裏岩手山稜（八幡平・岩手山縦走/95'秋合宿）

1995年08月27日(日) 〜 1995年08月31日(木)

• GPS: 104:00
• 距離: 57.4km
• 登り: 2,533m
• 下り: 3,711m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:12
• 休憩: 0:56
• 合計: 5:08

9:35 八幡平山頂レストハウス
9:43 9:43 鏡沼分岐
9:51 9:56 八幡平
10:00 10:00 ガマ沼
10:37 10:37 見返峠
10:42 10:42 鏡沼分岐
10:45 11:03 八幡平山頂レストハウス
11:15 11:15 裏岩手縦走路入口
11:30 11:30 畚岳分岐
11:35 11:38 畚岳
11:42 11:45 畚岳分岐
12:26 12:53 諸桧岳
13:14 13:14 石沼
13:37 13:37 前諸桧
14:06 14:06 嶮岨森
14:43 大深山荘

2日目

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

4:30 大深山荘
4:30 大深山荘

3日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 2:15
• 合計: 10:35

4:40 大深山荘
4:48 4:48 大深岳分岐
5:10 5:20 大深岳
5:30 5:30 八瀬森分岐
6:15 6:15 小畚山
6:35 6:35 三ツ沼
7:04 7:08 三ツ石山
7:30 7:40 三ツ石山荘
8:07 8:17 大松倉山
10:02 10:32 姥倉分岐
10:54 10:54 切通し
11:02 11:12 大地獄分岐
11:28 11:30 御花畑分岐
11:37 11:42 御釜湖
11:48 11:53 御花畑分岐
13:08 13:20 不動平
13:56 14:22 岩手山
14:54 15:05 不動平
15:15 八合目避難小屋

4日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:25

4:45 八合目避難小屋
4:58 5:03 不動平避難小屋
5:13 5:13 鬼ヶ城分岐
7:07 7:07 切通し
7:26 7:36 黒倉山
7:43 7:43 黒倉山分岐
7:59 7:59 姥倉分岐
8:40 8:40 犬倉山水場
8:50 8:50 犬倉分岐
9:49 10:19 昼食休憩「
10:38 10:38 大松倉山
11:06 11:21 三ツ石山荘
13:05 13:05 滝ノ上温泉登山口
13:10 滝ノ上キャンプ場

5日目

• 山行: 2:08
• 休憩: 0:22
• 合計: 2:30

4:58 滝ノ上キャンプ場
5:02 5:02 烏帽子岳平ヶ倉登山口
5:05 5:05 鳥越ノ滝
5:30 5:40 熱水造成施設
6:43 6:55 葛根の大岩屋（玄武洞）
7:19 7:19 滝ノ上分れバス停
7:28 玄武温泉

天候

8/27 曇のち雨
8/28 雨のち曇
8/29 濃霧/曇のち晴
8/30 晴時々曇
8/31 雨のち曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路
彦根 12:17―(東海道線)―20:29 東京・上野 22:17―(急行八甲田)―/05:51 盛岡 07:15―(バス)―09:21 八幡平頂上（見返峠）
復路
東北ピークハントの旅へ…

コース状況／危険箇所等

コース上に危険個所は特にありません。
全体的に気持ちのよいなだらかなルートですが、雨後で泥濘が…。
岩手山の鬼ヶ城は悪天時（時に風が強いとき）は注意が必要です。
山頂西側のルートは火山情報に注意。

その他周辺情報

大深山荘
　収容12人・トイレ小屋内
　幕営1張
　水場まで10分
岩手山八合目小屋
　収容100名・トイレ小屋内
　幕営不可
　宿泊料1人1000円
　水場 水量豊富（干天時に涸れることもあり）
滝ノ上キャンプ場
　幕営15張（1人210円…みやま荘に支払い）
　トイレ・炊事場・給水設備あり
　みやま荘での入浴料300円

写真

9/11 22:22

アスピーデラインより岩手山を望む

9/11 22:23

八幡沼…大きい！

9/22 14:09

まずは八幡沼を一周します

9/11 22:24

いよいよ裏岩手山稜へ…
畚岳から始まります

9/11 22:25

大深山荘で2晩を過ごす…

9/22 14:10

三ツ石へ…
まだまだガスガスの世界…

9/11 22:25

裏岩手山稜のヘソまできました

9/11 22:27

岩手山が近づいてくる

9/11 22:28

八幡平を望みます「

9/22 14:15

岩手山の懐へ…

9/11 22:29

岩手山と鬼ヶ城…

9/11 22:30

岩手山八合目避難小屋が眼下に…

9/22 14:22

焼走の溶岩流痕を見おろします…

9/11 22:30

岩手山山頂です
K-Kawa氏はここでKO

9/22 14:25

中央火口丘には道はありません

9/11 22:31

岩手山に陽が昇る

モルゲンロートに映える鬼ヶ城

9/11 22:32

岩手山を背に先へ進む

9/11 22:33

朝陽さす岩手山

9/11 22:33

御苗代湖がよく見えます

9/11 22:35

岩木山が遠くになりにけり」

9/11 22:35

十和田湖と八甲田山の山並み

ゴールの秋田駒ヶ岳…挫折しました

9/11 22:36

滝ノ上温泉…鳥越滝
お湯がすぐ脇から沸いているようです

9/11 22:36

最終日は車道歩き…
ゴールとなった玄武洞が対岸に…

9/11 22:36

田沢湖夕暮れ…

感想

WV_KAZZ

いよいよ自分が立てる計画で合宿に行くことになった。
目的地は裏岩手山稜…冬の間の勉強会にて立てたコースである。ワンゲル部史上おそらく初めて？のコース…もしかしたら今後はないかものコースです。
通常、秋合宿はその名の通り、秋・10月に実施する。しかしながら今回のコースは八幡平・岩手山・秋田駒ケ岳を踏破する3泊4日のコース、アプローチの長さも考慮して周囲と調整し、8月末に実施となった。

東京まで在来線移動、そして上野から急行八甲田に乗って盛岡へ。さらにバスを乗り継いで八幡平へ到着した。
最初のピーク、八幡平山頂はスタートして15分で到着。展望台が組んであって上がると八幡沼の景観がよく見えた。雨模様のなか、沼を一周していよいよ裏岩手山稜へと進める。畚岳を皮切りに針葉樹の森の中、起伏の少ない…ただぬかるみの多い道を歩いて大深山荘へ到着した。地図に老朽とある避難小屋でしたが、看板こそ傾いているもののなかなかどうして立派な小屋でした。真夜中におっさんが飛び込んできてアセりましが…。

翌日も雨、岩手山への長い行程を考慮してこの日は沈殿とする。水を汲みに出る以外は小屋の中でまどろむ一日となり、寒くてシュラフ内でゴソゴソしていてK-Kawa氏よりあらぬ疑いをかけられたりもした。

3日目、少し天気が回復して引き続き裏岩手の山稜を歩く。三ツ石から岩手山に進路を採り、黒倉山にまで来ると日差しが出てきてきれいな台形の岩手山の姿が見え始めた。ロングコースのなか雨に打たれて歩いてきたせいか、最後に岩手山うぃお目前にSLを務めるK-Kawa氏がダウンしてしまい、ピークにはO-Mori氏とM-ori君と3名だけでの登頂となったのが残念でしたが、その日は八合目小屋にて宿泊となった。

4日目、昨日来た道を引き返す。最初は鬼ヶ城の岩稜を歩き、そしてまた湿地帯に戻って最後は滝ノ上温泉のキャンプ場へ。一般道路の通じているポイントだけに下山したような感覚だったが翌日の秋田駒ヶ岳に備え、あくまで硬派の体育会ルールを貫いた。

最終日、乳頭山を超えて秋田駒ヶ岳へ向かおうと準備体操をしているさなかに雨が降り出したので、そのまま下山（すでに下山していたようなものだが？）することにしてバス停のある玄武温泉まで舗装道路を歩くことになった。

2泊3日が基本の秋合宿で5日間というのは付き合ってくれたメンバーはどう思っているか心もとないが、私にとっては道への挑戦という意味でも意義のある山行になったと思います。

下山後の打ち上げでは盛岡名物わんこそばにチャレンジ。味わい重視のK-Kawa氏は
30杯程度で撤退（わんこのだいご味がわかってないね）、M-ori君は60杯くらい、私は根性で目標の100杯まで行ってギブアップ、それを受けて痩せの大食いO-Mori氏は102杯でケロッとした顔で蓋を閉じたのでした。

※後年になって当時の記憶を元に記録しましたので、思い出補正があると思います。