立山で迎えた「祝!山の日」
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:45
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
8/9の19:00頃、扇沢の無料駐車場に到着し、車中泊。 山の上で宿泊の人もいるせいか、8割程は埋まっていた。(有料駐車場はガラガラ) 他の車中泊の人も多数で、夜中にも続々と車が到着。 有料駐車場にトイレあり。 8/10朝5:00頃には無料駐車場は満車。 7:30頃でも有料駐車場は空きあり。 5:20頃、切符窓口に人が並び始める。 5:30~6:00に高速バスが到着するので、並んでいる人が増える。 切符販売開始の6:50頃には100人以上は並んでいたいと思う。 関電トンネルトローリーバスは台数も多いので並んでいた人は全員始発に乗れたのかな? 黒部ダムに到着したら観光はそこそこにケーブルカー乗り場へ。 ケーブルカー改札を通った順に次のロープウェイの整理券が渡される。 ロープウェイの乗車人数はそれほど多くないので、始発のロープウェイに乗れれば次のトローリーバス始発にもちゃんと乗れるはず。 順調に始発を乗り継ぎ、予定通り8:55に室堂へ。 【帰り8/11】 祝日なので人は多かったが、室堂での待ち時間はなし。 (ただ、改札にゆっくり向かったので座席はなしで立ち席) 大観峰でロープウェイ30〜40分の待ちあり。 ケーブルカー待ちなし。 黒部ダムでのトローリーバスは観光客も増えるため改札待ち多数だが、台数が多いので全員乗れていたように思う。後ろの方は立ち席。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【室堂から浄土山】 室堂山展望台までは歩きやすい。ここから浄土山への登りが結構急だった。ここは下りよりも登りルートにして良かった。 【一ノ越山荘〜雄山】 結構急なのと、ガレガレザレザレしていて歩きにくい。子供の団体さんや登山に慣れていなそうな人もかなり多いため、ペースがとりにくい。落石にも注意。ここも登りルートに設定して良かった。 【雄山〜真砂岳】 人が少なくなるのでペースはとりやすかった。 登山道脇が切れ落ちれいるところもあるが、登山道自体はそれほど細かったり険しかったりということはないのでわりと歩きやすい。 【真砂岳〜剱御前小舎】 それほど危険なところはない。歩きやすかった。 【剱御前小舎〜雷鳥平】 雷鳥坂は時間は多少短いが、急で浮石が多いとのこと。新室堂乗越経由の方が多少時間はかかるが(コースタイムで10分程度)、傾斜は緩く眺めが良いとのことでこちらを選択。こちらは花もたくさんあり、楽しかった。 【雷鳥平〜室堂】 室堂への石段の登りが結構つらかった。リンドウ池のあたりは火山性ガスに注意の看板あり。においも結構ある。 【おまけ:黒部ダム】 放流を一番間近に見られる新展望広場から屋上のダム展望台への階段が2日間で一番つらかった^^; |
その他周辺情報 | 大町温泉:薬師の湯700円(JAFカードで100円引き600円) お湯はそれほど特徴を感じなかった。露天は蜂が結構いて早々に撤退。 白馬八方温泉:みみずくの湯600円 お肌つるつる。加温加水なし、掛け流し、消毒剤なし!登山や観光帰りの人が立ち寄るようで、かなり込み合っていた。露天からは白馬三山がよく見えて気持ちが良い。 白馬八方温泉:600円(黒菱リフトとのセット券1400円で利用) 露天のみ。洗い場4つ(女湯)。加温加水なし(冬は加温することありとのこと)、掛け流し、消毒剤なし!お肌つるっつるで熱すぎないのでとても気持ちよく入っていられる。 |
写真
感想
いつかは行ってみたかった北アルプス。やっと実現しました。
【前日・1日目:扇沢〜室堂まで】
初日はゆっくり出発して15:30頃に大町に到着。
お風呂に入ったりご飯を食べたりして、いよいよ扇沢へ。
19:00頃に到着しましたが、無料駐車場はすでに8割くらいが埋まっていて人の多さにびっくり!
翌朝は朝4:00くらいには目が覚めてしまい、どのくらい前に並んだらいいのかもわからないので、5:20くらいには切符売り場に向かったら一番乗り(笑)
でもすぐに続々と人がやってきて6:50の販売開始時にはかなり行列ができていました。
トローリーバスを降りてトンネルを出ると…巨大な黒部ダムがお出迎え!そして見上げると立山がどーんとそびえ立っていました。空は真っ青で、まさに絶景。山旅が始まって早々に感動の嵐です。
ゆっくり観光するのは帰りにして、行きは先を急ぎます。
うまいことすべての始発を乗り継いで予定通り9:00くらいに室堂に到着しました。
【1日目:室堂〜雄山〜内蔵助山荘】
室堂に到着すると…目の前にはぐるりと取り囲む雄大な山々!
写真では何度も見たことがありますが、やっぱり実物は本当にすばらしいです。
そして、天気もばっちり。
奥大日岳の方を見ると、その向こうの富山平野は雲海に包まれていました。
まずは室堂山展望台へ。
ここまでの道はよく整備されていて、観光客でも登って来られそうです。
展望台に到着すると、槍ヶ岳を発見!初めて見たので感動です。
そして、遠くには巨大な山塊が…白山です。思っていた以上に立派な山で驚きました。
ここから浄土山に向かいましたが、登りは結構急で足場も悪く大変で、ここが下りじゃなくて良かったと思いました。
浄土山からは雄山が間近に見えます。一ノ越山荘まで下ってからさらに登り返しなので大変そうだ〜と気を引き締めます。
雄山への登りは人がたくさんいます。中学生の団体や小さな子供、サンダル姿(!)など慣れてなさそうな人もいたので、先が詰まったりしてゆっくりのペースとなりました。ここも足場はあまり良くないので下りじゃなくて良かったと思いました。
雄山の一番高いところは雄山神社の中にあるので、もちろん祈祷をしてもらって山頂まで向かいます。ここで3000m越え。富士山以来の高所です。
神主さんが「今日は午後になっても全然ガスが上がってこなくて眺めが良いし、とてもラッキーだ」とおっしゃっていました。良い日に来ました。
雄山の先になると急に人が減るのでまた静かな登山ができます。
大汝山でももちろん一番てっっぺんの岩の上へ登って記念写真。
富士の折立でも岩をよじ登っててっぺんへ。
ここは2999mなので剱岳と同じですね。首のあたりは3000mでしょうか。
富士の折立からの下りでようやく本日のお宿の内蔵助山荘が間近に見えてきました。
富士の折立と真砂岳の間のコルは、下から見ると美しい曲線を描いていて、そこを歩くのを楽しみにしていたので疲れも忘れてルンルン気分で歩いていきます。
どこもかしこも絶景でしょっちゅう足を止めてしまうので、山荘到着が遅くなってしまいましたが、15:00過ぎにようやく内蔵助山荘へ。
きれいな畳敷きのお部屋で2方向の窓からの眺めも良く、とてもくつろげるところでした。ふとんもフカフカです。
同じ部屋になった方たちと山トークで盛り上がったりして、とても楽しい時間を過ごせました。ご飯は山の上とは思えないほど美味しく充実したもので、特に自家製なめこのお汁がおいしくておかわりさせてもらいました♪
夕日は山荘からも見ることができますが、せっかくなので真砂岳まで登って見ることにしました。富山平野にかかった雲海がだんだんと赤く染まっていきます。白山もまだくっきりと見えていました。振り返ると後立山も赤く染まっていき、そしてだんだんと夜の闇へと包まれていきました。
夕日に照らされた雲が鷹のように浮かび上がっていました。
一緒になった他のお客さんから立山の白鷹伝説の話を聞き、それを彷彿とさせる光景に驚き感動を覚えました。
夜中に目が覚めてしまったので外に出てみると、ものすごい星空!天の川がくっきりと見えていました。そしてながーく大きな流れ星も…。
富山平野の雲はなくなっていて、街の明かりと富山湾が浮かび上がっているのも見ることができました。
【2日目:内蔵助山荘〜別山〜室堂】
ご来光も山荘の目の前から見ることができます。本当にいい場所にあります。
この日は鹿島槍ヶ岳からのご来光でした。
そして、遠くをよく見ると…富士山が!富士山まで見えるなんてとてもラッキーでした。
別山に向かい、山頂に登りきると…目の前にはどーんとそびえる剱岳が!本当にどっしりとしてかっこいい山です。はやる気持ちを抑え、北峰へ。
本当に本当に絶景で、いつまでもここで剱岳を眺めていたい気分でした。
ここでシャッターをお願いされたお2人がいたのですが、この日のためにおそろいのオリジナルTシャツを作ってきたとのこと。よく聞くと、なんと今日入籍するんですとのこと!そんな大事なタイミングに立ち会うことができて、こちらもとっても幸せな気分になりました♪
剱御前小舎を過ぎ下りに入ると、もうすぐこの山旅も終わってしまうんだな〜とちょっと残念な気持ちに。心残りがないように一歩一歩踏みしめながら室堂に向かいます…が、最後に難関が。
雷鳥沢キャンプ場からの石段の登り。ここがかなりの強敵でした。階段はつらい…。あぁ早くゴールしたいと思った頃、ようやく室堂駅が見えてきました。
ただ、その後の黒部ダムでの展望台の階段のほうがもっとつらかったですが^^;
この2日間、1滴の雨にも降られず、両日ともに1日中ガスが上がってこなくて、ずーっと絶景を楽しむことができました。とてもラッキーなことだったと思います。
後立山はもちろん、遠く槍ヶ岳や穂高、その他の北アルプスの山々、白山、そして富士山などなど…。たくさんの山を眺めることができ、新たに登ってみたいと思う山もたくさんできました。
いつかまた絶対この場所に戻ってきたいと思わせてくれるすばらしい山々でした。
往復1060kmの長旅で、車中泊なども加わりだいぶ疲れましたが、それ以上に大感動・大満足の初アルプス登山となりました。
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