折立より雲ノ平を中心に右回りで縦走 4泊5日
- GPS
- 105:14
- 距離
- 60.8km
- 登り
- 4,495m
- 下り
- 4,486m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:17
- 山行
- 9:32
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 11:52
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 9:03
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:05
- 山行
- 14:19
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 15:33
*特に”座り込んだ休憩らしい休憩”は食事時にのみ。水分補給や行動食は
歩行しながら行った。
*ワリモ北分岐⇔水晶岳や、三俣山荘⇔双六&三俣蓮華岳は、サブザックで行動した。
天候 | 初日/雨 その後は晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※早朝は木道が霜がついてとても滑る。ナナメっている木道はトラップ で滑らない方がオカシイ位。自分を守る歩行を。 ★後ろ足を残したまま滑らない事・・・足首骨折しますよ。 滑る事も念頭に置いて歩きべし。 ※三俣蓮華岳の巻道(トラバース道)は幅狭く滑落したら止まらんでしょう 所々に平坦な広い場所は迷いやすいので周りを よく見てルートFINDINGを。LEDの強力な光源ヘッデン必須。 ※夜間にテント内や外気温がマイナス5度程度の場合に・・・・ <寝袋>モンベルシュラフ#3+シュラフカバー <下半身>レインウエア+ダウンソックス+秋用ズボンEXウールタイ ツ+登山靴下 <上半身>厚手ウール長袖+厚手登山シャツ+ソフトシェル+ダウン ジャケット(薄手)+レインウエア <他>スキー用帽子+ウール手袋 →上記全て着用でも寒さに勝てず。耐寒となる。 →→冬期用の寝袋購入を本気で決める事になった。 (以前から迷っていたが) |
写真
装備
個人装備 |
【装備(着替含)】
デポ用サブ ザック
40Lテント泊ザック
3季登山靴
スパッツ
登山用靴下
3季トレッキングズボン
EX厚手WOOLタイツ
ドライレイヤー
ウール長袖シャツ(冬季用)
薄手長袖Tシャツ(三季)
コンパクト極薄シェル
薄手手袋(夏季)
ウール中厚手袋
防滴オーバーグローブ
ミッドシェル(フード有)
ソフトシェル(フード無)
ダウン防寒着等
レインウエア1式
3季キャップ
毛帽子
行動食類
昼食
ジェットボイル1式
防水マッチ
ライター
メディカルセット
ヘッドライト
予備単4電池
ガーミンGPS
予備単3電池
カメラ
ラジオ
マルチツール
Wストック
ハイドレーションSYS(2L)
予備プラティパス
保温瓶
テント1式
シュラフ#3
シュラフカバー
Zフォームパッド
テント内銀敷マット
着替え等
ハブラシ
タオル
コンパス
行程/国土地理院地形図
腕時計
携帯電話(予備Liバッテリー)
偏光サングラス
笛
ミラー
|
---|
感想
BSで<雲ノ平トレッキング>視てたら行きたくなりました!
(TVでは長野県側、裏銀座の烏帽子小屋経由)
2話放送ですが、幾度も幾度も録画を見まわし。
で、、プラン計画して天候とタイミング合い、
今回は雲ノ平を中心位置として、水晶岳や鷲羽岳、三俣蓮華岳、
そして黒部五郎岳、北ノ俣岳・・と右回りのコース。
4泊5日。そして出来るだけ食事は山小屋で購入をし軽量化に。
当初は山荘2泊とテント泊2泊を計画しました。
が、、、山行3日目にあたる、テント泊1泊目であまりの寒さ
(テント内マイナス5度)に危機感。
翌日泊のテントを断念し、ツレの希望もあり、三俣山荘で布団泊りに
変更へ。
もう冬ですね。雪も舞ってました。
またシュラフの選定の大事さに気付きました。
装備品は、テント装備15kgだったので、チョイきつ。
寝袋は大事ですね。この季節でも#3で問題なし!と
思ったけどムリでした。寝てるとブルブル震えたのは初めて。
<折立〜太郎平小屋>
一本道を辿る。登山道が沢のようになる所もある。
登山道の傾斜は緩めで楽。しかし長い。
太郎平小屋は個室の部屋でノンビリでした。
<太郎平小屋〜雲ノ平山荘>
早朝に出発。木道は凍結しており5回も滑る。
転倒し方では要求助者にもなりうる。
私も転んだ際に手首で支えたが危なかった。
薬師沢小屋からは雲ノ平へ勾配の高い道を直登気味に登る。
2時間程で雲ノ平に到達。
景色は凄い。来ないと伝わらない展望と景色のよさ。
写真撮っても風光明媚さは伝わらない。
とても来た甲斐あります。
山荘は従業員さん達とても丁寧で親切で居心地いいです。
チェックインして昼食後に2時間程散策へ。
キャンプ水場で美味しい湧水を補給して庭園を見回ってました。
もう半日は居たかったな。
夕食も美味しく頂けました。夕食後に皆さんと団らん。
<雲ノ平山荘〜三俣山荘テント>
ホントは早朝出発予定でしたが、ツレの<朝ごはん食べたい>希望で
のんびり景色楽しみながら祖父岳へ。
祖父岳山頂からの景色は中心位置的で見渡せますね。
時間あれば過ごしたい。
そしてワリモ北分岐でヘビーザックをデポして、半ば空身で水晶岳へ。
小屋閉めした水晶小屋を通過し、水晶岳の岩場に取り付きます。
結構狭いので下手にザックなどが岩に当たると反動で滑落しやすい。
いくつかアップ段繰り返した山頂。
水晶岳山頂は景色抜群!展望サイコー
ず〜と見て居たいが時間も迫ってるので、ザックデポpointへ戻る。
ザック担ぎ上げて、ワリモ岳〜そしてやっと鷲羽岳。ココも良い!
そして三俣山荘のテント場(水場付近)へ。
意外とテント場は更に三俣蓮華岳方面にもあります。
ただし山荘からチョット遠いかな。。(トイレが山荘のみなんで)
夜間に寒さに目覚めます。気温マイナスで、とても厳しい。
ツレも限界。朝までが長かった〜〜(低体温症になりうるかも)
<三俣テント場〜三俣蓮華岳〜双六岳〜戻り>
1時間程で三俣蓮華岳。今日も展望イイ。
そして1時間半で双六岳。
どちらも展望良すぎ。槍ヶ岳ってこんなに近いの?な感じ。
この縦走路も良いですね。
昨夜は、寒さで寝れなかったので、この日は山荘泊にしました。
山荘内も寒いですが、テント場に比べれば・・天国。
夕食はジビエシチュー。私は美味しかったので、御飯と
ジビエシチューおかわりしました。
味に癖?というかスパイシーなんで独特ですが、ジビエ好きなんで
ガツガツ食べました。
流石に前夜の疲れもあって消灯前に爆睡。
翌朝(夜中)は1時半起床へ。
<三俣山荘〜黒部五郎岳〜太郎平小屋〜折立へ下山>
AM1時半に起床後に湯沸かしなど準備。
なるべく静かに準備しますが難しいですね。
★今日は長時間歩行ゆえに夜中出発しなければ折立で
足止めされてしまいます。(有峰林道はPM8時〜翌朝6時は通行止め)
ゆえに予定の”AM4発”を早めて”AM3発”に変更しました。
→コレガ正解でした!!!
宿を半ば夜逃げのように、そ〜っと出て、歩きだし。
登山道の(巻道)沢道は凍結。気温マイナス5度以下。
とても滑る。ヘッデン点けながら慎重に歩く。
三俣蓮華岳の巻道はトラバースが危ない箇所や迷いやすい所も。
(困ったことにハイドレーションのパイプが凍結して
水が飲めん!!!コレがキツイ。溶けたのは3時間後。)
慎重な歩行で時間かかって(小屋閉め)黒部五郎岳小屋へ。
ここまでヘッデンでの登山だったので正直ほっとした。
身支度と行動食で休憩し再開。
黒部五郎岳のカール・ルートから登ります。
カールまでは緩い登山道。カールの登りは見た目以上にキツイ。
幾度か足が止まりますが呼吸を正して、そして黒部五郎岳山頂へ。
ここからの展望も凄い!
何処までも見渡せます!この時期だからでしょうか??
写真じゃ表現不可!
名残おしいけど(寒いし)先は長いので下ります。
あとはバテ気味で、(気分的に)下山方面へ。
軽くアップダウンしながら北ノ俣岳経由して太郎平小屋に着いた。
この時点で10時間歩行、ツレはバテバテ。
太郎小屋で泊まればラクですが、、、
でも、今夜は自宅でグッスリ寝たいので気合で下ります。
よ〜やく更に3時間程で、、ヘッデン点けて18時過ぎに折立下山へ。
さすが限界でした。
無事に下山できたのが一番嬉しいかも。
下山した翌日(10/14)でも筋肉痛、関節痛は皆無で安心。
疲れはありますけど。
★でも出発後にハイドレが凍って暫く水が飲めなかったせいで
顔に足に、浮腫みが出ちゃいました。
____________
今回は天候良く登れて、とても展望イイ山行でした。
どの山々も特徴的なヤマで登ってこそ親しむ感じ。
単に”名前だけ知ってるの山”だったのに愛着が沸いて、とてもよかった。
縦走では、色々な方向で違った山容が見れるのもイイ。
食事も大事。
軽量化とスタミナ付けるために、山荘で昼などの食事を
山荘で頼みましたが正解でした。やはり、しっかり食べないと
翌日の登山がトルクが出ません。
ツレもウチも中高年で体力的に心配でしたが、計画通り踏破できた。
(特に最終日)
でも1年前の登山レベルだったら無理だったとホントに思う。
体力は過信しちゃダメですね。
そしてモチベーションも大事。来年は裏銀座縦走しようかな。
*今回持って行って良かったもの
→保温できる水筒とスポーツドリンク:熱湯で作って飲んでも美味しかった。でも外気温マイナス5度ではポットの中身が冷えやすい。(当たり前?)
→ソフトシェル(雪山用に購入品):ザックに嵩張るが歩行時に丁度いい。
実際には初日以外は終日に着込んでいた。
*今回会えた動物:
オコジョ2回(薬師沢〜雲ノ平の登)、鷲羽岳の山頂
初見でしたが、とても可愛い♪チョコチョコ動き回ってた。
雷鳥1回(太郎平小屋の南側の木道)
そして伊藤正一さん著者【黒部の山賊】
は、必ず読んで雲ノ平に行かれてください。
歴史、小屋の生い立ち、伊藤正一さんの偉大さなどが、
予め読んで行ったら感動も一入かと思います。
こんばんは、半日登山部です。
雲の平、いいですよねぇ(*^^*)
私も今後、時間できるようになったらまたいきたいところです。
三俣は憧れの地。3県の境目にいきたいなあと思っています。
素敵なレコありがとうございました\(^^)/
morikitoさん、コメントありがとうございます。
半ば夢に出そうな位、行きたかったヤマでしたので
感動が一入でした。
以前から筋トレ(山と渓○2016-11)も日常的に取り入れていたので
足腰が耐えれたお蔭か、、な感じです。
とても距離長かったですが、さすが日本最後の秘境ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する