憧れの稜線2016 朝日連峰縦走(泡滝ダム→朝日鉱泉)

2016年08月10日(水) 〜 2016年08月13日(土)

• GPS: 29:09
• 距離: 33.2km
• 登り: 2,835m
• 下り: 2,841m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:55
• 合計: 4:00

9:44 大鳥登山口
10:30 10:50 水場
11:03 11:05 冷水沢橋
11:34 12:07 七ツ滝沢橋
12:23 12:23 七ツ滝沢水場
13:44 大鳥小屋(タキタロウ山荘)

2日目

• 山行: 6:56
• 休憩: 1:38
• 合計: 8:34

6:14 大鳥小屋(タキタロウ山荘)
8:00 8:30 休憩地
8:42 8:42 三角峰下水場
9:36 9:42 オツボ峰 (御坪峰)
10:42 10:57 休憩地
11:32 12:03 以東岳
13:12 13:27 休憩地
13:52 13:53 中先峰
14:48 狐穴小屋

3日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:11

6:00 狐穴小屋
6:21 6:22 三方境
6:40 6:41 北寒江山
7:22 7:23 寒江山
7:35 7:36 南寒江山
8:48 9:05 竜門山避難小屋
9:30 9:31 竜門山
10:45 10:58 西朝日岳
12:18 12:18 中岳
12:45 13:06 金玉水
13:11 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）

4日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 2:17
• 合計: 8:57

3:59 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
4:17 5:16 大朝日岳
5:23 6:07 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
6:30 6:35 銀玉水
7:46 7:55 小朝日岳
9:18 9:25 鳥原山
9:55 10:08 鳥原小屋
12:56 朝日鉱泉

最終日、スマホの電池切れで小朝日岳から朝日鉱泉までのログがとんでしまいました。通過時間は記憶で記録しました。

天候

4日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路＝（新幹線）大宮〜新潟（特急いなほ）〜鶴岡／（バス）鶴岡〜朝日庁舎（登山ハイヤー）〜泡滝ダム
※登山ハイヤーは夏季は21日まで。バス770円＋登山ハイヤー3,500円（3人乗り合い）＝4,270円。バスで「登山口」まで行って登山ハイヤーに乗るより「朝日庁舎」で乗り換えた方が合計で若干安いとのことでした。ちなみにバスの廃線が検討されているらしく、「朝日庁舎」までになるかもしれないとのことでした。登山ポストは旅館朝日屋さんにあります。泡滝ダムの登山口にはありません。登山ハイヤーが止まって提出させてくれました（私は電子申請しました）。
復路＝（登山バス）朝日鉱泉〜左沢駅（JR）〜山形（新幹線）〜大宮
※登山バス3,000円。夏季は15日で終了。

コース状況／危険箇所等

登山道の崩落やロープが設置されているところもありますが、特記すべき危険箇所はないと思います。ただ、ザレたトラバースが結構あって、気を使いました。

その他周辺情報

朝日鉱泉のそばと山菜が絶品でした。ただ吊橋を渡り終えて「やっと着いた」と思ったところから結構のぼらないと着きません。それが辛かった(笑)

写真

鶴岡に前泊です。乗り換えの新潟駅の定食屋さんで晩ごはん

特急いなほで鶴岡へ

駅近くの東京第一ホテル鶴岡へ

翌10日。いよいよ出発です。ホテルから徒歩2分でバス停

本当はこれで来たかったけど、席がとれなかった。朝6時前に東京第一ホテル鶴岡の目の前に着きます。ホテルのお風呂と朝食が安くなるクーポンみたいなのがあって、7時50分のバスの出発まで時間をつぶせます

さて大鳥行きのバスに乗り込みます

車窓から

泡滝ダムに到着。仮設トイレは見た目と違い、中は清潔。ちょうど処理車が来ました。毎日きれいにしてくれているのかな

青空です

登山口です。以東小屋は基礎工事中です

登山道の崩落場所。倒木のステップで安心です

まずここで休憩。大鳥小屋までは水場が豊富なので500ml位を持参すればOKな感じです。1カ所すっごい甘い水の水場がありました

つり橋は2つ。上下に沈み込むように揺れますが短いです

たくさん咲いてました。タマアジサイかなぁ？

小屋まで10分！

大鳥小屋に到着

じゃんじゃん水が出てます。小屋の中にも水場があります

この小屋にだけテン場があります。トイレも

遅い昼食。今回は「白飯が食べたい」と、重いけどパックご飯を持参。フリーズドライの卯の花と具だくさん味噌汁で「山定食」の完成です

缶のスパークリングワイン。アルコール度が10.5％もあった。当然、小屋でビールも買いました

翌11日。やっぱりブラジルコーヒーで

以東岳にむけて出発です

左のオツボ峰コースで。大鳥小屋の管理人さんも「時間はかかるけど、ぜひ花畑を見ていってほしい」とおっしゃってました

暑い！　管理人さんのおっしゃったとおり、最初の1時間くらいはキツイのぼり

うまく撮れてないけど、本当にお花畑でした

青空好き

マツムシソウですよね？　これから先も登山道のいたるところに咲いていました

結構なアップダウンを経て以東岳到着

基礎工事中の以東小屋

大鳥池。熊が足を広げた形

あぁ気持ちいい

これから行く縦走路。狐穴小屋も見えた

以東小屋にヘリが来た！　ヘリを見下ろすことなどそうそうない

松虫岩だと思われる

美しい！が歩きごたえあり

雲がつくってくれる陰に涼を得る

石ゴロで歩きにくいけど気分がいい

平和な道は短い

空にむかって

人と比べると雄大さがわかるかな

池塘も

狐穴小屋見えた。ずっとアップダウンの連続でした

OHHHHHH！小屋手前までアップダウン

小屋付近もお花畑

チングルマ(最初間違ってました汗)

山の上で水に足をつけるなんて贅沢！　ただ冷たすぎて1秒ももたない

水場で冷やしたところてん！　こんなん持ってくるから重くなる。でも三杯酢がしみる〜

歩いてきた方向。よう頑張った

日没です

翌12日。いよいよ大朝日岳へ

モルゲンに乾杯！

右に月山、左奥に鳥海山。なかなか見えないらしい

来た道。何度も振り返って自分を励ます

ウスユキウソウかな？

きょうは名のあるピークをいくつも超えます。まずは寒江山へ

あぁきつかった

奥に会津磐梯山が見えます

またまたお花畑出現

月山＆鳥海山

竜門小屋から来た道を

奥のピークがこれから行く西朝日岳。弱音を吐きそうな自分を叱咤激励する

こんなにも歩いてきたんだから一歩を出せば必ず着くよ

着いたよ。正面の三角頭が大朝日岳。米粒ほどに小屋が見えます

あぁ頑張った

飯豊連峰？

吾妻連峰？

池塘も出てきた

さあラスボスの中岳だよ

また振り返って自分を励ます

中岳はピークを通らず、トラバースでした。その斜面がお花畑

小屋ロックオン！だけどまたのぼる

でもだから絵になる

大朝日小屋に到着しマンゴープリンで一息

さて大朝日岳へ

山頂到着

よう歩いてきた。感無量じゃ

祝瓶山かっちょいい

やっぱりよう歩いてきた

ここも小屋前はお花畑

爆睡して夕日を見逃す。夜は星がきれいだった。流れ星をいくつか見たけど、ペルセウス座流星群だったのかな？

翌13日。日の出です。「大朝日から朝日を見る」ミッション

朝日に照らされる月山＆鳥海山

縦走路

影朝日

わかります？

カメラもスマホも電池切れまじかで写真少なし。小朝日〜鳥原山〜朝日鉱泉へ。聞いたとおり小朝日岳ののぼり返しはキツイ。段差のある道がずっと続く。だけど30分で終わります

その後の展望

歩いてきた縦走路が右端から

左端まで全部見える。そしてスマホがダウン…

鳥原小屋へ休憩に。湿原は雰囲気がとてもいい

だましだまし使ってきたカメラがダウン…。こんなブナ林を歩いていきます。気持ちはいいけど長い

朝日鉱泉で電源をお借りしてスマホ復活！本日のおつかれちゃん。蕎麦も山菜料理もおいしい。蕗味噌絶品！

アイスコーヒーで締める

雰囲気のある朝日鉱泉。手前ののぼりは辛かったけど（爆）

左沢駅で電車待ち。ソフトクリームなんぞを食す

車窓から。ありがとうございました

装備

備考

稜線上の小屋は営業小屋ではありません。テント以外のシュラフや食料はすべて持参です。協力金は1,500円。幕営は禁止。ビールは大鳥500円（お酒もあり）、狐穴800円、竜門？円にありました。大朝日小屋にはありません。

感想

youknowahaha

2年前からあたためていた計画を実行してきました。本当は秋に行きたかったのですが、アクセスの関係上、今夏に決行！　全行程、晴れのなか、ビロードのようなグリーンに彩られた稜線を、お花に励まされながら歩いてきました。「テン泊縦走なんて無理」と思っていたのに、それより重い（MAXで12kgほどですが）ザックを背負って、最初から最後までアップダウンの連続を歩き通しました。小朝日岳から歩いた稜線のすべてをながめたとき、こんなに歩いてきたのかと思いました。居合わせたお兄さんと「人間ってすごいねえ」って語り合ってしまいました（笑）。素敵な人たちとも出会え、またひとつ、自分のやりたい山行きスタイルを見つけられたように思います。

コメント

suizyu

お疲れ様でした。
小朝日でお話しさせていただいた者です。
天候に恵まれた山行きでしたね。
だが、あの小朝日の登り返しは辛かったであろうと思いますが、そこからの眺めは最高で辛さも喜びに変わったのではないかと思います。
また、ココへ遊びにきてください。そして飯豊にもチャレンジしてみてくださいね。
またどこかで ...

youknowahaha

Re: お疲れ様でした。
コメントありがとうございます。落ち着いてコメントが書けず、返信が遅くなり失礼しました 　お会いした１３日を含め、本当に天候に恵まれて幸せでした。小朝日岳は、まさに「忍耐」の２文字でした が、頂から縦走路全体を見渡したとき、感激もしました。ぜひまた雄大な山々を訪れたいと思います。

slowwalker

すてきなところですね
youknowahahaさんこんにちは☆

大鳥池ってあのタキタロウ伝説のところですか？ってか、気になっていながらもそのくらいの情報しか知らないこのエリア、いいところなんだな〜ってこのレコで知りました お花畑も素敵だし、それでいてあまり混雑してなさそう(^_^)というわけでお気に入りポチ♪

甘味がなかなかですね しかし荷が重くなってもマストアイテムですよね〜！

おつかれさまでした〜(^o^)

youknowahaha

Re: すてきなところですね
slowwalkerさん、お久しぶりです 　コメントありがとうございます。
そうです！タキタロウ伝説がある大鳥池のほとりにあるのが大鳥小屋です。ここでゆっくり過ごすのもいいなぁと思える小屋です。管理人さんによると、昔は多くの大学の山岳部が夏合宿に来ていたそうですが、今は夏は人が来ないとのこと。８月の連休でも、大朝日小屋以外は、ゆったり寝られましたよ。縦走者が少ないのはアクセスが悪いせいでしょうね。各小屋の管理人さんも素敵な方です。狐穴小屋では豪快なボッカの方々にも出会いました。大朝日小屋の管理人さんは「いつか山に関わる仕事がしたい」と思い続け、管理人を任されることになったとき、すごく嬉しかったそうです。魅力的な要素満載の山です。急峻な岩場のある縦走路をドキドキしながら歩くのも醍醐味ですが、雄大な縦走路をゆったり歩くのも素敵です（アップダウンでヘロヘロになりながらですが ）。秋は紅葉が素晴らしいと思うので、少々混むかもしれませんが、ぜひいつか計画してみてください。甘味持参で