裏銀座・黒部五郎からぐるりと最後に槍ヶ岳への6日間
- GPS
- 125:28
- 距離
- 69.7km
- 登り
- 6,483m
- 下り
- 6,480m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 7:46
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:31
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 11:19
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:56
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:26
天候 | 1日目〜5日目:晴れ 6日目:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
周りに1日300円〜1000円までの有料駐車場も有るので、鍋平まで歩く(片道30分)のが嫌な人は事前に調べたほうが良いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
槍ヶ岳はヘルメットを被ったほうが安全です。 (特に槍ヶ岳をヘルメットも被らずにへっぴり腰で登っている方が結構いましたが、どうなんでしょうかね。) |
その他周辺情報 | 新穂高温泉:新穂高の湯は200円(協力金)程度で、入浴可能です。 ただし石鹸は無いし、洗い場も無いので汗を流す程度しか出来ませんので、ガッツリ体を洗いたい人には不向き。 また、昨日のように雨の日はぬるい(冷たい場所も)ので寒い季節に入ると出られなくなります。 温泉吹き出し口の絶好の場所はズ〜〜〜っと外人さんに占領されていて行けなかった。残念。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
1日目(10日)
夜中の1時過ぎに到着するも、無料駐車場は満車で鍋平駐車場へ。
鍋平駐車場はトイレもきれいで良かったです。遠いのを除けばですが・・・
6時40分に出発。まずは新穂高温泉登山口(登山指導センター)へ。
時間は7時半を過ぎているのでもうすでに暑いっす(汗)
風穴なんてあったのも忘れてただトボトボ歩きます。
林道と聞いていたので、勝手に上高地の横尾までを想像していたら、微妙にず〜〜っと登りで疲れます。
(よくTVで見る山番組では歩き始めに「林道を1時間歩きます」「ここからが本当の登山口です」とか、中抜きなもんで・・・(汗))
ただ、笠新道入口にある水は美味しかったです。
わさび平小屋で小休止をして、いよいよ小池新道です。
よく整備されていて噂通りの歩きやすい登山道です。
ただし、とにかく休む暇もなくず〜〜〜っと坂道。
途中の秩父沢で大休止、まだ10時過ぎでしたけど、お昼食べちゃいました。
水も冷たくて美味しかったです。
で、またのらりくらり歩き何とか、鏡平山荘へ到着。
出来れば、双六小屋まで行きたかったんですが、そんな体力が残っている訳もなくさっさと宿泊の申し込みを。
満室状態でしたけど布団一人1枚確保。良かった〜。
あ、スマホは3Gでしたがしっかり繋がりました。
2日目(11日)
今日は黒部五郎小屋へ。
朝食が4時半からと言うので、予定よりも早くに出発。
朝一元気なうちに弓折分岐までの急登を登りました。
まだ涼しいし快調〜〜。
そこから1時間ほど稜線歩きで双六小屋へ。
朝からにぎわってましたね〜。
双六岳からの槍ヶ岳(ベタな1枚)を撮りたかったので、稜線ルートを選択。
ほっこりとしてなんとも良い山ですね。
そこから三俣蓮華岳を経由し黒部五郎小屋舎へお昼頃に到着。
宿泊を申し込んだら、一人布団1枚確保で安心。と言うか、空いてました。
山頂までは往復で4時間かかるのでどうしようかと迷ったのですが、お昼を食べてまったりを選択、相変わらずのヘタレですなぁ〜(汗)
小舎周辺はスマホは圏外でした。
3日目(12日)
朝食はやはり4時半からと言うので、食べてすぐに山頂へ出発。
ザックが無いので、楽ちん楽ちん♪
ゆっくりと歩いても2時間(途中10分ほど休憩)で山頂へ行けました。
黒部五郎肩から見える雲ノ平は素晴らしく行ってみたいと思いました。
ここまで登るとスマホも繋がります。
山頂からは360度ぐるりパノラマで素晴らしい。天気最高でほんと最高です。
また、下り始めてすぐにライチョウ夫婦に会えました。
最初チョコチョコ登山道に居たのですが、自分たちに気が付いてすぐにハイマツ帯に入ってしまいましたが、逃げる訳ではなくずっと餌をついばんでました。
今年初かな?まだ天気が下り坂でもないのに、ラッキーでした。
小舎まで下りて少し休憩してすぐに三俣山荘へ。
今日は巻道を歩いて行ったんですが、ゴロゴロで結構歩き辛かったですね〜。
それに、最初の小舎からの登りはきつかったなぁ〜。やっとの事で、三俣山荘へ到着し、明日登ればいいのですが、まだ昼だったので、今回は往復2.5時間だったこともあり、鷲羽岳山頂へ。
これもず〜〜っと最後まで急登なので、きついっすねぇ〜(^▽^;)
やはり山荘ではスマホが圏外なので、山頂で家族には連絡しておきました。
山荘は、2人で1つの布団でお願いします・・・でした。(初体験)
ちなみに水晶小屋は5人で2つの布団だったそうです。
4日目(13日)
今日は水晶岳まで、今回の一番の奥地(黒部も奥地だけど)まで行きます。
黒部の源流標コースを歩いたのですが、鷲羽の西側なので、日陰になり歩きやすかったです。今の時期歩くなら早朝ですね。ワリモ北分岐への最後の急登はきつかったけど、そこから水晶岳までの稜線は最高でした。
ワリモ北分岐にある水場の水も美味しかったです。
水晶岳への最後の登りはゴツゴツしていて、楽しめました。
野口五郎岳への稜線も素晴らしく、歩いてみたいと思いました。
帰りは昨日登った鷲羽へ再登頂。
北分岐から鷲羽へは登っていないので歩いた訳ですが、途中で
「あ〜〜、大人しく行きの巻道で歩けばよかった」と、後悔しましたよ(汗)
で、結局登頂しても、微妙にガスワンダーで報われず。
また、疲れている脚にはあの急坂はきついです。
滑らないようにゆっくりと降りてなんとか山荘で昼食を取り、今日の宿泊地の双六小屋へ。
巻道ルートを歩いたのですが、結構アップダウン有り面白かったです。
ただきつかったですけど・・・。
一昨日登った最後の急坂を下り、小屋へ到着。
ドコモ電波OKなはずなのに、なぜか圏外でしたね〜。
布団は、3人で2つの布団でした。(これも初体験)
ただ昨日よりちょっとだけ広いし。
5日目(14日)
今日は下山日です。
ただ下りるだけなので、ゆっくりと第2弾の朝食を取り外へ。
小屋を出ると、今日もドッピーカン。
ただ下るだけだから、最後に小屋前の樅沢岳を登って最後に一番近い位置から
槍ヶ岳を見て帰ろう〜♪
なんて、気軽な気持ちで登り始めました。
すると、すれ違う人々に「今日の槍は最高だよ」「今日は良いよー」と悪魔のささやきが・・・。
山頂に着き、スマホが3Gなので「予定変更、今日槍ヶ岳へ登って明日帰ります」と家族へコール(と言ってもLINEだけど)
だって、山頂から、4時間20分で槍ヶ岳山荘まで着いちゃうんですよ。
天気も良いし、明日も休みだし、もう行くっきゃないでしょ。
ツー事で、なんも下調べしていない西鎌尾根を槍ヶ岳目指しひたすら進みます。
どんどん槍ヶ岳が近くなります。
ワクワク感がハンパない!今までの登山で一番ワクワクしていたかも・・・。
無事到着して、宿泊を申し込みヘルメットのレンタルをどうしようかと考えながら部屋へ行くと、今日は登頂してもう使用しないというお隣さんが貸してくれることに。
なんてありがたい方なのでしょう。
実は本来は3泊予定だったのに、1日目にヘタレで予定変更になりゆっくり登山になったので、1泊増え、槍経由でまた1泊増えで、予定していなかったものでお金がすでに2900円しか残ってなかったんすよ。
U野さん、本当にありがとうございました。
おかげで、お昼ご飯にラーメン食べられました。
で、食後さっそく山頂へ。
ただし渋滞で行きに1時間、帰りに40分ほどかかっちゃいました。
すごいですね〜。山頂に登ったよりも渋滞の印象が強い登頂でした。
そのあとはテラスでまったり。
途中、帝国陸軍の兵隊さんが登場したり(記念撮影してもらいました)と楽しみながら夕方までテラスで至福の時を過ごしてました。
スマホは3G(時にLTE)でしたが繋がりました。
宿は布団1枚一人でした。
6日目(15日)
ついに下山の日です。
朝の9時には雨が降り始めると言う予報でしたので、4時半には山荘を出発し
最後穂高平小屋のところで雨に降られましたが、滑りやすいガラガラの場所は過ぎていましたので無事下山できました。
帰った槍平経由の登山道は1日で山荘まで着ける最短コースのようですが、
槍平からの5時間の急登登り続きは過酷以外の何物でもなくヘタレな自分には絶対に無理だと思いました。
出だしの支度の時に靴ひもを通す部分がブチッ!っと切れると言う、1日目から行程が狂って遅れてしまうという、こんなんでどうなることやら??な出だしでしたが、結果最初は思ってもいなかった槍ヶ岳も登頂でき、自分にとって最高の夏休みになりました。
裏銀座方面は表に比べ静かで奥深い感じがまた良かったのですが、槍ヶ岳山荘に到着して一気に華やいだ感じがしました。槍ヶ岳は他の山とはいろいろな意味で別格ですね。人気があるのがわかります。
最後にこんなつまらない感想文を最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
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