船形山 大倉川笹木沢 沢登り(鬼口沢下降)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,157m
コースタイム
8/12 BP(7:30)ー7m滝高巻(8:10〜10:10)ー鎧滝(11:45)ー登山道(14:30)ー1254超えた鬼口沢下降地点(16:10)ー1030BP(17:10)
8/13 BP(7:30)ー10m滝(8:20)ー仙台沢出合(9:00)ー伊達沢(9:20)ー12m滝(11:20)ー笹木沢出合(12:30)ー十里平(15:10)
天候 | 8/11〜13 いずれも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
シュラフカバー等
ヘルメット
沢登り用具一式(ハーネス
カラビナ
ハーケン
スリング
ハンマー
エイト環)
雨具
行動食
食器
笛
|
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共同装備 |
ツェルト
ザイル50m
フローティングロープ20m
グランドシート
ストーブ
燃料
鍋
朝食(2食分)
夕食(2食分)
|
感想
夏休みは東北に遠征 大都市仙台の近郊にこんな沢があるとはうらやましい。 天気は上々、登りごたえのある山行となった。イワナの刺身も堪能。
8/11 晴れ
一路新幹線で仙台へ、そしてそこからレンタカーで定義如来の先の十里平へ向かう。渋滞で遅くなり12時出発。草原を抜けて大倉川脇の仕事道を辿る。
一つ目の堰堤を超えて入溪。天気はよいが夏独特の入道雲がわきだし、一雨きそうな気配だ。
広い河原を行くとまもなく二つ目の堰堤。堰堤の脇を上るのが難しく、高巻くがなかなか折り口がなく大高巻きとなってしまい時間をロス。体力も消耗。だけど巻き終えたらまたすっかり晴れてきた。
しばらく河原を進むと左岸にトラロープのつり下がってる3mの滝。がしかし、ロープはかなり高い位置に引っかかっておりこれをこちら側に持ってこなければならす、仕方なしに空荷でへつって取りに行く。ハングになってるところを何とかクリアし、トラロープを取ってきた。(そのまま抜け、ザックを引き上げればよかったとあとから悔やむことになる)。ターザン方式の振り子でトラロープにつり下がり、ザックを背負ってまず相棒が突破。次は自分がザックを背負って突破、となるはずだったが腕に力が残っておらずドボン。結局ザックを引き上げてもらい、ようやく突破。通過に1時間ほど要したか。
笹木沢の出合いですでに4時半。日差しが傾く中、コルジュをぬけ、気持ちのよいなめの中を進む。夕暮れ時の雰囲気もまたいいもので疲れも忘れる。
倉山沢出合付近に絶好のBPを探しツェルトをはる。イワナの骨酒と焚き火、そして空には星。言うことのない夜を満喫。
8/12 晴れ
今日は長い行程となる。しかしのんびりと出発。小滝を超えたり沢幅いっぱいのなめを味わいながら調子よく進む。
まもなく核心と思われる7mの滝。ここは予定通り右岸の巻きにはいるが最初の草付がいやらしくロープを出す。潅木帯を進むが、ルーファイに失敗したのかなかなか降りられずトラバース気味に不安定な姿勢でビレイをとりながら進む。懸垂できそうな場所もない。かなり進んだところでルンゼ状を、捨てシュリングして強引に懸垂してやっとのことで降りる。長かった。2時間くらい要してしまった。
そのあとは2段12mはフリーで、鎧滝手前の7mはロープを出して左壁を登る。
まもなく3段25mの堂々たる鎧滝にあいまみえる。よろいを纏っているようなさまは堂々たる風格で迫力あり。2段目まではフリーで、3段目は渋く、相棒の出したロープに頼る。
鎧滝を過ぎると流れも静かになってきた。小滝をいくつか超え、源頭の様相。流れは森の中を縫う小さな小川となった。葛根田北又沢の上部に似ているか。
藪をこぐことなく登山道に飛び出した。時はすでに14時半。今日は鬼口沢下降して赤倉沢出合い680m辺りまで下る予定だったが難しくなった。
船形山への登山道をヘロヘロになって登り、鬼口沢下降地点16時着。1時間ほどBPを探しながら下り、猫の額ほどの地点を整地、拡張して今宵の宿とした。
今日も焚き火、空には星。しかし二人ともぐったり。酒もそこそこに寝た。
8/12 晴れ
最終日、今日もゆっくり出発。鬼口沢を下降していく。まもなく水流に磨かれた白い石のなめ床となり快適に高度を下げる。
しばらく進むと、待ってましたとばかりに10mの滝。垂直に切り立っており懸垂しかない。ひさしぶりの本格的な懸垂下降で緊張する。
ここをすぎるとこの沢独特のV字形のゴルジュとなる。両岸が切り立っているが開けていて明るい。850近辺で仙台沢、伊達沢を合わせる。
流れはやがて川幅いっぱいの浅瀬となり気持ちよい。赤倉沢手前で休憩。ここで相棒が竿を出し、イワナ2匹をゲット。早速さばいて刺身に。身がしまっていてこりゃうまい!感動だ。
赤倉沢をあわせて先を進む。まもなく笹木沢と合流というところで突如ゴルジュが現れると今日の核心12mの滝。上からのぞくと30mもありそうに感じる。右岸を5m上がり木に支点をとってまたまた懸垂。滝下に降りて緊張から解放された。
行きに苦労したトラロープの3mの滝も下りは難なく通過。
15時、十里平に無事到着し、3日間の余韻に浸った。
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