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Yamareco

記録ID: 956220
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

■想い焦がれた【槍ヶ岳】2016年夏思い残すことは無し

2016年09月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
15:51
距離
30.6km
登り
2,529m
下り
2,515m

コースタイム

日帰り
山行
13:42
休憩
2:09
合計
15:51
1:49
1:49
14
2:03
2:05
30
2:35
2:37
42
3:19
3:19
76
4:35
4:47
6
4:53
4:53
51
5:44
5:50
112
7:42
7:42
80
9:02
9:07
3
9:10
9:42
14
9:56
10:46
10
10:56
11:03
13
11:16
11:17
58
12:15
12:15
82
13:37
13:37
65
14:42
14:46
0
14:46
14:53
78
16:11
16:11
35
16:46
16:46
29
17:15
17:16
14
17:30
17:30
5
天候 晴れ 時々 ガス
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高有料駐車場(6時間500円。今回は1500円払いました。)
コース状況/
危険箇所等
林道歩きがとにかく長い。
槍平までは登りらしい登りは無し。
その分最後の飛騨乗越の登りがキツイ。
いくつか渡渉あり。増水時は要注意。
槍ヶ岳山荘から山頂まではそれほど難しい岩場ではなかったと感じた。(個人的感想)
予約できる山小屋
槍平小屋
行ってきます。
林道を自転車で行けたらな〜。。。
長い長い林道歩きです。
暗いので写真撮影は控えます。
1
林道を自転車で行けたらな〜。。。
長い長い林道歩きです。
暗いので写真撮影は控えます。
林道歩きは終わって滝谷に向けて歩いてます。
それほど登りらしい登りはなし。
林道歩きは終わって滝谷に向けて歩いてます。
それほど登りらしい登りはなし。
恐怖の滝谷を足早に過ぎるとやっと明るくなってきました。
明るくなって嬉しい。。。。
振り向くとジャンダルムが。。。
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恐怖の滝谷を足早に過ぎるとやっと明るくなってきました。
明るくなって嬉しい。。。。
振り向くとジャンダルムが。。。
頑張るぞー!
西穂です!
ピラミッドピークも見えます!
2
西穂です!
ピラミッドピークも見えます!
木道が出てくるともうすぐ、、、
木道が出てくるともうすぐ、、、
槍平小屋です。
キャンプ地。
ここまで急登もなく比較的なだらかな登山道でした。
ただ距離は長い。
ここまで急登もなく比較的なだらかな登山道でした。
ただ距離は長い。
やっと登りらしい登りになってきた。
1
やっと登りらしい登りになってきた。
んー、なんだろう、あれ。
あとで調べます。
んー、なんだろう、あれ。
あとで調べます。
石の道が本当に多いです。
帰りが思いやられそう。。。(;´д`)
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石の道が本当に多いです。
帰りが思いやられそう。。。(;´д`)
焼岳が見える。
その向こうの乗鞍岳は残念ながら見えない。
4
焼岳が見える。
その向こうの乗鞍岳は残念ながら見えない。
笠ヶ岳。
アザミ。
ナナカマドの実。
ナナカマドの実。
千丈乗越。
おーー!!
槍ヶ岳山荘が見えた!
ズームしたので、実際はものすごーく小さい。
でもやっと目標物が見えたのでテンション↑。
4
おーー!!
槍ヶ岳山荘が見えた!
ズームしたので、実際はものすごーく小さい。
でもやっと目標物が見えたのでテンション↑。
振り返ってまた笠ヶ岳。
3
振り返ってまた笠ヶ岳。
槍はまだ見えないけど、あれをとりあえず目標に。
2
槍はまだ見えないけど、あれをとりあえず目標に。
まだ日差しは届かず、暗い写真に。
でもこの日陰が実はとても助かってた。
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まだ日差しは届かず、暗い写真に。
でもこの日陰が実はとても助かってた。
あ、、、光が差してくる。。。
1
あ、、、光が差してくる。。。
例の救急箱。
こういうの助かりますね。
2
例の救急箱。
こういうの助かりますね。
双六あたりが見える。
なだらか〜。。。
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双六あたりが見える。
なだらか〜。。。
あ〜、、、陽の光がやっとやってきた。
あ〜、、、陽の光がやっとやってきた。
標高2600m。
つらそーです。
私もバクバクしてくる。(;´Д`)
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つらそーです。
私もバクバクしてくる。(;´Д`)
標高2700m。
この登りが本当にきつい。

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標高2700m。
この登りが本当にきつい。

チングルマの果穂がいっぱい。
3
チングルマの果穂がいっぱい。
これが名前の由来。
ほんとに風車みたい。(´∀`)
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これが名前の由来。
ほんとに風車みたい。(´∀`)
陽があたって美しい。。。
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陽があたって美しい。。。
やっと景色を眺める余裕が出てきた。
2
やっと景色を眺める余裕が出てきた。
鏡平山荘が見える。。。
あそこのかき氷、また食べたい。
3
鏡平山荘が見える。。。
あそこのかき氷、また食べたい。
標高2800m。
この辺りで足取りが重くなった旦那さんに「先に行け」と言われる。
ガスのかかる前の槍ヶ岳の写真を撮れと。
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標高2800m。
この辺りで足取りが重くなった旦那さんに「先に行け」と言われる。
ガスのかかる前の槍ヶ岳の写真を撮れと。
がんばる!!!
景色、いいです!(´∀`)
2
景色、いいです!(´∀`)
2900!
もうすぐ稜線!
2900!
もうすぐ稜線!
旦那さんの姿はもう見えなくなった。
2
旦那さんの姿はもう見えなくなった。
やっと稜線に乗った!
大喰岳方面。
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やっと稜線に乗った!
大喰岳方面。
槍だーーー!!!
ガスってない!!!
やったー!(´∀`)
3
ガスってない!!!
やったー!(´∀`)
と、すぐに大喰岳に迫るガス。
と、すぐに大喰岳に迫るガス。
急いで槍に近づこう。
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急いで槍に近づこう。
あーーーー、、、、、ガスがーーーーっ。( ;∀;)
2
あーーーー、、、、、ガスがーーーーっ。( ;∀;)
風よ吹け〜。
旦那さんが着くまでガスらないでー!
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風よ吹け〜。
旦那さんが着くまでガスらないでー!
ガスが上がってきている。
ガスが上がってきている。
とりあえず山荘手前で待機。
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とりあえず山荘手前で待機。
槍ぃ〜〜〜。。。
待っててね〜。
3
槍ぃ〜〜〜。。。
待っててね〜。
槍をズーム。
登ってる登ってる(笑)
2
槍をズーム。
登ってる登ってる(笑)
山頂アップ(笑)
西鎌尾根、、、美しい。。。(n*´ω`*n)
4
西鎌尾根、、、美しい。。。(n*´ω`*n)
そうだ、いつもは山荘のライブカメラから槍を見てたんだ。。。
と思い出し、山荘前に移動。
そうだ、いつもは山荘のライブカメラから槍を見てたんだ。。。
と思い出し、山荘前に移動。
槍ぃ〜♪
ライブカメラと同じ角度から。。。
やっと生で見れました。(*´з`)
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槍ぃ〜♪
ライブカメラと同じ角度から。。。
やっと生で見れました。(*´з`)
旦那さんと合流して荷物をデポして槍の頂へgo!
1
旦那さんと合流して荷物をデポして槍の頂へgo!
ガスガスです。。。(;´Д`)
1
ガスガスです。。。(;´Д`)
でも青空も!
ニヤニヤしてしまう。
ニヤニヤしてしまう。
いくぞー!
、、、と気合を入れていたら、道を見違えて下りのルートを登ってました。。。。(;´Д`)
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、、、と気合を入れていたら、道を見違えて下りのルートを登ってました。。。。(;´Д`)
間違えたー!!(-_-;)
間違えたー!!(-_-;)
下りてくる人に教えてもらって仕切り直し。。。
下りてくる人に教えてもらって仕切り直し。。。
登りは渋滞してました。。。
3
登りは渋滞してました。。。
まぁ、、、ここまで来たのだから焦らず行こう。
2
まぁ、、、ここまで来たのだから焦らず行こう。
最後は垂直の梯子を登れば〜。。。
2
最後は垂直の梯子を登れば〜。。。
槍の山頂です!!!
槍ヶ岳やりましたー!
14
槍ヶ岳やりましたー!
下を覗いてみる。。。
下を覗いてみる。。。
常念もちらちらとガスの切れ間から見えました。
4
常念もちらちらとガスの切れ間から見えました。
三角点タッチ。
さて、帰ります!
下り用の梯子を慎重におりる。
3
さて、帰ります!
下り用の梯子を慎重におりる。
思っていたよりずっとサクサク行ける岩場でした。
4
思っていたよりずっとサクサク行ける岩場でした。
下には殺生ヒュッテ。
下には殺生ヒュッテ。
あれが東鎌尾根かな〜。。。。
3
あれが東鎌尾根かな〜。。。。
慎重にねー。
くぅ、今の方が青空出てるし。(-_-;)
くぅ、今の方が青空出てるし。(-_-;)
お疲れさまー。
山頂から戻ってきました。
山頂から戻ってきました。
名残惜しいけど、帰らねば。
4
名残惜しいけど、帰らねば。
キャンプ地。。。
こんなところでキャンプなのかー。。。
1
キャンプ地。。。
こんなところでキャンプなのかー。。。
イワベンケイ赤くなってる。
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イワベンケイ赤くなってる。
最後に目に焼き付ける。
3
最後に目に焼き付ける。
槍さん、ありがとう!
またね!!
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槍さん、ありがとう!
またね!!
ザレてて歩きにくい。
ザレてて歩きにくい。
あの綺麗な稜線も歩いてみたいなー。
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あの綺麗な稜線も歩いてみたいなー。
それにしてもあぢーーーーっ。。。。
暑すぎるぅ。。。
もう9月だっていうのに何この暑さ。。。(;´Д`)
それにしてもあぢーーーーっ。。。。
暑すぎるぅ。。。
もう9月だっていうのに何この暑さ。。。(;´Д`)
槍平小屋に到着ぅ。
槍平小屋に到着ぅ。
トイレ休憩と靴を脱いで解放。
1
トイレ休憩と靴を脱いで解放。
槍平、、、静かでいいところでした。
槍平、、、静かでいいところでした。
渡渉も何度か。。。
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渡渉も何度か。。。
やっと木陰にありつけた感じ。
やっと木陰にありつけた感じ。
石なんだか岩なんだか多い道です。
1
石なんだか岩なんだか多い道です。
滝谷までもうすぐ。
やっと今朝の不気味なものの正体がわかるかも!
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滝谷までもうすぐ。
やっと今朝の不気味なものの正体がわかるかも!
赤い目の正体はあれだった!
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赤い目の正体はあれだった!
監視カメラかなぁ。
なんだよぉ、あんなに怖い思いしたのに。(;´Д`)
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監視カメラかなぁ。
なんだよぉ、あんなに怖い思いしたのに。(;´Д`)
真っ暗だとこんな橋も見えなくて大変。
2
真っ暗だとこんな橋も見えなくて大変。
疲れてきたなぁ。。。
同じような道が無限に続く感じ。。。
幻が見えたりしてきますw
疲れてきたなぁ。。。
同じような道が無限に続く感じ。。。
幻が見えたりしてきますw
この涸れた沢を渡ればあとは林道歩き〜。。。。
この涸れた沢を渡ればあとは林道歩き〜。。。。
お水出てました。
冷たくて助かる。
2
お水出てました。
冷たくて助かる。
ここからも長い。。( ;∀;)
地獄の林道歩き。
こんなに長いのは初めて。
ここからも長い。。( ;∀;)
地獄の林道歩き。
こんなに長いのは初めて。
もう脚が痛すぎて。。( ;∀;)
精神的にも疲れ果てたけど歩かないと帰れない。
無心で歩く。ひたすら歩く。
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もう脚が痛すぎて。。( ;∀;)
精神的にも疲れ果てたけど歩かないと帰れない。
無心で歩く。ひたすら歩く。
やっとゲート(´;ω;`)ヒィ
やっとゲート(´;ω;`)ヒィ
駐車場までも遠い。。(ノД`)ノヒィ
駐車場までも遠い。。(ノД`)ノヒィ
やっと辿り着いた駐車場。
お疲れ様でしたぁ。。。。。( ;∀;)
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やっと辿り着いた駐車場。
お疲れ様でしたぁ。。。。。( ;∀;)
槍ヶ岳の山バッジ。
今回は2つも買いました!
4
槍ヶ岳の山バッジ。
今回は2つも買いました!
槍ヶ岳。
やっぱり君は素晴らしい山だった!!
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槍ヶ岳。
やっぱり君は素晴らしい山だった!!

装備

個人装備
ヘッドランプ 地図 コンパス 保険証 飲料 手袋 細引き 携帯電話 防寒着 時計・高度計 非常食 折りたたみ座布団 サバイバルシート 帽子・サングラス ヘルメット Wストック レインウェア その他 財布など省略
共同装備
ファーストエイドキット 医薬品 カメラ コッヘルセット ボンベ&バーナー ライター アーミーナイフ ウェットティッシュ 携帯簡易トイレ ツェルト ハンディGPS

感想

この夏の後半、ずーーーっとこのお山のことだけを想い続けてきた。
毎日来る日も来る日もネットでライブカメラの映像を見ては溜息ついてた。
この夏が終わるまでに絶対登りたい。
もう登らないと気が済まない。
お願いだから週末晴れて。
ずっと祈り続けて9月。
やっと登るチャンスが訪れた。。。

槍ヶ岳。
絶対登りたいお山ランキングでもベスト3には入るだろう憧れのお山。
でも日帰り族の我が家としてはどうしても踏み切れず、いつも遠くから眺めるだけのお山だった。
今年は飯豊も日帰りでやった。
間ノ岳も薬師岳も日帰りでやった。
あとはどこ??
なにかこの夏最後にどーんと登っておきたい山。。。
一度も登ったことないお山で・・・。
で、憧れの槍ヶ岳に白羽の矢。
本当に行けるのかな?
辿り着いても帰ってこれるの?
登ったはいいけど、ガスガスで真っ白の槍ヶ岳は絶対やだし!
いろいろ思案しながらも覚悟を決めて臨んだ槍ヶ岳。

結論から言うと、やっぱり素晴らしい山だった!
最後の飛騨乗越の登りはものすごくつらかったが、登りついた稜線から見た槍には感動した! 
大きな槍にちっぽけなヒトたちが蟻のように貼りついて登ってる様子も面白かった。
最後は難しい岩登りなのかと思っていたけど、赤岳のそれのそう変わらず。
山頂から下りる途中の岩とハグしたぐらい、槍が大好きになった。
今までもどこかの山から槍が見えたら喜んでいたけれど、これからは「あそこに登ったんだー」という気持ちも加わってさらに幸せな気持ちになるに違いない。

でももう槍ヶ岳は日帰りでは登りたくない。(つらい)
次は泊まりでかつ違うルートで登りたい!!!

追記/記録(長文ごめんなさい)

運よくギリ新穂高有料駐車場に駐車できた。
準備してすぐに出発。
新穂高ロープウェイの駅前をスルーしてその奥の奥へと歩みを進める。
ゲートを通過して簡易舗装された林道歩き。
とにかく長い。
それでも暗闇は距離と時間を誤魔化してくれるからありがたい。
前回の山行から3週間開いてしまったので、体力も脚力も悲しいことに全部リセット。
こんな状態で山頂までたどり着けるか、そして戻って来ることができるか不安になりつつも、二つのヘッデンだけの明かりを頼りに暗い林道をひたすら歩く。
奥穂高との分岐を過ぎると白出沢出合。
「長い林道歩きがやっと終わった。。。」
大きな真っ白い岩だらけの涸れた沢を渡るといよいよ登山道らしい雰囲気になる。
足元は滑らかな岩がゴロゴロ。それでも登りらしい登りはないし、アップダウンもないので息を切らすこともなく歩くことができる。
チビ沢と書かれている案内を過ぎ、しばらく行くと滝谷出合。
右奥に例の滝谷避難小屋があった。
ここの心霊話はよく知っているので避難小屋の方には目をやることなく左の沢へと下りる。(小屋のすぐ前を通るルートじゃなくて良かった。。。)
けれどここからどう歩いていいのか。マークやリボンを探すも暗くてよく見えない。
沢の上流中央部を見ると存在感のある大きな岩が1つ。
そしてその岩の上には赤く光る眼が2つ。。。
「えっ。。。何かいる??」
ヒトじゃないだろうし??動物???猿??
yukiはその方向に歩こうとしていたけれど、私は怖くて無理。
沢=渡るもの、と私はどこかにマークが無いか暗い中ヘッデンを照らして探す。
と、流れる沢に渡された角材の橋を発見。
「これだ。。。」と思い、yukiを呼んで無事沢を越えて対岸へ渡った。
ここは増水時は通行不能になる。要注意。
このときは角材の橋が最初流木に見えてしまい、それが橋と気づくのに少し時間がかかった。予習不足。反省。

あの岩の上の赤い眼。
あれはなんだったんだろう?動物??帰りに確認してみなくては。。。
5時を過ぎると辺りは明るくなり、気持ちも落ち着いてくる。
やがて木道が現れ、そのまま槍平へと足を踏み入れた。
槍平小屋、キャンプ地を通過してもなお登りらしい登りは始まらず、なだらかな登山道をひたすら歩く。
途中二人とも強烈な睡魔に襲われ、途中沢の岩に寄りかかって15分ほど仮眠。
足元は相変わらず大きな石というか岩というか歩きにくい道が続く。
もう少し平らであれば岩でも歩きやすいのだけど、、、下りは足がやられるかも。
しばらくすると千丈乗越と飛騨乗越の分岐。ここから登りらしい登りが始まる。
まだ目指す槍の姿はまったく見えない。
後ろを振り返ると笠ヶ岳の美しい姿が見えたので、それを励みに登り続けた。
アザミの群生やナナカマドの赤い実を目にする。
チングルマも果穂になり、その名の通りクルクルと風車のような井出達になっていた。
足元はザレ道で登りにくい。つらい。。
ここまで比較的なだらかな道だった分、ここからの登りがやたらきつい。
それでも遠くに見える飛騨乗越の先に槍ヶ岳山荘を目にして心が逸った。
あそこだ、、、あそこまで登れば槍が見える。槍に会える。
標高2600、2700と上がるにつれて息も切れるようになる。
振り返ると雲がかかった笠ヶ岳山頂部。
槍にもガスが迫る時間が近づく。
Yukiの足取りが重くなり、ペースが落ちてきた。
そのyukiから「先に行って。ガスがかかる前に槍の写真撮って。」と言われる。
ここ数週間毎日槍のライブカメラを見て一喜一憂していた私を見てきたのでそういう言葉が出てきたのだろう。
私は1人で先を急ぐことにした。
せっかくの待望の槍の姿。ガスガスでは悲しすぎる。
せめて写真でも撮れれば、、、と。

そして飛騨乗越。
目の前にやっと槍ヶ岳の姿が見えた。
しかもきれいに晴れていて思わず感動して涙が出てきた。
キャンプ地を過ぎた辺りからガスのベールに包まれつつある槍。。。
それでも遅れて到着したyukiもしっかりと槍の姿を目にすることができた。
槍ヶ岳山荘へデポし、ヘルメットを装着して槍へと向かう。
もう空は流れるガスが優勢気味。。。けれど槍が見えたからそれだけで十分満足。
山頂へは登りと下り、途中から分岐があるのは知っていたが、間違って下りのルートを登ってしまっていたので戻ってやり直し。。。
前の団体さんで渋滞に巻き込まれ、時間が結構かかってしまったが、無事登頂。
写真をとってもらい、下山。
下山は混んでなかったのでスルスルと下りることができた。
休む間もなく、槍ヶ岳山荘からも下山開始。
気温が上がりとても暑くなった帰り道。
とにかく暑い。
槍平で大休止を取って、その後はのんびりと歩いた。

滝谷出合の例の赤く光る眼。。。
あれだけはどうしても確認しなきゃならない。
見ると大きな岩の上に監視(?)カメラが設置され、赤い眼はカメラのレンズのようだった。
生き物じゃなくて良かった。。。

滝谷出合からも長かった。
林道も往路よりずっとずっと長く感じた。
終いには二人ともあるはずのないものが見えたりして。。。(苦笑)
相当疲れていたので二人とも会話することなく無言無心で歩き続けた。
そして林道の終わり。ゲート着。
駐車場までも下り坂と登り坂できつかったけれど無事たどり着けた。
日帰り槍ヶ岳無事完登。
もうこの2016年夏思い残すことは無し。






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コメント

かき氷食べてた
mizutamariきゅん❤yukidamariさん、こんばんは〜
わ〜い♪1番乗りっヽ(^o^)丿

日帰り槍って一時流行ってたけど、最近見かけてなかった・・
まさかのmizutamariきゅんたちが!
なんて驚かないですよ。
だってお2人なら出来ちゃうだろうなって思ってましたもん
初槍登頂おめでとうです〜ribbon

mizutamariきゅんが『またあのかき氷が食べたい』って思ってたころ、ちょうど私はそこでかき氷食べてました
まさかお2人がいるとは知らず、槍ヶ岳を眺めながらね
私も久々に槍に行きたいなーなんて思いましたhappy02
でわでわ
2016/9/11 0:01
algaeきゅ〜ん。^^
おはようです!
1番コメントありがとう!

できちゃうなんて、、、そんなぁ。(∀`*ゞ)
お山を始めてここ数年、ずっと悶々としながらも
槍は日帰り無理だもんな。。。って二人共諦めてました。
でも行けちゃうもんですねーw
槍は遠くから見るのもいいけど、やっぱり間近で見て、登ってみて改めてそのお山の良さを実感できました♪
やっぱりいいお山だね♪(´∀`)

Oh!あのとき鏡平であの美味しいかき氷食べてたですかー!
テレパシーかなw
鏡平にはまたかき氷食べに行きたい!
そしてその先にも絶対足を踏み入れるぞー!
あとでalgaeきゅんのレコも覗きに行くねー!(*'▽')
2016/9/12 8:41
もう怖いもの無しですね!!
こんな日帰りをやってしまったら、残りも全山日帰り行けちゃいますね♪
この周辺は、行ける可能性があまり高くないので、知らない人のレコまではあんまり読んでいません。
tamari夫婦の記録で初めて知ることも多いです。

なんで自転車もダメなんですかね?危ないから?

後日、また読みに来ますね〜(^^)
2016/9/11 18:50
nosterさん。^^
おはようです!
コメントありがとー!!

行っちまいましたよ、行っちまいましたよ。。。
我が家もお友だちのレコは見ますが、「行ける可能性があまり高くないお山」のレコはほとんど見ません!
悶々が溜まって悲しくなっちゃうからね。。。(;´・ω・)
でもだんだんと登りたいお山の選択肢が少なくなってきて、地図やCT見てると「工夫すれば行けるんじゃない?」なんて妄想が暴走しちゃうんですよね。(;'∀')
(てか、我が家にはもうそういうお山しか残ってないよね、苦笑)
いやぁ、かなり復路はキツかったけれど、今の時点では大満足の山行でした。

北アは自転車禁止の林道が多いです〜。
登山者とぶつかって危険・・・とかそういう理由らしいですが。。。
うちもnosterさんみたいに自転車欲しい!!!
2016/9/12 8:52
お疲れ様でした〜
いつかは行くのかなとあ思っていましたが、ついにいかれましたか。
おめでとうございます。
槍ヶ岳のことは一切言っていなかったと思いますが、やはり槍は憧れでしたか
今年、常念岳に行って初めて槍を見ましたが、やはり良いですね槍は
2016/9/12 23:36
tknabesanさん。^^
こんばんは。
コメントありがとうございます!

槍ヶ岳は富士山のようにそのわかりやすい形から誰でもすぐに判別できるお山。
いつも指を咥えて遠くから眺めているだけのお山でした。
今まで「槍に登りたい!」と言ってなかったのは、到底日帰りで登れるお山ではないと諦めていたからです。(そういうお山、他にもまだあります。^^;)
いつか山泊ができるようになったら、、、と思っていましたが、こないだ薬師岳に登って未知なる北ア深部にもっともっと足を踏み入れたくなりました。
間近で見た槍はまた格別でしたよ!
2016/9/13 0:45
日帰りの極致…
遅米にて失礼致します。

長年温めてこられた?槍ヶ岳登頂 おめでとうございます!

槍ヶ岳、未踏だったんですね。そっか、日帰りメーンだからそうなるか。
かく言う私め、「日帰連」(にっきれん) なる団体を立ち上げ(今のところ会員俺)自称会長に収まってますが ミズさん達を名誉会長に迎えないとイカンですね(笑)

槍ヶ岳。一度は踏まないとハイカーとしてモグリだろうとずっと思ってますが、そちらと同じく私も「日帰りの限界を超える」ので、どうしようかと悩んでいました。
フォローしているユーザーさんの槍・日帰りレコがたまに上がりますが、彼らは名ウテの健脚サンなので世界が違うなと。
そもそも30Km超えという数字を見ただけで心が折れます。仮に、真っ平らな一般道でも30Km歩けと言われたらどないでっか?二の足踏みますやん?(笑)
槍平までは「緩い」と言っても、そこで既に10Km強ですもんね。黒戸尾根と比べたら…累積標高差がほぼ同等で距離は5割増しですか。じゃあ黒戸よりキツイってこと??(実感としてはどうですか?)

乗鞍でご一緒した時に知った旦那様のご健脚ぶり。その彼が、足が進まなくなり「先に行ってくれ」ですもんねえ。
私だとやはり無理せず、無難に小屋泊かなあ(嫌だけどw)

にしても、去年以降で見ても、日帰りの限界スレスレの凄い山行を連発されてますね
私が記憶しているだけでも、テカリ、黒戸、鹿島槍、劔、五竜、飯豊山、薬師…。他に丹沢縦走とかもありましたね。
やはり、私が師匠と仰ぎ 畏敬の念を抱くお二人は只者ではなかったと、今更ながら…
途中までは師匠の「後をついていく」つもりでしたが、遅れがどんどん広がって、もう無理です(笑)

あ、気がつけば山行日数300日にリーチですね!
何と私の3倍という・・
2016/9/13 4:34
tsukadonさん。^^
こんばんはー。
コメントありがとうございます!
今回はレコ上げるのが遅くなってしまい、もうコメントもつかないと思ってスルーしておりました。お返事遅くなり、申し訳ありません。m(_ _"m)

槍ヶ岳はやはり山をやっている者としては登っておかなくてはいけないお山ですよねぇ。
そう思いつつも槍は日帰り無理と思い込んでおりましたので、常に登る山の対象からは外し、他の方のレコもほとんど見なかったのですが。。。
薬師岳からなぜか北アスイッチが入ってしまい、失敗してもいいからあのいつも目立ってる奴を間近に見たい、登ってみようということになりました。
タイプが全然違うお山なので黒戸と比べるのも難しいですが、、、もうできれば日帰りはしたくない、同じルートは歩きたくないです。(-_-;) 
帰りなんて歩いてて二人共幻が何度も見えるほど疲労困憊してましたよ。。。
黒戸はまぁまた修行しに登ろうかなと思うんですけどねぇ。

もう我が家には百名山は日帰り困難なお山しか残っていないので仕方ないですね。
去年あまりお山に没頭できなかったので、今年はその分謳歌することにしています。
あ、300リーチですね。
全然気づいてませんでしたー。
お蔵入りのレコもあるのでなんとかしなきゃですが、最近レコ書くのも気が乗らない日々です。登るだけでもうお腹いっぱい満足みたいな。。。
2016/9/15 23:46
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳中崎尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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