ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 939273
全員に公開
沢登り
甲信越

仙ノ倉谷・西ゼン

2016年08月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:50
距離
14.2km
登り
1,425m
下り
1,422m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:37 ゲート前駐車場出発
6:08 ケルンのある渡渉点(沢装備を整える)
7:28 イイ沢出合
7:40 東ゼン出合
8:15 滝浴び-1 (1300m付近)
9:45 滝浴び-2 (1540m付近)
10:30 厄介な巻き(1670m付近、20分くらいを要した)
11:55 縦走路のベンチで休憩(12:20まで)
12:33 平標山頂
14:00 矢場ノ頭
15:06 ケルンのある渡渉点
16:28 駐車場
天候 午前中快晴、午後は時々曇り
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 ■ 立ち寄り湯
湯沢温泉 「岩の湯」 400円
http://yuzawaonsen.com/03iwa.html
このケルンが現れる手前で横切っている沢から入渓。
2016年08月12日 06:16撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 6:16
このケルンが現れる手前で横切っている沢から入渓。
出だしはゴーロ歩きである。
2016年08月12日 07:16撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 7:16
出だしはゴーロ歩きである。
ナメ床が見えてきた。
2016年08月12日 07:28撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 7:28
ナメ床が見えてきた。
ナメ滝。ドボンはせずに通過。
2016年08月12日 07:32撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 7:32
ナメ滝。ドボンはせずに通過。
東ゼン出合手前の滝。
2016年08月12日 07:38撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 7:38
東ゼン出合手前の滝。
東ゼン。上部に滝が見える。
2016年08月12日 07:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/12 7:41
東ゼン。上部に滝が見える。
東ゼン出合から西ゼンを眺める。好天に気分が盛り上がる。
2016年08月12日 07:57撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 7:57
東ゼン出合から西ゼンを眺める。好天に気分が盛り上がる。
2016年08月12日 08:02撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:02
スラブ帯をどんどん登る。
2016年08月12日 08:04撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:04
スラブ帯をどんどん登る。
2016年08月12日 08:09撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:09
大きな滝が現れた。
2016年08月12日 08:16撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:16
大きな滝が現れた。
少し暑くなってきたし、浴びますか…。
2016年08月12日 08:18撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:18
少し暑くなってきたし、浴びますか…。
気持ちいいーー!
2016年08月12日 08:18撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:18
気持ちいいーー!
ウゲェ〜〜
2016年08月12日 08:19撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 8:19
ウゲェ〜〜
2016年08月12日 08:27撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 8:27
だいぶ登ってきた。
2016年08月12日 08:37撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:37
だいぶ登ってきた。
2016年08月12日 08:37撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:37
2016年08月12日 08:42撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:42
2016年08月12日 08:46撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 8:46
2016年08月12日 08:47撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/12 8:47
これくらいの滝は水流直登!
2016年08月12日 08:51撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 8:51
これくらいの滝は水流直登!
こんな景色が続くのでテンション上がりっぱなし!
2016年08月12日 08:51撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 8:51
こんな景色が続くのでテンション上がりっぱなし!
2016年08月12日 09:04撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 9:04
2016年08月12日 09:04撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 9:04
2016年08月12日 09:26撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 9:26
難しくはないが、落ちたら終わりなので気は抜けない。
2016年08月12日 09:34撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 9:34
難しくはないが、落ちたら終わりなので気は抜けない。
またまた大きな滝。第2スラブの出口の滝かな?
2016年08月12日 09:50撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 9:50
またまた大きな滝。第2スラブの出口の滝かな?
滝行!
2016年08月12日 09:52撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 9:52
滝行!
上の滝を抜けると雰囲気が一気に源頭の様相となる。
2016年08月12日 10:01撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 10:01
上の滝を抜けると雰囲気が一気に源頭の様相となる。
でも、小滝がまだまだ現れる。
2016年08月12日 10:04撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 10:04
でも、小滝がまだまだ現れる。
2016年08月12日 10:11撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 10:11
2016年08月12日 10:11撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 10:11
2016年08月12日 10:26撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 10:26
このまま気持よく稜線に出られそうな感じに見えるが、このあとに過酷なヤブ漕ぎが待っている。
2016年08月12日 11:02撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 11:02
このまま気持よく稜線に出られそうな感じに見えるが、このあとに過酷なヤブ漕ぎが待っている。
2016年08月12日 11:24撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 11:24
ヤブ漕ぎ突入直前
2016年08月12日 11:25撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 11:25
ヤブ漕ぎ突入直前
なんとかヤブを突破してようやく稜線に。休憩場所が見えたのでそちらへ向かう。
2016年08月12日 11:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 11:54
なんとかヤブを突破してようやく稜線に。休憩場所が見えたのでそちらへ向かう。
休憩場所から仙ノ倉山方面。
2016年08月12日 12:15撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 12:15
休憩場所から仙ノ倉山方面。
山頂の少し下から眺める平標新道。小さく池塘が見える。
2016年08月12日 12:36撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 12:36
山頂の少し下から眺める平標新道。小さく池塘が見える。
2016年08月12日 12:47撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/12 12:47
池塘。干からびかかっているものもいくつかあったが、雪が少なかったせいだろうか…。
2016年08月12日 12:48撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 12:48
池塘。干からびかかっているものもいくつかあったが、雪が少なかったせいだろうか…。
平標新道を下山しながら仙ノ倉山方面を眺める。西ゼン上部は溝状の地形に見える程度。
2016年08月12日 12:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 12:54
平標新道を下山しながら仙ノ倉山方面を眺める。西ゼン上部は溝状の地形に見える程度。
第2スラブか。
2016年08月12日 13:22撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 13:22
第2スラブか。
スラブ帯を上から眺めると登れそうには見えない。
2016年08月12日 13:49撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 13:49
スラブ帯を上から眺めると登れそうには見えない。
2016年08月12日 13:49撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/12 13:49

感想

前回の米子沢に続き、これもまた何年も前から気になっていた西ゼンにようやく行くことができた。

前夜、毛渡沢沿いの林道ゲート前で車中泊。4時起床で4時半過ぎ頃に出発する。日の出は5時ちょうどくらいだが、ヘッデンが要らない程度に明るくなっている。

林道を歩き、平標新道入口の標識から山道を歩く。駐車場から1時間半ほどで「仙ノ倉谷」の立派なケルンに至り、沢装備を整えて、ここから入渓する。
ゴーロ歩きを1時間ほど続けると傾斜の緩いナメ滝が現れ、「いよいよ西ゼンに来たぞ」という感じで、気分が盛り上がってくる。稜線付近は陽が当たって明るく輝いているが、谷には適度に冷えた空気が漂っており快適である。

左手に、ダイコンオロシ沢、イイ沢を見送り、東ゼンの出合で休憩。
だんだんナメ床の幅が広がり、西ゼンが大きく開けてくる。遠くに見える稜線の上は快晴の真っ青な空で、ますます気分が高揚してくる。初めて来たので水量の多寡は良く分からないが、写真をご覧頂くと分かるように、乾いている部分が多かったように思う。濡れている場所はだいたい滑ると思ったほうが良い。
きれいなスラブに見えても案外浮石が多く、前後に他パーティがいるときは要注意である。
多くの方が述べられているように、乾いた場所・登りやすい場所を求めて左右両端へ寄り過ぎてしまうと本流に戻るのが困難になりやすそうだ。草付きスラブやヌメる岩でのトラバースは結構怖いので、あまり左右へそれ過ぎないようなルートをとるようにした。
歩いたルートははっきり覚えていない。ところどころで立ち止まって前方を見渡し、「このルート取りであのあたりまで行けそうだな」と考えてそこまで行くだけである。同じことを何度も繰り返し、時々現れる滝を登ったり巻いたりして、大きな滝で水浴びをしてから滝を巻いたらスラブが終わっていた、そんな感じであった。

1600mの分岐は左へ進み、平標・仙ノ倉間の最低コルを目指した。事前の情報収集でこちらのほうがヤブ漕ぎが少なそう…と考えたからであるが、決して楽ではなかった。ヤブ漕ぎに費やした時間はおよそ45分。
上記分岐を左へ進み、1670m付近で7,8mの滝が現れた。登れそうにも見えたのだが自信を持てず、左から巻くことにしたのだが、2/3くらい登ったあたりの土の斜面が悪く、かなり苦戦した。上部に見えた笹を束にしてつかんで辛うじて突破したが、このルート取りは勧められない。右側から巻くのが正解だったのかもしれないが、分からない。
この悪場で相棒を確保するためにスリングを連結したものを使ったが、ここ以外ではロープ・お助けは使わなかった。

ヤブの背丈が低くなり、稜線を眺めると休憩用の椅子が見えてきたので進路を平標山側へ向ける。午前中には稜線に出たいと思っていたが、ギリギリで目標を達成できた。

装備を解いて平標山へ向かう。もうずいぶん前に笹穴沢から平標山へ詰める計画を立てたことがあるが何度も計画が流れてしまい、山頂を踏むのは今回が初めてである。
ちょうどお昼の山頂では7,8人の登山者が休憩中であった。下で休憩したばかりの我々は写真を撮ってすぐに平標新道を下る。1900mあたりまで下りると池塘が点在している。西ゼンの1600m分岐を右へ進むとこのあたりに出られるようだが、こちらも濃いヤブで苦戦しそうに見える。
樹林帯に入るまでは眺望が素晴らしく、登ってきた谷を見下ろしながら歩くので退屈しない。ただし、登山道は急斜面が出てきたり、滑りやすかったり、足元が草に覆われて見えにくかったりで、転ぶと谷へ落ちてしまうのでとても神経を使う。1500mあたりからは樹林帯に入って景色も見えなくなるのでただ黙々と下山を続ける。
山頂から2時間半ほどかかってようやくケルンのある入渓点に到着。沢の水で頭を冷やし、さらに1時間余り歩いてようやく駐車場到着。すっかりバテてしまった。

最近は「心臓が止まるとヤバイから…」などと言って滝に打たれたりすることはなかったのだが、今回は何のためらいもなくザックを降ろして滝行!こどもの頃のように楽しめた。
2度、滝を浴びたが、明らかに下の滝の方が水温が高く、スラブを流れ落ちながら温められていることが良く分かった。

人気の沢だと思うが意外にも他パーティはおらず、西ゼンの大岩床を貸し切りで楽しめた。
盛夏の西ゼン、サイコーに良かったです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1919人

コメント

詰め
はじめまして。

詰めを鞍部に取られたのですね。詰めは3通りのルートが考えられ、鞍部のルートはどうなんだろうと思ってましたが、やはり藪漕ぎは避けられませんでしたか  情報、ありがとうございます。

1600mで右にルートを取り、1900m付近の池塘に出るルートを取るのが一般的とされています。こちらが最も多く使われることもあって、明瞭な踏み跡が続いています。藪を漕ぐことにはなりますが、時間は30分くらいです。もう8年前の記憶なので、状況は変わっているかも知れませんが・・
2016/8/14 13:35
Re: 詰め
yoshi629様
コメントを頂きありがとうございました。
ガイド本等でも池塘へ抜けるルートを紹介しているものが多いですね。以前、私の知り合い2パーティも池塘側へ抜けていましたので、違うルートにしてみようという気持ちもありました。
ヤブ漕ぎに要する時間はパーティによって色々のようで、パーティの力量・ルート取り・天候・季節など、色々な条件で左右されるのかなと思いました。今年は極めて積雪の少ない年でしたので、それとヤブの生育に何か関係があったのだろうか…とも思いましたが、良く分からないです。
2016/8/15 13:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら