聖岳・光岳縦走〜ようやく行けた南ア最深部

2016年09月16日(金) 〜 2016年09月19日(月)

• GPS: 74:14
• 距離: 38.3km
• 登り: 3,876m
• 下り: 4,138m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:10

8:04 聖沢登山口
9:38 9:57 聖沢吊橋
11:05 11:25 造林小屋跡
12:53 12:53 乗越
14:25 14:27 滝見台
16:14 聖平小屋

2日目

• 山行: 9:43
• 休憩: 0:43
• 合計: 10:26

5:40 聖平小屋分岐
6:04 6:04 薊畑分岐
7:10 7:10 小聖岳
8:36 8:56 聖岳
9:43 9:53 小聖岳
10:24 10:24 薊畑分岐
10:44 10:44 聖平小屋分岐
10:47 10:58 聖平小屋
11:18 11:18 聖平小屋分岐
13:26 13:26 南岳
14:30 14:32 上河内岳
16:06 茶臼小屋

3日目

• 山行: 6:38
• 休憩: 0:08
• 合計: 6:46

6:00 宿泊地
6:49 6:49 茶臼岳
7:34 7:35 希望峰
9:17 9:20 易老岳
10:22 10:22 三吉平
11:47 11:49 県営光岳小屋
12:14 12:16 光岳
12:46 県営光岳小屋

4日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 0:03
• 合計: 4:27

5:46 県営光岳小屋
6:34 6:35 三吉平
7:40 7:41 易老岳
9:06 9:07 面平
10:08 10:08 易老渡
10:13 ゴール地点

天候

1日目：曇り、2日目：午前晴れ、午後曇り、3日目：曇りのち雨、4日目：曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

行き：竹橋→夜行バスで畑薙臨時P→バスで聖沢登山口
帰り：易老渡→タクシーで平岡駅→特急で豊橋駅→新幹線で東京駅
※行きの夜行バスは毎日アルペン号を利用
※畑薙から聖沢登山口のバスは井川観光協会の無料バスを利用。聖平小屋泊の予約の際に同時に予約
※易老渡から平岡駅までのタクシーは予約制。一般車は通行止めです。また大雨増水時にはタクシーが運休する可能性もあるので要注意です。
※平岡駅から豊橋駅までは特急ワイドビュー伊那路を利用。普通だと時間がかかり大変です。しかし飯田線のこの区間は本数が少なすぎる。

コース状況／危険箇所等

百名山だけあって概ね整備されていますが、光岳の方が登山道が荒れているような気がしました。

その他周辺情報

下山後は天龍村の平岡駅併設の龍泉閣を利用。ここは日帰り温泉、食堂、土産売り場があり、便利です。

写真

9/16 8:02

毎日アルペン号で竹橋から畑薙臨時Pに早朝に到着。さらに送迎バスに乗り、聖沢登山口に着いたのは8時ぐらい。

9/16 8:23

ダムの湖面が見える。

9/16 8:55

元々小屋があった場所らしい。

9/16 9:20

奥深い森林

9/16 9:39

聖沢吊橋

9/16 10:20

ブナの巨木

9/16 11:18

この看板には毎回怯える

9/16 12:07

これは造林関係の重機？

9/16 13:01

やっと展望が

9/16 13:19

ここら辺は水場が多くある

9/16 13:35

またまた吊橋

9/16 13:39

崩落箇所

9/16 13:54

これは綺麗なピンクのキク科の植物？

9/16 13:56

アザミが多くて大きい

9/16 14:05

トリカブトも多いです

9/16 14:25

あれが聖岳？

9/16 14:26

岩頭滝見台、行ってみよう！

9/16 14:27

お、滝が

9/16 14:27

よく見える

9/16 14:30

しかし、この登山道はじわじわ疲れがくる。きつい

9/16 14:57

これは何だ？

9/16 16:09

ここまでで、へたってペースダウン。ようやく小屋か

9/16 16:15

やっと聖平小屋に到着。1日目からこんな疲れるとは、明日から心配だ

9/16 16:22

名物フルーツポンチ！この後は夕飯を食べ、さっさと寝る。

9/17 5:35

翌朝、小屋から、荷物をデポして聖岳へ。

9/17 5:40

分岐点です

9/17 5:41

お、あれが聖岳か、でかいな

9/17 6:02

光岳方面も見えた！あれも目指します。

9/17 6:02

上河内岳は結構目立ちます。

9/17 6:02

薊畑という場所の割には、植物がない。
植物が鹿に食べ尽されてしまったそう。

9/17 6:59

やはり聖岳は立派

9/17 7:05

聖岳登頂後、あれを登るのか、大丈夫か？

9/17 7:10

小聖岳に到着

9/17 7:10

いやー素晴らしい山だけど、登りが辛そう

9/17 7:10

富士山も！

9/17 7:14

見下ろした構図。上河内岳がでかい

9/17 7:14

茶臼岳、光岳方面、雲がかかってきた

9/17 7:21

かなり登ってきた

9/17 7:21

いやあ、きつい急登

9/17 7:53

もう少しか

9/17 8:36

やったー、聖岳山頂に到着
これで日本百名山82座目

9/17 8:36

この標識の方が有名か？

9/17 8:39

富士山もくっきり

9/17 8:39

これから歩く稜線。だんだん雲が出てきた

9/17 8:42

案内板も

9/17 8:42

向うが奥聖方面。今回は時間の関係でパス。

9/17 8:42

目の前には赤石岳がドーンと構える。
昨年に登頂済みですが、この時はガスガスで聖が見れず。

9/17 8:46

もちろん、記念撮影

9/17 9:01

さて、下山開始

9/17 9:23

けっこうきわどいナイフリッジの稜線

9/17 9:51

小聖岳に戻ってきました。聖岳にはだんだんと雲が

9/17 10:42

マツムシソウ

9/17 10:54

聖平小屋に戻ってきました。山頂往復5時間かかり、結構体力を消耗。さてこれから重い荷物を背負って茶臼小屋を目指さねば。

9/17 12:45

こっちも急登続き。これは岩頭という場所。

9/17 13:24

風も出てきてちょっと寒い。しかも急登が続く。

9/17 13:27

南岳に到着

9/17 13:30

ウスユキソウ

9/17 14:16

これは、上河内岳の肩です。展望は期待できませんが、荷物をデポして山頂へ。

9/17 14:28

上河内岳山頂に到着。200名山もさりげなくゲット。

9/17 14:28

これも標識。しかし展望が全く駄目。

9/17 14:28

三角点でーす

9/17 14:30

誰もいないのでセルフ

9/17 14:38

肩まで戻ってきました。手前にあるのがマイザック

9/17 14:59

これは奇岩竹内門というらしい

9/17 15:10

シラタマノキです。実をつぶすと湿布のにおい（笑）

9/17 15:21

これは亀甲状土

9/17 15:50

いったん開けたところへ

9/17 15:52

お、やっと分岐点だ！

9/17 16:04

稜線から下りたところに、茶臼小屋！
ここの夕飯は刺身が出ます！

9/18 6:01

小屋からの展望も今日はなし。今日も夕食後、直ぐに寝る。

9/18 6:01

翌朝、小屋前より。やはり天気がよくない。雨も小降で降っている。

9/18 6:34

稜線に戻り、茶臼岳方面へ。

9/18 6:37

お！ライチョウ発見！！

9/18 6:37

こちらを見ていますが、逃げる気配なし。

9/18 6:38

2羽いますね。南アルプスは北アルプスと比べて少なくて貴重です。

9/18 6:38

しかも日本、いや世界の南限に生息しているライチョウかも。

9/18 6:39

天気が悪いおかげで貴重なライチョウを見れました。ラッキーです！

9/18 6:50

あれが茶臼の山頂かな

9/18 6:50

茶臼岳山頂に到着。さりげなく300名山をゲット

9/18 6:52

こちらの方が分かりやすい

9/18 6:52

残念ながら展望はこれが精一杯

9/18 7:11

仁田池に到着

9/18 7:12

木道が敷かれています

9/18 7:15

さらに向うへ

9/18 7:36

希望峰です。ここから仁田岳へ行けますが、今日は展望が期待できないためパス。

9/18 9:10

やっと易老岳に到着。疲労岳だなこれは（笑）

9/18 10:17

易老岳から下ってしまって三吉平に到着。
私はここから急登が始まるのを既に予感していた

9/18 10:50

やはり、急登が始まった。ガレガレ、しかも雨で滑る、なんてきついのだ。

9/18 11:18

登りきり、静高平に到着。かなり疲れた

9/18 11:19

ここに水場があるのは有難い。ここでたっぷり水を汲んでいかないと光岳小屋で苦労します。しかしザックが再び重量増加

9/18 11:34

イザルガ岳はこんな天気なので省略します。

9/18 11:34

ここら辺も亀甲状土。しかしカメラの画像のゆがみが止まらない（笑）

9/18 11:46

土砂降りの中、ようやく光岳小屋に到着。どうせ汗だくずぶ濡れだからチェックイン済ませる前に山頂に行ってしまおう。

9/18 11:53

これは…

9/18 11:54

あれ、まだ山頂は先なのか

9/18 12:02

大したことない登りなのだが、疲れ切っているのできつく感じる。

9/18 12:11

やったー、光岳山頂に到着！
日本百名山83座目！

9/18 12:14

水滴、結露で画像のゆがみが止まらない。
こちらの方が有名か。

9/18 12:13

たまたま人がいたので、撮影してもらう。

9/18 12:14

三角点、こんな天気だし、疲労しているので、光岩はパスします。

9/18 12:30

小屋に戻ってきました。入口付近にストーブがあったので助かる。濡れた衣類を乾かし、その間にお茶をもらう。いやー生き返る。
ここは原則、食事が自前になりますが、最終日ということでおかずの天ぷらを頂きました。ここのオーナーはとてもいい人ですね。
今日はこんな天気なので、15人もキャンセルがいたとのこと、本日は自分を含めて4人宿泊、快適に過ごせました。

9/19 5:47

翌朝、余裕を持って6時に出発。タクシーが12時なので、楽勝でしょう。

9/19 5:52

今日は雨が降ってない分、ましかな。

9/19 5:58

イザルガ岳、晴れた日に登ってみたい。

9/19 7:04

昨日はあんな苦しかった区間が、今日は楽。
ここは三吉ガレ。天気が良ければ見晴が良いらしい。

9/19 7:41

さくっと易老岳に到着。さて、易老渡へ下りますか。

9/19 7:59

確かにすごい下りだ。これは登りでは使いたくないな。

9/19 8:03

き・の・こ！

9/19 9:00

南アルプスらしい奥深い森林

9/19 9:06

デカい倒木

9/19 9:10

ゆっくりと森林浴したくなるが、そんな余裕なし。

9/19 9:11

面平に到着。いやーここはパワースポットですよ！
幻想的だわ

9/19 10:08

最後にジグザグの厳しい下りを通過し、橋に到着。
ホッとする瞬間。
10時なので、4時間で下りて来れた。

9/19 10:56

易老渡駐車場は一般車が入れないので、ガラガラ。
ここで約2時間、タクシーを待つ。
早めの11時40分にタクシーが到着。もう一人登山者がいたので、割り勘。

9/19 12:21

途中、あの有名な下栗の里を通過。
運転手がわざわざ車を停めてくれて、ビュースポットで撮影。
すごいな、正に天空の里。

9/19 13:25

平岡駅に到着。併設の龍泉閣で食事を。
鹿の肉のどんぶりと、名物のていざなすを頂く。
そして日帰り温泉に入る。いやー達成感抜群だね。

9/20 18:44

これがていざなす！でかいですよね。
そして遠山郷の玉ねぎも一緒に、お土産で購入

9/19 16:41

駅で約3時間、ゆっくり過ごし、ワイドビュー伊那路に乗る。
途中、秘境駅なども通過し、豊橋駅に約2時間で到着。
後は新幹線で帰るだけ。お疲れちゃんでした。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

FinePix XP70 富士フイルム

感想

mamamiyan

今回は、南アルプスの聖岳と光岳に行ってきました！

ここは南アルプス最深部だけあってアプローチが大変で、以前から計画していたものの、なかなか計画を実行できないでいました。レンタカーを借りて行く方法も考えてみたこともありました。

しかし、今回、色々と情報収集し、何とか公共交通機関のみで行ける計画を立てることができ、小屋が閉まる直前の9月に計画を実行することができました！

聖岳に登頂した日は天気が良かったものの、それからは天気は下り坂で、光岳登頂時には大雨でした。でも、執念で何とか百名山を2座ゲットすることができました。

聖岳の大展望、茶臼岳のライチョウ、光岳小屋の温かいもてなしなど、天気があまり恵まれなかったものの、苦労した分だけ達成感が大きく、今回の山行は大満足でした！

これで日本百名山は83座目となり、南アルプスはあと塩見岳を残すのみとなりました。来月にチャレンジです！

コメント

yukarinnko

凄い！
悪天候の中、大縦走をされたんですね
でも雷鳥も見れていいな〜
（私は見なかったです ）
南ア南部はいつか行きたいと思いますが、ほんとアクセスが大変そうですね
レンタカーだと自由だけど、車回収せんといかんし
いつかの縦走計画の為にお気に入りに入れさせて頂きます

あと南アの百名山は塩見だけなんですね！
私は塩から南下したいなーなんて思ってますが・・・
土地勘とか全くないのでイチから調べるのが大変な九州人です
あ、あと毎日あるぺん号、同じ日に出発してましたねー
きっと集合場所の毎日新聞社辺りですれ違ってた事でしょう

mamamiyan

Re: 凄い！
yukarinnkoさん、早速のコメント、ありがとうございます！
そうなんです。聖光縦走をしていたんですよ。先月は裏銀座縦走でした（笑）

南アルプス南部は長野県側の林道はまた大雨で通行止めになったようですし、小屋の営業期間も短いですし、まるで登山者を拒んでいるかのようです（笑）
でも、かえって絶対行ってやるという気持ちにさせてくれたおかげで今回の縦走につながったのではないかと思います。

南アは塩見で終わりますが、後の百名山は北海道、四国、九州など遠い所ばかりです。何とか頑張って達成したいです。

毎日あるぺん号、竹橋で一緒だったかもしれませんね！今度この顔を見かけたら恐れずに声をかけてみてください（笑）