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Yamareco

記録ID: 976064
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳(ロープウェイ利用で西穂高口ピストン)

2016年10月07日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:18
距離
8.9km
登り
1,013m
下り
1,013m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:12
休憩
1:06
合計
6:18
10:06
10:07
13
10:20
10:21
41
11:02
11:10
19
11:29
11:29
9
12:08
12:43
21
13:18
13:18
22
13:40
13:41
25
14:06
14:06
12
14:18
14:31
57
天候 快晴の後に山頂はガス
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高第2ロープウェイを利用するため鍋平高原駐車場へ駐車。
ここには一般向け(一日600円)と登山者向け(一日300円)の駐車場がありますが、登山者向けの方は少し(数百メートル程でしょうか)遠くなってしまうので、最も近いA駐車場に駐車しました。
通常、日帰りの登山客であれば、一般向けの駐車場へ駐車して良いそうです。

ロープウェイはモンベル会員の割引きがあります。
コース状況/
危険箇所等
・西穂高口〜西穂山荘
一般的な樹林帯の登山道です。
登山届けはロープウェイ西穂高口駅を登山道に歩き始めて200メートルほどの所にある、登山届出所という小屋で記入、提出が出来ます。

・西穂山荘〜西穂独標
西穂山荘を出てからからすぐに森林限界となり、稜線へ出ます。
丸山を過ぎてから独標前までは大きな石がゴロゴロとした道となりますが、特に危険な箇所はありません。
稜線に出ると特にこの時期は風が冷たく感じるので、状況にもよりますが山荘出発時もしくは丸山通過時あたりで一枚着ると良いかもしれません。
独標前になると尾根が狭くなり、直下は20メートルほど岩場の急登となります。
独標までで引き返す場合、ここの下りが最も危険な箇所となるかと思います。

・西穂独標〜西穂高岳
独標直下の下りは10メートルほどほぼ垂直に見える岩場を下降します。
その後ピラミッドピーク前後には切り立った岩場をトラバースする箇所があり、細い稜線をアップダウンを繰り返しながら進み、最後山頂まで100メートルの登りとなり、山頂直下は20mメートルほどの一枚岩の急登となります。
いずれの場所も手がかり、足がかりはしっかりしている所が多いですが、特に下りの際は細心の注意で下る必要があります。

個人的な感想として、独標からの最初の下りの高度感で恐怖を感じるようであれば、独標で引き返すのが無難かと思います。

また、当たり前の事ですが、三点支持がきちんと出来る事はもちろんで、岩稜歩きに適した靴が威力を発揮する所だなと感じました。

あくまでも個人的な意見です。
その他周辺情報 鍋平高原から下り、新穂高第1ロープウェイの乗り場の方に向かう洞門の途中に入口のある、深山荘にて入浴しました。
日帰り入浴は18時まで、内湯(洗い場あり700円)と露天風呂(洗い場なし500円)があります。
この日のロープウェイの始発は8:45からでした。
この日のロープウェイの始発は8:45からでした。
約7分で西穂高口に到着です!ここから歩き始めます。
約7分で西穂高口に到着です!ここから歩き始めます。
写真を撮り忘れましたが、西穂高口から200メートルほどの所に登山届出所という小屋があり、登山届けを提出していきます。
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写真を撮り忘れましたが、西穂高口から200メートルほどの所に登山届出所という小屋があり、登山届けを提出していきます。
樹林帯の途中、稜線が確認出来ます。期待と不安が入り交じりながら歩いていきます。
樹林帯の途中、稜線が確認出来ます。期待と不安が入り交じりながら歩いていきます。
西穂山荘に到着。帰りに休憩する事とし、先を急ぎます!
西穂山荘に到着。帰りに休憩する事とし、先を急ぎます!
西穂高岳まで2,4キロとあります。距離は近いですがきっと簡単ではないはずです。
西穂高岳まで2,4キロとあります。距離は近いですがきっと簡単ではないはずです。
ほどなくして森林限界を超え視界が開けます!
ほどなくして森林限界を超え視界が開けます!
向かう先も見えてきました。まずは西穂独標を目指します!
向かう先も見えてきました。まずは西穂独標を目指します!
独標手前のピークまでは緩やかな稜線歩きとなります。
独標手前のピークまでは緩やかな稜線歩きとなります。
左側には笠ヶ岳!本当に広げた笠のようなきれいな形です。
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左側には笠ヶ岳!本当に広げた笠のようなきれいな形です。
まだまだ緩やか。
まだまだ緩やか。
ゴロゴロとした石が多く少々歩きにくい登りです。
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ゴロゴロとした石が多く少々歩きにくい登りです。
真ん中やや右が独標、左から2番目が西穂ピークで3番目がピラミッドピークで合ってます?
真ん中やや右が独標、左から2番目が西穂ピークで3番目がピラミッドピークで合ってます?
独標が近づいてきました。直下では20メートルほどの急な岩場の登りとなります。
独標が近づいてきました。直下では20メートルほどの急な岩場の登りとなります。
独標に到着!ここまで順調に来れました!
独標に到着!ここまで順調に来れました!
独標から西穂山頂を望むと近いような遠いような・・。
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独標から西穂山頂を望むと近いような遠いような・・。
独標を出発後、いきなりの急な下りを終えて振り返る。
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独標を出発後、いきなりの急な下りを終えて振り返る。
次はピラミッドピークを目指します!
次はピラミッドピークを目指します!
右手には岳沢。ちょうど2年前に登った前穂高岳と重太郎新道が見えますが、あらためて見ても急登ですね!
右手には岳沢。ちょうど2年前に登った前穂高岳と重太郎新道が見えますが、あらためて見ても急登ですね!
独標がだんだん遠くなっていきます。
独標がだんだん遠くなっていきます。
途中、切り立った岩をトラバースする箇所があり、慎重に通過します。
途中、切り立った岩をトラバースする箇所があり、慎重に通過します。
その辺りを振り返って見たところです。
その辺りを振り返って見たところです。
ピラミッドピークに到着!西穂山頂も近づいてきました!
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ピラミッドピークに到着!西穂山頂も近づいてきました!
まだまだ気を抜けない箇所が続きます!
まだまだ気を抜けない箇所が続きます!
振り返ると独標が左奥かなり下の方に見えます
振り返ると独標が左奥かなり下の方に見えます
4峰。残るピークは3つ?
4峰。残るピークは3つ?
また振り返り、進んでいる事を実感。
また振り返り、進んでいる事を実感。
3峰。ここも切り立った岩場をトラバース。
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3峰。ここも切り立った岩場をトラバース。
2峰を巻いて最後の登り!
2峰を巻いて最後の登り!
山頂直下は一枚岩の登りが待っています。手がかり、足がかりはしっかりしてますので、三点支持で慌てず落ち着いて登るように心がけます。
山頂直下は一枚岩の登りが待っています。手がかり、足がかりはしっかりしてますので、三点支持で慌てず落ち着いて登るように心がけます。
最後の登り。息が上がります。
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最後の登り。息が上がります。
西穂高岳山頂に到着!風も穏やか、天気も最高!
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西穂高岳山頂に到着!風も穏やか、天気も最高!
山頂から南側。左から霞沢岳、乗鞍岳、焼岳。
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山頂から南側。左から霞沢岳、乗鞍岳、焼岳。
北側は左から涸沢岳?、ジャンダルム方面、奥穂高岳、前穂高岳。
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北側は左から涸沢岳?、ジャンダルム方面、奥穂高岳、前穂高岳。
北側さらに左には槍ヶ岳。
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北側さらに左には槍ヶ岳。
さらに左側は三俣蓮華岳など(詳しくなくてすいません、勉強します)北アルプス最深部方面も見渡せます!
さらに左側は三俣蓮華岳など(詳しくなくてすいません、勉強します)北アルプス最深部方面も見渡せます!
この先の険しい縦走路。果たして歩く日があるのだろうか、とふと考えてしまいました・・。
この先の険しい縦走路。果たして歩く日があるのだろうか、とふと考えてしまいました・・。
30分ほど山頂からの景色を堪能して、名残惜しいですが下山します。
30分ほど山頂からの景色を堪能して、名残惜しいですが下山します。
帰りはいきなりこの下りで緊張しました。とにかく落ち着いて下ります。
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帰りはいきなりこの下りで緊張しました。とにかく落ち着いて下ります。
少しガスが出てきましたが、まだ良い天気です。
少しガスが出てきましたが、まだ良い天気です。
振り返ると山頂方面はガスに覆われてきていました。
振り返ると山頂方面はガスに覆われてきていました。
トラバースの鎖場。
トラバースの鎖場。
どんどん下り独標が近づいてきました!緊張する箇所ももう少しで終わります、が最後まで気を抜かず慎重に。
どんどん下り独標が近づいてきました!緊張する箇所ももう少しで終わります、が最後まで気を抜かず慎重に。
重太郎新道を眺める。あらためて、よくあんな所に登山道を整備したと、実際に歩きそしてここから眺めて感じました。
重太郎新道を眺める。あらためて、よくあんな所に登山道を整備したと、実際に歩きそしてここから眺めて感じました。
独標にもガスがかかり始め、ちょっと幻想的な雰囲気に。
独標にもガスがかかり始め、ちょっと幻想的な雰囲気に。
独標まで戻ってきました!
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独標まで戻ってきました!
独標から西穂山頂方面を振り返ります。ありがとう!
独標から西穂山頂方面を振り返ります。ありがとう!
独標直下の岩場も慎重に下り、岩稜歩きが終了しました。
独標直下の岩場も慎重に下り、岩稜歩きが終了しました。
あとは緩やかに下っていきます。
あとは緩やかに下っていきます。
また振り返る・・。
また振り返る・・。
西穂山荘に戻ってきました。コーラを買って少し休憩。
西穂山荘に戻ってきました。コーラを買って少し休憩。
下りの途中に見上げると稜線はガスが覆っていました。
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下りの途中に見上げると稜線はガスが覆っていました。
登山届出所まで帰ってきました!ここから西穂高口はもう目と鼻の先です。
登山届出所まで帰ってきました!ここから西穂高口はもう目と鼻の先です。
帰ってきましたー!
帰ってきましたー!
ロープウェイにて下り、駐車場まで戻ってきました。
ロープウェイにて下り、駐車場まで戻ってきました。
帰りに深山荘にて入浴。とても落ち着いた雰囲気の良い所でした。
帰りに深山荘にて入浴。とても落ち着いた雰囲気の良い所でした。

感想

レコにはUPしていませんが、お正月とゴールデンウィークに近所の里山、山の日に北八ヶ岳の天狗岳にそれぞれ息子と登ってはいたものの、今年はなかなか機会に恵まれずに、あまり登山が出来ていませんでした。

思えば2年前の1日違い、10月8日に重太郎新道から前穂高岳ピストンをしていましたが、穂高の山々の中ではおそらく自分の中で日帰り出来る可能性があるもう1座の西穂高岳に憧れがあり、そんな中久しぶりの予定の無い休日に天気も快晴に近い予報だったので、このチャンスに挑戦する事と決め出発!

今回、実現する事が出来、2年前と同じく天気もほぼ快晴と最高のコンディションで無事に行って来れて本当に大満足の1日となりました。

あらためて、いつかは泊まりで奥穂高岳や北穂高岳、槍ヶ岳等もぜひ歩いてみたいという気持ちが強く湧いてきました!

やはり登山は良いですね。

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コメント

お久しぶりです
daniemarcさん。お久しぶりです。
久々のアップですね。最近お山行ってないのかな?って心配になりましたよ。
でも息子さんと山行ってるって記載あったので安心しました。
あ、申し遅れました。私「SKT2010」と申します。
2年前。そうそう前穂と岳沢小屋でお会いしましたよね。
もうあれから2年も経つんですね。
季節的にはもう冬に向かいますので、お体ご自愛頂きまたどこかの北アルプスでお会いしましょう!
2016/10/9 15:27
Re: お久しぶりです
SKT2010さん、コメントありがとうございます。
あれからちょうど2年経ちましたね。SKT2010さんのレコは時々拝見させて頂いています。
とてもお上手な文章で尊敬いたします。
私の方は現在休日に子守りを任されることも多く、本年はなかなか山行の機会に恵まれておりませんが、上の息子が6歳になり、一緒に登山に行けるようになってきたので、3回ほどはレコ以外で登っておりました。
あと2年くらい経てば、子供達の成長と共に登山にも出掛けられる機会もまた出来そうかな?と思っております。
SKT2010さんは北アルプスに良く行かれているようですので、またどこかの山でお会い出来たらと私も思っております。
SKT2010さんもケガ等にはくれぐれもお気を付け下さい。

ありがとうございます。
2016/10/10 13:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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