薬師岳・黒部五郎岳 テン泊1泊2日(折立前泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 2,912m
- 下り
- 2,912m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:30
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:20
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
料金は1,900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特に無し。北ノ俣岳から赤木岳に向かうルートはガス等視界の悪い時は道迷い要注意! 登山届は、太郎小屋に提出しました。(折立にはポストは有りませんでした) |
写真
感想
今年は九月に入って台風、台風、また台風。と連日の雨続き。以前から計画していた白馬岳〜五竜岳も諦めて半ばクサっていました。
次の休みと天気予報を照らし合わせてみたら、24・25日久々の晴れマーク点灯!そうだ、昨年『雲の平』から見て山容が見事だった『薬師岳』に、そして『黒部五郎岳』この山を登れば僕の住む高山市から望むアルプス級の山は全て制覇した事になるのです。(それを目指していた訳ではありませんが)
準備は『白馬岳〜五竜岳』の予定でパッキングしていましたのでほぼ、そのまま。
23日に仕事を済ませ自宅で風呂・夕食を取り、折立を目指して出発。有峰林道は6:00〜20:00までの通行なのでそれに間に合わせての出発です。
折立の駐車場は週末にもかかわらず車は半分位。アラームをセット車中泊しました。
24日4:00登山開始。空には久々に星が輝いて期待はたかまります。丁度同じ時間歩き始め京都のソロの方がみえたので一緒に歩きました。その方も二泊のテント泊で雲の平まで行かれるとの事でした。
太郎小屋で登山届けを提出し、テント場の手続きをして、その方と分かれ小屋から少し歩いた場所にあるテン場に行き、テント設営。到着が早かった為かテントは撤収組の方のものが2〜3張り。良い場所に設営出来ました。荷物をサブザックに入れて、『薬師岳』アタック。
あれ、あれ?歩き始めた頃からガスがかかり始め、先程まで見えていた山頂も真っ白になりました。それでも僅の期待と山頂が踏めたらそれで良し。と思い心の中で『青空カモン❕』を繰返しながら歩きました。
山頂に着く頃から風も強くなって来ました。
ついに本日の目標『薬師岳』山頂です。山頂には薬師岳山荘に前泊された女性の方がみえ、40分待ったけど諦めて小屋にもどると言われ下って行きました。僕も時間はたっぷり有るので40分位待ってから降りようと思っていると、何と!薬師如来様のご霊験か❕見る見るガスが取れて、北薬師岳。立山から劔岳。槍の穂先まで見えるようになりました。先ほどの神戸の女性にも見せてあげたかったです。景色を充分に満喫し、テント場に戻って(さすがに週末。テン場はほぼ満席状態。)僕は早すぎる晩御飯(13:30頃)をしてこれまた明日に備え早すぎる就寝。
25日、0:30起床。テント撤収。太郎小屋にメインザックをデポ(昨日小屋の方に頼んでありましたので)してサブザックで黒部五郎岳を目指します。真っ暗な中をヘッデン一つで歩きます。歩き始めは月も見えていたのですが、徐々にガスがかかりついには視界が5〜10m(ヘッデンの光がハレーションを起こして余計に見えなくなる)しばらくは木道なので安心ですが、普通の登山道になると分かり辛い。北ノ俣岳に着く頃からガスは霧雨に変わったので雨具を装着。依然として悪い視界の中を探りながら赤木岳を目指して暫く歩いていると山頂の標が出て来ました。てっきり赤木岳かと思って見ると何と!先ほど通過したはずの北ノ俣岳ではありませんか❕❕いつの間にか道を外して元に戻る道に入ってしまって居たようです。今度は北ノ俣岳でしっかり地形図・コンパスを合わせ方向を合わせて歩きました。(ガスが濃く視界が悪いとこの様に簡単に遭難の可能性はあります。要注意です❗)
無事に赤木岳を通過して時は喜びが込み上げて来ました。(知らす北ノ俣に戻った時は黒部五郎を諦めてこのまま太郎小屋へ戻ろうかと真剣に考えたので)
あわよくば黒部五郎でご来光をと考えていましたが、タイムロスで日の出時間は過ぎ、辺りは白々として来、相変わらす視界は悪いままでしたが無事に黒部五郎岳山頂を踏む事が出来ました。
黒部五郎岳を後に暫く歩いていると西の空に青空が覗くようになり西の眼下には太郎山に着く頃から徐々に視界が開けて西の眼下に有峰湖が見え、太郎小屋に到着した時には昨日登った『薬師岳』が見事な山体を見せてくれました。
太郎小屋から折立までは日差しも強くなり日焼け止めを塗ってから歩きました。
今回は、黒部五郎岳からの風景はガスで見えませんでしたが、これで高山市から見えるアルプス級の山は全て踏破出来ました。
今回はとにかくひたすら歩いた感が……何はともあれ心に残る良い山行きになりました。
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