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Yamareco

記録ID: 939717
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ハイキング
日光・那須・筑波

日光白根山 〜 水色・空色・夏の色、山上の別天地へ

2016年08月13日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.2km
登り
1,173m
下り
1,173m

コースタイム

日帰り
山行
7:20
休憩
1:15
合計
8:35
5:55
50
6:45
6:50
45
7:35
7:35
20
7:55
7:55
30
8:25
8:25
30
8:55
9:05
25
9:30
9:45
15
五色沼
10:00
10:00
75
11:15
11:50
60
12:50
13:00
90
※ ルートは手書き
天候 晴れ のち ガス
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場;菅沼登山口の有料駐車場(¥1000)。スペースは十分に広い。
コース状況/
危険箇所等
全体的に整備されていて、大きな問題はない。菅沼登山口〜金精峠〜五色山までは、歩く人は少なそう。金精山の手前は難しくはないが岩場やロープの付いている急斜面あり。
菅沼登山口の駐車場からスタート。弥陀ヶ池経由で本白根山に登る場合は、駐車場の奥に進みます。今回は金精峠から五色山経由のルートを選択。少し国道を歩いて金精峠への登山道に入ります。
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菅沼登山口の駐車場からスタート。弥陀ヶ池経由で本白根山に登る場合は、駐車場の奥に進みます。今回は金精峠から五色山経由のルートを選択。少し国道を歩いて金精峠への登山道に入ります。
しばらくは涸沢を登って行きます。倒木があったり、歩きやすくはないかな…。歩く人は少なそうだけど、ルートは明瞭です。
しばらくは涸沢を登って行きます。倒木があったり、歩きやすくはないかな…。歩く人は少なそうだけど、ルートは明瞭です。
沢を離れて古道風の登山道を登ります。広葉樹の明るい日差しが見えるようになると金精峠はもうすぐ。
沢を離れて古道風の登山道を登ります。広葉樹の明るい日差しが見えるようになると金精峠はもうすぐ。
50分ほどで金精峠に到着。峠には小さな神社があります。そこに祀られているのは…(自主規制)。後に見えている三角の山は金精山。
50分ほどで金精峠に到着。峠には小さな神社があります。そこに祀られているのは…(自主規制)。後に見えている三角の山は金精山。
東側の眺望が抜群です。朝の逆光がちょっと眩しいけど、男体山が立派です。湯ノ湖も見えますが、戦場ヶ原はガスの中ですね。
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東側の眺望が抜群です。朝の逆光がちょっと眩しいけど、男体山が立派です。湯ノ湖も見えますが、戦場ヶ原はガスの中ですね。
稜線に沿った穏やかな道を進むと、前方に笈吊岩の岩壁が見えてきます。
2016年08月13日 07:00撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 7:00
稜線に沿った穏やかな道を進むと、前方に笈吊岩の岩壁が見えてきます。
金精山は北西側の急斜面から巻くように登ります。このあたりは少し嫌らしいかも。岩場自体は難しくないけど、やや荒れ気味で、足元が濡れている場所が多いの注意。
2016年08月14日 18:19撮影
8/14 18:19
金精山は北西側の急斜面から巻くように登ります。このあたりは少し嫌らしいかも。岩場自体は難しくないけど、やや荒れ気味で、足元が濡れている場所が多いの注意。
やたら看板の多い金精山に到着。栃木百名山だそうです。
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やたら看板の多い金精山に到着。栃木百名山だそうです。
ここも東側の眺望が良好。男体山の他に見えているのは、大真名子山や女峰山のピークでしょうか。
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ここも東側の眺望が良好。男体山の他に見えているのは、大真名子山や女峰山のピークでしょうか。
国境平で湯元からの道と合流し、五色山に向かいます。途中、ちょっと薮っぽいところも抜けます。
2016年08月13日 08:20撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 8:20
国境平で湯元からの道と合流し、五色山に向かいます。途中、ちょっと薮っぽいところも抜けます。
五色山の直前で気持ちのいい笹原の稜線に出ます。
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五色山の直前で気持ちのいい笹原の稜線に出ます。
最初の目的地、五色山に到着。スタートから2時間半でした。
最初の目的地、五色山に到着。スタートから2時間半でした。
五色山からはこの眺望。ここまで姿を現さなかった奥白根山が目の前に登場! そして眼下には、神秘的な青色の水を湛えた五色沼。マイナーなルートを選択したのは、この劇的な展開を楽しみにしてたから。
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五色山からはこの眺望。ここまで姿を現さなかった奥白根山が目の前に登場! そして眼下には、神秘的な青色の水を湛えた五色沼。マイナーなルートを選択したのは、この劇的な展開を楽しみにしてたから。
奥白根山の山頂をアップで。重厚感のある山容に圧倒されます。
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奥白根山の山頂をアップで。重厚感のある山容に圧倒されます。
右側に素晴らしい景色を眺めながら、五色山から前白根山へ外輪山を移動します。天気も最高で、なんて幸せな時間♪
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右側に素晴らしい景色を眺めながら、五色山から前白根山へ外輪山を移動します。天気も最高で、なんて幸せな時間♪
五色沼の畔をアップで。この青色、どう表現すればいいんだろう。キレイすぎます。空の色を映しているのかな?
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五色沼の畔をアップで。この青色、どう表現すればいいんだろう。キレイすぎます。空の色を映しているのかな?
前白根山は奥白根山を見るためにあるような立地ですね。
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前白根山は奥白根山を見るためにあるような立地ですね。
前白根山から続く笹の稜線は、地図では途中から登山道の表示がないけど、白根隠山というピークに繋がっているみたい。
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前白根山から続く笹の稜線は、地図では途中から登山道の表示がないけど、白根隠山というピークに繋がっているみたい。
ここから見る奥白根山と五色沼は、またちょっと違ったアングルで、これもなかなか絶妙なバランスで画になりますな。
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ここから見る奥白根山と五色沼は、またちょっと違ったアングルで、これもなかなか絶妙なバランスで画になりますな。
ハクサンフウロ
ハンゴンソウ
2016年08月13日 09:14撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 9:14
ハンゴンソウ
さて、ここで選択の時間。直接、奥白根山に向かう尾根経由の最短ルートにするか? それとも寄り道になるが五色沼を経由するか? 五色沼へは100mほど下る必要あり。ガスが上がってきそうな気配もあったので、早く山頂に着きたいが…
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さて、ここで選択の時間。直接、奥白根山に向かう尾根経由の最短ルートにするか? それとも寄り道になるが五色沼を経由するか? 五色沼へは100mほど下る必要あり。ガスが上がってきそうな気配もあったので、早く山頂に着きたいが…
悩んだ末、五色沼に寄ることにしました。あの神秘的な沼の畔にどうしても立ってみたかったので。ちなみに、ここまで浮石が多くて、地味に疲れる下りでしたが、この苦労は絶対にすべき。
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悩んだ末、五色沼に寄ることにしました。あの神秘的な沼の畔にどうしても立ってみたかったので。ちなみに、ここまで浮石が多くて、地味に疲れる下りでしたが、この苦労は絶対にすべき。
その理由はこの風景! 林を抜けると、ハンゴンソウの黄色い大群落と不思議な水色の五色沼が目の前に。
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その理由はこの風景! 林を抜けると、ハンゴンソウの黄色い大群落と不思議な水色の五色沼が目の前に。
沼の畔には静かに波が打ち寄せていました。
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沼の畔には静かに波が打ち寄せていました。
この水の色のグラデーション、感動ものです。ここを別天地と呼ばずして何と呼べばいいのか。
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この水の色のグラデーション、感動ものです。ここを別天地と呼ばずして何と呼べばいいのか。
五色沼から見上げる奥白根山。さっきよりも高く見える(下ったのだから当たり前…)けど、今は気にしない。
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五色沼から見上げる奥白根山。さっきよりも高く見える(下ったのだから当たり前…)けど、今は気にしない。
岸辺にはお花畑が広がっていました。ハクサンフウロの群落も。
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岸辺にはお花畑が広がっていました。ハクサンフウロの群落も。
これはシラネニンジンかな?
これはシラネニンジンかな?
こんな素敵な場所なのに、僕以外、誰も居ません。本当に静かに時間が流れていました。ここでゆっくりしたくなって、山頂は行かなくてもいいかななんて、ちょっと本気で思いました。
こんな素敵な場所なのに、僕以外、誰も居ません。本当に静かに時間が流れていました。ここでゆっくりしたくなって、山頂は行かなくてもいいかななんて、ちょっと本気で思いました。
とはいえ、やっぱり登らないわけにはいかず、奥白根山に向けて最後の登りにかかります。
とはいえ、やっぱり登らないわけにはいかず、奥白根山に向けて最後の登りにかかります。
五色沼から15分ぐらいで避難小屋。ここで、前白根山の下で分岐した道と合流します。ちょっと覗いたけど、なかなかきれいな小屋でした。
五色沼から15分ぐらいで避難小屋。ここで、前白根山の下で分岐した道と合流します。ちょっと覗いたけど、なかなかきれいな小屋でした。
小屋前の平原を行きます。あれれ、やっぱりガスが上がって来ちゃったか…
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小屋前の平原を行きます。あれれ、やっぱりガスが上がって来ちゃったか…
一度、樹林帯に入ります。雲の動きが速いけど、間に合うか?
一度、樹林帯に入ります。雲の動きが速いけど、間に合うか?
ここまでアップダウンを繰り返してきたので、想定以上の疲労感です。
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ここまでアップダウンを繰り返してきたので、想定以上の疲労感です。
樹林帯を抜けたら、これまた山頂に向けて、心折れそうになる急斜面…。ガスってないのはいいけど、日差しが暑い。
2016年08月13日 10:32撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 10:32
樹林帯を抜けたら、これまた山頂に向けて、心折れそうになる急斜面…。ガスってないのはいいけど、日差しが暑い。
五色沼が見下ろせるようになりました。雲の割合は確実に増えていっています。
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五色沼が見下ろせるようになりました。雲の割合は確実に増えていっています。
五色沼をバックに、マルバダケブキのお花畑。
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五色沼をバックに、マルバダケブキのお花畑。
さらに増していく斜度…。あそこに見えているピークは絶対に頂上じゃないよね。。
さらに増していく斜度…。あそこに見えているピークは絶対に頂上じゃないよね。。
上の方は砂礫帯です。火山の雰囲気がしてきました。
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上の方は砂礫帯です。火山の雰囲気がしてきました。
息も絶え絶え、休み休み登り続けて、やっと頂上が見えました。
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息も絶え絶え、休み休み登り続けて、やっと頂上が見えました。
山頂部はなかなかダイナミックな地形が広がっています。前方の窪地は火口跡かな?
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山頂部はなかなかダイナミックな地形が広がっています。前方の窪地は火口跡かな?
山頂に鎮座する奥白根神社の祠。
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山頂に鎮座する奥白根神社の祠。
一番高いのはあっちのようです。ちょっとした岩場を登って行きます。
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一番高いのはあっちのようです。ちょっとした岩場を登って行きます。
ということで、日光白根山(奥白根山)の山頂に立ちました。ご覧のとおり、ガスで何も見えません…
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ということで、日光白根山(奥白根山)の山頂に立ちました。ご覧のとおり、ガスで何も見えません…
それでも時々、ガスが抜けて、山頂に荒々しい風景が現れます。
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それでも時々、ガスが抜けて、山頂に荒々しい風景が現れます。
昼休憩をしながら天候の回復を待ってみるも、ガスは濃くなるばかりなので、ここは潔く下山に取り掛かります。弥陀ヶ池に向けて、北側の急斜面を降りていきます。
昼休憩をしながら天候の回復を待ってみるも、ガスは濃くなるばかりなので、ここは潔く下山に取り掛かります。弥陀ヶ池に向けて、北側の急斜面を降りていきます。
少し下るとガスが切れ出します。そうすると眼下に弥陀ヶ池が見えました。
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少し下るとガスが切れ出します。そうすると眼下に弥陀ヶ池が見えました。
かなり足が堪えているようで、いつも以上に鈍足で、コースタイム45分のところを1時間掛かって弥陀ヶ池に降り立ちました。
かなり足が堪えているようで、いつも以上に鈍足で、コースタイム45分のところを1時間掛かって弥陀ヶ池に降り立ちました。
この池は小さいけど、なかなかの雰囲気でした。
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この池は小さいけど、なかなかの雰囲気でした。
ちょっと休憩した後、木道を渡って菅沼への下山路に進みます。
ちょっと休憩した後、木道を渡って菅沼への下山路に進みます。
あとはひたすら修行の時間。唯一の楽しみは苔の鑑賞。
あとはひたすら修行の時間。唯一の楽しみは苔の鑑賞。
この木のトンネルを抜ければ、登山口の駐車場です。かなり長く感じたけど、コースタイムどおり1時間半で下って来ることができました。
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この木のトンネルを抜ければ、登山口の駐車場です。かなり長く感じたけど、コースタイムどおり1時間半で下って来ることができました。
撮影機器:

感想

前から歩いてみたかった日光白根山。しかし、僕の中で主役の座を奪ったのが五色沼。神秘的な水色を満々と湛え、畔にはお花畑。まさに山上の別天地でした。なのに周りには誰も居らず、そんな風景をひとり占め。ゆっりくしていたら山頂ではガスってしまったけど、今回はそれでも良し。他の季節はそんな風景を見せてくれるのだろう? また歩いてみたくなる山でした。

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