奥穂高
- GPS
- 19:28
- 距離
- 40.1km
- 登り
- 2,238m
- 下り
- 2,237m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:14
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 13:10
天候 | 13日晴れのち夜は曇り、14日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰路はバスは16時台、タクシーは19:30がリミットでハイシーズンはかなりの行列になることも。リミットまでに上高地に戻る必要があるため要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地〜横尾までは平坦な道。徳沢あたりまでは一般の観光客もいる。 ・横尾からは登山道で、本谷橋を過ぎた後のSガレは落石注意。 ・涸沢から穂高岳山荘のザイテングラートは鎖、はしごもあり、落石も注意でヘルメット着用推奨。 ・穂高岳山荘のすぐ上は鎖、はしごありの急峻な岩場。難所は短いがシーズンによっては人も多くすれ違いも生じるので要注意。 |
その他周辺情報 | 周辺は温泉多数 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
初日は上高地から涸沢ヒュッテまで。2日目は涸沢から奥穂高をピストンし、上高地まで一気に下る1泊2日の行程。
上高地からは平坦地を明神、徳澤、横尾とたどり、横尾からようやく登り始める。屛風岩の威容を見上げながら歩き、本谷橋を超える。しばらくすると落石注意のSガレが。最後に一登りして涸沢ヒュッテに到着する。
涸沢ヒュッテはハイシーズンで小屋もテントも混雑ぎみだったが、清潔で過ごしやすく眺望もよい。ここに来るだけでも楽しめるだろう。テン場を挟んで反対側に涸沢小屋。グレードは見たところ涸沢ヒュッテと同等に見えた。
2日目は午前3時前に起き、ゆっくり朝食、準備を済ませて夜明け直前の午前5時ごろに出発。登り始めたあたりでモルゲンロート、常念岳からの日の出を楽しめた。1時間ほど登ると、いよいよ核心部のザイテングラート。鎖やはしごも含む急な岩場が長く続く。
ザイテングラートをクリアすると穂高岳山荘。風がかなり強くなり、どんどん熱を奪われるのでレインウェアを着た上で、ザックは山荘にデポして、山頂に向かう。山荘の直上が鎖、はしごを含む急峻な岩場を登るコース中最難所。1カ月ほど前には死亡事故も起きた。ただ、高度に対する恐怖感はあるものの、スタンスはしっかりしており、3点確保をきちんと意識すれば難しくはないし、難所はごく短い。とはいえ上り下りのすれ違いには一定の注意が必要だ。
難所を越えて稜線上に出ると、頂上まではあとわずか。頂上は360度の大パノラマ。存在感抜群の槍ケ岳、はるか遠方の富士山まで見えた。
下りは、来たルートを戻る。ザイテングラートまでは慎重に下りるが、この日に都内に帰る計画のため、後はひたすら飛ばす。涸沢〜横尾間がかなり長く感じたが、横尾から先の平坦地はほぼ危険もないためかなりハイペースで上高地まで戻った。
全体として上高地〜涸沢までは大半が平坦地で初心者でも全く問題のないルートだが、長いルートが計画のネックになる。メンバーの休みの都合で1泊2日で強行したが、できれば2泊はしたいところだ。
今回のコースは、ザイテングラート、穂高岳山荘上の岩場など危険箇所はあるものの、穂高一帯の中では最も難易度の低いルート。この日は、自分たちが奥穂高から下り始めて間もなく、奥穂高と西穂高の間のジャンダルム付近の「ロバの耳」で1人、前穂高付近でも1人、滑落して死亡する事故があった。ルート次第では相当危険であることを思い知らされた。
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