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Yamareco

記録ID: 952764
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講習/トレーニング
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳

2016年08月31日(水) 〜 2016年09月01日(木)
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Collina2016 その他16人
GPS
23:55
距離
9.4km
登り
1,110m
下り
1,097m

コースタイム

1日目
山行
2:05
休憩
0:10
合計
2:15
12:15
125
14:20
14:30
0
14:30
馬の背ヒュッテ
2日目
山行
5:10
休憩
1:30
合計
6:40
5:30
60
馬の背ヒュッテ
6:30
6:50
30
仙丈小屋
7:20
7:50
40
8:30
8:30
40
9:10
9:50
140
12:10
天候 晴れ、霧、強風
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
新宿=諏訪IC=戸台(貸切バス)=(伊那市営バス)=北沢峠
コース状況/
危険箇所等
■道
台風通過直後で登山口近くの路面は濡れていたが、全体的にかなり乾いていた。往路、渡渉は増水していたものの問題なく通過できる状態で、帰路は水は減少。岩の部分も問題なく通過できた。
■道標
迷いそうなところはなし。
■気象条件
仙丈小屋から山頂へ向かうときは霧と強風で相当寒かったが少しすると急速に霧が晴れ最高の眺望を満喫できた。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
北沢峠に向かうバスの車中から
北沢峠に向かうバスの車中から
鹿の窓の説明がありましたが、場所がどこだかわからず。
2
鹿の窓の説明がありましたが、場所がどこだかわからず。
こんな説明です。山の向こう側が見えるそうです。
こんな説明です。山の向こう側が見えるそうです。
登山口に到着
歩き始めはこんな感じ、トウヒやコメツガの樹林
歩き始めはこんな感じ、トウヒやコメツガの樹林
樹林帯歩き
ところどころ樹林の間から展望が臨めます。
ところどころ樹林の間から展望が臨めます。
大滝の頭到着
馬の背ヒュッテ到着
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馬の背ヒュッテ到着
日の出の瞬間
今日は晴れだと思っていたのに、急に霧が出て来て、何も見えないし、強風が吹き付け、体感温度は0度くらい?
今日は晴れだと思っていたのに、急に霧が出て来て、何も見えないし、強風が吹き付け、体感温度は0度くらい?
ザックを仙丈小屋にデポして、山頂へ向けて歩き始める。本当に行けるの?と思ったら、霧が急に晴れ始めた。
ザックを仙丈小屋にデポして、山頂へ向けて歩き始める。本当に行けるの?と思ったら、霧が急に晴れ始めた。
どんどん良くなる景色。
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どんどん良くなる景色。
山頂到着
富士山も見える。
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富士山も見える。
富士山アップで
馬の背ヒュッテまで戻って来ました。
馬の背ヒュッテまで戻って来ました。
北沢峠、こもれび山荘にて、名物のスープカレー
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北沢峠、こもれび山荘にて、名物のスープカレー

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

 参加している登山教室での初めての3000m越えの登山ということで高山病が一番の心配点でした。3000m付近で登りはかなり息苦しいことは7月に経験していたので、かなり水を飲み、できるだけ横にならず酸素を取り入れることに努めました。頭が痛くなったり気持ちがが悪くなったりは全くありませんでしたが、それでも山頂登頂の際には息が速くなってしまいました。他のメンバーも登りは苦しかったが、下りはいつもよりずっと楽だったと言っているのを聞きましたから、多かれ少なかれそういう状態だったのかもしれません。いつもは下りが苦手なのに、今回は下りのほうがずっと楽に感じたのは空気の薄さのせいでしょうか。
 仙丈ケ岳は渡渉あり、ザレ場、ガレ場、ロープありで変化に富んではいるものの危険個所はなく、台風通過直後の登山のため空気中の塵が洗い流されて360度素晴らしい展望(もちろん富士山も槍ヶ岳も見えました!)で登山の醍醐味を堪能できました。
 グループ登山だったため、あまり写真は撮れなかったのですが、登山道には秋の花(トリカブト、アキノキリンソウ、ナナカマドの実)が咲き、風も空気もすっかり秋の風情となっていました。

今回はガイド講師に引率された登山でしたので、印象に残った点をいくつか追記します。
 講師が一番気を使っていたのは、高山病対策です。馬の背ヒュッテに一泊して山頂を目指すので、通常の前泊日帰りに比べるとかなり楽ではあるのですが、参加者は初心者、もしくは若い頃山登りをしていてしばらくぶりの登山をする人たちなので、講師から「登山口から馬の背ヒュッテに到着するまで最低限、1リットルは飲み切ること!」ように厳重注意されました。ガイドさんは1合目、2合目…地点で短い休憩をとるたびに「みなさん、こんなにしつこく言われて嫌でしょうけれど、必ず1リットルは水を飲んでください」と叫んでいました。休憩ごとではおそらく飲み切れないかもしれないと思い、私は登山口でたくさん飲み、休憩ごとに普段より多めに飲み、小屋到着後も夜寝るまでたくさん水を飲みました。それでも途中トイレに行きたくなったりはしませんでした。山頂付近では息は速くなりましたが、頭痛もせず気持ちが悪くもならず眠くもならず、無事に山頂を踏むことができました。それでも高山病にかかった人もおり、全員登頂というわけにはいきませんでした。その方は気が付いたら少量しか飲んでいなかったそうです。今回わかったのは自分の感覚だけでは水分補給のコントロールは難しく、私も普段の低山歩きでは、水は飲むように努めるものの実際に飲んだ量まではあまり気にはしていなかったので、今後は水に限らずいろいろな数値も気にしながら慎重に山歩きをしたいなと思ったのは収穫でした。
 また、集中が必要な場所では、「はい、ここから集中!」と全員に声をかけていました。以前、白駒池、ニュウ登山の時も、同じガイドさんで、その時から「集中」は私のキーワードになっています。7月の単独行続きの時も、怖いところでは「集中、集中・・・」とつぶやきながら歩くのが癖になりました。
 また仙丈小屋で風雨が強くなり、かなり気温が下がった時には(おそらく体感温度は0度くらい)山頂へ行く時の判断は難しかっただろうと思います。歩き始めてすぐにどんどん天気が良くなるわけですが、自分ひとりだったら、その場で待機か下山にしただろうと思います。大変なお仕事だと思います。
 わたしたちを登らせてくれたガイドさん、添乗員さん、本当にありがとうございました。

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技術レベル
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