好天の穂高を満喫!涸沢カールから北穂高と奥穂高
- GPS
- --:--
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 2,654m
- 下り
- 2,865m
コースタイム
8/12 6:39横尾ー8:11本谷橋ー11:16涸沢
8/13 6:42涸沢ー8:58南陵取付ー11:14涸沢岳分岐ー11:28北穂高小屋(昼休憩)13:05出発ー14:43南陵取付ー16:18涸沢小屋(休憩)ー16:42涸沢
8/14 6:47涸沢ー8:23ザイテングラード取付ー10:28穂高岳山荘ー11:49奥穂高岳ー12:58穂高岳山荘(昼休憩)13:49出発ー14:58ザイテングラード取付きー16:09涸沢小屋ー16:30涸沢(18時過ぎくらいから小雨)
8/15 5:00起床ー涸沢でゆっくり
8/16 8:17涸沢ー9:52本谷橋ー11:12横尾ー12:42徳沢ー14:05明神ー15:02上高地バスターミナルー16:30平湯温泉ー25:39帰宅
天候 | 15日以外は晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
晴天のため歩きやすかったです。テン場も良好。 北穂高…危ないところにはクサリやはしごがあるので安心ですが前の人のラクに注意するためヘルメット着用は本当にいいと思います。 奥穂高…北穂と同様です。穂高岳山荘から奥穂山頂までは慎重に。 |
その他周辺情報 | お風呂…ひらゆの森¥800。9時まで。お土産も売ってます。「めしどろぼ漬け」オススメです。飛騨ミルク饅頭もおいしかった。 |
写真
感想
8/11 上高地〜横尾
上高地は山の日制定記念式典が開催されていたらしく、イベントムード満載でした。黒塗りの車がたくさん停まっていたので何事かと思ったら皇太子殿下がこられていたそうです。この日は横尾でテン泊。横尾もテントがいっぱいでした。トイレが増設されていました。
8/12 横尾〜涸沢
12時前にテン場に到着した頃にはテントがいっぱい。でもまだ張るところはありました。天気がいいのはありがたいのですが、暑くてテントにいられません。
8/13 涸沢〜北穂〜涸沢
南陵取付き手前の長いクサリ場やハシゴ場を慎重に越えれば、あとはなんとかなります。北穂のテン場でライチョウの親子に出会いました。ライチョウパトロールの方が観察をしていました。断崖絶壁に建つ北穂高小屋の皆さんのおもてなしの心に感動。この日一日だけ限定の手作りおはぎを売っていました。少ない水や燃料しかなく、高地で小豆を柔らかく煮るのは大変な苦労だと思います。本当に危険で苦労して登ってきた方が多い所ゆえか、小屋の方も登山者も気持ちの良いところでした。
8/14 涸沢〜奥穂〜涸沢
4年前に来た時とても美しかったお花畑。期待していったものの今年はお花は少なめ。山開きの時点から雪が少なく、残雪もなかったので暑かったからでしょうか。
奥穂高岳の山頂で初めて写真を撮ることができました。前回は雷が鳴り始めたため急いで下山したためにゆっくりできなかったのです。この日はジャンダルム手前ロバの耳付近で滑落が発生。岐阜県警のヘリが飛んできて何度も救助を試みている様子でしたが場所も悪くガスも出てきて上手くいかないようでした。そのうち後ろから小屋や救助隊の方々が続々と駆けつけて、あっという間に現場へ到着していました。本当に頭が下がります。その横で記念撮影などしている自分はなんだろうかと思いましたがやる事をやって早く下山しなければ天候が変われば自分も危ない。
帰りに穂高岳山荘でそばと白飯を食べました。具沢山でとても美味。そこで出会ったご夫婦がなんとご近所の方!ご主人は若い頃からたくさんの山を登ってきた方でお話も楽しかった。もちろんご近所ネタでも盛り上がり。
ライチョウパトロールと下山時一緒になり、ザイテングラード取付きのところでゆっくりお話し。お一人の方が東大阪の出身で地元の話で盛り上がりました。近畿の山もかなり登っていらしていろいろお話し聞けました。どうしてこの仕事をやるようになったか、モロッコ出身の女の子に山の仕事を紹介して欲しいと随分頼まれた話も面白かった。その女の子と前日涸沢ヒュッテの喫煙所で一緒になって、ちょうど山の仕事がしたいと聞いていたのです。外国の方は積極的ですね。
そして涸沢小屋では恒例のあげ餅を食べました。これおいしいんです。
8/15 涸沢でゆっくり
この日は9時ごろから雨。週間天気予報で雨の予報だったため休息日に設定していました。テントにいるのも腰が痛いので涸沢ヒュッテの売店でおでんを食べたりお茶を沸かしたりしてゆっくり。ちょうど昨日のご夫婦が穂高岳山荘から下りてきてまた盛り上がり。ご近所の有名なケーキ屋さんの焼き菓子をいただきました。こんな所で食べられるなんて、とちょっと不思議な気持ち。
そうこうしていると隣で雨具を装着されている方が。見覚えのあるその姿…と思ったら登山レジェンド岩崎元郎さんでした!思い切ってお声を掛けたら気さくに喋ってくださいました。山岳会に所属しない最近の新しい登山者に登山のことをどうやって伝えたらいいかを常に模索しておられるそうです。そうですよね・・・かくいう私も知識は全部雑誌からですもの。私も岩崎さんと一緒に登っていろいろ勉強させていただけたらいいのになぁ…と一緒にいた生徒さんを見ながら思いました。
3時ごろからは雨も上がり晴れてきました。テン場は濡れたものを干すのにみなさん大忙し。ガスが湧いてきたり風で草木が揺れる姿が素晴らしい。山はいいですね。
8/16 下山
ご近所のご夫婦と別れて下山。しかし本谷橋であっという間に追いつかれました。
今年は体力がついたのかいつになく早く下山できました。疲れもいつもほどではありませんでした。
《所 感》
涸沢までの道のりで思ったのは、軽装で来ている人が増えたこと。靴も普通のスニーカーだし、しまむらで買ったような普通の服でザックも持たず、フウフウいいながら上がってくる親子連れもいました。晴天だったからまだよかったものの、2年前は豪雨で滝谷のほうでは死者も出たというのに・・・突然の雷雨でビバークとかになったら本当に危険です。あと涸沢をキャンプ場と勘違いしている人も増えました。食器をいっぱい抱えて「これ今から洗いにいくんです〜」と平気で言っている人やハミガキ粉を使っている人。あちこちで肉を焼く匂い。
4年前に来た時にはいなかったカラス(ホシガラスではない)やサルもテン場に堂々と現れています。これは問題だと思います。
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