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記録ID: 955282 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走白馬・鹿島槍・五竜

「はじめての峰々を愛でる山行」 扇沢から爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳

日程 2016年09月03日(土) [日帰り]
メンバー goldengate
天候晴のちガス
アクセス
利用交通機関
車・バイク
扇沢無料駐車場利用
第1、第2合わせて200台以上駐車可能
有料駐車場にはトイレあり
※柏原新道登山口付近にも無料駐車スペースが点在
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
9時間16分
休憩
1時間15分
合計
10時間31分
S柏原新道登山口05:4006:18ケルン(柏原新道)06:25駅見岬06:55水平岬07:13富士見坂07:1407:35種池山荘07:3708:09爺ヶ岳南峰08:1808:28爺ヶ岳中峰08:3208:44爺ヶ岳北峰08:59冷乗越09:0009:06冷池山荘09:12冷池山荘テント場09:44布引山10:32鹿島槍ヶ岳11:0411:27鹿島槍ヶ岳北峰11:3311:58鹿島槍ヶ岳12:0012:24布引山12:2512:50冷池山荘テント場12:56冷池山荘13:0713:20冷乗越13:43爺ヶ岳北峰13:57爺ヶ岳中峰14:07爺ヶ岳南峰14:0814:27種池山荘14:2914:44富士見坂14:55水平岬15:16駅見岬15:1715:22ケルン(柏原新道)15:2316:00柏原新道登山口16:0116:11ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
うだうだしてたらスタートが遅くなった。
頑張ってタイム取り戻すも、鹿島槍手前で”高山不慣れ病”と”スタミナ切れ”で一気にペースダウン。
コース状況/
危険箇所等
【登山口〜種池山荘】
少々石が多いが、手入れのされた急勾配の少ない歩きやすい道
【〜爺ヶ岳〜冷池山荘】
危険個所なし。中峰、南嶺は巻くことできる
【〜鹿島槍南峰】
例のごとく山頂直下は登らされる。多少ガレていても危険はない
【〜鹿島槍ヶ岳北峰】
下りで数か所危険あり。落石注意。登り返しでは危険個所はない
南峰からの眺めではビビったが、思ったより大丈夫(まぁ稜線あるあるですね)
その他周辺情報薬師の湯 大人¥700
※山小屋で割引券GET
可もなく不可もなくの日帰り温泉
お湯はヌルッとしてて好きなタイプ
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図 [pdf]

写真

登山届忘れて車に戻った。出発時間が予定より1Hほど遅い...少しでもタイム取り戻していかないと
2016年09月03日 05:21撮影 by iPhone 5, Apple
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登山届忘れて車に戻った。出発時間が予定より1Hほど遅い...少しでもタイム取り戻していかないと
1
カライトソウ
2016年09月03日 06:16撮影 by iPhone 5, Apple
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カライトソウ
1
針ノ木岳に続く稜線でしょうか?綺麗です。
2016年09月03日 06:53撮影 by iPhone 5, Apple
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針ノ木岳に続く稜線でしょうか?綺麗です。
4
アザミが一杯
2016年09月03日 07:07撮影 by iPhone 5, Apple
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アザミが一杯
なるほどね、そのまんまです
2016年09月03日 07:08撮影 by iPhone 5, Apple
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なるほどね、そのまんまです
青空の種池山荘についた
2016年09月03日 07:31撮影 by iPhone 5, Apple
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青空の種池山荘についた
2
こちらは今日の候補だった針ヶ岳縦走
2016年09月03日 07:35撮影 by iPhone 5, Apple
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こちらは今日の候補だった針ヶ岳縦走
6
少し進んで立山方面バックに小屋
2016年09月03日 07:42撮影 by iPhone 5, Apple
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少し進んで立山方面バックに小屋
4
さて”じぃじ”が私を待っている
2016年09月03日 07:44撮影 by iPhone 5, Apple
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さて”じぃじ”が私を待っている
1
とりあえず本日1個目のピーク爺ヶ岳南峰到着!
2016年09月03日 08:10撮影 by iPhone 5, Apple
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とりあえず本日1個目のピーク爺ヶ岳南峰到着!
10
楽しみにしていた立山&剣様の景色
2016年09月03日 08:10撮影 by iPhone 5, Apple
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楽しみにしていた立山&剣様の景色
6
剣様アッ〜プ
2016年09月03日 08:11撮影 by iPhone 5, Apple
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剣様アッ〜プ
6
今日のメインディッシュの鹿島槍が綺麗だ
2016年09月03日 08:11撮影 by iPhone 5, Apple
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今日のメインディッシュの鹿島槍が綺麗だ
5
ハイカーさんと雲海は絵になる
2016年09月03日 08:11撮影 by iPhone 5, Apple
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ハイカーさんと雲海は絵になる
2
おお〜槍様も見えた。槍と剣の両刀使い。
2016年09月03日 08:15撮影 by iPhone 5, Apple
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おお〜槍様も見えた。槍と剣の両刀使い。
4
じぃじ中峰に向かいます
2016年09月03日 08:20撮影 by iPhone 5, Apple
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じぃじ中峰に向かいます
2
着いた
2016年09月03日 08:28撮影 by iPhone 5, Apple
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着いた
3
やばい!早くしないと鹿島槍がガスってきた...
2016年09月03日 08:42撮影 by iPhone 5, Apple
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やばい!早くしないと鹿島槍がガスってきた...
しかし...立山三山と剣岳に見とれ歩みは遅し
2016年09月03日 08:44撮影 by iPhone 5, Apple
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しかし...立山三山と剣岳に見とれ歩みは遅し
1
おお〜ライチョウきたぁ!!しかも6匹も(写真は2匹)
2016年09月03日 08:55撮影 by iPhone 5, Apple
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おお〜ライチョウきたぁ!!しかも6匹も(写真は2匹)
9
近づいてもまったく逃げない。足元の白さが少し多くなってる気もする。
2016年09月03日 08:56撮影 by iPhone 5, Apple
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近づいてもまったく逃げない。足元の白さが少し多くなってる気もする。
9
オヤジ二人が夢中で撮影
2016年09月03日 08:57撮影 by iPhone 5, Apple
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オヤジ二人が夢中で撮影
逃げずに色々なポーズしてくれる。こやつ素人ではないな...いわゆる”プロライチョウ”
2016年09月03日 08:59撮影 by iPhone 5, Apple
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逃げずに色々なポーズしてくれる。こやつ素人ではないな...いわゆる”プロライチョウ”
9
フゥ〜冷池小屋着いた。ここまでは疲れもさほどなく順調
2016年09月03日 09:05撮影 by iPhone 5, Apple
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フゥ〜冷池小屋着いた。ここまでは疲れもさほどなく順調
1
さぁ!布引山超えて鹿島槍目指す
2016年09月03日 09:26撮影 by iPhone 5, Apple
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さぁ!布引山超えて鹿島槍目指す
2
ず〜と見えてる剣様。「お前も早くこ〜い」と呼ばれてるようだ
2016年09月03日 09:29撮影 by iPhone 5, Apple
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ず〜と見えてる剣様。「お前も早くこ〜い」と呼ばれてるようだ
2
毎度のことながら、高度あげるといきなり登れなくなってきた。お腹もすいてエネルギー切れ。ラストスパート!
2016年09月03日 09:47撮影 by iPhone 5, Apple
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毎度のことながら、高度あげるといきなり登れなくなってきた。お腹もすいてエネルギー切れ。ラストスパート!
7
最終目的地に着いたど〜
2016年09月03日 10:26撮影 by iPhone 5, Apple
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最終目的地に着いたど〜
10
絶景かな
2016年09月03日 10:27撮影 by iPhone 5, Apple
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絶景かな
3
100名山踏破!
「おめでとうございま−す」
とお祝いの言葉をかける
2016年09月03日 10:41撮影 by iPhone 5, Apple
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100名山踏破!
「おめでとうございま−す」
とお祝いの言葉をかける
4
鹿島槍北峰に向かう道
おっかねぇ〜
2016年09月03日 10:53撮影 by iPhone 5, Apple
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鹿島槍北峰に向かう道
おっかねぇ〜
2
五竜岳方面。キレットはガスの中?今回候補地だった白馬岳も少しは見えてるのかなぁ
2016年09月03日 10:56撮影 by iPhone 5, Apple
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五竜岳方面。キレットはガスの中?今回候補地だった白馬岳も少しは見えてるのかなぁ
北峰を見つめる。「やはりかなり下って登り返すな...タイムと疲労感を加味するとここまでで十分十分」と、この時は思っていた
2016年09月03日 10:57撮影 by iPhone 5, Apple
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北峰を見つめる。「やはりかなり下って登り返すな...タイムと疲労感を加味するとここまでで十分十分」と、この時は思っていた
2
結局北峰に向かう私。下る途中で南峰見上げるが、その姿が恐ろしい
2016年09月03日 11:10撮影 by iPhone 5, Apple
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結局北峰に向かう私。下る途中で南峰見上げるが、その姿が恐ろしい
下り切ったところで一言「まだまだ遠い...」
南峰で出会った山ガールさんが「25分で行ける」と言ってたけど本当に25分で行けるのか?
2016年09月03日 11:13撮影 by iPhone 5, Apple
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下り切ったところで一言「まだまだ遠い...」
南峰で出会った山ガールさんが「25分で行ける」と言ってたけど本当に25分で行けるのか?
3
北峰思ったよりは早かった。今日は居合わせたハイカーさんが撮ってくれることが多いので、思わすピースサインしてしまう(何だか馬鹿っぽい)
2016年09月03日 11:29撮影 by iPhone 5, Apple
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北峰思ったよりは早かった。今日は居合わせたハイカーさんが撮ってくれることが多いので、思わすピースサインしてしまう(何だか馬鹿っぽい)
9
南峰戻ってきた
2016年09月03日 11:57撮影 by iPhone 5, Apple
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南峰戻ってきた
1
さらに大賑わいの南峰。北峰は人少なかった(そりゃそうだろ)
2016年09月03日 11:58撮影 by iPhone 5, Apple
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さらに大賑わいの南峰。北峰は人少なかった(そりゃそうだろ)
さてさて長い道のりを帰りますかね〜
2016年09月03日 12:02撮影 by iPhone 5, Apple
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さてさて長い道のりを帰りますかね〜
ガスってきたけど”ナノシャワー”みたいで涼しくて良い
2016年09月03日 12:26撮影 by iPhone 5, Apple
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ガスってきたけど”ナノシャワー”みたいで涼しくて良い
オヤマリンドウ
2016年09月03日 12:40撮影 by iPhone 5, Apple
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オヤマリンドウ
お水を補給。これからは山小屋さんでの水補給を積極活用しようと思う。
2016年09月03日 13:01撮影 by iPhone 5, Apple
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お水を補給。これからは山小屋さんでの水補給を積極活用しようと思う。
1
思いのほか”じぃじ”の背中は大きかった(復路の爺ヶ岳登りは辛いという意味)
2016年09月03日 13:19撮影 by iPhone 5, Apple
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思いのほか”じぃじ”の背中は大きかった(復路の爺ヶ岳登りは辛いという意味)
1
チングルマ...もうすぐ秋
2016年09月03日 14:24撮影 by iPhone 5, Apple
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チングルマ...もうすぐ秋
1
種池小屋からの下山道。手入れが行き届いていて本当に歩きやすい
2016年09月03日 14:59撮影 by iPhone 5, Apple
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種池小屋からの下山道。手入れが行き届いていて本当に歩きやすい
下山完了。スタート遅れるも当初の予定時間で下山できた。
2016年09月03日 16:00撮影 by iPhone 5, Apple
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下山完了。スタート遅れるも当初の予定時間で下山できた。
5
帰り道はモンキーが一杯
車道ふさいでも避けないくらい肝が据わってる
2016年09月03日 16:31撮影 by iPhone 5, Apple
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帰り道はモンキーが一杯
車道ふさいでも避けないくらい肝が据わってる
3
撮影機材:

感想/記録

新しい車がやってきた。家庭の事情があり、色々と制約がある新車チョイス。例えばメーカーであったり、車種であったり。結果ホンダシャトルに決定。理由はフルフラットで身長177僂了笋足伸ばして寝れるから。これで”寝れない車中泊”が改善されることを望む。

所用や天候不良で山に行けない日が続いた。そして待ちに待った山行。せっかくなので足を伸ばし北アへ車中泊と洒落込みたい。

”行きたい山行一覧”を物色。色々と候補を絞り込み、
,泙盛圓辰燭海箸里覆じ緡山連峰の山行
⊂鑁飴殻をつなげる山行
で日帰り2連発することに決定。

台風の影響が気になるところだが、前日昼頃の段階で『天気とくらす』の評価は土&日曜日ともに概ねA。何とか晴れそうだ。
しかし、いそいそと準備を始めていると、日曜日の評価がDに変わっているではないか!いまさら取りやめることも気持ちが許さないので、土曜日だけでも登るつもりで新車を遠距離走らせることにした。



◆初めて眠れた中年ハイカー
沈んだ気持ちを奮い立たせるのに手間取り出発が遅くなった。結果扇沢到着が2:00過ぎ。初めての黒部アルペンルートの玄関口。いつかここから黒部を経由して、北アルプスを横断したいものだ。寝る時間がないのに、夜の扇沢駅をちょっとブラブラ。
その後無料駐車場に停めたが、既に8割以上は埋まっていたように思う。

折角の山仕様車での初泊なのに寝る時間があまりない。それでも横になって寝てみると「か、快適すぎる」。ウトウトしてたら寝落ち。1時間ほどで目が覚めたが、初めてまともに眠れた!その後も目覚め後のウダウダタイムを満喫。これは今後の車中泊も期待できそうだ。そして、その代償として出発時間が1時間近く遅れたのであった(アホですか)。

当初はフォローしているヤマレコさんのレコに触発されて、”扇沢から針ノ木岳縦走周回”と悩んだ。「一日しか登れないなら100名山行っとくか」ということで”扇沢から鹿島槍ヶ岳縦走ピストン”に決定。

※針ノ木岳縦走レコはこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-945685.html)。




◆初めての山域で感動する中年ハイカー
とりあえず、失った時間を補てんすべく頑張ってガツガツ登る。そして歩きやすい登山道が延々続く。大きな石がゴロゴロするゾーンもあるが、それほど気にならない。しかし、こんな大きな石をどうやって敷き詰めたのやら、登山道を切り開いた先人達には脱帽と感謝しかない。

第一チェックポイントの種池山荘に到着。まぁまぁ時間を短縮できた。でも、たいてい高度上げるとペースが落ちる私。そうなる前に、スタミナ使い過ぎずかつ時短を目指す。

しか〜し今日はいい天気だ。
蒼天のもと、初めて見る美しき立山連峰、そしてハイカー憧れの剣岳の姿に感無量。いつもテレビや雑誌で恋い焦がれていたビッグスターの生ライブに来た...そんな感じでしょうか。剣岳はもっとシュッとしているかと思っていたが案外どっしりした雰囲気。「槍の異形さに比べれば、まぁ普通かな」などと考えながら何度もその姿を瞼に焼き付ける。

さてここから縦走スタート。まずは爺ヶ岳を登る。南峰と最高点中峰は巻くこともできるが、往路にて一応登頂しておく。南峰に登ると360°の絶景が待っていた。これから向かう鹿島槍も美しい。そして遠く彼方に槍の矛先が!剣とあわせて”北アルプス両刀使い”がここにに完成した。

次に中峰を目指したが、こちらはピークハントに拘らなくてもいいかも。景観も南峰とそれほど変わらないし、巻き道からの登りも南峰よりきつい。そして鹿島槍にはガスが上がり始めていた。「やばい急がねば!」中峰は後回しにすればよかった。ここから焦る中年ハイカーはガスとの闘いがはじまる。



◆初めて遭遇したライチョウ大行進に無我夢中の中年ハイカー(×2人)
急ぎ足の冷池山荘への下りで、なんとライチョウ大行進に遭遇。今までにも数回見ること叶ったが、ここまでの大所帯は初めてだ。こうなっては足を止めざるおえない。
「私は石です...」と心の中で念じライチョウが逃げないよう細心の注意を払う私。

最後に残った2羽はゆっくり近づいても逃げようとしない。そしてわずか数十センチのところまで接近できた。たまたま居合わせた中年ハイカー二人でライチョウ撮りまくり。その光景は、コミケのコスプレ美女に群がるカメラオヤジ、またはモーターショウのキャンギャルに群がるカメラオヤジのそれである。

激写連写を続けるオヤジを横目に、様々なポーズで応じるライチョウ。とても素鳥(シロウトな鳥の意)とは思えないモデルっぷりに、「こいつ”プロライチョウ”だな」と勘ぐってしまうアホな中年ハイカーであった。

しかし何ですかねぇ、ライチョウに会えるとこんなにテンション上がるのって。非難轟轟を恐れず申すならば、結構地味な鳥のような気もする(まぁ可愛いですけど...)。高山だからこその独壇場ですな。でも冬の真白のライチョウさんはとても美しいです。



◆初めて小学生にちぎられたけど別に悔しくない中年ハイカー
鹿島槍山頂に近づくにつれ急激に足取りが重くなった。スタミナ切れ?はたまたいつもの高山不慣れ病?一歩一歩ゆるりと歩を進めるしかない。

しばらくすると、前方に父と男の子の親子ハイカーがいた。お子様は小学生中学年くらいであろうか?付かず離れずの距離感でいっこうに追いつけない(山頂付近ではむしろ差が開いていたような気がする)。子供なのになかなかの健脚っぷりである。

すれ違う下山者たちは皆、幼き登山者の健闘を称え、その場慣れした雰囲気に感嘆の声をあげていた。爽やかに会話を楽しむ親子の姿には余裕すら感じたであろう。

そんな親子の10mほど下、荒い呼吸とおびただしい汗を垂れ流しながら、余裕の微塵んもなく頑張ってる感満載の私。まずいものを見たかのような感じで、下山者たちは目線をそらしながら無言で私の脇を通り過ぎる。小学生にちぎられたことよりも、誰も声かけてくれない事実に悲しむ”褒められて頑張れるタイプ”の中年ハイカーの私。



◆初めての「ラークッ」を山に響かせた意気消沈の中年ハイカー
そして遂に折り返し地点:鹿島槍ヶ岳(南峰)に登頂した。ここもまた360°の絶景。五竜岳方面は少しガスが立ち込めているので、スッキリ見通せるとまではいかないがいい眺めだ。

ご飯を食べ始めると、すぐ隣に先ほどの親子がいる。「今日で100名山40座目だな」と父親の声が聞こえた(少々アピール気味に聞こえたのは私が邪な心の持ち主だからでしょうか)。「何年生ですか?」と聞いたところ「小学校4年生」との返事。「こらからが楽しみですね。100名山3周くらいできちゃうんじゃない?」と冗談を言ったつもりが、「100名山は来年あたりで終えるでしょう。ピークハントはそれで終わり。その後は本人がひとり行きたい山を楽しんでくれればいい」と至極真っ当な返事。「う〜ん、なんか会話が噛み合わない...」と感じた中年ハイカー。その後も親子は山談義に花を咲かせていた。なんとも羨ましい親子鷹である。

そして、山頂標識で賑わう”山ダム(山の御婦人ハイカーの意)”さん達。どうやらその中のお一人が100名山達成されたらしい。なんとも微笑ましい光景に「おめでとうございます」と声をかけさせていただいた。いやいや100個の頂き踏むって凄い大変なことだと思う。

鹿島槍のもう一つの山頂:北峰を眺める。かなりのキレっぷりで、登り返しも大変そうだ。そもそも北峰まで攻めるつもりはなかったので「やっぱり今日のゴールはここまでだね」と確信した。

直ぐ近くにザックがデポしてあった。そして北峰方面から素敵な山ガールさんが登ってきてそのザックを背負う。「北峰まで行ってきたんですか?凄いですね〜」と声かけたら「大したことないです。25分くらいでいけますよ」との事。「マジで...とてもそんなタイムで行けそうにないんですけど。それに荒々しい岩が危険なかほりをプンプン醸し出してるし...」そんな気分で北峰眺めていると、いつのまにかすぐ隣に先ほどの100名山を祝っていた山ダムさんがいた。雑談をしていると、「扇沢からここまで歩けたんなら北峰なんてすぐだよ」と背中を押される。「いやいや、まだこれから帰らなくちゃいけませんから」と私。

「40座踏破の幼き登山者、100名山踏破の山ダムさん、ザックデポして軽くピストンしてきた感の山ガールさん、あれ?これって”頑張って北峰踏破しろ”という伏線が揃ってんじゃない」そして結局足を踏み出してしまった頑張りすぎる中年ハイカー。時間も体力もそれほど余裕ないのに...

まずは南峰から降下する。ここがなかなかの難所で怖いところもある。落石させないように注意しながら下りる。しかし、ここで痛恨のミス!下に人がいるのに落石させてしまいました。「ラークッ!!」初めての経験だったが、思いのほか即座に声を張り上げることができた(まぁ当たり前のことなのだが)。幸いにして小石は人のところまでは届かず助かった。謝罪してご容赦いただく。その後落石の状況を鑑みる。

私は石に触れていないのに何故落ちた?微妙なバランスで残っていた浮石に間接的に私が干渉して落ちたのだろうか?振動か何かだろうか?ともあれ、静かに足を置くことが肝要なのだということを肝に銘じた。

そんな痛恨のミスがありながらも登り返して北峰登頂。悔まれる衝撃の体験で山頂ではちょっと上の空だった。



◆初めて小屋で水を購入しその利便性に感心した中年ハイカー(今さら)
鹿島槍両峰を陥落させた中年ハイカーはいよいよ帰路へと向かう。周りをガスが多いはじめ眺望なくなるが、涼しくて心地よい。

往路では余裕もあった爺ヶ岳だが、折り返しでは思わぬ苦戦でなかなかきつい。前々回の『越百山〜空木岳縦走周回』の時ほどではないが少々バテ気味。3つ目の即効性ジェルを投入し最後の踏ん張りどころを頑張る。登っても登ってもなかなか辿り着かないピーク。「あんなに優しかったじぃじ...背中はやっぱりデカかった」などとくだらないことを思いながら黙々と歩く。

冷池小屋にたどり着くと水があと僅かとなった。今まで飲み水は全て背負っていた私だが、初めて水を購入した。今年の夏は3ℓでも足りないこともあったが、これ以上背負うのも躊躇していた。あるファストハイカーさんのレコを読んでいると小屋で瀬局的に水を購入し背負う負荷を軽減していた。従来ケチンボの私なのだが「水1リットル200円程度なら買っても良いかなぁ」などと思った。そして今回はスタート時1.5ℓに抑え、小屋にて補充する計画。やはりこの費用対効果は計り知れない。これからは山小屋での水補給を計画に織り込んでいこうと思う。

午後の灼熱の中、いつもなら水をケチりながら下山するところ、今日はがぶ飲みしながら下山。何とか予定時間内にて完了できた。



◆あとがき
その後は早速温泉へGo。入泉前に『天気とくらし』を確認。すると、まさかまさかの天候好転!これなら明日も登れそうだ。しかし、問題は足の筋力が回復するか否か。「明日はない」と思い込んでいた私は、本日力を出し切り明日の余力など残っていない。

取りあえず温泉で足の念入りなマッサージを試みる。やはり筋肉痛は酷く、歩くのでさえちょっと辛い。「これ、本当に明日までに登れるようになるのか?」一抹の不安を覚えつつ、濃厚とんこつラーメンでスタミナだけでも回復を目論む中年ハイカーであった。

《明日へ続く》

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登録日: 2014/2/4
投稿数: 383
2016/9/6 22:22
 日帰り2山お疲れ様です。
こんばんは。
土曜日はお隣の山に登っていましたよ!
2日間とも天気が良く何よりです。
今週は微妙な天気予報で、特に日曜日の雨マーク予報から
あの快晴は日頃の行いが良いのでしょうね。
今回goldengate さんが登った2山は是非私も登ってみたいコースです。
今年はタイミング的に難しいと思いますが
来年は必ず登ります。
常念の豊富な天然水は楽しみです。
登録日: 2013/10/31
投稿数: 185
2016/9/7 2:41
 山ダム、
素晴らしい造語ですね。山ダムはマダムの他にダムのようにどっしりとした腰回りのおばさんも浮かんできます(笑)

すっごい天気、羨ましいです。
自分も本当でしたら今頃は扇沢の駅で車中泊の予定でした。
水曜木曜、1泊2日で立山・剱岳予定だったんですよ(涙)
なんか天くら見ると今日だけは良さそうで少しモヤモヤでしているんですけどね。
今となっては遅し。

金土は天気良いんだろうな、きっと(涙)
なんとなく今年も縁無さそうです。


自分も来年はここを歩きたい!できればキレット越えて五龍岳まで!

落石ですが、僕も初めての北穂高で間違って南峰方面へ向かってしまい、どうもおかしい!と気付いた時には行くも戻るも急斜面のザレザレで、戻る際にそこそこの大きさの石を落とし、渾身の「ラーーーーーッック」を叫んで青ざめました。
あの時の岩の転がる速度…加速してバウンドした時の高さ…
思い出すだけでもゾっとします。
大きさはソフトボール大でしたが、止まらないで加速すると当たったらとんでもない事になるのは見ただけで分かりました。
北穂高、奥穂からだと山頂へ行くには一度巻下るんですよね、それに気付かず上へ上へと行ってしまったせいです。

アピール気味に聞こえるそのお父さんの会話、よく分かります。
よこしまじゃないですよ(笑)
夫婦じゃない謎のおじさんおばさんカップルでも、男性が得意気に解説している風景をよく見かけます(^^)
登録日: 2014/10/17
投稿数: 169
2016/9/7 6:39
 Re: 日帰り2山お疲れ様です。
rupmoさん こんにちは

レコ拝見しました。
何とほぼ同時刻にお隣の山にいたのですね〜
青空の下、絶景を堪能出来てお互い良かったですね
鎖場や岩場ありでなかなかタフな場面もあったようですが、
健脚な奥様だと一緒に色々な山に登れていいですね

常念の一ノ沢はお薦めです。
水場以外の水を飲むことに抵抗ある方はNGでしょうけど、
私は飲み続けました
そして、何といっても大天井岳までの縦走路...最高です!
登録日: 2014/10/17
投稿数: 169
2016/9/7 7:01
 Re: 山ダム、
kajugumiさん こんにちは

”山ダム”...
山ガールと呼ぶには「さすがにちょっとなぁ」という時に使用します。
しかしkajugumiさん「ダムのような」って...さすがの連想です
ちなみに男性なら”山男ディ(やまだんでぃ)”です。
そういえば”山ボーイ”という言葉はあまり聞きませんねぇ。

初めての落石でした...
大きさは直径3〜4僂曚匹世辰燭隼廚い泙后
ショックで呆然自失でした。
怒鳴られても仕方ない状況でしたが、
下のハイカーさんまで届かなくて良かったです。
やっぱり岩場は怖いです
緩やかな稜線歩きの方が好きですが、
穂高や槍などの異形の姿をみていると行ってみたいですよね...憧れの峰々ですし

親子鷹の会話での私の邪な気持ち...
やっぱりkajugumiさんならご理解いただけると思ってました

さて、
生憎の天気予報で山行流れてしまって残念でしたね。
「山は逃げない」とは言いますが、
実際登山に適した季節ってそんなに長くないし、
休みも頻繁に取れるわけでもないし、
健康な体もいつまで維持できるか分からないし、
少々無理してでもチャレンジしてしまいますよね
登録日: 2011/7/6
投稿数: 419
2016/9/7 16:58
 さすが…
北峰も行ったんですね…日帰りでお疲れなのに。
鹿島槍をピストンするとは、さすが…
私は鹿島槍の登りでヘロヘロになって、そのままキレット小屋に行きました。
このキレット歩きがおもしろくて…元気になった覚えがあります。


針ノ木〜スバリの縦走は、goldenさんなら日帰りでできすよ。
日帰りしてる人にたくさん会いました。
ほとんどがソロの人でしたが…強いです。
ぜひ、チャレンジを…
剱、がたまらなくいいローケーションですよね…いつ行くのかな
登録日: 2014/10/17
投稿数: 169
2016/9/8 5:45
 Re: さすが…
akakiriusagi さん こんにちは

北峰は乗せられました...
別に誰も私を乗せたつもりはないでしょうけど

akakiriusagi さんこそ、
ヘロヘロでキレット下って逆に元気になるとは、
剛の者ですね。

南峰から下りただけでもトラウマになりそうな事件起こしました
やっぱり岩場は鬼門のようです
でも行きたいよなぁ
穂高、槍、劔とか...

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