ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 946596
全員に公開
沢登り
甲信越

【初/沢登り泊まり】ハチに10箇所刺され悶絶「釜川右俣〜ヤド沢」

2016年08月25日(木) 〜 2016年08月26日(金)
 - 拍手
iamclimber その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
15:21
距離
12.9km
登り
947m
下り
1,052m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:57
休憩
1:23
合計
9:20
6:40
12
6:52
6:52
73
取水口
8:05
8:05
235
左俣出合
12:00
13:23
157
三ツ釜
16:00
ビバーク地
2日目
山行
4:46
休憩
0:40
合計
5:26
7:30
216
ビバーク地
11:06
11:46
70
12:56
大場ゲート
※スポット以外での休憩などもあり、休憩時間は参考になりません。
天候 8/25 (木)天候:晴れ 気温:22℃
8/26 (金)天候:晴れ 気温:29℃
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
▼駐車場
≪カーナビで設定するなら以下参照≫
【名称】ニュー・グリーンピア津南
【住所】新潟県中魚沼郡津南町秋成12300
【電話】025-765-4611
【台数】ゲート手前に3台程、ゲートから釜川方向に直角に伸びる道の先に
    10台ほどの駐車スペースがあり
【料金】無料
【設備】トイレなし
【案内】グリーンピア津南より20分程奥に進むとゲートに到着
---------------------------------------------------------------------------------------
【今後のための備忘録】
▼前夜泊ポイント
【名称】道の駅 信越さかえ
【住所】長野県下水内郡栄村北信3746-1
【電話】0269-87-3180
【料金】無料
【台数】小型23台、大型車6台
【設備】トイレあり
【URL】http://www.vill.sakae.nagano.jp/bussan/matatabi/
【案内】駐車場まで40分
コース状況/
危険箇所等
▼高巻き
全般的にトレースがなく、ルーファイが必要。

▼ビバーク地
ガイド本には50mの大滝手前、4段25mの滝後と記載してあったが、
実際は30mの滝を登ったナメが続く所が快適でした。

▼電波
接続率ドコモ 20.7%
その他周辺情報 ---------------------------------------------------------------------------------------
【今後のための備忘録】
▼温泉
温泉に寄るならクチコミで人気の「ナステビュウ湯の山」がオススメのようです。
【店名】ナステビュウ湯の山
【住所】新潟県十日町市松之山湯山1252-1
【電話】025-596-2619
【料金】650円
【割引】以下のサイトを提示すると50円引きです。
【URL】https://onsen.nifty.com/tookamachi-onsen/onsen001736/coupon/
【時間】10:00〜22:00(最終受付21:30)
【HP】https://yunoyama.jp/
【備考】駐車場から45分
駐車場から10分で取水口
駐車場から10分で取水口
巨岩帯が広がり高度を上げていく。
巨岩帯が広がり高度を上げていく。
25kg弱のザックを背負っていると、ちょっとした滑りが大事故に繋がりかねないため
1
25kg弱のザックを背負っていると、ちょっとした滑りが大事故に繋がりかねないため
慎重に歩きます。
4
慎重に歩きます。
ここは右俣へ
時には胸まで浸かって泳ぎ、
4
時には胸まで浸かって泳ぎ、
懸垂下降をし
トロをを詰めていきます。
3
トロをを詰めていきます。
先輩のためにロープを出し
1
先輩のためにロープを出し
天気もよくなってきました。
天気もよくなってきました。
その日の雨量によって
2
その日の雨量によって
泳ぐ長さが変わります。
1
泳ぐ長さが変わります。
待望の三ツ釜!
迫力ある大スラブと美しい白波
4
迫力ある大スラブと美しい白波
昼のソーメンを洗濯ネットで洗います。
8
昼のソーメンを洗濯ネットで洗います。
ヤド沢出合下の10m滝
6
ヤド沢出合下の10m滝
ポットホールが全部で3つあります。
5
ポットホールが全部で3つあります。
堰堤状の滝が見えます
堰堤状の滝が見えます
20m滝は右岸から巻きます。
4
20m滝は右岸から巻きます。
30m滝が奥に控えています
3
30m滝が奥に控えています
リッジからルンゼに入るとのことでしたが、
1
リッジからルンゼに入るとのことでしたが、
最初からルンゼに入ってしまい四苦八苦
2
最初からルンゼに入ってしまい四苦八苦
コケコケでマジ怖かったー!
2
コケコケでマジ怖かったー!
本日のビバーク地。
本日のビバーク地。
憧れの沢での焚き火で酒を楽しむ。
クセになりそうだわー
5
憧れの沢での焚き火で酒を楽しむ。
クセになりそうだわー
シュラフで快適に寝れました。
3
シュラフで快適に寝れました。
朝ご飯は山岳伝統の「ペミカン」です。
3
朝ご飯は山岳伝統の「ペミカン」です。
陽が出て温かくなるのを待ちます。
陽が出て温かくなるのを待ちます。
4段25mの滝
先輩のために念のためロープを出しました。
3
先輩のために念のためロープを出しました。
最後が少しだけぬめってていやらしいです。
2
最後が少しだけぬめってていやらしいです。
その先はナメとなり、
2
その先はナメとなり、
どうやら核心を越えたことが感じられた。
どうやら核心を越えたことが感じられた。
安堵感と充実感で溢れますが、
安堵感と充実感で溢れますが、
最後まで気は抜けません。
1
最後まで気は抜けません。
この辺りから
魚影がちらほら
先輩は釣り竿持ってきてたのに…
1
先輩は釣り竿持ってきてたのに…
使う時間がありませんでした。
使う時間がありませんでした。
水量もぐっと少なくなり
水量もぐっと少なくなり
釜川林道に出て遡行終了です。
1
釜川林道に出て遡行終了です。

装備

備考 ▼2万5000分ノ1地形図
赤沢、苗場山

感想

連日ともに平日ということもあり、駐車場に到着すると僕らの車だけであった。
駐車場から10分、沢に入ると巨岩帯が広がり高度を上げていく。
25kg弱のザックを背負っていると、ちょっとした滑りが大事故に繋がりかねないため
慎重に歩く。

時には胸まで浸かって泳ぎ、高巻き、懸垂下降をし子滝と長いトロをを詰めていくと
待望の三ツ釜が姿を見せた。
迫力ある大スラブと美しい白波を立てるこの大滝は一見の価値がある。
三ツ釜は釜川右俣(千倉沢)とヤド沢の出合いの場でもある。
左の釜川右俣は上級への登竜門として格好の沢のようだ。実力をつけてから訪れるとしよう。
ここで昼休憩をとり、先輩がソーメンを作ってくれた。
洗濯ネットを使い流水で洗い流す。昔はストッキングを利用していたこともあるようだ。
今後自分がソーメンを作る時にどちらを利用するか悩むとこである。

ヤド沢に入ると、10m〜30mの高い滝が続く。10m以下の滝でもいやらしいものが多い。
トポに書いてあるルートが増水していたことでアテにならず、
結局自分で易しいルートを見つけて進んで行く。

高巻き中に左手にヤケドのような痛みが走った。
最初トゲか何かを刺したのかと見ると何度も痛みが走る。
ハチである。
知らずにハチの巣でもつついてしまったのか、執拗に左手のみ攻撃してくる。
慌てるも足場の悪い高巻き中であったため、走って逃げることもできず「痛い痛い」と
叫びながら振り払うぐらいしか対応できなかった。
懸垂下降後、安全な場所で取り急ぎポイズンリムーバーを使い、塗り薬をつける。
僕は左手だけで10か所、先輩も4か所刺されてしまったようだ。
気づくと買ったばかりで使用していないルベルソがない。逃亡中にどこかで落としたようだ。
まさに泣きっ面に蜂である。

増水の影響で登攀が難しくなっており、滝の登攀に時間を要し気づくと15時になっていた。
予定していビバーク地を諦め、ナメが広がる乾いた場所でビバークすることにした。

翌朝、起床するも朝方は冷えていた。
遡行開始後すぐに泳ぎがあることが分かっていたので、のんびりと朝食を取り
陽が出て温かくなるのを待った。
痺れていた左手も、薬が効いたのか落ち着いててほっとした。

前日よりは水量が減ったようだが、トポには登れると書いてある20m滝は登れそうになく、
20m、50mの高巻きを強いられる。
朝いちでの高度感ある登攀は、まだ肉体も精神も起きておらず、より緊張した。
沢に入る人が少ないためか、全般的に巻き道にトレースがなく非常に悪い。
前週に訪れた白毛門沢で、リーダーに「高巻きが一番危険。小さく巻くことが大事」と
言われたことを身を以て知った。
また、まとめて高巻きをすると、自分の場所・目の前に現われた滝がどれか分からなくなってしまった。高巻き中にも、都度滝の位置を確認する必要性を感じた。

2日目にもなると、先輩がお助け紐が必要かな?とかお互いに連携が早くなっていた。
最後の25mを登り終えると、その先はナメとなり、どうやら核心を越えたことが感じられた。
安堵感と充実感で溢れ、遡行終了点で先輩と硬い握手を交わしていた。

<まとめ>
今回は初の泊まりでの沢登り。
天気にも恵まれ、憧れていた沢での焚き火が出来たことで非常に満足している。

釜川ヤド沢は高い滝が多く、登攀と高巻き力が要求される沢であった。
今回は全ての道でトップをはらせてもらったのだが、
20kg以上のザックを担いだままでも慎重かつ安全に登ることができ、自信がついた。
一方で高巻きになるとまだまだルーファイが未熟で、時折先輩にルートを修正された。
今後も沢に足を運び、経験を積んで行きたい思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:901人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら