一切経山 〜魔女の瞳に誘われて〜
- GPS
- 06:07
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 924m
- 下り
- 935m
コースタイム
天候 | ガス→晴れ→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道路沿いと展望台の2ヵ所あるが、登山者は道路沿いに駐車すること。 展望台にトイレあり。 【通行止め】 磐梯吾妻スカイラインは火山活動の影響で、高湯温泉ゲート〜浄土平〜土湯温泉ゲートが17時から翌7時まで通行止め。 http://www.f-kankou.jp/cgi-bin/f-kankou/asobu/page.cgi?id=10 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨が続いたため、樹林帯はぬかるみと水たまりがある。 |
その他周辺情報 | 今回は利用しなかったが、以前宿泊した高湯温泉の玉子湯さんはとても良かった。 |
写真
感想
青空の広がる山を探すのが難しい今年の9月。北アや八ヶ岳でのテント泊を諦め、東北の山へ向かうことに。以前から気になっていた福島県吾妻連峰の一切経山へ。
一切経山への最短ルートは浄土平からなのだが、数年前の噴火以降は火口から500m以内の立ち入りが禁止となり登れない。現在は不動沢橋からのルートが一般的だろう。磐梯吾妻スカイラインのゲートが開く7時過ぎに高湯温泉を通過し、7時20分頃に不動沢橋に着いた。
駐車場脇の登山口から樹林帯は、水たまりと泥濘が続く。濃くはないがガスも出ていて、五色沼が見られるのか不安になった。樹林帯を抜けると、その心配はガスとともになくなり、雲は多いが青空が広がる。正面にそびえる家形山の斜面はわずかに紅葉しているが、見頃は少し先だろうか。
砂礫の斜面を登ると、眼下に五色沼が見える。これが魔女の瞳か。綺麗な青い瞳に幻惑されそうだ。紅葉の見頃には早かったが、それでも西岸の一部は赤や黄に彩られている。最盛期はどれだけ見事な紅葉となるのだろう。
一切経山は五色沼の南に位置するので、五色沼を半周することになる。途中からは富士山のような砂礫の斜面となり、それは山頂まで続く。山頂は広い。山頂の北側からは五色沼が一望できる。光の当たり具合でターコイズブルーやコバルトブルーに変化する魔女の瞳は美しい。ここに登って良かった。
五色沼に戻り、一切経山と相対する家形山にも登る。樹林帯の一角が開けていて五色沼を見下ろせる山だ。ずっと先に進めば西吾妻山まで縦走できるが、今回はここまでで下山。土曜日なのに人が少なく、静かな山行を楽しめた。
秋雨前線の影響が心配だったが、自分の勘と運の良さを信じて登って正解だった。「どうせ雨だろう」とか「登っても景色は見えないだろうな」とかネガティブなことを考えていたら魔女の瞳は閉じていたかもしれない。登ると決めたら前を向いて歩こう。そうすれば何かが見えるものだ。
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