火打山 笹ヶ峰から往復
- GPS
- 10:58
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,224m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 10:52
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
杉野沢地区では交差点や分岐が幾つかあるが笹ヶ峰方面へ。 妙高高原ICから笹ヶ峰まで30分近くかかる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ぬかるみ多い、また岩にも泥が付き滑りやすい所が多い。 富士見平〜高谷池間と高谷池〜雷鳥平間に笹を刈払いした後の切り株で歩きづらい所がある。 登山ポストは登山口にあり用紙も用意されている。 登山届と下山届の2つのポストがある。 |
その他周辺情報 | 笹ヶ峰への登り口にある杉野沢地区に旅館やロッジがたくさんある。 また苗名の湯もここにある。 少し足を延ばして池の平まで行くとランドマーク妙高高原がある。 ここは温泉とネットカフェが一緒になったような施設で食事処もありゆっくりできるだろう。今回は売店だけ立ち寄り土産を買った。 |
写真
感想
梅雨も明け、いよいよ火打行きも目前に迫ってきた。
はずだが、天気がすっきりしない。
7月下旬から8月末までは諸々の用事が入っており山に行ける日が少ない。
その少ないチャンスに天気が悪いと火打行き計画が流れてしまう。
そんな心配をしつつ毎日天気予報や高谷池のライブカメラとにらめっこしながら機を窺っていると7月31日は晴れ間が出そうな予報なのでこの日に決行とする。
当日、3時に起床。
荷物の準備はほぼ出来ており、漏れが無いか確認するのみ。
あとは膝にテーピングを貼って出発なのだがこれに結構時間がかかってしまった。
いつも下山時に膝が痛くなるのでテーピングを試してみようと思いキネシオテープを買っておいたのだが、膝にテーピングを貼るなど初めてのことなので、、、。
少しでもスムーズに貼れるように予習はしておいたのだがそれでも20分位かかってしまった。
3時30分頃出発、コンビニで朝食と昼食を買って高速に乗る。
妙高高原ICで降り笹ヶ峰へ向かう。
天気は晴れ。妙高山は山頂まですっきり見えているが火打は山頂にガスがかかっている。
杉野沢を過ぎると山道に入り高度を上げていく。
途中、志賀高原方面の山がよく見えた。
笹ヶ峰は昔よく遊びに行っていたので迷うこともなくここまでは至極順調だったが、そのうち観光バスに追いついてしまった。
つづら折りの狭い道でバスが軽やかに走れるはずもなく、かなり低速で走っている。
この道でバスを追い越すのは危ないので後ろについて行くことにする。
それにしてもこの早朝にこの道を2台の観光バスが走っているとは思ってもみなかった。この道は笹ヶ峰まで一本道なのでこのバスも笹ヶ峰に行くはずで、この時間に笹ヶ峰に向かうとなると火打山登山の人たちが乗っているのだろう。
結局登山口の駐車場までバスの後ろについて行ったが、やはり登山の人たちのようだった。
大分時間をロスしたのでちょっと急いで身支度を整え登山口へ向かう。
火打山登山のレポでよく見る立派な登山口で登山届を提出し周辺の写真を撮る。
登山者がひっきりなしに出発して行く。登山口にいたのは5分位だと思うが20〜30人の登山者が出発して行った。
そして自分も出発しようと思って数名並んでいた列の後ろについた。
実はこの時並んでいた数名の人は40人位の学生さんの団体の一部だった。
あの観光バスにはこの人たちが乗っていたのでは、、、。
6:30出発。
若者と競って歩く気も無いので学生さん達の後ろを歩くことにし、まずは黒沢を目指す。
歩き始めて間もなく登山道は小さな沢のそばを通るようになる。
沢の様子を見ようと少し立ち止まったりしているうちに学生さんたちの姿は見えなくなった。
後ろから次々と登山者が登ってくるので先に行ってもらいマイペースで歩く。
黒沢までは急登は無く木道が多くて歩きやすい。
黒沢で学生さん達に追いついた。ここで休憩するらしく橋の手前で渋滞していた。
自分もここで休憩の予定だがこんなに人が多くては休む場所を決めるのも大変だ。
ここでは先に行かせてもらい橋を渡った所で立ったまま小休止とした。
やがて若いソロの女性が自分の隣にやってきて休憩し始めた。
この人もなかなか休む場所を見つけられず、ここまで来たのだろう。
話をしてみると山には頻繁に行っているそうで気合が入っているなあと思った。
今日は高谷池ヒュッテに泊まって明日は妙高だという。
お嬢さんも学生さんもまだ休憩しているうちに一足先に出発。
すぐに十二曲りの急登が始まる。
そして十二曲りを終えてもまだ急登は続く。富士見平の手前まで続く。
この区間が今回のルート中で体力的に一番きつかった。
富士見平の少し手前で勾配は緩くなるが今度はぬかるみが多くなり歩きづらい。
この辺で黒沢で会ったお嬢さんが追いついてきたので先に行ってもらう。
富士見平に到着し小休止にする。
名前から少し開けた場所なのかと思っていたがそんなこともなかった。
富士山は見えなかった。
次は高谷池へ向かうが相変わらずぬかるみが多い。
やがて火打や高谷池ヒュッテが見えてきた。
山頂はガスがかかったり晴れたりしている。このまま天気が持ってくれることを願って進む。
高谷池の少し手前辺りで樹林帯から出て辺りは開けた景色になる。
長かった森の中歩きが終わりとても開放的な気分になるところだ。
やがて「左側にアルプス展望台」の道標がある。
展望台に先客がいるのが見えたので見えるかどうか声をかけてみると見えないということだったので行かないことにして歩き始めると間もなく高谷池ヒュッテが目の前に現れた。こんなに近くにくるまで気付かなかった。
高谷池ヒュッテではトイレを借りた後、ベンチで一休み。
火打の山バッジが売り切れてい残念だった。
テン場の方もちょっと覗いてみたが良い雰囲気だった。
ヒュッテを出ると高谷池の畔を少し歩いてから登りが始まる。
火打山のレポでは高谷池とか天狗の庭は必ずと言っていいほど紹介されるが、高谷池から天狗の庭に向かう途中にもすごく良い所があって驚いた。
そこは木道が続き両側に花がたくさん咲いており、正面に火打の山頂が見えた。
天狗の庭まで来ると山頂は大分近くなってくるがまだ結構ある。
コースタイムではあと75分だがもっとありそうに見える。
天狗の庭も噂通り良い所だったが天気が今一つだったのが残念。
逆さ火打はあまりきれいに撮れなかった、、、。
天狗の庭から少し登ると稜線に出て、一路山頂を目指す道となる。
高い木はあまり無くなり見晴らしが良いはずだが、周囲にもガスが出たりして展望は利かなかった。天気が良ければさぞかし気分良く歩けるだろう。
ライチョウ平では最後の登りの前の休憩がてら足を止めて辺りを見て回ったがライチョウはいなかった。少しだけ期待していたのでちょっと残念。
そのうちハイマツが増えてきていよいよ山頂に近づいたという雰囲気になってくる。
この辺も晴れていればさぞ気分が良いだろうと思われる。
どんどん進むとやがて前方から登山者の話し声が聞こえてきた。
ハイマツで見えないがすぐそこが山頂らしい。
そしてハイマツが途切れると火打山頂に飛び出した。
11:50登頂。
すると黒沢で会ったお嬢さんが今まさに下山しようと、こちらに歩いてくるところだった。
聞くと登頂した時からガスで何も見えず、暫く待機してみたもののガスは晴れないので諦めて下りるのだという。
登頂する少し前から分かっていたことだが、ガスで周りは何も見えない。
朝は良い天気だったがこの時間までは持ってくれなかったようだ。残念。
高谷池ヒュッテもたくさんの登山者がいたが山頂にも30人位の登山者がいた。
狭くはないがそれほど広いわけでもない山頂だが、それでも一人が座って休めるスペースはすぐに見つかった。
ザックを下ろし写真をいくつか撮ってから昼食にする。
眺望を楽しみながらとはいかなかったが、それでも念願の火打登頂を果たしての食事なのでささやかなお祝いである。
赤飯のおにぎりでも持って来れば良かった。
おにぎりを食べていると焼山方面のガスが晴れてきたので写真に収める。
写真を撮った時、蝶が写り込んだ気がしたので確認してみるとやはり写っていた。
なぜか山頂で蝶に会うことが多い。
暫くの間見えていた焼山もそのうちガスに覆われまた何も見えなくなってしまった。
昼食を終えると登山者も大分少なくなっていたので山頂を一周歩いて回ってみたがやはりどの方向も眺望は得られなかったので諦めて下山することにした。
下山し始めると間もなく登山道の付いた稜線や天狗の庭を見下ろしながら歩くようになる。
景色を楽しみながら歩けるので疲れていても苦にならない。
天狗の庭まで来た。やはり良い所だ。晴れの日にまた来てみたい。
下山時は膝が痛くなるので慎重に歩いていたせいか火打山頂から天狗の庭の間はコースタイムをオーバーした。
下山し始めてすぐにこれでは先が思いやられるが想定していたことではある。
写真撮影などで立ち止まるのは程ほどにして黙々と歩くことにする。
高谷池ヒュッテで15分程休憩。
朝とは打って変わり休憩している登山者は少なく、静かで良かった。
この先も長い。また黙々と歩くことにする。
ぬかるみ地帯に入り富士見平まで来た。この先は急な下りが始まる。
ぬかるみも多いが、さらに岩に泥が付いて滑りやすくなっているので神経を使うしペースも上がらない。
ようやく黒沢まで来た。富士見平〜黒沢間はコースタイムを25分オーバー。
神経を使う急な下りは終わり、気が楽になったところで休憩。
朝は混雑していてパスした水場を目指すとすぐに見つかった。
冷たくてうまい水を飲み生き返った気分になる。
空のペットボトルにこの水を補給する。
着いた時にいた男性2名のパーティーは出発したらしくここにいるのは自分だけになった。
朝はあれだけ大勢の人が居て休む場所の確保さえままならなかったのが嘘のようだ。
いつの間にか天気が良くなっていて陽に照らされた沢が綺麗だった。
ゆっくりしたくなる場所だがそうもしていられない。
出発しようとすると十二曲りから4名の登山者が下りてきた。
その中の年配の男性2名と少し話した後、笹ヶ峰に向け出発。
この先は急な下りは無い。焦らずに行けばよい。
傾きかけた陽に照らされたブナや白樺の森も綺麗だった。
こんな森の中を歩くのは気分が良い。
この時間になると登山者も少なく、黒沢から笹ヶ峰までの間はソロの男性に追い越されただけだった。
時間が遅くなると静かに歩けて良いのだが、もう少し早く歩けるようになりたいものだ。
17:22黒沢から50分弱で登山口に到着。
下山届を出しその場で少し休んだ後、駐車場へ向かった。
高谷池ヒュッテで火打の山バッジが売切れていたが、小屋の人が「池の平にあるビジターセンターにも売っている」と言っていたので時間があれば寄ろうと思っていた。
場所は知っているので迷わずに行けるとしても、そこに行くのは18時くらいになりそうで開いているかどうか怪しい。
携帯で調べてみるとやはり17時で閉館とのことなので、バッジは諦めてランドマーク妙高高原で土産を買って帰ることにする。
ところがランドマーク妙高高原で土産を買う時にダメもとで探してみたところバッジを発見。もちろん迷わず購入。ちょっとラッキーな気分だった。
念願の火打山に登って無事下山出来た。
登る時も下りた時も下の方は晴れていたのに頂上近くはガスがかかって周りが見えなかったのは残念だが、また来ればよい。
良い山だったし、いずれ再訪したいと思う。
今度はもっとゆっくりできるように泊りで、、、。
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