黒岳（白水川）

2016年08月27日(土) [日帰り]

• GPS: 09:51
• 距離: 21.8km
• 登り: 1,924m
• 下り: 1,913m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:02
• 休憩: 0:50
• 合計: 9:52

6:20 スタート地点
12:05 12:14 白水沢
14:02 14:18 黒岳石室
14:35 14:40 黒岳
15:24 15:27 ７合目リフト乗り場
15:45 15:59 ロープウェイ黒岳駅
16:05 16:07 ロープウェイ層雲峡駅
16:08 16:09 層雲峡温泉
16:12 ゴール地点

天候

晴れ（ガスあり）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　朝3時過ぎに札幌を出発（高速道路使用）。上川のセブンイレブンで朝ごはんと昼ごはんの買い物して，銀泉台行のバス停前のトイレを借りて，黒岳の湯前の公共駐車場へ。

コース状況／危険箇所等

　公共駐車場から白水川の入渓地点まで国道と林道歩きで約2時間。この時点で既に遅れ気味…。国道から見える石狩川は大荒れ…。林道に入ってからも最初は車でも行けるんじゃないか？と言う感じだったが次第に大荒れに。何ヶ所も林道決壊で都度巻くが，泥が固形化していなく緩く液状化で膝上まで埋まるところもあって，底なし沼状態。

　入渓してからも，この度の豪雨の影響で酷いものだった。増水もあったが流木なんてカワイイ感じ。林道の決壊地点と同じように泥（温泉成分か？）が堆積して至るところで底なし沼状態（意外にこれが普通だったりして？）。また，岩にも泥や砂利が堆積して足の踏み場もなく，手もかけられず…。非常に難儀した。でも，温泉地を過ぎると泥成分が無くなって，濁りも取れてきたが，一時だった。また次第に濁った土色水になるが，大滝以降はキレイな冷たい水になって，増水と冷水の戦い。お盆を過ぎるともう，水温は低い。今日は厚手のネオプレーンソックスで正解だった。

　心配だった上部の岩の苔は大して滑らずで，ゴム底の沢靴と相性は良かった。ただ，浮き石が多く，危ない。

　源頭部は，まだ春から初夏で色んな花も咲いて緑と残雪と相まって綺麗。沢地形を詰めて行くと意外に黒岳石室のテン場は近かった。結構なテントが張られている中，柵のロープ越えしてテン場に入ると，怪訝そうな目で睨まれた…。まあ、仕方ない。晴天の割りに人出は少なかった。もう，寒くなってきたのか，紅葉との端境期なのかって感じ。

　次回は増水していない時に再訪して，温泉地にも近づいてみたいし，桂月岳にも直登してみたい。

　相方は，背中から沢に落ちて完全水没。今週23日にイワナ沢で流したOAKLEY。予備のハーフジャケットも今日，流してしまった…。
　自分は，同じくイワナ沢で再水没させたEOS-Mの代替機（EOS-M2）をも水没させてしまうところだった…。今のところ動作している。
　23日も台風後で増水していたし，今日も増水の中の沢歩き。こんな時は，無理はダメと思いつつ，でも水量が多いと楽しいところもある。でも，その代償は結構大きい…。

　これで，今シーズンの沢はオシマイか？

その他周辺情報

下山後は，黒岳の湯（サービス券利用で@600円→@500円）へ

写真

8/27 6:22

黒岳の湯前の公共駐車場からスタート。

8/27 6:25

国道を歩いて行くが，

8/27 6:25

石狩川の増水が気になる。

8/27 6:54

30分程で白水橋から林道へ。

8/27 7:05

フキが茂っているところもあったが，まあ，普通の林道歩き。

8/27 7:14

が，歩くにつれ荒れて，林道は流失したり，

8/27 7:18

防砂ダムは流木と土砂で埋まり脇から水が流れている。

8/27 7:19

所々で亀裂も入って危険な匂いが増してくる。

8/27 7:24

白水川に架かる橋も水が走ったようで，泥だらけ。足跡は無く，今日は自分らだけのよう。

8/27 7:31

両脇の壁からは

8/27 7:35

土砂が流れ込み，

8/27 7:36

下地が岩盤の壁からは，地滑り状態の箇所が多数。

8/27 7:37

林道を歩いているはずなのだが…。

8/27 7:39

ここからが更に酷い感じ。完全に林道は崩壊。

8/27 7:43

右手の防砂ダムは，底がえぐれて下から水が流れている。

8/27 7:43

各所で底なし沼状態の汚泥が足かせになって

8/27 7:51

時間を奪って行く。

8/27 7:57

林道にも水路が出来ていた。脇の側溝は，役に立たず。

8/27 8:05

埋まった図。なかなか抜けない…。

8/27 8:08

やっとやっと，メロンの滝。やっぱり若干水量が多めか？

8/27 8:13

メロンの先の防砂ダムから

8/27 8:19

入渓するが，一面の河原。（元の状態が分からずなのだが）

8/27 8:34

白水川に入るが，水量は多い。この白濁は温泉成分か？

8/27 8:44

川の中も土砂が堆積して，結構ハマる。

8/27 8:48

岩盤上にも土砂が溜まって歩き辛い。

8/27 9:03

もう，泥の世界…。この後，軽く一雨来れば洗い流されて綺麗になるのか？

8/27 9:06

行く手のに白い煙が見え始めるが，

8/27 9:25

白濁して川底も見えず，歩き易い面が無く

8/27 9:31

温泉地横までも結構時間を食った。近づいてみたかったが，またの機会に。

8/27 9:38

温泉地を過ぎると

8/27 9:41

水は綺麗になってきたが，

8/27 9:41

所々で硫黄分が湧き出ている。

8/27 10:01

前方に斜滝が見え，

8/27 10:12

何故か水は土の濁り色に。

8/27 10:14

沢の幅も狭くなって，勢いを増してくる。ここら辺で，最初のシャリバテ休憩。結構，気力・体力を消耗しているよう。

8/27 10:53

後ろを振り返ると，ニセカウ方向が丸見え。

8/27 11:04

気が付くと，流れは綺麗になって

8/27 11:14

遠方に水煙が立っている。

8/27 11:19

流木も活用し近づくと大滝。

8/27 11:19

もう，全身がシャワーを浴びて水浸しに。今日，下ろしたてのカメラも水浸し…。

8/27 11:23

こんなとこ登ろうとも思わず，しばしシャワーを浴びながら写真を撮って，大滝の左手の

8/27 11:23

沢を登って行く

8/27 11:24

その途中から見た大滝。増水して迫力も増している？

8/27 11:30

自分らは，平和な

8/27 11:31

枝沢登り。

8/27 11:38

登り詰めると草地で古めの落し物。見かけたのは，ここ一か所のみ。

8/27 11:41

大滝の上に巻き戻って

8/27 11:43

増水した

8/27 11:44

沢を詰めていく。

8/27 11:50

温泉地の下流部と違って，

8/27 11:57

土砂の堆積が無く

8/27 11:59

歩き易いように見えるが，

8/27 12:06

ヨツバシオガマ

8/27 12:22

大岩になって流れも急で

8/27 12:27

ミヤマキンポウゲ

8/27 12:28

フユユキノシタ

8/27 12:39

苦戦しながら

8/27 12:41

急登の沢を

8/27 12:49

やっと登り詰めた。

8/27 12:50

左手には桂月岳。直登するか沢を詰めるか迷ったが，源頭部の方が勝った。

8/27 12:58

が，ここからも意外と長い道のり。途中で二度目のシャリバテ休憩。

8/27 13:07

エゾツツジ

8/27 13:36

ただ，高低差はあまりなく，

8/27 13:40

ほどなく，源頭部付近に。

8/27 13:43

チシマクモマグサ

8/27 13:45

ここいらには，沢山の花が咲き乱れていた。

8/27 13:49

イワヒゲ

8/27 13:50

チングルマ

8/27 13:52

サクラソウ

8/27 13:53

イワウメ

8/27 13:53

ミネズオウ

8/27 13:54

後ろには，凌雲岳と奥に北鎮岳。

8/27 13:55

キバナシャクナゲ

8/27 13:58

登山道的なところを詰めて行くと，

8/27 13:59

イワブクロ

8/27 14:00

意外に黒岳テン場が近かった。

8/27 14:02

石室には大して人は居なく，ベンチも空きが多くて助かった。しばし休憩し，

8/27 14:36

黒岳経由で

8/27 14:38

下って行き，

8/27 15:28

怠慢のリフトとロープウェイで，楽チン下山。

撮影機器：

EOS M2 CANON