富士山 富士山駅から吉田ルートで剣ヶ峰へ、下山は須走口五号目へ

2016年09月04日(日) [日帰り]

• GPS: 11:55
• 距離: 29.4km
• 登り: 3,098m
• 下り: 1,939m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:05
• 休憩: 2:37
• 合計: 11:42

1:04 富士山駅
1:28 1:37 吉田口 北口本宮富士浅間神社
1:41 1:41 大塚丘
2:22 2:24 中の茶屋
3:08 3:14 馬返し
3:15 3:16 富士山お休み処（大文司屋）(明大山荘)
3:29 3:29 吉田口一合
3:53 3:53 吉田口二合
4:08 4:13 吉田口三合
4:39 4:49 吉田口四合大黒天
4:57 5:05 吉田口四合五勺御座石浅間神社
5:09 5:18 吉田口五合
5:20 5:24 佐藤小屋
5:44 5:46 吉田口六合目・富士山安全指導センター
6:56 6:56 吉田口七合目
7:07 7:11 吉田口八合
7:56 8:07 須走口・吉田口登山道 本八合目
8:11 8:20 須走口・吉田口登山道 八合五勺
8:26 8:33 須走口・吉田口登山道 九合目
8:50 8:50 須走口・吉田口頂上
8:51 8:52 久須志岳
8:57 8:57 成就岳
9:01 9:02 伊豆岳
9:06 9:06 朝日岳
9:11 9:16 富士宮口頂上
9:19 9:19 三島岳
9:27 9:46 富士山
9:51 9:52 西安河原
9:59 9:59 雷岩
10:05 10:05 金明水
10:11 10:29 久須志岳
10:37 10:45 成就岳
11:03 11:03 須走口・吉田口登山道 本八合目
11:07 11:10 須走口登山道 八合目
11:18 11:28 須走口登山道 本七合目
11:42 11:44 須走口登山道 七合目
12:26 12:28 須走口下山道 砂払五合目
12:44 12:44 古御嶽神社
12:46 12:46 須走口 五合目
12:46 ゴール

天候

夜明けまでは大雨、その後曇り後快晴、最後は霧から小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きは、バスタ新宿から京王深夜バスで富士山駅へ
帰りは、須走口五合目から富士急バスで御殿場駅へ、その後小田急バスで新宿駅西口へ

コース状況／危険箇所等

富士山駅から吉田ルート起点の北口本宮冨士浅間神社までは国道を歩きます。

浅間神社(0合目)から馬返(一合目手前)までは舗装された車道と林道を歩きます。
車道では手すりの無い深い側溝もあるので要注意です。(落ちたらケガします)

馬返から、スバルラインの登山道との合流地点(六合目)までは、整備された林の中の登山道です。(真っ暗で大雨でしたが、水はけも良く全く迷わずに歩けました)

合流地点(六合目)から吉田口山頂までのメインの登りは、良く整備された広い登山道で急登や危険な所もなくスイスイ登れます。(山頂手前がやや急なだけ)
ちなみに合流地点の少し手前(五合五勺あたり)で森林限界を超えているので、山頂までは何も遮るものがありません。見事な雲海がずっと望めました。

山頂のお鉢めぐりルートも、整備されていてとても気持ち良く歩けます。
唯一、最高峰剣ヶ峰手前の急登「馬の背」がザレていて滑りやすいだけです。

須走下山ルートの七合目から先は急坂の下りで、砂礫が多く滑りやすいので注意して下った方がよろしいかと思います。スパッツは必須です。

GPSのルート記録を停止し忘れたので、実際より合計距離で5.76km長く、累積標高(下り)も708m多くなっています。

写真

9/3 23:02

4月にオープンしたバスタ新宿から高速バスで富士山駅へ行きます。午後11時、すごい人です。

9/4 1:03

午前1時、富士山駅からスタート。
この時は雨は止んでいましたら。

9/4 1:07

有名な金鳥居をくぐります。
しばらく国道を歩きます。

9/4 1:36

吉田ルートのスタート、北口本宮冨士浅間神社に到着しました。
ここから急に大雨になったので、急いでレインウェアに。

9/4 1:39

レインウェアを着ているので、ヘッドライトの光の視野が狭く歩き辛いです。登山道ではなく並行する車道を歩くことにします。

9/4 3:16

大雨のなか真っ暗な車道・林道を2時間近く歩いて、ようやく馬返(一合目手前)まできました。駐車場に車はガラガラです。
ここから登山道に入ります。

9/4 3:29

一合目到着、大雨です。

9/4 3:54

二合目到着、大雨です。

9/4 4:10

三合目到着、大雨です。

9/4 4:56

5時前にようやく明るくなってきました。
雲の上に出たようで、雨はようやくやみました。

9/4 5:02

五合目到着。

9/4 5:07

一旦車道に出ます。

9/4 5:09

雲海がはっきり見えてきました。

9/4 5:21

佐藤小屋に到着しました。

9/4 5:21

雲海が広がっています。

9/4 5:30

もうすぐ森林限界、富士山側が見えてきました。

9/4 5:44

ここ(六合目)で富士スバルライン五合目からの登山道と合流します。
ちなみに、ここまで富士山駅から誰にも会っていませんでした。

9/4 5:44

雲海の上は青空になりました。

9/4 5:54

登山道はよく整備され、緩やかでスイスイ登れます。

9/4 6:21

途中から登山道は大勢の登山者でいっぱいになりました。

9/4 6:24

七合目到着、快晴。

9/4 6:52

ここから八合目まではやや登り辛い岩場になりました。

9/4 7:07

もうすぐ八合目です。

9/4 7:09

八合目到着。

9/4 7:59

雲海がきれいです。

9/4 8:04

山頂方向に雲がかかってきました。

9/4 8:31

九合目到着。

9/4 8:40

もうすぐ頂上、登山道のあちこちに寝ている人がいます。
やや急な登りになりました。

9/4 8:50

鳥居が見えてきました。

9/4 8:52

吉田口山頂に到着しました。ツアー客が多くすごい人です。
六合目の合流地点から約3時間、歩きやすい登山道でした。

9/4 8:53

残念ながらすっかり雲に覆われました。

9/4 8:54

時計周りでお鉢めぐり、剣ヶ峰に向かいます。

9/4 9:02

急に登山客が少なくなりました。

9/4 9:09

御殿場口山頂。

9/4 9:12

浅間大社奥宮で記念撮影。

9/4 9:22

剣ヶ峰への最後の急登「馬の背」、雲が切れてきました。

9/4 9:28

気象観測所手前で、剣ヶ峰石碑記念撮影の為に並びました。

9/4 9:41

15分ほど並んで記念撮影してもらいました。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰 三七七六米」の石碑です。

9/4 9:44

雲がなくなってきました。

9/4 9:45

富士山山頂のお鉢めぐりコースが綺麗に見渡せます。

9/4 9:51

振り返ると先ほど下りてきた剣ヶ峰が見えます。

9/4 9:51

お鉢めぐりパノラマ1

9/4 9:51

お鉢めぐりパノラマ2

9/4 10:15

噴火口、すごい迫力でした。

9/4 10:24

噴火口のすぐ上、山座表示盤の周りは広々とした砂礫の広場です。天気は最高でここでゆっくりお昼を食べました。

9/4 10:28

一周して吉田口山頂をすぎて「富士山頂上浅間大社奥宮」石碑に戻ってきました。すっかり人がいなくなったので記念撮影をしました。

9/4 10:31

山小屋前の休憩所、天気も良く、みなさんお昼です。

9/4 10:45

予定より2時間以上早く、須走コースで下山します。
ここからスパッツを装着しました。

9/4 10:48

砂礫だらけの下り、この辺りは緩やかで気持ち良く歩けます。
スパッツないとヤバいです。

9/4 10:51

しばらくは吉田ルートと須走ルートは同じ下山ルートを下ります。

9/4 10:54

雲の切れ間から町が見えます。

9/4 11:10

吉田ルートから分岐しました。

9/4 11:53

七合目を過ぎると急な下りになり、滑りやすくて危険です。
3回コケました。

9/4 12:19

急にガスが出てきました。
しばらくして小雨になります。

9/4 12:25

砂払い五合目、吉野家に到着しました。

9/4 12:37

須走口五合目に向かいます。

9/4 12:45

ゴールの須走口五合目に到着しました。
ここでGPSのルート記録を止め忘れて、5kmほどバスに乗ってから止めました。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック

感想

ucchan1

初めて富士山に登ってきました。

JR東日本の「富士登山ガイドマップ」にならって、吉田ルートを富士山駅の金鳥居からスタート、剣ヶ峰まで登って、下山は須走ルートで須走口五合目がゴールです。
コースタイムが16時間50分、標高差3000m、日帰りでは早く出ないと間に合いそうにないので、深夜バスを使い早朝1時にスタートすることにしました。

14時間の山行計画を組みましたが、結果は2時間早く12時間でゴールしました。
緩やかで整備された登山道は思っていたよりも歩きやすく、アップダウンが全くない登り一辺倒の道は精神的に楽でスイスイ登れました。
標高の低い場所から高度を上げていったおかげで高山病にもかかりませんでした。

午前1時、富士山駅でたくさんの乗客が降りましたが登山客は私だけでした。
この時は雨は止んでいました。
金鳥居をくぐり、吉田口出発地点の北口本宮冨士浅間神社まで国道を歩きます。

浅間神社に着いた途端に雨が激しく降ってきました。
慌ててレインウェアを着ましたが、ヘッドランプをつけるとフードのため視野が狭く、歩き辛い状態です。
仕方ないので登山道と並行している車道を歩くことにしました。
車道は広いですが、真っ暗で手すりのない2mほどの高さの側溝があり危険です。

激しい雨、真っ暗で視野が狭いヘッドランプの光を頼りに慎重に歩きました。
結局、雨は五合目手前で明るくなるまで降っていて、六合目まで誰にも会いませんでした。

五合目を過ぎると明るくなってきて、車道に出ると雲海がきれいに見えました。
佐藤小屋を過ぎてしばらくすると森林限界を越えて、はじめて富士山が全容を現しました。天候が回復したので遥か頂上まで見渡せます。
六合目で富士スバルラインからの登山道と合流すると、沢山の登山客と一緒に登っていきます。
ここからの登山道は整備された緩やかな登りでスイスイ登れました。

山頂までで追い越されたのは1人、途中1回休憩しただけで、一気に登りました。
道が広いので追い越しやすく、多分200人ほどの方々を追い越したと思います。
時間的に良かったのか、ほとんど渋滞が無く、きわめて順調な山行です。
六合目から吉田口山頂まで約3時間で到着、高山病にもかからず快調でした。

吉田口山頂付近はツアー客の方々が多く、すごい人口密度でした。
あいにくの曇りで景色が見えませんが、予定どおり時計周りでお鉢めぐりコースを一周します。
お鉢めぐりコースに入ると急に登山客が少なくなってスイスイと歩いていけました。
途中の浅間大社奥宮でお守りを買って、登山の無事をお参りしました。

吉田口山頂の反対側に日本最高峰の富士山剣ヶ峰(3776m)があります。
最後の急登「馬の背」を登ると頂上の気象観測所前に沢山の登山客が並んでいました。
最高峰の石碑で記念撮影をするためとのこと、私も並びます。
15分ほど待って並んでいた方に記念撮影をしてもらいました。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰 三七七六米」の石碑、良い記念になりました。

この辺りで雲が無くなって、最高の景色が広がりました。
お鉢めぐりからの噴火口は大迫力で、頂上から遥か下に広がる雲海の大展望も見事でした。
山座表示盤が設置されている吉田口山頂手前の久須志岳は、広々とした砂礫の広場です。
ここで大展望を眺めながらゆっくりお昼を食べました。
天気は快晴でここまで登ってきた甲斐がありました。

下山は須走コースで須走口五合目まで急坂を一気に下っていきます。
砂礫の道なのでスパッツは必須です。
しばらくは緩やかな下りで歩きやすいのですが、七合目以降は急な下りで滑りやすく危険です。
注意していましたが3回もコケてしまいました。
下山途中からガスが出てきて、その後小雨になりましたが大雨にならず、無事ゴールの須走口五合目に到着することができました。

出発した時は大雨でどうなることかと思いましたが、明るくなってから天気が良くなり、山頂では快晴で最高の景色を堪能することができました。
富士山はさすがに世界遺産だけあって、最初から最後まで登山道が整備されていて、とても歩きやすくて楽しい山行になりました。
今回は、北口本宮冨士浅間神社から五合目までは真っ暗で大雨という最悪のコンディションでしたが、出来たら明るい時にもう一度歩いてみたいと思います。