権現岳
- GPS
- 10:02
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,338m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場横の路肩に停めました |
コース状況/ 危険箇所等 |
青年小屋から権現岳まではザレた急登、トラバースがあるので落石に注意と念のため滑落注意です |
その他周辺情報 | 道の駅小淵沢 延命の湯 便利な場所でありがたい |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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感想
■権現岳山頂より
今回少しテイストを変えてレポします〜(笑)
特別休暇で北アルプスを歩いてきたばかりだったが、かずさんと今月山に行ける機会が11日だけだったので、どうする?→行きたい!という事で、山に行くことになった。私としても初の山の日に登山をするなんていいかもという気持ちもあった。
どこに行くかということで、本当は予てからの山仲間 Kさんが アルペン号利用で11-14で中房・燕・大天井・常念・蝶・上高地をソロで歩く為、サプライズで、中房温泉で待ち伏せして 燕ピストンも 応援企画で丁度いいかも!と思ったのだが、中房温泉の駐車場に確実に停められる自信がなかったことと、仕事明けで行くにはやっぱり遠すぎるという判断で断念。
可能ならかなり行きたかったところである。
代替えとして選んだのは、かずさんが行きたかった八ヶ岳 権現岳。私はこの山は2年前Kさんと観音平から編笠、権現、三ツ頭と周回するコースで行ったことがあり、正直かなり大変だった。なので今回はピストンコースでかつ、帰路の編笠は巻くことにした。(ピストン嫌いのかずさんがこの案を選んでくれて胸をなで下ろす。)
4時に南大沢の自宅を出発。
今回私が前夜の仕事で寝不足で、結局行き帰りともにかずさんに運転をしてもらった。感謝と共に申し訳ない気持ちである。登山をやっていて毎度感じるのが前夜の過ごし方で、寝不足登山が1番よくないと分かってはいるものの、なかなか改善できない。まったく困ったものだ。
あいにく盆の渋滞がはじまっており、6時観音平予定が7時となってしまった。ますますかずさんには頭が上がらない。m(_ _)m
観音平駐車場は満車だったが、すぐ近くの路肩に駐車することができた。
準備をして出発。
まず向かう編笠山にはなだらかな樹林帯を経て、徐々に傾斜がきつい登山道を登る。
晴れていれば気持ち良いが、この日は薄曇り。少しジメッとした雰囲気だ。先週の北アルプスと違うのは花の量で、八ヶ岳も咲いているのだが、全行程咲きまくっていた北アルプスと比べると雲泥の差だった。アルプス恐るべし。
雲海では富士山の頭が見えた。
これは上に登れば楽しみにしてきた南アルプスの眺望も臨めるかな?と期待して黙々登る。
押手川を過ぎると急登で、岩ゴロもあり登りにくい所もありながら標高を上げていく。
山頂直下で視界が開け、振り返れば南アルプスの山々を見ることができた。中腹下は雲が掛かっており、完璧ではなかったが編笠山から見る南アルプスはいつ来ても格別だと感じる。
編笠山は八ヶ岳の1軍ではないかもしれないが、南アルプスの展望台としては第1位は間違いない。(ちなみに八ヶ岳を見る展望台は個人的には中岳が1番だと思っている。どうだろう?)
今回の目的地は権現岳なので、多くの人で賑わっていた編笠山では写真撮影と休憩もそこそこに、一旦青年小屋に下る。この間岩ゴロ地帯を歩くのだが、私は八ヶ岳、特に北八ヶ岳に多い岩ゴロ歩きが苦手で下りは苦手というより大っ嫌いである。個人的には岩ゴロがあるとオリンピックではないが減点で、それもラインオーバーや、指導!くらいの減点になる。大好きなエリアだけに、あーなんでそうなっちゃうの的な感じで惜しい。女性に例えると…いや、止めておく。
青年小屋からはよく分からない音楽が流れていた。好き嫌いはあるだろうがいろんな人が来る山小屋で音楽を掛けっぱなしというのはどうなのだろう。主観だが青年小屋、権現小屋共に いつも商売っ気というかサービス感をあまり感じない。
ここから先は急登だ。
のろし場までも結構な急登、でもそこから先のギボシを巻きながら権現小屋まではザレザレの斜面の直登、トラバースで落石させないように歩くのには気を使う。クサリもそこそこに多く、権現岳コースではこの感が核心部といえる。
渋滞していたら行き違いで苦労しそうだか、編笠山を過ぎてからめっきり人は減って、この日は自分のペースで歩くことができてよかった。
私はのろし場でヘルメットを装着した。結局ヘルメット着用者は行き帰りゼロで、なんだか気恥ずかしい感じもしたが、先週の水晶岳や西鎌尾根の危険度と短いながらも同じ程度は危ないと思うので、今後も自己判断での着用は心掛けていきたいと思っている。
権現小屋を過ぎると赤岳方面、キレット小屋に向かう分岐があり、山頂近辺での休憩をするならばこのあたりがオススメだ。山頂は狭い。
今回権現岳ピストンの人は天女山から来られたという地元のおじさん以外おらず、お話しした方のほとんどがキレット小屋テン泊だった。人気の縦走コースを実感。きつそうな赤岳登りが足を遠ざけるものの、いつか歩いてみたいコースではある。いつかではあるが。
権現岳山頂に着く頃には天気も良くなり、赤岳にガスがかかりがちなものの、阿弥陀や他の山々もよく見ることができた。どこから見ても八ヶ岳オールスター軍は格好が良いことは間違いない。私は八ヶ岳の佇まいを見るのが好きである。
山頂は岩の上で、2年前に来た時は怖くて登ることができなかったのだが、今回は登ることができた。高度感という部分では少しは成長しているのだろうか。全く怖がらずに岩に立つかずさんを見ると成長も何もないのではあるが…。
ヘタレであることには変わりない。
まあいい。
ランチは分岐点で食べた。夏の日帰り登山ではサンドウィッチを食べるのが好きなのだが、セブンイレブンのおにぎり100円セールに負けておにぎり尽くし3個となった。ちょっといけてるサンドウィッチ1つと同じような価格だ。おにぎりが安いのか、サンドウィッチが高いのか。
まぁ安いにこしたことはない。
横でサンドウィッチを食べるかずさんはセールに負けない人であることを確認。(ららぽーとのセールには負けるらしい)
ランチでは何よりもかずさんが地元特産の梨を持ってきてくれて、これが疲れた体には最高だった。本当に美味しい。感謝感激である。
帰路では初めてギボシに立ち寄ってみた。
不動明王が祀ってあり、権現岳を含め信仰の山であったことが伺える。狭い山頂だか、やはり八ヶ岳の山々、権現岳を含め見渡すことができた。
その後青年小屋まで戻り、巻道を使って押手川まで歩き、観音平まで下山した。私が睡魔に襲われ、ペースダウンしたこともあり、17時半の下山となってしまった。
今回初の山の日の登山で、初心者向けの編笠山にはもう少し登山客がいるのかなと思っていたが、そうでもなかった。地元八王子の高尾山はどうだったのだろうか。
山に登る仲間がほとんどがいない、増えない私の周りを思うと、山の日がそのきっかけ作りになればいいなと思う。
今回も素敵な登山になった。
かずさんありがとうございました。
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