ユーコン川単独カヌー800キロ川下り&ヒッチハイクの旅
天候 | 異常気象のため雨の日多数 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
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コース状況/ 危険箇所等 |
7月13日、14日以外すべてテント泊の自炊。 カヌー下った距離785キロ。(ジョンソンアンドクロッシング〜カーマックス370キロ。カーマックス〜ドーソン415キロ。) 行程 7月13日出国ホワイトホース到着 7月14日買い出し 7月15日テスリン川カヌー出発 (7月15日〜7月19日テスリン川カヌー) 7月19日目にユーコン合流 (7月19日〜7月22日ユーコン川カヌー) 7月22日カーマックス到着 7月24日カーマックス出発 7月23日カーマックスで静養 (7月24日〜7月31日ユーコン川カヌー) 7月31日ドーソンシティー到着 (8月1日〜8月2日ドーソンにて観光) 8月3日ヒッチハイク開始6時間 ヒッチハイク失敗 8月4日8時間粘るもヒッチハイク失敗 8月6日バスにてホワイトホースへ 8月8日出国8月9日帰国 |
写真
感想
詳細は下記ブログにて
http://blogs.yahoo.co.jp/junjisugoizo/15144881.html
8月9日カヌーで785キロを漕ぎヒッチハイクにチャレンジし日程をおえホワイトホース空港でまさかの機体故障で欠航というアクシデントもあったが、無事に関西国際空港に経由で日本に帰国できた。
ユーコンを終えた時、去年のタクラマカン砂漠自転車縦断の時のようにゴール後の余韻に浸るような達成感はなかった。なかったが明らかに一皮むけ人間的に大きくなった実感がわきとても貴重でじんわりとずっしりくる経験をさせて頂くことができたように思う。
そんな気持ちにさせてくれたユーコンや出会った方々の手をとり一人一人深々と頭を下げお礼が言いたい気持ちになった。
カヌー行は、自転車行に比べれば肉体的ダメージは少ないが、自転車以上に五感をとぎすませ迫る危険を事前に察知し回避しなくてはいけないので精神的な疲労はあった。
キャンプ地の日がくれた荒野では物音に怯えながら必死にグリズリーアタックへの恐怖に毎日一人で耐えなくてはならず、連日雨が降ればびしょびしょに濡れながら震えながら飯をくいカヌーを漕がなくてはいけなかったし、そういう意味で精神的な疲労はとてもあった。
想像していた以上にユーコンやヒッチハイクは厳しかったが、その厳しさが逆に楽しかったし、終了後淡い思い出にかわり心地よく感じた。
カヌーをはじめて憧れてつづけたユーコン。今回その夢が実現し単独で下ることができたが、果たしてパドラーとして技術的に上がったろうか?
いや、むしろ自分のカ不足や未熟さを痛感せざるおえない瞬間が多くキャンプ技術の低さ語学力の低さも同時に悟った。
終わってみて思うことは、もっともっとカヌーが上手くなりたい、キャンプスキルをあげたい、語学力をあげもっと深く彼らと接し、釣りやヒッチハイクの技術をあげたいと思うようになったし、もっとカヌーで日本や海外の色々な川を下ってみたいとも思うようにもなった。
僕自身、もっと成長しなくてはいけない。もっとやらなくてはいけない課題が多々あると発見できた旅でもあった。
ユーコンは、時に雨を降らせ冷たく厳しく人をあしらい、時に非常な仕打ちをもたらすが、逆に包み込むように暖かい日差しに抱きしめられ、時に鳥肌がたつような美しい情景を見せてくれ、時に涙がでそうなくらいの感動的な出会いをもたらせてくれた。
カヌーをはじめた時から、ユーコンを目指し一生懸命やって良かった。ユーコンに来て良かった。
大きく成長したサーモンがユーコンに帰るように、いつの日にか僕もさらに成長してユーコンに戻りまたもう一度力一杯にパドルを漕ぎたい。その思いを強く胸に刻んだ。
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