また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 973529
全員に公開
ハイキング
甲信越

長野 御座(おぐら)山に登る

2016年08月26日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.9km
登り
993m
下り
989m
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場は長者の森管理棟脇(無料)
コース状況/
危険箇所等
長野県 御座(おぐら)山(2112.3)に登る

日時:2016年8月26日(金)    天気:曇り時々晴れ

コース:長者の森コース登山口〜林道終点〜白岩コースとの合流点〜前衛峰〜御座山往復 
メンバー:単独
  
  
  今回登った山の中では標高が最も高かったが、険しい所は殆ど無く全体的になだらかだった。どこが良かったかと言えばカラマツを主体とする針葉樹林帯と山頂一帯の岩場からの展望(天気は良かったものの生憎の雲に遮られて全体を見渡すことは出来なかったが)。逆に余りよくなかったのは白岩登山口合流点手前の赤白の巨大な鉄塔。なぜこれほどまで大きな鉄塔を作らねばならないのか私にとっては興醒め以外の何ものでもなかった。
  
  きつい登りと言えば、現在では全く使われていないと思われる草だらけの林道終点から最初の尾根に出るまで(結構距離的にも長かった)と前衛峰から下りきった鞍部から本峰(御座山)までの登りだった。それ以外は稜線を避けての緩い下りがあったり、あるいは稜線上の緩いアップダウンの繰り返しだった。
  また山頂手前には立派な避難小屋があり、小屋から山頂まではまさに指呼の間であった。
ところが山頂はそれまでのなだらかな樹林帯とは様相が一変し、あまり険しくはないものの岩稜が続いた。その最高点には小さな石造りの祠があり、同時に山頂を表示する高さ1.5m位の標柱も立っていた。またこの岩稜の末端あたりから避難小屋とは反対方向の北西に向かって急下降している尾根に巨大な岩峰があり一見の価値が十分あった。

 狭い岩場の山頂からの展望は素晴らしく八ヶ岳やその反対方向には奥秩父方面の山々が見えたものの雲の流れに遮られて山の頂が見えなかったのは何としても残念だった。それにしても山頂一帯の岩稜そして山頂からの雄大な展望さらには山頂直下の大岩壁は長い時間(約3時間30分)をかけて登っただけの価値は十分あった。


追)車は長者の森カンリセンター隣の駐車場に駐めて(無料)、ここから歩くのがベスト。
林道は駐車場からかなり奥まで走っているのかと思ってコッテージに向かった。すると舗装路はじき二分して直進(右)するとコッテージ。そして左に折れると(御座山への道標あり)道幅は狭くなり路面も悪くなった。この先、車を乗り入れるかどうか迷った。そこで車を一旦止めて道路状況を偵察した。しばらく歩いてみたが路面は荒れてデコボコしている。林道がどこまで続くのかまったく分からないが、無理して走ってパンクでもしたら大変。大事をとって分岐手前の道路脇に車を置いて歩く事にした。

  ところがこの林道、歩いても歩いても人が歩いたような気配が全く感じられない。進むにしたがって草はどんどん増えてくる。相変わらず踏み跡らしきものは見あたらない。確かに車道の分岐点には「御座山」の道標は立っていた。ところがその後は一切道標なるものは一切見当たらない。進めば進むほど本当にこの道で良いのか不安は募るばかり。地形図とGPSを取り出して現在地を確認しようと思っても地形図には林道も登山道も表示されていないので確認も出来ない。さらに磁石を取り出して登る方向を確かめるが、目指す山がどの方向にあるのかさっぱり掴めない(GPSは万能ではない)。それどころか歩いている方向が全く違っているのではないかと思い始め、早めに引き返して方がいいのではないかと(間違った方向へ歩けば歩くほど体力の消耗も早くなる)半ば決めていると奥の方に何やら白い標識みたいなものが見えだした。慌てて近づいて見るとそこは今歩いている古い林道の終点で標識には紛れもなく「御座山」とあったので間違いない事がわかった。そしてここから狭い山道へと変わり、朝露に濡れながら山に取っ付いた。
  
  まさにすんでの所で引き返す所だったが、それにしても林道の途中に道標か案内板が一つや二つあってもいのではないかと思った(地形図に林道や登山道が記されていないだけに余計思った)。御座山への登山コースはいろいろある中で北相木村の一番のおすすめコースはこの長者の森コースとあった(駐車場脇の大きな案内板)が、初めての登山者でも迷わないような標識が欲しいものだ。
  
(参考タイム)

往路
林道入口(0.25?)林道終点(1.01)白岩コースとの合流点(0.42)見晴台(0.39)前衛峰(0.38)避難小屋(0.04)御座山

復路
御座山(0.02)避難小屋(0.33)前衛峰(0.28)見晴台(0.41)白岩山との合流(分岐)点(0.44)林道終点(0.13)林道入口

なお林道入口 出発 5:40  同場所 到着 13:15

したがって 往路 林道入口〜白岩コース合流点〜御座山 約3時間30分
      復路 御座山〜白岩コース合流点〜林道入口 約2時間40分
コッテージ入口。左が御座山への林道入口。この手前で車を駐車し、ここから歩いた。
2016年08月26日 05:40撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 5:40
コッテージ入口。左が御座山への林道入口。この手前で車を駐車し、ここから歩いた。
林道は草だらけで車は不可。人が歩いた形跡がないので不安を抱いた。
2016年08月26日 05:49撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 5:49
林道は草だらけで車は不可。人が歩いた形跡がないので不安を抱いた。
林道終点手前の空き地(広場)
2016年08月26日 06:07撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 6:07
林道終点手前の空き地(広場)
白岩コースとの合流点手前にあった巨大鉄塔。
2016年08月26日 07:09撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 7:09
白岩コースとの合流点手前にあった巨大鉄塔。
山頂付近の岩場。
2016年08月26日 09:43撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 9:43
山頂付近の岩場。
山頂標示。
2016年08月26日 09:46撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 9:46
山頂標示。
山頂から巨大岩峰を見下ろす。
2016年08月26日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 9:48
山頂から巨大岩峰を見下ろす。
山頂にある祠。
2016年08月26日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
1
8/26 9:48
山頂にある祠。
山頂手前の樹林帯にある避難小屋。
2016年08月26日 10:21撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 10:21
山頂手前の樹林帯にある避難小屋。
下山時、前衛峰への上りの岩場。
2016年08月26日 10:55撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 10:55
下山時、前衛峰への上りの岩場。
山頂手前の前衛峰にあった標識。
2016年08月26日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 11:02
山頂手前の前衛峰にあった標識。
見晴台より御座山方面を望む。
2016年08月26日 11:32撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 11:32
見晴台より御座山方面を望む。
左が白岩コースへの下山道。
2016年08月26日 12:12撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 12:12
左が白岩コースへの下山道。
山中にある巨大な鉄塔。
2016年08月26日 12:21撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 12:21
山中にある巨大な鉄塔。
林道終点付近。
2016年08月26日 12:57撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 12:57
林道終点付近。
長者の森駐車場外れにあった案内板。
2016年08月26日 14:12撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
8/26 14:12
長者の森駐車場外れにあった案内板。
最初の古い林道で道を間違えたのではないかと不安になる。途中、道標もないし人が歩いたような形跡もない。おまけに地形図上にも記されていなし、GPSを出しても現在地が掴めない。一時は慌てたが、何とか迷わず登れた。
2016年10月22日 16:41撮影
10/22 16:41
最初の古い林道で道を間違えたのではないかと不安になる。途中、道標もないし人が歩いたような形跡もない。おまけに地形図上にも記されていなし、GPSを出しても現在地が掴めない。一時は慌てたが、何とか迷わず登れた。
撮影機器:
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:596人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
御座山(長者の森ルート)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら