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Yamareco

記録ID: 940056
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アルプス 槍〜裏銀座 母子で5日間縦走

2016年08月09日(火) 〜 2016年08月13日(土)
 - 拍手
子連れ登山 zuotang その他1人
GPS
104:00
距離
45.5km
登り
3,336m
下り
3,568m

コースタイム

1日目
山行
2:27
休憩
1:28
合計
3:55
12:00
42
12:57
13:52
45
14:37
14:55
60
2日目
山行
9:35
休憩
1:42
合計
11:17
6:33
6:45
40
7:25
7:25
10
7:35
7:45
65
1850M付近
8:50
8:50
0
槍沢大曲手前
8:50
8:50
50
天狗原分岐手前
9:40
9:50
60
10:50
11:00
100
2500M付近
12:40
12:55
40
13:35
14:00
50
14:50
0:00
40
槍ヶ岳山頂
15:30
14:00
30
槍ヶ岳山荘
14:30
14:50
40
3日目
山行
8:10
休憩
1:45
合計
9:55
6:00
50
6:50
7:05
55
千丈乗越手前
8:00
8:15
58
2648Mのピーク
9:13
9:23
62
左俣岳
10:25
10:35
50
11:25
11:40
45
12:25
12:35
50
巻道途中3分の1地点
13:25
13:40
65
巻道3分の2地点
14:45
14:45
15
15:00
15:15
40
15:55
4日目
山行
7:58
休憩
2:07
合計
10:05
5:15
80
宿泊地
6:35
7:00
25
7:25
7:30
36
衣服調整
8:06
8:15
47
9:02
9:15
35
9:50
10:00
35
10:35
11:00
55
11:55
12:10
100
13:50
14:00
50
14:50
15:05
15
5日目
山行
5:35
休憩
1:25
合計
7:00
5:15
85
6:40
6:50
65
三つ岳手前ピーク
7:55
8:15
50
9:05
9:15
45
12分の4地点(2250M付近)
10:00
10:15
60
12分の7地点
11:15
11:45
10
11:55
11:55
20
天候 すべて快晴
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
入山は上高地から、下山はブナ立から。子供の体力を考慮し、朝発夜帰京できるような日程で組みました。ブナ立下山後は乗り合いタクシーで七倉まで2100円、そこから信濃大町までは車がないとタクシーで8000円なので、かなりの出費になります。今回は小屋で会った方が車に乗せてくださり大変助かりました。タクシーは4月中旬から11月の第一週の日曜までの夏山シーズン中は毎日運航しているそうです。
コース状況/
危険箇所等
槍の穂先は子連れだと思いのほか緊張します。後ろの方にもだいぶ助けていただきました。今回は無風快晴という好条件のため、とりたてて大変な個所はありませんでしたが、水晶を越えて後立山に入ったあたりの尾根は短い区間ながら崩れやすく、すれ違いがやっとの個所があり、濡れていたり、風があるとかなり怖いと思います。黒部からの風が吹き抜けるエリアなので、悪条件では避けた方が無難かもしれません。また子供はスピードが出ないため、緩急つけるより毎日の日程を均等に組んだのは正解でした。
その他周辺情報 親子二人での縦走は初めてなので、小屋泊まりを選択。ハイシーズンで小屋はにぎわっていました。それでも前半までは一人に布団一つと余裕がありましたが、最後の野口五郎は、布団を2名で1枚と、かなりの混雑でした。下山後葛温泉で日帰り入浴。良いお湯でした。横尾山荘も温泉があり、一瞬登るのをやめてずっといようか、と思うくらい快適な山小屋でした。
おなじみ河童橋。春夏秋冬10回以上は来ているが、ここから先は山の世界、いつ来てもわくわくする場所。子供とは2回目。前回はまだ幼くて散策のみだったので、一緒に入山できるのは感慨深い。
おなじみ河童橋。春夏秋冬10回以上は来ているが、ここから先は山の世界、いつ来てもわくわくする場所。子供とは2回目。前回はまだ幼くて散策のみだったので、一緒に入山できるのは感慨深い。
徳沢以降の気持ちのよい小道をゆく
徳沢以降の気持ちのよい小道をゆく
おなじみの梓川沿いの道。
おなじみの梓川沿いの道。
一泊目の横尾山荘に到着。温泉もあり、猛暑の関東から来た身には気温も快適で過ごしやすい。ずっとここにいたい誘惑にかられる。
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一泊目の横尾山荘に到着。温泉もあり、猛暑の関東から来た身には気温も快適で過ごしやすい。ずっとここにいたい誘惑にかられる。
翌朝、気を取り直して槍沢をのぼる。
翌朝、気を取り直して槍沢をのぼる。
昔ながらの山岳部かワンゲル。がんばってね。
昔ながらの山岳部かワンゲル。がんばってね。
ここからは炎天下の登り。
1
ここからは炎天下の登り。
道端の花が癒してくれる。多分猛毒のトリカブトだけど。
道端の花が癒してくれる。多分猛毒のトリカブトだけど。
ナナカマドの実がもう色づいている。
ナナカマドの実がもう色づいている。
きれい。
槍が見えてきた!
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槍が見えてきた!
昔の行者が過ごしたという岩屋。ここで40日以上!その過酷さに身震い。でもちょっと憧れる。
昔の行者が過ごしたという岩屋。ここで40日以上!その過酷さに身震い。でもちょっと憧れる。
肩からの槍。かっこいい。
肩からの槍。かっこいい。
いよいよ穂先の登り。
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いよいよ穂先の登り。
子連れだと思いの他緊張を強いられる。(この写真はくだり)
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子連れだと思いの他緊張を強いられる。(この写真はくだり)
最後のはしご。よいしょ。
最後のはしご。よいしょ。
頂上に到着!
この日は素晴らしい夕景。
5
この日は素晴らしい夕景。
雲海が幻想的。
染まる小槍。登ってみたい。
2
染まる小槍。登ってみたい。
翌日、西鎌尾根を辿って黒部源流へ!
翌日、西鎌尾根を辿って黒部源流へ!
槍がどんどん遠ざかる。
槍がどんどん遠ざかる。
この日も遅咲きの高山植物が癒してくれる。
この日も遅咲きの高山植物が癒してくれる。
双六小屋。いよいよ黒部源流域へ。
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双六小屋。いよいよ黒部源流域へ。
槍があんなに遠くに。よく歩いた。
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槍があんなに遠くに。よく歩いた。
三俣蓮華山頂より。360度、北アルプスのど真ん中からの大展望!個人的にはここが日本一のピークだと思う。
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三俣蓮華山頂より。360度、北アルプスのど真ん中からの大展望!個人的にはここが日本一のピークだと思う。
三俣山荘へ下る。鷲羽岳が美しい。
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三俣山荘へ下る。鷲羽岳が美しい。
三俣山荘のジビエシチュー。美味。
2
三俣山荘のジビエシチュー。美味。
槍を見ながらの食事。ぜいたく。
2
槍を見ながらの食事。ぜいたく。
翌日は、朝一から鷲羽の急登。息子、何とか休憩なしで登り切った。えらい!
2
翌日は、朝一から鷲羽の急登。息子、何とか休憩なしで登り切った。えらい!
頂上からは大好きな黒部源流域が!次は沢を登りながら源流をゆっくり旅したい。
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頂上からは大好きな黒部源流域が!次は沢を登りながら源流をゆっくり旅したい。
来し方もくっきり。
来し方もくっきり。
続いては水晶岳。
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続いては水晶岳。
少し岩場もある。
少し岩場もある。
水晶岳山頂!
ここからは赤牛岳がくっきり。
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ここからは赤牛岳がくっきり。
そしていよいよ後立山の稜線へ。
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そしていよいよ後立山の稜線へ。
左手に水晶を眺める。水と緑あふれる美しい山並み。
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左手に水晶を眺める。水と緑あふれる美しい山並み。
対する裏銀座縦走路は、真っ白な砂の斜面が続く。砂漠のような日差し。
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対する裏銀座縦走路は、真っ白な砂の斜面が続く。砂漠のような日差し。
まるで砂の惑星タイトゥーン。
まるで砂の惑星タイトゥーン。
野口五郎岳山頂。ケルンが異界への道しるべのよう。
野口五郎岳山頂。ケルンが異界への道しるべのよう。
野口五郎小屋。昔ながらの雰囲気のある山小屋。
野口五郎小屋。昔ながらの雰囲気のある山小屋。
翌朝も晴れ。
雲海の上の縦走路を行く。
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雲海の上の縦走路を行く。
世界が染まる至福の時間。
世界が染まる至福の時間。
眼下には黒部峡谷。水音がはっきり聞こえる。
眼下には黒部峡谷。水音がはっきり聞こえる。
先には日本昔ばなしのような山々。烏帽子〜爺ヶ岳は通ったことのない山域。いつか行ってみたい。
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先には日本昔ばなしのような山々。烏帽子〜爺ヶ岳は通ったことのない山域。いつか行ってみたい。
烏帽子手前にはコマクサの群落が続く。可憐な女王さま。
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烏帽子手前にはコマクサの群落が続く。可憐な女王さま。
リンドウ越しの水晶岳。
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リンドウ越しの水晶岳。
さらば北アルプス!よく頑張った。また来ます。
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さらば北アルプス!よく頑張った。また来ます。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ
備考 携帯の充電器は十分な量だったのですが、iphoneのケーブルが断線して充電ができなくなり(以前からカバーは破けていたが使えていたのが、最後本当に使えなくなった)ヒヤヒヤしました。今は携帯が唯一の連絡手段なので、見た目に壊れたケーブルは替えた方がよかったです。また、小屋によってはACで充電できるところもあり、そもそもアダプタも持っていけばよかったと思いました。また、小屋泊まりの縦走は初めてだったのですが、テントに比べると感覚的にだいぶ綺麗に過ごせるので、ウェットティッシュくらいはもっていけばよかったと思いました。

感想

毎日、出発5時間後くらいに子供のペースが急に落ちる時間帯が。体力というより気力が持たない様子。全体的な行動時間はコースタイムの1・5倍くらいみなくてはならず、かなりのスローペース。槍が見えてから殺生ヒュッテまでは本当に身体が疲れたようで、子供を空身にしてダブルザックで行動する。2人分の荷物の合計は水を入れて18~19キロ。自分一人で担げる重量に抑えておいてよかった。小学2年生でも、軽く10時間コースをこなしている子や、一日で槍から笠まで行く小3・小5二人の家族連れ、母子のテント泊などもいて、圧倒された。子供たち、すごいなあ。もはや何が標準なのかよくわからなくなってきた。

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