谷から硫黄臭の煙が持続的に立つが、風向きで近づかなければ問題なし。室堂からのコースには特に危険箇所はないが、大日岳から称名滝への下山路は急で、梯子が連続していたり、ロープや段差の大きな樹木の多い箇所が多々あり、特に牛の首という場所付近は危険度が多い。 |
その他周辺情報 | 室堂、弥陀ヶ原付近には食堂や売店がある。山小屋やホテル、温泉もある。コースでは山小屋によりビールや水を売っている。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
懐中電灯
羽毛ジャケット
防寒シート
行動食のおやつ
水分1.5リットル
タオル3
ビニール袋
ストック1本
カメラ
筆記用具
着替え
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感想
アルパインツアーの大阪支部の山旅企画の大日三山縦走コースへ一人で参加した。比較的少人数で、優秀なガイドさん二人に守られて、楽しく旅をした。
最初は硫黄の煙の立つ雷鳥沢へ、みくりが池のほとりを下り到着。もくもくと上がる硫黄の煙の景色、露に濡れるチングルマの毛の花輪や、ハクサンフウロがお出迎え。
山小屋の雷鳥荘はまるで、ホテル風で、綺麗な畳のお部屋、温泉は熱い源泉かけ流しで、白色系の濁った肌がすべすべとなる湯。露天へ出ると、最高! 立山の景色が一面に広がる壮観。こんな広々とした温泉風呂は長い人生でも初めて。夕食もホテル風に色々とあり、皆さんは楽しくビールでくつろいでおられた。
夕食後、曇っていた空が晴れて、夜8時からは満天に輝く星空の観測会。その夜は月明かりがなくて、専門家の特別の望遠鏡での観察会。夜空にくっきりと浮かぶ天の川、夏の大三角、そして、望遠鏡で見せていただいた土星の輪!
翌2日目朝、7時に出発して、立山の深い谷を流れる青い称名川や雄山をはじめとした連峰、広々とした弥陀ヶ原を眺めながら、美しいお花の咲く尾根を歩く。
峰を越えると突然姿を表す劔岳!劔岳の雄姿を近くに見ながらの縦走路は壮観である。雲もなくて空は青空、奥大日岳への登りも楽しい。頂上では劔岳を始め立山連峰が眺められる。
さらに一旦200Mほど降って登り返すと、尾根は大日岳のある方へ。大日小屋に荷物を降ろして大日岳を往復。夕方までの時間、小屋の前でゆったりとした時間を過ごす。暑いぐらいの晴天。このように剱岳がくっきりと全て見えるのは10回の登山で1回ぐらいだとは、ガイドさんのお話。小屋の前にはどーんと大きな姿の劔岳が、その姿を見せている。夕日に焼けていく剱岳、日が沈んで青黒くなって弦月の空に浮かぶ剱岳。星空一面の剱岳。剣の肩から登る朝日。朝焼けにうっすらと輝く逆光の剱岳。
3日目の朝は6時15分発。称名滝を目指して、どんどんと下る。大日小屋を過ぎると、厳しい牛の首の急降下。いくつもの梯子を下りて、ロープに伝って崖のそばを行く。3回ぐらい小さな谷川を渡渉。池塘がある笹原の広い木道の続く大日平をルンルン歩くと、また急降下。称名川の川音、ウグイスの声を聞きながら、ようやく下山。
コンクリート道をしばらく歩くと、大きな称名滝が見える。滝見台へ登って4段に流れ落ちる350Mと滝の一部を見る。あいにくの霧で最上部は見えなかったが、その壮観さ! これ以上の贅沢なコースはないだろう。素晴らしい山旅でした。
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