北ア核心部を4日で5山
- GPS
- 80:00
- 距離
- 65.0km
- 登り
- 6,129m
- 下り
- 6,109m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:00
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:10
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:30
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:40
3日目、雨が強く黒部五郎小舎でストップ。この時点で笠が岳を諦めました。
天候 | 初日:雨/曇、2日目:晴/霧、3,4日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白出沢から穂高岳山荘へのガレ場登りはコースがわかりづらい。 大キレット越えは晴天で問題なし。 全般的に北アルプスは良く整備されていると思いました。 |
その他周辺情報 | 下山後、新穂高登山センター上の中崎山荘で入浴(800円) |
写真
感想
僕は12歳中1男子です。
お盆で部活がお休みなので、北アルプス南-西部を中心に登りました。
100名山で言うと、奥穂−槍−鷲羽−水晶−黒部五郎の順で、4日間でした。
いつもヤマケイに記録を載せていますが、ヤマレコのほうが行動距離の長い登山をされる方が多く、参考になると思い転記しています。
<1日目>
新穂高温泉から白出沢を登って穂高岳山荘へ。午前中は雨が強く、またガレ場はマーキングが少なく、迷い迷いの登山となりました。
宿泊受付を済ませ、14時から空身で奥穂の頂上を目指します。
この時雨が上がり、北穂、前穂、ジャンダルム、槍、常念、笠ヶ岳・・・と北アルプスの主要な峰々を見ることができました。
<2日目>
今回の旅程のメインであるキレット越えです。午前中は晴れで、安全な登山ができました。
正直、キレットを超えるとすぐ槍ヶ岳で、またもう少し歩くと双六小屋、程度に考えていましたが、キレットの後の南岳、中岳、大喰岳は急ではないものの、どれもそれなりの標高があり、槍から双六小屋も結構遠く、双六小屋着は17:00の夕食直前となってしまいました。
槍の穂先では、ガスで残念ながら景色は見れませんでしたが、下山後一瞬ガスが晴れ、肩の小屋から良い写真が撮れました。
<3日目>
この日は朝からずっと雨でした。
予定通り鷲羽岳、水晶岳と登ったあと、黒部五郎小舎に向かいます。
計画では、この日のうちに山頂を往復する予定でしたが、小屋着が14:20で時間的に夕食までの下山がギリギリであること、雨で体も靴もビショビショで気持ちが入らず、翌朝に持ち越しとしました。
この時点で最終日に最後に登る予定の笠ヶ岳を諦める事となりました。
夕食後、雨が上がり小屋の前を散歩していると、「今から救難ヘリが来るので小屋に入って下さい」、と言われました。
しばらくすると、富山県警のヘリ”つるぎ”がカールの底を舐めるような低空飛行で上がって来ました。約2700m以上は霧で視界が悪かったため、だそうです。
被災者がご無事であることを祈りますが、ヘリを間近で見れたのは、印象に残りました。
<4日目>
黒部五郎小舎は他の小屋より朝食が30分早い4:30〜で助かります。
黒部五郎岳の山頂往復後、今回2度目の三俣蓮華岳の山頂を通り、双六岳は中間道で巻いて、双六小屋に向かいます。
昨日、着用済みの着替えなど、デポした荷物を受け取り、小池新道で新穂高温泉に下山しました。
<全体を通しての感想>
1.キレット越えについて
キレット超えは確かに遠目には"あんな所登れるの?"という景色ですが、実際に登ると良く整備されており、"恐怖"は感じませんでした。また北アルプス全体に共通しますが、岩の角が鋭角で、特に手のホールドがつかみやすいと思いました。
ただ、動く石、剥がれる岩も多く、全体重を預ける前に、しっかり確認する必要があると思いました。
2.雷鳥について
今回2日目に5羽連れの雷鳥親子、3日目に2羽の雷鳥、最終日には子供の雷鳥に会うことが出来ました。岩場混じりのハイマツ帯、ガスが出ている時など、居そうな場所や会える条件がわかって来たので、今後も沢山の雷鳥に会いたいと思います。
3.登山道でのすれ違いについて
「登り優先」と言われていますが、本当にそれが正しいのか、少し考えてしまいました。
というのも、特に高齢の方はいっぱいいっぱいで登られている方が多く、「どうぞ」と下山時に道を譲ると、早く通過しなければと焦るのか、転倒しそうになった方がいらっしゃいました。
むしろ登っているほうは、止まって休むきっかけになるので、単純に「お互いで声をかけ優先順位はその場で決定」で良いのではないでしょうか。別にこれは僕が早く登りたくて言っているのではなく、「皆が最も安全に通行するには?」と考えた上での感想です。
当然、手足をフルに使って登る岩場では、落石の危険を少しでも減らすため、登り優先が良いと思います。
4.コース計画について
今回、初日はマイカーでのアクセスのため、少し余裕のある日程でしたが、2,3,4日目はそれぞれびっちりの計画を組んだため、最後の1山(笠ヶ岳)に行けない結果となりました。
でも、笠ヶ岳はアクセスが比較的近いので、いずれ再挑戦できます。一番奥の黒部五郎を攻略できたので、まあ良しとします。
下山後。新穂高で温泉に入り、松本インター近くの"くらずし"でお寿司を食べました。
最高の組み合わせでした。
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