また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 977602
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

山の記憶 会津駒ヶ岳  (キリンテから中門岳を経て滝沢まで)

2016年10月09日(日) 〜 2016年10月10日(月)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
24:08
距離
18.3km
登り
1,360m
下り
1,434m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:38
休憩
0:00
合計
4:38
2日目
山行
5:42
休憩
0:29
合計
6:11
5:59
22
6:21
6:24
51
7:15
7:27
61
8:28
8:29
36
9:05
9:18
68
10:26
10:26
64
11:30
11:30
24
11:54
11:54
16
12:10
駒の湯
天候 1日目 雨一時曇り 風強し
2日目 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
バス
会津バス
会津高原尾瀬口駅〜キリンテ ¥1,870
檜枝岐中央〜会津高原尾瀬口駅 ¥1,790
会津高原尾瀬口駅に併設してある憩いの家で¥3,400分利用できる回数券を¥3,000で購入。不足分は現金精算。
コース状況/
危険箇所等
濡れた木道はとても滑りやすいの注意してください。
ブナの黄葉はまだほとんど進んでいませんでした。
その他周辺情報 みのまえ食堂 ざるそば ¥900
キリンテバス停前

駒の小屋 1泊¥3000
完全予約制 食事提供なし(売店でカップ麺、レトルト食品の購入可能)

駒の湯 日帰り入浴 ¥500のところ割引入浴券を駒の小屋で¥300で購入
駅からバスに揺られて1時間と30分、ようやくキりんテに着きました。
バス停の前の食堂に名物「裁ちそば」を食べて出発です。
2016年10月09日 12:00撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/9 12:00
駅からバスに揺られて1時間と30分、ようやくキりんテに着きました。
バス停の前の食堂に名物「裁ちそば」を食べて出発です。
登山口はココ!
細かい雨が降り続いています。
2016年10月09日 12:04撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/9 12:04
登山口はココ!
細かい雨が降り続いています。
緩やかな道をゆっくりと登っていきます。
2016年10月09日 12:11撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/9 12:11
緩やかな道をゆっくりと登っていきます。
樹林帯を抜けると雨あしが強くなってきました。
2016年10月09日 14:41撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/9 14:41
樹林帯を抜けると雨あしが強くなってきました。
いろんなものが散乱している大津桧岐峠まで登ってきました。
地図上の位置と違っている感じですが気にしないことにします。
2016年10月09日 15:05撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/9 15:05
いろんなものが散乱している大津桧岐峠まで登ってきました。
地図上の位置と違っている感じですが気にしないことにします。
湿原の中を歩いていきます
2016年10月09日 15:08撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5
10/9 15:08
湿原の中を歩いていきます
池塘もあります
2016年10月09日 15:20撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
6
10/9 15:20
池塘もあります
ところどころ樹が生えていたりもします
2016年10月09日 15:24撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/9 15:24
ところどころ樹が生えていたりもします
雨降る湿原。
風の音だけが聞こえます。
2016年10月09日 15:26撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/9 15:26
雨降る湿原。
風の音だけが聞こえます。
霧が深く立ち込めます。
このあとちょっとした岩場があったりします。
2016年10月09日 16:04撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/9 16:04
霧が深く立ち込めます。
このあとちょっとした岩場があったりします。
雨降る駒の大池を眺めてから
2016年10月09日 16:47撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/9 16:47
雨降る駒の大池を眺めてから
小屋に入っていきました。
2016年10月09日 16:46撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/9 16:46
小屋に入っていきました。
翌朝
てるてるサマに願いを込めて出発です
2016年10月10日 05:35撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
3
10/10 5:35
翌朝
てるてるサマに願いを込めて出発です
とりあえず雨は上がったようです。
2016年10月10日 06:05撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
3
10/10 6:05
とりあえず雨は上がったようです。
会津駒ケ岳の山頂です。
2016年10月10日 06:22撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
2
10/10 6:22
会津駒ケ岳の山頂です。
濡れた木道は滑りやすいので慎重に進みます。
2016年10月10日 06:30撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
2
10/10 6:30
濡れた木道は滑りやすいので慎重に進みます。
湿原はどこまでも続きます。
2016年10月10日 06:55撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/10 6:55
湿原はどこまでも続きます。
中門大池です。
中門岳の碑があります。
2016年10月10日 07:06撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/10 7:06
中門大池です。
中門岳の碑があります。
道はさらに続いていたので行ってみることにしました。
2016年10月10日 07:13撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
7
10/10 7:13
道はさらに続いていたので行ってみることにしました。
ここが中門岳の山頂でしょうか?
木道は山頂部を周回するようにつけらています。
2016年10月10日 07:13撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/10 7:13
ここが中門岳の山頂でしょうか?
木道は山頂部を周回するようにつけらています。
中門大池に戻ってきました。
2016年10月10日 07:35撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/10 7:35
中門大池に戻ってきました。
また霧の中を歩いて小屋まで戻っていきます。
2016年10月10日 07:42撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
2
10/10 7:42
また霧の中を歩いて小屋まで戻っていきます。
時折雲の切れ間から青空が見えたりもします。
2016年10月10日 08:13撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
8
10/10 8:13
時折雲の切れ間から青空が見えたりもします。
ようやくですが少しずつ霧が晴れていきます。
2016年10月10日 08:23撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
6
10/10 8:23
ようやくですが少しずつ霧が晴れていきます。
本日2回目。
巻こうと思っていたのに気がつけば登っているのです。
2016年10月10日 08:28撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
1
10/10 8:28
本日2回目。
巻こうと思っていたのに気がつけば登っているのです。
小屋が見えてきました。
2016年10月10日 08:42撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/10 8:42
小屋が見えてきました。
小屋の前の駒の大池で一休みです。
2016年10月10日 09:20撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
6
10/10 9:20
小屋の前の駒の大池で一休みです。
濡れていた木道も乾いて歩きやすくなってきました。
2016年10月10日 09:23撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
2
10/10 9:23
濡れていた木道も乾いて歩きやすくなってきました。
振り返って、小屋の見納めです。
2016年10月10日 09:29撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
2
10/10 9:29
振り返って、小屋の見納めです。
湿原歩きはあとわずかです。
2016年10月10日 09:31撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
3
10/10 9:31
湿原歩きはあとわずかです。
ところどころ黄葉しています。
2016年10月10日 10:16撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
2
10/10 10:16
ところどころ黄葉しています。
滝沢の登山口まで下りてきました。
2016年10月10日 11:25撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/10 11:25
滝沢の登山口まで下りてきました。
車道を歩きます。
2016年10月10日 11:40撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/10 11:40
車道を歩きます。
滝沢の登山口の入口の碑。
2016年10月10日 11:53撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
10/10 11:53
滝沢の登山口の入口の碑。
駒の湯に御到着。
今回も無事に下山できました。
2016年10月10日 12:02撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
4
10/10 12:02
駒の湯に御到着。
今回も無事に下山できました。
撮影機器:

感想

目が覚めると4時23分だった。
外はまだ当然のように暗い。
昨日からの雨は降り続いているようてあった。
ちょっと意外、というより目論みが外れてしまった。



昨日は初電に乗ってこの駒の小屋までやってきた。
西日暮里駅で山手線にトラブルがありちょっとハラハラさせられたりもしたが、東武線の快速電車になんとか間に合い、無事に会津高原尾瀬口駅からのバスに乗ることができた。
会津高原尾瀬口駅は以前一度利用したことがあった。20年くらい前の話である。
その時は会津高原駅という名前だった。
さらにその前は会津滝ノ原駅という国鉄の駅だった。
会津滝ノ原駅の時代を思うとこの駅に東京からの電車が通ることになり、感慨深く思われる方もいるであろう。
その電車、野岩鉄道が開業したのがちょうど30年前の10月9日のことであtった。

キリンテでバスを降りたのは私一人であった。
そしてバス停の前の食堂に入り蕎麦を注文した。
食に関してははあまり関心のない私でも名物のひとつくらい食べてみようと思うこともあったりする。
意外にも食堂は込み合っていて蕎麦はなかなか出てこなかったが、寒冷前線は通過したはずだし、雨も直に止むだろうと気長に待つことにした。
こんなことを言っては失礼だが、東京で食べてるより旨い蕎麦であった。
久しぶりに蕎麦らしい蕎麦を食べたような気がする。

蕎麦食べ終わり、ようやく歩きはじめる。
自宅を出てからすでに7時間経っている。
登りはじめて1時間ほどで峠まで半分くらい登ったような気がした。
この調子なら思っていたより早く着ける気がしたのだが、緩やか坂はどこまでも続くのであった。。
「あっち(滝沢登山口)は急登だけどこっち(キリンテ登山口)は距離は長いけどとっても歩きやすいよ」と食堂の女将さんは言っていたが、そのとおり緩やかで歩きやすい登山道であった。
結局峠には地図のコースタイム通り3時間掛かって到着した。

止むだろうと思っていた雨は止むことはなかった。
前線が通過したあと冬型の気圧配置に変わったようである。
稜線に出るとそれに風が加わった。

登山道はなおも緩やかに続いていく。
湿原を抜けて小高いピークを越えて少しずつ高度を上げていく。
そろそろ小屋に着くはずだと思いはじめた辺りで今回のルートで唯一の岩場が表れるのである。
予期せぬ岩場の登場に少しびっくりしてオロオロと登ることになったのだが、岩場を登りきったところに小屋が突然表れたのにはさらに驚かされてしまった。
なぜか滝沢登山口からのルートと合流してから小屋に着くと思いこんでいたのである。
あとで地図をよく見返してみると確かに小屋の手前では合流しないとしっかり書いてあった。

雨が降り風が吹きそんな悪条件の中、とりあえず駒ノ大池をゆっくり見渡して息を整えたのち小屋に入った。
小屋に入るなり自分の名前を呼ばれたのことにまた驚かさせた。
これだけでこの小屋はいい小屋だと思ってしまった。
到着の遅いこの登山客を待っていてくれたのだった。
小屋のご主人と奥さんはどちらもとても気さくな方で自炊室で皆様と一緒に食事を摂っている際も色々と話を盛り上げてくれた。

たまには小屋泊まりもいいもんだと思ったものだが、しかし、世の中には居心地の悪い山小屋あったりする。けれども一度は利用してみないと善し悪しの判断がつけられない。居心地の悪い山小屋に当たってしまった日には山歩きそのものが残念な感じに思えてくるのは本当に辛いものだ。
なので、山小屋には期待しないことにしている。山小屋に限らず世の中一般に多くは期待していない。
そういう心境でいると、ちょっとした些細なことで嬉しく思えてくるものだ。と、強がってみたりする。
でも、この駒の小屋はそういう斜に構えた感情をぬきに、素直に居心地いい山小屋であった。



暗がりのなかヘッドランプの灯りを頼りに自炊室に行くと先客が二人いた。
昨日のバスで一緒だった方だ。
彼らはミルで豆を挽き、ドリップしたコーヒーを飲んでいた。そして手の凝ったものを作っているようであった。だが、それはただ私との比較での話でる。
私はというと、フリーズドライに湯を注ぐだけである。
以前は山で米を炊いたこともあったりしたが、最近は専らフリーズドライだ。
自宅でも料理をしない人間が山で手際よく、そう彼らのように手際よく作れるはずがないのである。
なので食事に関してはだいぶ前に割り切ることにした。

食事が終わる頃には明るくなっいたが、小屋の周辺は霧に覆われいた。
今日は冬型の気圧配置が緩み晴れると読んでいたのだが、高気圧の張りだしが弱いのか、なんともすっきりしない空模様である。
素人の予報は所詮こんなもんだ。
その点きっちり霧の予報を出している予報会社はさすがにプロだと感心してしまう。

もう少し様子を見ようかとも思ったが幸い雨は上がったようなので中門岳に向かうことにした。
中門岳に着く頃にはきっと晴れ上がっているとこの時はまだそんなことを思っていた。
途中、陽が射してきたり時折青空も覗いてみせたりしたが、結局小屋に戻るまで霧が完全に晴れることはなかった。

どうも私の山歩きは霧や悪天候の時の記憶ばかりで、いつも天候に恵まれない気がしてならないのだが、決してそんなことはないのである。
もちろん晴れの日もあるのだが、記憶としてあまり残っていない感じがする。
悪条件になればなるほど必死で歩いているはずだし、天気の悪い時は天気のいい日のことを想像しながら歩いているはずだ。
あるいは一瞬の雲の切れ間に見えるあの景色を見逃すまいと。
逆に天気のいい日に雨の日のことを想像することは殆どないのである。

このように考えていくと山は悪天候の時こそ登るべきだという思いにたどりついてしまうのは困ったものである。

ともかく会津駒ヶ岳も記憶に永く残ることになるであろう。
素晴らしい山歩きであった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:680人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 尾瀬・奥利根 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 東北 [日帰り]
滝沢〜駒の小屋〜山頂
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら