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Yamareco

記録ID: 940214
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

■ますます山に溺れてしまう(*´Д`)【北ア薬師岳】雲海に浮かぶ名峰たち

2016年08月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:22
距離
22.0km
登り
1,807m
下り
1,791m

コースタイム

日帰り
山行
10:17
休憩
0:47
合計
11:04
0:58
5
1:03
1:03
46
2:20
2:22
17
2:39
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53
3:32
3:33
17
3:50
3:50
33
4:23
4:23
18
4:41
4:41
32
5:13
5:13
41
5:54
6:04
33
6:37
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17
6:54
7:16
15
7:31
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24
7:55
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31
8:29
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24
8:53
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20
9:13
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35
9:53
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15
10:08
10:09
45
10:54
10:54
8
11:02
11:03
20
11:23
11:23
33
11:56
11:56
6
12:02
折立
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・有峰林道(亀谷連絡所経由)折立キャンプ場まで(普通車往復1900円)
※有峰林道は20時〜翌朝6時の間は通行できないので注意。
・満車の場合は路駐か、あるいは3キロほど下の駐車スペースに止めてある車もありました。
・キャンプ場があるので手続きすれば無料でテント泊も可能。炊事場も有り。
・水洗トイレ有
コース状況/
危険箇所等
特に危険箇所はありませんでした。
登山ポストは登山口にあります。
トイレは駐車場、登山口、太郎平小屋(おススメ)、薬師峠キャンプ地にあります。
薬師岳山荘にもありますが、宿泊者しか使えないそうです。
折立駐車場。
ほぼ埋まってましたが、空いてるところもちらほら。
この時間の下山者が結構いました。
2
折立駐車場。
ほぼ埋まってましたが、空いてるところもちらほら。
この時間の下山者が結構いました。
キャンプ場!!
しかも無料!!
あー、テントはないけど料理するものでも持って来ればよかった。。。と後悔。
もちろん炊事場も完備。
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キャンプ場!!
しかも無料!!
あー、テントはないけど料理するものでも持って来ればよかった。。。と後悔。
もちろん炊事場も完備。
駐車場のトイレ。

明るいうちに登山口まではしっかり下見しておきました。
駐車場のトイレ。

明るいうちに登山口まではしっかり下見しておきました。
さてさて、仮眠をとった後出発!!
行ってきます!
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さてさて、仮眠をとった後出発!!
行ってきます!
これが例のアラレちゃんですね〜。
こんな時間なのに湿気がひどくて暑いです。
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これが例のアラレちゃんですね〜。
こんな時間なのに湿気がひどくて暑いです。
三角点標高1,870m地点。
三角点標高1,870m地点。
こういう案内があると真っ暗な時は特にありがたいですね〜。
こういう案内があると真っ暗な時は特にありがたいですね〜。
五光岩ベンチ地点。
太郎平まであと2キロ。
ほんの数人ですが、下りてくる人とすれ違うようになりました。まだ真っ暗なのになー。皆さん早くからの行動。
ガスガスの中歩きます。
五光岩ベンチ地点。
太郎平まであと2キロ。
ほんの数人ですが、下りてくる人とすれ違うようになりました。まだ真っ暗なのになー。皆さん早くからの行動。
ガスガスの中歩きます。
4時20分頃太郎兵衛平に到着。
小屋前では準備をしている登山者たちがいました。
そうか、、、ここから雲の平へも行けるのか。。。
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4時20分頃太郎兵衛平に到着。
小屋前では準備をしている登山者たちがいました。
そうか、、、ここから雲の平へも行けるのか。。。
太郎平からしばらく下ると薬師峠キャンプ地です。
皆さん準備で忙しそう。
ボケボケ写真でごめんなさい。
ガスガスでこの後の天気がかなり心配になってきた。。。(;´Д`)
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太郎平からしばらく下ると薬師峠キャンプ地です。
皆さん準備で忙しそう。
ボケボケ写真でごめんなさい。
ガスガスでこの後の天気がかなり心配になってきた。。。(;´Д`)
キャンプ地からは涸れた沢の登りが始まる。
この辺りからヘッデンはしまいました。
キャンプ地からは涸れた沢の登りが始まる。
この辺りからヘッデンはしまいました。
岩々だらけの登り。
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岩々だらけの登り。
登り切ると木道が始まる。
登り切ると木道が始まる。
視界が開けて稜線が見えた。
ワクワクしてくる!
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視界が開けて稜線が見えた。
ワクワクしてくる!
眼下には雲海。。。
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眼下には雲海。。。
ヨツバシオガマ?
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ヨツバシオガマ?
ウサギギク
おおお〜!!!
雲の上の景色!!
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おおお〜!!!
雲の上の景色!!
あれは槍じゃないですかーっ!
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あれは槍じゃないですかーっ!
あ、、、あれは何??
(笠ヶ岳? ←とおバカなことをこの瞬間は思ってました。)
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あ、、、あれは何??
(笠ヶ岳? ←とおバカなことをこの瞬間は思ってました。)
なだらかな登り。。。
なだらかな登り。。。
景色がいいのでなかなか前に進めない。
景色がいいのでなかなか前に進めない。
あー、これって黒部五郎岳だー!!!
カッコ良すぎーーー!!
すごーーい!
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あー、これって黒部五郎岳だー!!!
カッコ良すぎーーー!!
すごーーい!
早朝のガスが徐々に晴れてきて北ノ俣岳が見えてきた。。。
うわぁ。。。あそこ歩いてみたい〜。。。
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早朝のガスが徐々に晴れてきて北ノ俣岳が見えてきた。。。
うわぁ。。。あそこ歩いてみたい〜。。。
北ノ俣を通ってずーっと歩いていくとあの黒部五郎に着くのね。。。めちゃくちゃ遠い。。。
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北ノ俣を通ってずーっと歩いていくとあの黒部五郎に着くのね。。。めちゃくちゃ遠い。。。
黒部五郎だけ別世界のような感じがする。。。
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黒部五郎だけ別世界のような感じがする。。。
だいぶ寒くなってきました。。。
日が当たらないので余計に寒い。。。
もうすぐ山荘のはず。
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だいぶ寒くなってきました。。。
日が当たらないので余計に寒い。。。
もうすぐ山荘のはず。
薬師岳山荘が見えました。
すごく新しくてキレイです。
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薬師岳山荘が見えました。
すごく新しくてキレイです。
山荘前で少しだけシャリ補給して山頂へ出発。
ここでデポしようかとも思いましたが、寒いのでやめました。
山荘前で少しだけシャリ補給して山頂へ出発。
ここでデポしようかとも思いましたが、寒いのでやめました。
下を見下ろすと朝日がこっそり追いかけてきてる。。。
早く追いついて、、、寒いから早く。。。( ;∀;)
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下を見下ろすと朝日がこっそり追いかけてきてる。。。
早く追いついて、、、寒いから早く。。。( ;∀;)
太陽が昇ってきた。。。
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太陽が昇ってきた。。。
暖かい太陽の日差し、、、全然追いついてくれない。。。
寒いので止まるわけにもいかず。。。
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暖かい太陽の日差し、、、全然追いついてくれない。。。
寒いので止まるわけにもいかず。。。
避難小屋跡。
ここでやっと日差しに迎えられる。
暖かい。。。。
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避難小屋跡。
ここでやっと日差しに迎えられる。
暖かい。。。。
やっぱり陽の光は大事だ。(*´з`)
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やっぱり陽の光は大事だ。(*´з`)
さあ、山頂へ行こう。
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さあ、山頂へ行こう。
雲海と北アルプスたちのシルエット。
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雲海と北アルプスたちのシルエット。
黒部五郎岳の向こうに笠ヶ岳が見えてきた。
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黒部五郎岳の向こうに笠ヶ岳が見えてきた。
カールがすごい。
雲がいい演出してる。。。
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カールがすごい。
雲がいい演出してる。。。
暖かい光を浴びながら山頂へ。。。
3
暖かい光を浴びながら山頂へ。。。
影薬師岳。
明るくなり、天気も良くなってテンションも上がってきた。
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明るくなり、天気も良くなってテンションも上がってきた。
山荘から山頂まで思ったより距離がある。
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山荘から山頂まで思ったより距離がある。
美しいカール。
山頂には人がいっぱい。
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山頂には人がいっぱい。
みんなちょうどあっちを見てたのでモデルにw
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みんなちょうどあっちを見てたのでモデルにw
快晴の空の下、薬師岳登頂!!
撮ってくださった方ありがとうございました!
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快晴の空の下、薬師岳登頂!!
撮ってくださった方ありがとうございました!
山頂からの眺め?
山頂からの眺め
有峰湖が見える。
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山頂からの眺め
有峰湖が見える。
山頂からの眺め
薬師岳山荘、北ノ俣岳方面。
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山頂からの眺め
薬師岳山荘、北ノ俣岳方面。
山頂にはお社がありました。
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山頂にはお社がありました。
山頂からの眺め
北薬師岳
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山頂からの眺め
北薬師岳
山頂からの眺め
その向こうの剱岳。
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山頂からの眺め
その向こうの剱岳。
山頂からの眺め
湧き上がってくるような雲がいい。。
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山頂からの眺め
湧き上がってくるような雲がいい。。
秋に向かう山。
ここからの景色を脳裏に焼き付けて。。。
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ここからの景色を脳裏に焼き付けて。。。
下山開始。
さらば〜、薬師岳。(^^)/
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さらば〜、薬師岳。(^^)/
朝日を浴びながら下る。
あ〜、空気が気持ちいい。
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朝日を浴びながら下る。
あ〜、空気が気持ちいい。
薬師岳山荘到着。
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薬師岳山荘到着。
ここは外来者のトイレはお断りだそうです。

バッジだけ買いました。
ここは外来者のトイレはお断りだそうです。

バッジだけ買いました。
綺麗な山小屋、泊まってみたいものです。
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綺麗な山小屋、泊まってみたいものです。
あ〜、、、あそこ歩いてみたい。。。
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あ〜、、、あそこ歩いてみたい。。。
黒部五郎岳。。。
じっくり見るのは初めて。。。
あの稜線すごいなぁ。。。
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黒部五郎岳。。。
じっくり見るのは初めて。。。
あの稜線すごいなぁ。。。
幾分、秋の空っぽくなってる気がするね。
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幾分、秋の空っぽくなってる気がするね。
ミヤマアキノキリンソウ
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ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマリンドウ?
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ミヤマリンドウ?
ヤマハハコ
ハクサンフウロ
もうシワシワでしたw
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ハクサンフウロ
もうシワシワでしたw
登るときはモノクロに近かった景色も青い空と緑で爽快〜。
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登るときはモノクロに近かった景色も青い空と緑で爽快〜。
チングルマの群生。
もう完全綿毛です。
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チングルマの群生。
もう完全綿毛です。
この数を見て「最盛期に見てみたい」と思いました。。。
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この数を見て「最盛期に見てみたい」と思いました。。。
あちら側にも行ってみたい気持ちが沸々と。。。
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あちら側にも行ってみたい気持ちが沸々と。。。
登りのときの分まで振り返って撮影。
登りのときの分まで振り返って撮影。
この辺りで私はストックホルダーを失くしました。。。( ;∀;)
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この辺りで私はストックホルダーを失くしました。。。( ;∀;)
木陰がありがたい。。。
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木陰がありがたい。。。
薬師峠テン場。
早朝は物々しい雰囲気でしたが、今はほとんど人がいない。
トイレも水場もあるけれど、小屋から遠いのが難点かなぁ。。。
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薬師峠テン場。
早朝は物々しい雰囲気でしたが、今はほとんど人がいない。
トイレも水場もあるけれど、小屋から遠いのが難点かなぁ。。。
太郎平までの登り。
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太郎平までの登り。
早く小屋で何か温かいもの食べたい〜。。。
おにぎりはもう飽きた。。。(;´Д`)
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早く小屋で何か温かいもの食べたい〜。。。
おにぎりはもう飽きた。。。(;´Д`)
振り返る。
今まで登ってきた北アルプスとはまた違う雰囲気。
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今まで登ってきた北アルプスとはまた違う雰囲気。
5日前の間ノ岳山行のおかげで今日は楽に登れた気がする。
全然疲れてないw
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5日前の間ノ岳山行のおかげで今日は楽に登れた気がする。
全然疲れてないw
北ノ俣岳。。。
池塘があるんだって。。。
行ってみたい。。。
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北ノ俣岳。。。
池塘があるんだって。。。
行ってみたい。。。
ここにも小さい池塘。
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ここにも小さい池塘。
と、、、ヘリが飛んできました。
と、、、ヘリが飛んできました。
荷揚げとかではなさそう。。。
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荷揚げとかではなさそう。。。
怪我人の救助のためのヘリでした。
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怪我人の救助のためのヘリでした。
太郎平小屋到着〜♪
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太郎平小屋到着〜♪
小屋前はこんなに広い。
いや、写真に撮りきれなかったのでもっと広い。
小屋のベンチに座って景色を見ながら食事しよう〜♪
小屋前はこんなに広い。
いや、写真に撮りきれなかったのでもっと広い。
小屋のベンチに座って景色を見ながら食事しよう〜♪
小屋の食事は10時から。
まだ早いのでカップラーメンを購入して食べました。
生き返ったぁ。。。(´∀`)
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小屋の食事は10時から。
まだ早いのでカップラーメンを購入して食べました。
生き返ったぁ。。。(´∀`)
公衆トイレも拝借。
とってもキレイなトイレでした!!
ここにはまた来たいな。。。
スタッフの雰囲気も良かったので小屋にも泊まってみたいです。
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公衆トイレも拝借。
とってもキレイなトイレでした!!
ここにはまた来たいな。。。
スタッフの雰囲気も良かったので小屋にも泊まってみたいです。
薬師岳方面、、、雲がかかってきました。
薬師岳方面、、、雲がかかってきました。
さて下山。
朝暗くて何も見えなかったので景色を存分に楽しみながら下ります。
朝暗くて何も見えなかったので景色を存分に楽しみながら下ります。
同じ道を帰るのだけど朝は真っ暗で景色が見えなかったので新鮮な気持ちで歩ける。
同じ道を帰るのだけど朝は真っ暗で景色が見えなかったので新鮮な気持ちで歩ける。
道は歩きにくいんですけどね。。。
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道は歩きにくいんですけどね。。。
ここを歩いてきたのか。。。真っ暗闇をw
2
ここを歩いてきたのか。。。真っ暗闇をw
イワショウブ
綺麗に整備されている登山道。
綺麗に整備されている登山道。
ガスガスになってきた。。。
ガスガスになってきた。。。
五光岩ベンチ。
あれが五光岩かな?
なんだか光ってる。。。
あれが五光岩かな?
なんだか光ってる。。。
唯一のチングルマの花!!!
よくぞ残ってたねぇ。。。
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唯一のチングルマの花!!!
よくぞ残ってたねぇ。。。
なんだかこの光景、、、丹沢塔ノ岳のあの場所によく似てる。。。
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なんだかこの光景、、、丹沢塔ノ岳のあの場所によく似てる。。。
石畳道が終わり、土の道に。。。
やっぱり足の裏に優しいのはこっちです。
石畳道が終わり、土の道に。。。
やっぱり足の裏に優しいのはこっちです。
ぶっとい樹。
登りでは撮影できなかったので、、、下りで撮ってます。
登りでは撮影できなかったので、、、下りで撮ってます。
木陰がありがたい。
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木陰がありがたい。
今回は驚くほどにほとんど疲れてない。。。
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今回は驚くほどにほとんど疲れてない。。。
そして登山口にゴール!
予定よりずっと早く帰ってこれました。
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そして登山口にゴール!
予定よりずっと早く帰ってこれました。

装備

個人装備
ヘッドランプ 地図 コンパス 保険証 飲料 手袋 細引き 携帯電話 防寒着 時計・高度計 非常食 折りたたみ座布団 サバイバルシート 帽子・サングラス レインウェア Wストック その他 財布など省略
共同装備
ファーストエイドキット 医薬品 カメラ ライター アーミーナイフ ウェットティッシュ 携帯簡易トイレ ツェルト ハンディGPS
備考 コッヘル&バーナーを持っていけばよかった。

感想

20時にはそのゲートが閉鎖されてしまい、翌6時にならないと走れない有峰林道。
これがネックでずっとこのお山に挑戦できずにいた。
横浜から車での移動もハンパない&今回はちょうどお盆期間中で大渋滞に巻き込まれるのが必須。
以上のことを踏まえて、前日朝の10時には横浜を出発することに。
余裕をもって19時までには登山口である折立にはたどり着かねば。。。
案の定関越で大渋滞に巻き込まれるが、無事折立に17時頃到着。
止めるスペースがあるかどうかドキドキしたが、ちょうど良い時間帯だったのか登山口付近に止めることができた。
車中泊の準備をして早々と寝てみる。。。
でも外で喋ってる人たちがいて眠れない。
窓を閉めたいけど暑いし、、、いつも思うけど人の喋る声って結構うるさいよ。。。
仲間と一緒だから楽しくてワクワクなんだろうけどね。。。(´・ω・`)

午前0時。
あれから(いつから?w)計4時間くらいは寝たと思う。
予定では2時に出発するはずだったけれど、目が覚めてしまったので早めに出ることにした。
午前1時ヘッデン装着して出発。
すぐに暑くなる。。。湿気がひどい。
真夜中でこれだけ暑いなんて、、、日中はどうなるの?という感じ。
 
アラレちゃん(太郎坂)。
ああやっと実物を見れたよ。。。
土の登山道から石の登山道に変わる。
辺りは真っ暗で様子がわからない。雲が多いせいか星も見えない。
ただ樹林帯から抜けてからはだだっ広いだろう雰囲気は伝わってきていた。
真っ暗闇での広い場所、、、無防備な感じがして結構怖いものがある。

標高が上がるにつれてガスに覆われてきた。
まだまだ暗いうちから下山してくる人もいた。
石がびっしり敷き詰められていたり拳くらいの石がゴロゴロしている登山道が続く。
歩きにくい〜。。。(;´Д`)

太郎平小屋に着く。
小屋の前では準備する人がちらほら。
まだ真っ暗なので周囲の様子がまったくわからない。
ただここが薬師岳と黒部五郎岳の分岐だということだけ理解した。
ここから木道を歩き、そして下りに入ると薬師峠のキャンプ地が見えた。
各々灯りがついていて、カラフルなのがわかる。
キャンプ地を過ぎる頃になると徐々に明るくなってきた。
周囲の様子もわかるようになるがガスがかかっていて今後の天気が心配になる。

涸れた沢を登る。
大きな岩がゴロゴロしているが、マークがあるので比較的歩きやすい。
登り切ると木道が現れ、薬師平。
目の前に稜線が見えた。
足元には無数のチングルマ。もうみんな綿毛になってる。
これ最盛期はものすごいお花畑だったんだと思うとちょっと悔しい。
稜線に向かっての登り。
遠くの景色が見えてきた。。。
広がる雲海に浮かぶ名峰たち。。。凄過ぎー!
ああ、ここまで登ってこないとわからない景色ってまさにこれだ。。。
テンション急上昇。

振り返るとガスが晴れて平らな北ノ俣岳が眼下に見えた。
あそこも歩いてみたい。。。
中でも魅了されたのが雲海に浮かぶ黒部五郎岳。
名は知ってはいるものの、初めてはっきりと黒部五郎岳を確認できた。
またこちらから見る黒部五郎岳の凛々しいこと。。。
(*´Д`)惚れてまうやろ〜。。。な感じ。
どうしてくれる。。。また素敵なお山を知ってしまったじゃないか。。。

薬師岳山荘。
風はないがかなり気温が低く寒い。
太陽の日差しが届いてこない。
足を止めると冷えるので登り続ける。
山荘を見下ろすと朝日が後ろから追いかけてきているのが見えた。
早く日差しが欲しい。。。寒い。。。朝日早く来い。

ザレた道を登り切ると避難小屋跡に着く。
やっとまぶしい朝日とご対面。
あったかい〜。。。。(*´Д`)
ここで世界が一気に切り替わった感じ。

薬師岳山頂まであと少し。
朝日に輝く景色を眺めながら歩く。
黒部五郎岳の向こう側に笠ヶ岳の長〜〜い稜線も見える。
あそこ歩いたんだなぁ。。。(*´з`)
暖かい日差しを浴びながら山頂へ。

7時前薬師岳登頂。
朝はガスガスでどうなることかと思ったけれど見事に晴れてくれた。
今まで見たことがない角度からの北アルプスの景色は新鮮そのもの。
中でも黒部五郎岳の存在は別格で、今も脳裏から離れない。
やばぃなぁ、、、日帰り無理だから諦めてるのに行きたくなってくるよ。。。

20分ほど山頂に滞在し、下山する。
薬師岳山荘に立ち寄って山バッジを購入。
温かい食事をしたかったけれど11時からとのこと。
トイレも外来者には貸してもらえないらしい。(張り紙)
なのですぐに太郎平に向けて歩いた。

空の色も雲も幾分秋色になっている感じがした。
花たちも確実に秋を迎えている。
薬師峠のキャンプ地を過ぎて、太郎平へ。
朝は暗くて気が付かなかったけれど、ここはものすごく広い。
太郎平小屋も早朝見た感じとはまったく違うよう。。。
景色も良く、ゆっくりと過ごせる場所。
食事ができるかどうか小屋の人に聞くと10時からとのこと。
そうですよねぇ。。。
10時でも早い方だよねぇ。。。
でもカップ麺ならありますというので、カップ麺を購入した。
薬師岳を見ながらの食事。生き返る。

まだ10時前。
でも帰りも高速は大渋滞だろうから早めに下山することにする。
登りの時に見ることができなかった周りの景色を楽しみながら下る。
いつもなら帰りの長さにウンザリするのだけど、今日は新鮮で仕方ない。
同じ道をピストンしているという感覚がほとんどなかった。

正午。
折立登山口に到着。
思っていたよりずっと楽に登って下りてくることができたのは、やはり 間ノ岳山行のおかげかな。

********************
先週に引き続き、長いこと躊躇していた百名山に登ってきました。
足を踏み入れたことがなかったエリアだったのですべてが新鮮。
お天気にも恵まれたし、素晴らしい山行になりました。
すぐには行けない北ア深部を近くに感じることができ、
北アを歩き倒したい欲望が生まれてしまいました。
いつか行ける日のために、以前にも増して妄想登山を推し進めたいと思います。









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コメント

惚れるよねー❤
mizutamariきゅん❤yukidamariさん、こんばんは
ついに裏銀座方面へ進出ですねヽ(o'ω'o)ノ

いいないいなぁ〜♪
薬師岳はすごく行きたくて、7月に計画倒れしてしまったお山です
薬師小屋のブログを見ながら『一面に咲くチングルマが見たいよ〜』と、悶々としてました
やっぱりあの果穂の多さからすると、ものすごいコトになってるんでしょうね〜
私も来年こそは!ぜひお花の時期に行きたいものです

黒部五郎岳は私も片想い中なのですよ〜(w´ω`w)
計画書だけは出来てるのだけどチャンスはいつ来るのか…
薬師岳から見た黒部五郎岳のお写真とってもカッコいい
アレ見たら惚れちゃうよね(*` 艸 ´)
スカッと晴れて絶景三昧よかったですね
うらやますぎてため息出ました〜
でわでわ
2016/8/20 21:55
algaeきゅ〜ん。^^
こんにちは〜。
コメントありがとう!!

薬師小屋新しくなったそうで、すごくキレイでしたよ。^^
チングルマの果穂、写真では一部分しか撮ってないけどあの周辺すごいことになっていたのでお花の時期に行くと感動して泣いちゃうかもです。
私もあの辺りは今度は絶対花の時期に行きたい〜。
今まで日帰りじゃいけないのであの周辺のお山のことは敢えて考えるのもスルーしていたのだけど、、、ダメですね〜。。。
あの黒部五郎さん見ちゃったら登りたい気持ちが抑えられなくなりそうですw
どうしよ〜。(-_-;)
でもまだまだ知らない素敵な場所が待ってるかと思うとこれから先も愉しみが尽きず、なんだかうれしいです。
お互いいつか行ける日を夢見て♡
2016/8/21 16:04
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
薬師岳/折立起点太郎平小屋薬師平薬師岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

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この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
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