霧降川
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 324m
- 下り
- 328m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・霧降の滝が何といってもハイライト。霧降の滝手前はナメや小滝を交えそれなりに楽しめますが、特段の困難はありません。霧降の滝を過ぎると単調な河原が続きます(今回はマックラ滝にも行かずに玉簾滝でエスケープしてしまいました。) ・霧降の滝は登っていません(自分には登れない)が、これを登るとなると一気にレベルが上がると思われます。 ・周辺の林道は地形図や昭文社の地図と異なっている部分があるので、注意が必要です。 ・ヒルは一匹だけ見かけました。 |
写真
感想
朝の東武日光駅前。
中禅寺湖に向かうバスは平日だというのに長蛇の列(半分は外国人と思われる)が出来ている。対して、自分のこれから向かう霧降高原は、何か間違えたかと不安になるほど閑散としている。
唯一バス停にいた台湾人の女性グループと話しながら待つ。どこに行くか迷ってるみたいで、
Kirifuri Kogen or Kirifuri-no-Taki, which is more beautiful?
とか、地味に答えにくい質問を投げかけてくる。
車窓から眺める紅葉は、残念ながら申し訳程度にうっすら黄色っぽくなっている程度。どうも時期尚早だったようだ。
観瀑台への遊歩道を左に見て、あまり歩かれていなさそうな登山道を10分ほど歩くと、林道に合流。さらに林道をたどるが途中で錯綜気味かつ不整備気味になり、適当なところで霧降川方面へ伸びる道に入ると、道はそのまま緩やかに標高を下げていく。
地形図とも昭文社の地図とも一致してないぞ…
(帰宅後にGoogle Earthで調べてみたが、やはりこの辺りは複数の林道と思しき切り開きが交錯しているように見える)
その林道も沢に至る手前で途切れてしまったので、ここで沢装にチェンジ。適当に下っていくと、すぐに霧降川本流に降り立った。
より下流にある滝頭の滝から今回の入渓点まではあまり記録をみないということもあり、本当は滝頭の滝あたりから入渓したかったのだが、随分と上流からの入渓となってしまった
さて、入渓するとすぐに大きな釜というか淵を持った幅広小滝が出現。ここは左岸をへつって越える。この時期落ちると悲惨なので、慎重に行く。
少し進むと再び同じ様な淵を持った3mほどの滝が出現。しかし、こちらはへつるにしても結構な水を浴びそうだったので、左岸巻きを選択。一応踏み跡あり。
いったん沢身に復帰するも、目前に泳ぎ必須の淵が控えていたため、結局これも含めて巻いた。少々長めの巻きとなる。
この後はしばらく穏やかな渓相となり、時折幅広滝やナメを交えるなか進んでいくと、もうハイライトの霧降滝。
滑川大滝や袋田の滝を想起させる優雅な滝で、高さは想像よりも若干低いが、この上にももう一つ同程度の大きさの滝があることも考慮すると、日光三名瀑の一つに指定されるのも頷ける。
単独ではとてもではないが登れないので巻きを探ると、右岸に傾斜のあまり強くないルンゼがあり使えそうだ。そこで、このルンゼを登っていくと、右手に傾斜の強そうなルンゼがさらに分岐しているのが分かった。これを登っても詰まる可能性が高いが、うまくいけば短い距離で巻けるのではと考え、試しにこちらにルートをとったところ、運良く悪い岩場には出くわさず、傾斜の緩い地点まで到達することができた。
しかし、今回は霧降の滝を構成する下滝、上滝をまとめて巻く予定なので、なかなか沢床に降りられない。いくつか小尾根や小沢を横切り、最後は水の滴る黒い階段状の岩壁をクライムダウンして、ようやく沢床に復帰した。
滝上からは観瀑台が良く見える。向こうからも見えてるのかな?
ようやく霧降の滝を下降したものの、この上は小滝と堰堤を越えると、完全に平凡な様相に変わってしまう。途中で登山道も並行し、イマイチ。
しばらく進むとようやく沢幅いっぱいに広がる玉簾の滝となるが、あまりにここまで平凡だったため遡行意欲がなくなり、(本来マックラ滝までは行く予定だったのだが)ここから登山道経由で引き返すことにする。
途中の丁字滝付近で沢装を解除し、あとは車道を歩いて元のバス停まで戻った。
なお、最後に時間が余ったので観瀑台に寄ってみたが、ここから霧降滝までかなり距離があり、小さくしか見えなかった。あれほど間近で霧降滝を見れただけでも良しとしよう、うん。
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前半はまだ楽しめたのですが、後半はひたすら平凡な渓相がつづき、面白味に欠けるました。ここはやはり霧降滝を登攀する技術のある人が、それを目的で来るところなのでしょう。
紅葉もあまり進んでおらず、もう少し遅い時期が良かったかもしれません(ただ、さらに寒くなりそうですが…)
あと、結構ヌメッた岩が多かった気がします。
次に沢に行くなら、もう少し登れる滝の多い場所にします。
コメント
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行くならこの季節ですね。
夏場は厳しいです。
ヒルだらけでメンタル面のダメージ大。
沢は素晴らしいロケーションですが。
やはり夏はヒルが多いですか・・・
日光の沢はあまりヒルのイメージがなかったのですが、いるところにはいるのですね。
8月に、ここに行ったことありますが、ヒルは全く気になりませんでしたよ。
泳げる場所もあるので、夏行ければ楽しそうですね。ヒルはたしかに林道では見ましたが、沢の中では見かけませんでした。
「その空の下で」よく拝見して参考にさせていただいております。
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