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記録ID: 972994 全員に公開 トレイルラン甲斐駒・北岳

黒戸尾根から甲斐駒、北沢峠に泊まってアサヨ峰から鳳凰三山

日程 2016年10月01日(土) [日帰り]
メンバー yama-kei, その他メンバー1人
天候曇り
アクセス
利用交通機関
電車バス
韮崎から道の駅はくしゅう
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地図/標高グラフ


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歩くペース 0.5〜0.6(とても速い)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち65%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

日帰り
山行
6時間4分
休憩
25分
合計
6時間29分
S道の駅はくしゅう09:2409:53尾白川渓谷駐車場09:56竹宇駒ヶ岳神社10:59笹の平分岐11:46刃渡り11:55刀利天狗12:20五合目小屋跡12:2312:26屏風小屋跡12:53七丈小屋12:5513:29八合目御来迎場13:3214:06駒ヶ岳神社本宮14:1514:20甲斐駒ヶ岳14:2214:24駒ヶ岳神社本宮14:40六方石14:4314:58駒津峰15:17双児山15:21双児山南峰15:2415:53北沢峠 こもれび山荘G
日帰り
山行
8時間13分
休憩
1時間39分
合計
9時間52分
北沢峠 こもれび山荘05:0205:02北沢峠05:05仙丈ヶ岳二合目登山口05:09長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)05:1206:17栗沢山06:2207:03アサヨ峰07:0907:36ミヨシノ頭08:20早川尾根小屋08:3208:45広河原峠08:4909:19赤薙沢ノ頭09:2209:31白鳳峠09:3310:07高嶺10:1210:36アカヌケ沢の頭10:5311:13鳳凰小屋分岐11:1611:29鳳凰山11:3311:45薬師岳11:50薬師岳小屋11:5112:16南御室小屋12:3412:52苺平13:06火事場跡13:21杖立峠13:2213:45夜叉神峠小屋13:5914:00夜叉神峠14:17夜叉神峠登山口14:1814:54南アルプス芦安山岳館14:54市営芦安駐車場
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 エマージェンシシート
共同装備 ツェルト
備考 モンベルのクロスランナーパック7Lだったので荷物がギリギリで、補給食不足が生じた。この時期の泊まりの計画であれば、15Lのほうが余裕があってベター。

感想/記録

トレラン装備で山小屋泊まりで行動したら、どんなルートが描けるだろう?前からいくつか考えていた計画があったのだけど、今回はそのうちの一つ、黒戸尾根から甲斐駒に登って北沢峠に泊まり、アサヨ峰から早川尾根、鳳凰三山と縦走して夜叉神峠に下るという計画を実行した。

同行者はどっぷりトレイルランの世界にはまっているF井さん。
週末の天気予報、特に土曜日が悪かったので転進や日帰り計画への変更も考えたものの、黒戸尾根の登りは概ね樹林帯で雨天の影響を受けにくく、森林限界を超えての行動が比較的少ないから大丈夫だろうと考えて決行。

始発のスーパーあずさで韮崎まで行き、バスで道の駅はくしゅうへ。ここでおいしい水を汲んでトイレに立ち寄って4kmの舗装路(登り)をスタート。幸い雨は降っておらず、気温も低い。たわわに実った稲穂が美しい。ここは晴れていれば目の前に甲斐駒、後ろに八ヶ岳が見渡せる場所なのだけど、展望はない。駒ケ岳神社を抜け、吊橋を渡って登りをスタート。淡々と700m/h前後の速度で登行を続ける。翌日に足を残しておくため、無茶なハイペースはしない。強いトレイルランナーがタイムアタックペースで登ると2時間半という黒戸尾根だけど、今回の計画では4時間かける予定だ。

森の雰囲気の変化を楽しみながら登り、刃渡りを抜けるとハシゴが連続する登り。修験道の時代から多くの人に登られていることを思わせる遺構がたくさん残っていて、印象的。昔の人はどんな装備で、何日かけて登ってたのでしょうかね...。黒戸山を巻いて下ると五号目のテント場、ハシゴや鎖場が連続する険しい登りが出てきて、高度を上げていくと七合目の小屋に出る。前に冬に登った時はこの少し先から森林限界を超えて吹きさらしになる印象だったので、テント場のあたりでレインジャケットを装備。少し行くとハイマツの登りになるものの、吹きさらしではないのでレインウェアーは不要かなという状態が長く続き、オーバーヒート気味でややペースが落ちる。剣が突き刺さった岩を越える辺りの岩場はややテクニカルで、雪があったほうがアイゼンが効いて登りやすかった印象。

山頂に到着して休憩...と思ったら手前の小ピーク。周囲はガスガスで視界はゼロ。ささっと山頂を往復して、摩利支天方面に下ってから駒津峰に向けて行動開始。そのまま仙水峠には下らずに、双児山経由で北沢峠へ。途中の樹林帯では濡れた岩が滑ってちょっと厄介。トレランシューズはほとんどのサーフェスで不満は出ないけど、一般的なビブラムソールに比べると濡れた岩場は滑る印象。さっさと下って北沢峠に16:00前に到着。最終のバスがこの時間なので、このコースは頑張れば公共交通機関で日帰り出来そう。

近年にリニューアルしたばかりというこもれび山荘は、こじんまりとした居心地の良い山小屋。車道が通じているというところも大きいけれど、若い小屋番さんのアイディアがたくさん詰まっていて、例えば布団の間がカーテンで間仕切りされていて、読書灯があって...という、他の山小屋では見たことのない仕様。夕食は豪華で美味。朝食は最初からお弁当という割り切り仕様も合理的でよいなと思う。お腹を空かせたトレイルランナーにはちょっと物足りないのが難点か。

**

二日目は、天気がよさそうであれば展望が期待できるという栗沢山からご来光を望むべく、早めに行動開始するイメージ。4時前から出て行くパーティーもいるものの、パラパラの雨で星も見えない。のんびり朝食を摂って、準備ができたところで出ようか...と思ったところで雨が強まったので、焦らず漫画を読んで待機。

雨が上がった5時頃に行動開始。林道を走って長衛小屋の脇の橋を渡り、仙水峠に向かう分岐から栗沢山への登りがはじまる。樹林帯の中の単調で急な登りを淡々とこなしていくと空が明るくなってくる。森林限界を超えた先が山頂で、霧雨の強風で体が冷えるのでレインジャケットを着込む。

アサヨ峰を超えてしばらく先までは吹きさらしの岩稜帯が続き、濡れた岩が滑る上にハイマツとシャクナゲから伝わる水が冷たくて難儀する。あまり歩かれていないルートということもあって一部ハイマツ漕ぎになる区間も出てきて大変。二人ともモンベルの軽量レインウェアーなので、破れないか心配だったけど杞憂で済んだ。ただし、レインパンツを履いてたら高確率でやられていたと思う。この区間は走る余地もなく、コンディションも悪く、全くと言ってよいほどペースが上がらず苦戦。

森林限界より下に降りてくると、ガンガン飛ばせるので早川避難小屋まですぐに到着。広河原峠から赤薙沢の頭の間で平成25年に起きたという崩落で登山道が「消滅・巻道もなし」という古びた看板があり、予定通りのコースを行けないのではと焦る。広河原峠で新しい情報がなかったので、行けるところまで行きましょうと先へ進む。赤薙沢の頭に近づいたあたりで真新しい巻道があり、崩落箇所を覗いてみると岩盤が剥き出しなった荒々しい景色が確認できた。

この辺りから空が明るくなって青空が出始める。白鳳峠でレインウェアーを脱いで、高嶺への登りを開始。ここは標高差300m近いまとまった登り。後ろの展望が開けていて、一時は千丈カールが見えた。この登りで鳳凰山方面から縦走してきたパーティー何組かとすれ違う。高嶺へと上りつめる最後の区間は岩場が連続する斜度の高い登り。地蔵のオベリスクが見えてテンションが上がる。高嶺から先、地蔵手前の分岐までは予想に反して細かいアップダウンが連続するので、あまりペースを上げることはできなかったものの、無事に分岐点に到着。ここまで来れば残りは観音を超えて夜叉神に下るだけなので、気持ち的に楽。

早川避難小屋まで行くというおじさんと話をして、オベリスク登頂を目指す人たちを観察してから再出発。白い稜線を気持ち良く登って観音岳、ペースを落とさずに薬師岳を超えて、あっという間に再建中の薬師岳小屋へ到着。バスの時間をみると、ここから1時間半で夜叉神登山口までくだれれば間に合う時間。かなり厳しいだろうなと思いながら飛ばすものの、緊急食以外の食料が尽きてお腹が空いてしまったので、南御室小屋にピットストップしてカップラーメンをいただいて行動再開。

走れる下り・平坦基調はコースタイム比で25-35%まで圧縮できるものの、走れない区間が続くと50%くらいなので、コースを熟知していないと時間が読みづらい。小ピークを超えた先は気持ち良く下れる区間が続くので、ここを飛ばしてあっという間に夜叉神峠に到着。小屋の前で出会ったパーティーとトライアスロンやウルトラの話で15分ほど盛り上がってから、ささっと下って登山口に到着。次のバスまで50分くらいあったので、6km前後という林道を走って芦安まで下る。途中からショートカットができて、これを使うと確実に早く下れる。山でも舗装路でも、トレラン・マラソン的な走り方が少しずつ身についてきた自覚があって、特に苦手としていた舗装路の下りが以前に比べて楽になったことが嬉しい。芦安で温泉に浸かり、甲府までバスに揺られて帰宅。

トレラン装備での3,000m級の稜線、厳しい天候、泊まり...と、自分にとって初めての経験が詰まった、大いに意義のある山行となった。同行のF井さんに感謝である。
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