日本一早い紅葉。憧れの大地へ。〜大雪山系旭岳、トムラウシ縦走〜
- GPS
- 56:00
- 距離
- 55.6km
- 登り
- 3,412m
- 下り
- 3,418m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:40
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:50
天候 | 3日間、晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旭岳〜トムラウシ区間:ルート上は特に危険なところはありませんが、ロックガーデン通過は注意。悪天候は登山自体、中止しましょう。 天人峡〜旭岳温泉:ほとんど通る方はいないと思いますが、少し荒れてます。小さな崩壊地が2か所と倒木があります。ピンクテープがあるので道には迷わないと思います。急登。(ちなみに天人峡から旭川駅までタクシーで9000円ですが、こちらをお勧めします) |
その他周辺情報 | 日帰り温泉 ホテルべアモンテ 大人:1080円 http://www.bearmonte.jp/ きれいなホテル。接客も丁寧。ビジターセンター前ロープウェイ傍 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ネックウォーマー
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
熊鈴
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感想
憧れていた北海道、大雪山、トムラウシ縦走。
ひと月前に4連休が取れることになり計画したが仕事上、一日出勤となり3連休となった。その時点で一度諦めたが、天気予報は北海道と東北のみ晴れマーク。諦めきれず。いてもたってもいられず羽田からLCCに飛び乗った。旭川空港に着くと空は曇りだったがバスの中で晴天に変わった。途中、大きなダムの水が茶色く濁っていた。台風の影響だという。バスの中は半分くらい中国からいらした方のようだったが、それでも北海道の景色に喜んでいるようだった。
ロープウェイで帯広から来た21歳の青年、シュン君と出会う。これから5日間かけて富良野岳まで歩くという。性格の良い素直な青年だった。今年の台風でこちらの農作物の被害は相当なものだという。前方に見える大雪山系の山の名前を教えてもらいながら白雲岳避難小屋まで一緒に歩いた。旭岳のカルデラは巨大で周囲からは噴気活動が盛んに行われていた。大地との区別のつかない広大な尾根と特異な地形にまるで別の惑星に降り立ったかのようだった。雪渓では若いキタキツネがものほしそうに我々を眺めていた。白雲岳キャンプ指定地でテントを張った。寒い夜だった。9月と言えども冬の奥多摩や丹沢くらいの体感温度。帯広のシュン君が寒い寒いと震えていた。高山植物はほぼ終わり、ナナカマドが紅葉していた。
2日目、新しいソールで靴ずれしていたシュン君に絆創膏とパッド、テーピングを渡し、夜明け前から一人で歩いた。本当はトムラウシ山の先まで歩きたかったが、露に濡れたテントと水(エキノコックスのため生水は煮沸しないと飲めない)が重く、トムラウシまで行き、そのあとはヒサゴ沼まで引き返すことを決めた。(このときトムラウシ温泉は台風影響ため休業中だった)忠別岳で見た朝焼けが燃えるようだった。トムラウシ山までは絶えず、数年前の遭難事故のことを思い出していた。悪天候であれば夏でも低体温で倒れることも、想像できるような道だった。五色岳を降りるとヒグマの糞が登山道の真ん中に2つ落ちていた。でかい。大きなカメラを持った男性に聞けば昨日まで親子のヒグマがいたと嬉しそうに話していた。その男性は熊鈴はつけていなかった。北海道の山は熊鈴必携とばかり思っていたが、半分くらいの人はつけていなかった。(私は小さなものをつけてました)トムラウシは北沼から直登し、最後は少し裏から岩場を回り込むようなかたちで登った。頂上は意外に狭かった。時間に余裕ができたのでのんびり珈琲を淹れて飲んだ。1時間たっぷり山頂を貸し切った。風もなく陽が差し込んで暖かく感じた。朝、ナキウサギを見た岩場でシュン君とすれ違いヒサゴ沼へ降りた。雪渓の下から水を取り焼き豚キムチ丼を作って食べた。外はガスで真っ白だったが、日付が変わる頃には星空に変わった。前日ほどの寒さは無かった。
3日目の朝、化雲岳へ登る途中でご来光を見た。万年雪や岩の上に咲くチングルマの果穂が陽光に反射していた。雲海に浮かぶ周囲の山々が神々しく見えた。前日登ったトムラウシが浮かび上がるように現れ、そのあとガスにすぐ消えた。化雲岳山頂ではブロッケン現象が現れ、前方に旭岳が見えた。天人峡までの道は歩きやすかったが、そこから旭岳温泉に至る道はほとんど歩く人がいないようで倒木などで少し荒れていた。小雨が降り始めた頃、旭岳温泉に到着。足元にエゾムラサキが咲いていた。自分の容姿、靴は汚れていないかを確認して真新しい綺麗なホテルに入り、温泉を頂いた。もうあと1時間すれば空港行きのバスが来る。これまでの景色を思い出しながら、帰りたくない、絶対に帰りたくないな。と思った。 おしまい。
しゅんです!
先日は短い間でしたがとても楽しい時間を過ごせましまた(*^◯^*)
あれから足の痛みと闘いながらなんとか歩き通し縦走完遂しましたm(._.)m
戴いたテーピングとサビオのおかげですm(._.)m
本当にありがとうございました。来年からは本州の山にも進出するのでまたどこかで会いましょう(^ ^)
うおー!!(笑)
やり遂げたかぁー。お疲れ様でした。北海道の山、良かったです。来年は花目当てにまた、行きたい。初日だけだったけど、楽しく歩けました。ありがとう。
こっちに来たら、どんどんテント担いで山を歩いてください。もし、機会があれば、また、山を歩きましょう。こっちの山だったら案内できるよー。(^^)
makasioさんお疲れ様です★
天気良くて最高の遠征なりましたね!!
行動力すごすぎです
本州の山と雰囲気違います〜
スケールが違うというか‥
やっぱり北海道は壮大ですね
ワクワクしながらレコ見させてもらいました
ゆかりさん、おつかれー。
北海道遠征、良かったよ〜。北海道は遠いという認識で、今まで憧れのままでいたけれど格安航空機LCCを使えば早いし安い。年に1度はこれから行こうかな♪
北海道は壮大過ぎる。3日、50キロでもちょろっと歩いたにすぎない。
キタキツネ可愛かった〜。
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