エベレスト街道トレッキング
- GPS
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- 距離
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- 登り
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- 下り
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コースタイム
2日目 バンダル→セテ 7h
3日目 セテ→ジュンベシ 7.5h
4日目 ジュンベシ→ヌンタラ 8h
5日目 ヌンタラ→プイヤン 9h
6日目 プイヤン→パクディン 7h
7日目 パクディン→ナムチェ 4.5h
8日目 ナムチェ→シャンボチェ→ナムチェ(順応日) 4h
9日目 ナムチェ→タンボチェ 5h
10日目 タンボチェ→ディンボチェ 5h
11日目 ディンボチェ→チュクン→チュクン・リ中腹→チュクン 5.5h
12日目 チュクン→ローツェ氷河→アイランドピークBC→チュクン→ディンボチェ 6.5h
13日目 ディンボチェ→ロブチェ 4h
14日目 ロブチェ→エベレストBC→カラ・パタール→ゴラクシェプ 8.5h
15日目 ゴラクシェプ→ゾンラ 6h
16日目 ゾンラ→チョラ・ラ→ダンナク 7.5h
17日目 ダンナク→ゴーキョ→ゴーキョ・リ→ゴーキョ 6h
18日目 ゴーキョ→6thレイク(ギャズンバ)→ゴーキョ 7h
19日目 ゴーキョ→ナムチェ 7.5h
20日目 ナムチェ滞在
21日目 ナムチェ→ルクラ 6h
天候 | 快晴時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
カトマンズ→ジリ:バスで10時間の所を7時間で到着。チケットはタメルの旅行会社で。Rs650。 ルクラ→カトマンズ:飛行機4時間遅れ。チケットはナムチェのオフィスで。$118。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
現在、シヴァラヤまでバスが伸びている模様。 ジリ〜ルクラ間は迷う箇所が何箇所かある。 ルクラから上は迷わない。迷っても見晴らしがいいので適当に歩けば大丈夫。 エベレストBCまでの道は途中から氷河の中。ちょっと迷う。 チョラ・ラは2008年12月の段階では通行可。一部凍結斜面のトラバースがあり結構怖いので軽アイゼンがあった方がいい。 山小屋はいたる所にあるのでテント不要。浄水器等も不要。 チョラ・ラの麓の山小屋は12月下旬に閉まる。 |
写真
感想
2008年現在、このエリアに入るにはTIMSなるものが必要。カトマンズのNTB(Nepal Tourism Board)で、国立公園入場料の支払いとともに手続きする。
ナムチェの手前にチェックポイントあり。
カトマンズのタメル地区には地図屋と登山用具屋が林立しており、地図や足りない装備を揃える事ができる。日本で高い地図を買っていく必要はない。
時間が許すならジリorシヴァラヤから歩くべき。雪山はほとんど見えないが、それでも景色は良く、ルクラより上と比べたら全然ツーリスティックじゃないから静かに歩ける。地元の人も素朴で生活感満点。
ただ、アップダウンは尋常ではなく、最初の頃は毎日クタクタ。マリ、デウラリ、ラムジュラ、タクシンドゥと大きな峠が立て続けにあり、毎日1000m前後を登って降りる。ジリからエベレストBCまでの総獲得高度は10000m以上らしい。
そのためナムチェに着くころには体が出来上がっていて、ルクラまで飛行機で来た他のトレッカーをごぼう抜きにできる。高山病にかかりやすいナムチェ手前の登りも全く苦にならない。これがジリから歩く一番のメリットだったりする。
ナムチェには航空会社のオフィスやネット屋、ベーカリー、登山用具屋など何でもある。ナムチェからちょっと登ったシャンボチェの丘にあるホテルエベレストビューでカツ丼を食べたくなるが、ちょっと高い。この辺りからはアマダブラムやエベレスト、ローツェ等が綺麗に見えるが、ここであわててバシバシ写真を撮る必要はない。ここで撮りすぎると、数日後に核心部で撮りたい時に容量が足りなくて消す羽目になる。
タンボチェの集落のはずれには橋本龍太郎の墓がある。
ディンボチェから左折してそのままロブチェに向かうのは実にもったいない。チュクンまで行くべき。
ローツェ南壁やアマダブラムからアンプラプチャにかけてのヒマラヤ襞が美しすぎる。
チュクン・リに登ろうとしたが、頭痛と時間切れで中腹までしか行けず。
チュクンより奥はほとんど人がいなくなる。風が吹かないとほぼ無音。
完全な無音だとサーーーという耳のノイズだけが聞こえることに気づく。
薄い酸素でぼんやりした頭と、誰もいないという不安で天国を歩いているような感じ。
ローツェ氷河とイムジャ氷河の合流点の辺りでモレーン上に上がると、標高差3000mのローツェ南壁が上から下まで全部見える。圧倒的過ぎて言葉が出ない。
イムジャ湖の横のモレーンを適当に登ると、突然崖に出くわして眼下には白く氷結した湖面。落ちないように注意。
チュクンからロブチェへはコンマ・ラという峠が近道らしいがあまり情報はない。
ロブチェからゴラクシェプまでは意外と長い。
エベレストBCは、んーだいたいこの辺かな?って感じ。
5月や9月は違うんだろうけど。
アイスフォールの横やヌプツェの斜面ではしょっちゅう雪崩が起きてる。
すんごい音と迫力。
カラ・パタールの登りも意外と長い。頂上からはもちろん絶景。
ゴーキョ・リの方が人気あるらしいが僕はこっちのほうが好き。
ここからゴーキョまで、ペリチェ、ポルツェ経由で行くつもりだったけど、山小屋で出会った韓国人とそのガイドがチョラ・ラ越えをやるというのでそれについてく。
チョラ・ラは天候によってコンディションは大きく異なるだろうが、この時は快晴続きでほとんど苦労なく越えられた。峠の手前の氷河地帯でつるっつるの斜面をトラバースする所があったので軽アイゼンくらいあった方がいいかも。
ダンナクからのンゴズンバ氷河の横断は、視界が悪いと迷いやすいと思う。
ゴーキョ・リの登りも意外と長い。
エベレストはやや遠い。しかも山頂に雲がかかってたのでイマイチだった。
ゴーキョから氷河沿いにさらに奥に歩いていくと、4thレイク(トナク)、5thレイク(ンゴズンバ)、6thレイク(ギャズンバ)と湖が続く。ここを歩く人はあまりおらず、いても5thレイクで引き返してしまう。ここまできたら絶対6thレイクまで行くべき。
チョー・オユーを正面に望みながら4thを過ぎ、5thを過ぎ、右手遠くにエベレストが見える。
左手に巨大なカタツムリのような岩山があり、その向こう側のに道は続く。
左に曲がっていき丘を越えると、チョー・オユーの手前の草原に、凍った6thレイクが。
人影はおろか人が歩いた跡もほとんどなく、まるで極楽浄土のような世界。
エベレストやローツェ南壁のようなシンボリックな山はなく絶景というわけではないのだが、なぜだか心に響く風景だ。
一日中ここにいたいが、ゴーキョまでの帰り道は長いのであまりのんびりしてられないのが残念。
ゴーキョに戻る道はモレーン上も歩ける。ギャチュンカン、エベレスト、カンチュンピークを眺めながら歩けるが、細かいアップダウンが非常に多くて疲れる。
ゴーキョからナムチェまでは、ここまで歩いてきた体力があれば余裕で一日で行ける。
レンジョ・ラを越えてターメ経由でナムチェに向かう道もある。
コンマ、チョラ、レンジョの3峠を越えるルートが最近のトレンドらしい。
ナムチェに戻ったらビールを飲もう。少量でべろべろになれる。
そして12日ぶりのシャワー。大量のシャンプーが必要。
帰りのナムチェからルクラまでは、人やヤクが多く、景色もこれまでと比べたら退屈なのでつまらない。
ルクラからの飛行機は必ず遅れる。カトマンズの霧が晴れたと思ったらルクラに霧がかかり・・・の繰り返しで結局4時間遅れ。でもまぁその日のうちに飛んでくれたのでラッキー。
カトマンズに戻ったら日本食三昧だが、油断すると肉もやしラーメンにあたって腹痛、下痢、嘔吐に苦しみ動けなくなるので気をつけよう。
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