奥医王山後の鳶岩…ナメてました
- GPS
- 04:58
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 915m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
天候 | 晴れ 下山直後に土砂降り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所、あり過ぎです!!奥医王山はハイキング気分で安全で短時間登山ができますが、鳶岩に関しては私が行ったコースは現地の案内地図に『難路』と書かれているだけありました。『カニの横ばい』箇所は鎖がかなり錆びていて横ばい中に切れたり抜けたりしたほど危険です。『カニの縦ばい』箇所は鎖はピカピカでしっかりとしていましたが200mほどの標高差をそのピカピカの鎖だけで登っていきます。鳶岩からの下山はカニの縦横道を戻らず、尾根を越えてそのまま周回するように下っていって来た時の沢の分岐に戻るのですが、途中で沢を渡渉する辺りで登山道を見失ってしまいました。大変不安な中で再び赤テープを発見し、元の分岐に戻ることができました。 |
その他周辺情報 | イオックスアローザのアローザ温泉イオックスクルムは500円 シャンプー・リンス・ボディソープが備え付けてあり、露天風呂・サウナ・水風呂・内湯も数種類あり、快適でした。 ドライヤーも3つあります。 |
写真
感想
『富山県の山』にある『医王山』と同じコースで行ってみました。
奥医王山と鳶岩を登るコースです。
鳶岩に関しては当日朝に決めたので、事前に他の方のレコをチェックもせず本の情報だけで気軽に向かってしまいました。
奥医王山は往復1時間弱のハイキングコースで、それだけではやはり物足りなかったため『スリル満点の鳶岩』と紹介されている鳶岩へ向かうことにしました。
道路わきの石川県が設置した案内板には付近のルートが細かく紹介されています。とても親切だと思いました。
その案内板に、今から私が行くルートには『難路』の記載があり「大丈夫かな?」と少し不安を覚えましたが「ダメなら戻ればいい」と安易に考え、数キロ離れた登山口の堂辻へ車で向かいました。
向かっているつもりが全く違う方向の道路を進み、気付いてUターンし戻ってからの堂辻です。40分のロスです。
そこで、自宅に500mlのアクエリアスを置き忘れてきたことに気付き、水500mlだけでのスタートとなりました。
スタート口の堂辻からはどんどん下って沢まで降ります。
見た目はきれいな水でしたがあまり冷たくなかったので飲み水にはできなさそうだな・・・と感じました。
そこからのカニの横ばいは、錆びてボロボロの鎖に不安を抱きながら進みましたが不安は的中!
5m間隔で留めてあるボルトが途中で「スポッ」と抜けてしまい、危うくバランスを崩すところでした。そのあとも鎖自体が「ブチッ」と切れてしまい、こちらも危なかったです。他にも切れている箇所や抜けている箇所がありました。
この場所の整備はされているのかどうか分かりませんでしたが、通過し終えたところに「整備していないのでこの先行かないように」の注意書きがありました。反対側から来た人へのものだと思われます。
下の方からにぎやかな声がして、大池のほとりで休憩されているグループが見えました。石川県側からは安全に大池まで行けるようで、鳶岩方面には来られませんでした。
ここが鳶岩の登り口です。
大池方面の分岐からそれて斜面を登り始めるとすぐに鎖がありました。
本の地図を確認すると、鳶岩を過ぎればそのまま向こう側へ周回して下山するコースを行くので、帰りに再び鎖場を通ることは無いと分かり少し安心しました。
縦ばい箇所の鎖は新しくピカピカでしっかりとしていたので、気を付けて少しずつ登りました。
登っても登っても先が見えず果てしなく続く鎖のように思えました。
後で地図で確認したところ、標高差200m程の鎖場だと思います。
頻繁にのどが渇き、半分ほどになった水を大事に節約しながら何度も口に含みました。
そんな時にまさかの下山者の方が!
本日初めて登山道で人にお会いした瞬間でした。
が、まさかの縦ばい箇所・・・お互いに相談してなんとかわずかながら足場のある箇所でギリギリのすれ違いとなりました。
「鎖はあと50mほどだよ」と教えていただいたのでそれを励みに残りを頑張りました。
無事鳶岩にたどり着きましたが、写真でよく見かけるような岩の先端に登る気力と勇気は私には残っていませんでした。
そのまま鳶岩を巻いて通過し尾根道を進んでから樹林帯を下山します。
登りに比べるととても安心できる下山でしたが、途中沢に出たところで登山道がどこか分からなくなってしまいました。
水ももう少なくのども渇いていたので「お腹痛くなるかもしれんけど、ここで水を補給しよう」
沢で水を汲み、のどを潤し、見失った登山道だけど「このまま沢を降りればさっきの分岐に着くはず」と思い、石伝いに下っていると「ツルッ!ドボン!バシャーン!」と沢に落ちてしまいました・・・悲しい気持ちでいっぱいです。
腰から下がずぶ濡れになってしまいましたがそのとき、沢のほとりに赤いテープを見つけました。
丁度ここは沢から登山道に戻るところだったようです。
少し安心して、靴をズブズブいわせながら登山道を進みました。
しばらくいくと、沢の分岐に到着できました!
「よかった・・・」の気持ちで登山道を進み、ようやく車に戻ることができました。
車に乗って直後、突然の土砂降りとなりました。
その前に車に戻れてよかったです。
その後、アローザ温泉イオックスクルムに寄り、安堵の気持ちで温泉につかりました。
汲んだ水には微生物がいたようですが、幸いお腹は痛くなりませんでした。
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