大荒れの主杖流し
コースタイム
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:00
今回は自分の弱さ、軽率さを痛感しました。
今回は運よく下山できました。
相棒と共に追い詰められた経験は、この先きっと役立つと考えています。
天候 | 晴れ〜ガス&強風〜暴風雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取り付き点から先は、岩とザレしかありません。 |
その他周辺情報 | 御殿場温泉会館500円 |
写真
装備
備考 | 反省点しかありません。 しかし、多くを身体で学んだ山行でした。 |
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感想
まず、「富士山自体は何度も登っているから」という驕りが有りました。
取り付き点の時点で風が荒れたり止んだりしており、この時点で通常ルートに切り替えるべきでした。
(前々から楽しみにしていた計画であり、判断が偏ってしまいました)
登って行き、ガスの高さに到着した時点でレインを着るべきでした。
結局、レインを着たのは少し濡れてしまったあとです。
「この程度の風なら行ける」と思い、そのままどんどん登りました。
ガスが濃いため、見上げてもどこが剣ヶ峰なのか、全く見当がつきませんでした。
あのシルエットが剣ヶ峰か?と思っても近くまで行くとただの大きな岩、ということが4回ほど有りました。
登るにつれて風が強くなり、始めは突き上げる風だったのが、
大沢崩れ方面からの横殴りの風に変わりました。
岩影に入り、崩れるザレを登りましたが、体力も気力も奪われます。
大きな岩影で休憩すると、相棒の唇が青くなっていて、
これは本当に重大なミスを犯したと思いました。
ザレを慣らし、無理やり平坦な場所を作って湯を沸かして
相棒にコーヒーを飲ませました。
あとどれだけ登れば良いのかわからない。
登れない、下りれない、ではどうするかと考え、
トラバースして富士宮ルートへ合流し、富士宮ルートにて下山するというプランを立てました。
トラバース開始直後、チキショーと思ってふと見上げると、
そこはすでに馬の背のすぐ下でした。
そこから登り、剣ヶ峰を踏むことは出来ましたが、
登り中、ガスと強風であって、雨に降られなかったことは運だったと思います。
こんな不確実なことばかりやっていては、取り返しのつかないことになる。
今回、相棒と共に困難な状況を経験出来て、運よく下山することが出来ました。
全て運でした。
この経験は、次から必ず活かします。
コメントどうしようか迷いましたが、
はっきり言います。
考え甘過ぎ
天候の悪さは事前にわかっていたはず
あの日は吉田にいましたが、確かに朝晴れましたが周辺は雲が多かった
また、初雪化粧で冠雪後でもある。
写真で見る限り服装も?
経験者ならバディーの体調も見なくては!
反省しているようなので、今後の経験に活かして下さい。
撤回撤収も勇気の1つです!
kazuhagiさんコメントありがとうございます。
雪化粧のことは頭に有りました。
26日に主杖流しを登った方のレコを見て、雪は溶けていると判断しました。
天気図と予報も見ていましたが、私のような素人予測よりも、プロの予報の方が信用できると思いました(この時点で、リスクよりも希望に賭けてしまいました)
雲を見る力が私には圧倒的に無さすぎます。
勉強し直します。
服装も考え直します。
撤退の勇気、今回身をもって思い知らされました。
実際にこのような経験をするまで、私は結局真剣になりきれていなかったのだろうと考えています。
お叱りありがとうございました!
難波ともあれ無事で何よりです。
28日、私は北海道で千歳→知床まで移動してました。
道中にふと「そういえばbackdropsさん今日登るって言ってたけど、本州の予報を見る限り流石にないな」と思ってたのですが・・やっちゃいましたね。
前々から計画していたので、いきなり取り止めは悔しい思いです。
よく分かります。
しかし、結果的にと取り返しがつかないと後悔しかありません。
正しく判断する必要があります。
私の場合は、行く場所を思い切って変える事をよくやります。
(今回の北海道のように。今回は少し思い切りましたが)
その際、気持ちの切り替えや行く場所を変えるリスクで悩む事もありますが、バックアッププランを持つようにし「もしもの場合はこのプランで行こう!」みたいな。
完全に登山中止だと本当に悔しいのでそうします。
それでも、どのプランも良くない状況だと中止にする事も。
自然相手なので仕方なしですよ。
とは言うものの、自分にも起こりえる事なので気を付けようと思いました。
しかし、立ち入り禁止場所と聞くと尚更行きにくいですね。
行きたい気持ち強いんですが、何かトラブって会社に知れると、とかもあるし・・
そういう所の気持ちの切り替えですよね。。。
munaitaさんありがとうございます。
kazuhagiさんにご指摘頂いた通り、撤退の勇気がなかったのだと思います。
立ち入り禁止看板ですが、主杖取り付き点より先のお中道が通れないようです。
(大沢崩れを登る方はその先に行かれると思います)
バックアッププラン、大抵いつも用意しているのですが、今回ばかりは富士山しか頭にありませんでした。
この時点で既に失敗していました。
山をナメているのは私でした。
今後2度と繰り返さないよう、気を付けます。
しかし北海道とは驚きです(^^;
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