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記録ID: 992826 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走奥多摩・高尾

八丁山〜鷹ノ巣山〜バリルート下降失敗

日程 2016年10月27日(木) [日帰り]
メンバー kuroske
天候晴れのち曇りのち少雨
アクセス
利用交通機関
車・バイク

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
11時間7分
休憩
43分
合計
11時間50分
S東日原バス停09:3311:42八丁山(巳ノ戸山)11:5011:27お伊勢山11:3511:39鞘口ノクビレ11:4213:17ヒルメシクイノタワ13:42鷹ノ巣山13:5214:26カラ沢ノ頭14:3015:42引き返し地点(780m)18:00カラ沢ノ頭18:1018:45六ッ石山分岐21:00奥多摩駅G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
カラ沢の頭からは一応カラ沢尾根を誤って下ってしまったと仮定して線を引いていますが、別の支尾根だった可能性もあります。手持ちの高度計で780mを表示したあたりで引き返しました
コース状況/
危険箇所等
八丁尾根:八丁山手前の岩稜帯の通過に注意
鷹ノ巣尾根:ヤセ尾根が続くので足元注意。最後の急登は道形不明瞭になるが直上すればヒルメシクイノタワの道標真裏に出る
ネズミサス尾根下降:先週登ったばかりなのに下降したら迷ってしまった。GPSを忘れたのが敗因。恐らく隣のカラ沢尾根を下ってしまったのではないかと思う。下部は急峻な岩場になりこれ以上の下降は危険と判断し引き返した

装備

備考 GPSなしでバリエーションルートを降る危険性を痛感。おまけに、コンパスも狂っていた。通常使わないものでも、山行前に状態を確認しておくべきだった。
追記:下山後調べたところ、コンパスの狂いは電子機器による磁針の反転によるものと推定されました。このコンパスの回復を試みた結果はヤマノートに掲載しました。
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1792

写真

稲村岩の背後、八丁山からお伊勢山に続く稜線は色付いてきている
2016年10月27日 09:45撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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稲村岩の背後、八丁山からお伊勢山に続く稜線は色付いてきている
2
巳ノ戸橋から
2016年10月27日 09:58撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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巳ノ戸橋から
2
ここで右へ
2016年10月27日 10:10撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ここで右へ
小屋跡
2016年10月27日 10:23撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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小屋跡
1
植林が切れ明るい自然林の尾根が近づく。前回はすぐ稜線に上がったが、今回は左に植林の上縁を辿ってみる
2016年10月27日 10:32撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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植林が切れ明るい自然林の尾根が近づく。前回はすぐ稜線に上がったが、今回は左に植林の上縁を辿ってみる
1
開けた伐採地に出た
2016年10月27日 10:39撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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開けた伐採地に出た
1
稲村岩尾根の全貌がよく見える。左下にポコッと突き出ているのが稲村岩
2016年10月27日 10:45撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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稲村岩尾根の全貌がよく見える。左下にポコッと突き出ているのが稲村岩
1
植林の中に巨木がポツンと。あえて伐採しなかったのだろうか
2016年10月27日 11:04撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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植林の中に巨木がポツンと。あえて伐採しなかったのだろうか
2
美林が始まる
2016年10月27日 11:11撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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美林が始まる
1
いよいよ八丁尾根の岩稜帯が始まる
2016年10月27日 11:26撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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いよいよ八丁尾根の岩稜帯が始まる
1
端正な鷹ノ巣山が眺望できる
2016年10月27日 11:27撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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端正な鷹ノ巣山が眺望できる
2
ここが難所の岩場だが手がかり豊富で容易にクリア
2016年10月27日 11:30撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ここが難所の岩場だが手がかり豊富で容易にクリア
2
鷹ノ巣山はまだ遠い。手前のピークはヒルメシクイのタワ
2016年10月27日 11:31撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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鷹ノ巣山はまだ遠い。手前のピークはヒルメシクイのタワ
3
ここの大展望は最高。ヨコスズ尾根から三つドッケ・長沢背稜、背後は川苔から蕎麦粒あたりか
2016年10月27日 11:32撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ここの大展望は最高。ヨコスズ尾根から三つドッケ・長沢背稜、背後は川苔から蕎麦粒あたりか
4
日原川の下流方向。本仁田山〜川苔山が見える
2016年10月27日 11:34撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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日原川の下流方向。本仁田山〜川苔山が見える
2
岩稜は続く
2016年10月27日 11:37撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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岩稜は続く
2
八丁山到着
2016年10月27日 11:42撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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八丁山到着
2
左から雲取山、芋ノ木ドッケ、天祖山。日原川源流の三役揃い踏み
2016年10月27日 12:03撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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左から雲取山、芋ノ木ドッケ、天祖山。日原川源流の三役揃い踏み
2
ここからも雲取山。前景はヤケト尾根の上部かな
2016年10月27日 12:13撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ここからも雲取山。前景はヤケト尾根の上部かな
2
美しいヤセ尾根の稜線
2016年10月27日 12:19撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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美しいヤセ尾根の稜線
1
お伊勢山
2016年10月27日 12:33撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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お伊勢山
1
鞘口のクビレ
2016年10月27日 12:39撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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鞘口のクビレ
1
往年の標識が残る
2016年10月27日 12:40撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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往年の標識が残る
2
お伊勢山の先は、ゆったりした美林の尾根になる
2016年10月27日 12:42撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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お伊勢山の先は、ゆったりした美林の尾根になる
2
天祖山
2016年10月27日 12:58撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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天祖山
1
最後の急登。踏み跡は錯綜するが適当に拾いながら登る
2016年10月27日 13:05撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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最後の急登。踏み跡は錯綜するが適当に拾いながら登る
1
ヒルメシクイノタワの道標の真裏に出た
2016年10月27日 13:17撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ヒルメシクイノタワの道標の真裏に出た
1
鷹ノ巣山山頂
2016年10月27日 13:42撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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鷹ノ巣山山頂
3
いい眺め
2016年10月27日 13:42撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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いい眺め
1
浅間尾根が色付いてきた
2016年10月27日 13:43撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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浅間尾根が色付いてきた
2
石尾根を下る
2016年10月27日 13:55撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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石尾根を下る
2
紅葉は終盤
2016年10月27日 13:58撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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紅葉は終盤
2
オヤマボクチ
2016年10月27日 14:08撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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オヤマボクチ
2
城山の大ブナ
2016年10月27日 14:17撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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城山の大ブナ
1
カラ沢の頭
2016年10月27日 14:26撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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カラ沢の頭
1
ロープが張ってある
2016年10月27日 14:30撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ロープが張ってある
1
上部は快適な尾根
2016年10月27日 14:33撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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上部は快適な尾根
1
途中テープや赤い杭がいくつかあり、拾いながら歩く
2016年10月27日 15:10撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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途中テープや赤い杭がいくつかあり、拾いながら歩く
1
本仁田山〜川苔山の展望。前回はこんな場所あったかな
2016年10月27日 15:20撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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本仁田山〜川苔山の展望。前回はこんな場所あったかな
2
標高800mあたり
2016年10月27日 15:29撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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標高800mあたり
1
前回登ってきた植林帯と似ているが、こちらの方がはるかに急で踏み跡も薄い。テープも全く見当たらない
2016年10月27日 15:31撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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前回登ってきた植林帯と似ているが、こちらの方がはるかに急で踏み跡も薄い。テープも全く見当たらない
2
この先も見覚えのない岩稜が続いている。ルートミスと確定し引き返す。ネズミサス尾根の支尾根に入ったかカラ沢尾根(またはその支尾根)に入ったか特定できない
2016年10月27日 15:42撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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この先も見覚えのない岩稜が続いている。ルートミスと確定し引き返す。ネズミサス尾根の支尾根に入ったかカラ沢尾根(またはその支尾根)に入ったか特定できない
3
下降路を無暗に探して歩き回るのは危険と判断、石尾根に登り返した。カラ沢の頭に出たのは6時。もう真っ暗
2016年10月27日 18:00撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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下降路を無暗に探して歩き回るのは危険と判断、石尾根に登り返した。カラ沢の頭に出たのは6時。もう真っ暗
3
六つ石山分岐。ヘッドランプで歩くならよく踏まれていて傾斜の緩い石尾根をまっすぐ奥多摩駅まで下るのが最も安全と判断。これが正解だった
2016年10月27日 18:45撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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六つ石山分岐。ヘッドランプで歩くならよく踏まれていて傾斜の緩い石尾根をまっすぐ奥多摩駅まで下るのが最も安全と判断。これが正解だった
4
ようやく奥多摩市街に到着。疲れた
2016年10月27日 20:51撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon
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ようやく奥多摩市街に到着。疲れた
5
撮影機材:

感想/記録

今日はタワ尾根方面を目指していたが、日原集落の先で、工事中のため通過はしばらく待てと言われた。時間がもったいないので、東日原の駐車場に引き返しルート変更。紅葉で程よく色付いている八丁山から鷹ノ巣山を目指すことにした。下降は状況次第だが、先日登ったネズミサス尾根が歩きやすかったので下ってみたい。予定変更を家族にメールし歩き出す。

ここでGPSを忘れたことに気付いたが、八丁山からのルートは登ったことがあり、迷うような箇所はほとんどなかったと記憶しているのでとりあえず取付きの仕事道に入る。よく踏まれた明瞭な道で、小屋跡の釜やカマドも前回通り。やがて明るい自然林に出ると踏み跡は薄れる。前回はすぐに稜線に上がったが、今回は植林帯の上縁を巻き気味に斜上してみたところ、思った通り伐採跡に出た。ここは稲村岩尾根の全貌がよく見える場所で、ちょこんと突き出た稲村岩が新鮮だ。

ここから暗い植林の中を鹿柵沿いに登ってゆく。やがて植林帯が終わり30分ほどで岩稜が始まる。ここからがこのルートで最も楽しいところ。やや高度感はあるものの慎重に行けば難しくはない。何より眺めが良く、奥多摩では貴重だ。八丁山から先は鷹ノ巣尾根と呼ぶようだ。お伊勢山までは細い稜線が続くがそれほど危険は感じない。
巳ノ戸の大クビレに降り立つ。ここはかつて巳ノ戸林道と呼ばれる登山道が通っていて、私も十代の頃何度か歩いた。確か鷹ノ巣避難小屋のある巳ノ戸の大クビレに直接出られたはずだが、今は大崩落して廃道となってしまったようだ。

痩せ尾根は終り、巨木が混じる美林を楽しみながら登ると、急斜面となる。踏み跡が分散していてどう歩こうか迷うが、とにかくひたすら登るとヒルメシクイのタワに飛び出した。鷹ノ巣山までは一般道を一登りだ。誰もいない鷹ノ巣山でしばらく展望を楽しむ。浅間尾根がだいぶ色付いてきている一方、山頂周辺の紅葉はそろそろ終盤だ。

カラ沢の頭で腕時計の高度計を補正しコンパスを出す。しかし方向が変だ。ザックに入れたまま長い間使っていなかったが、どうも狂ってしまったようだ。ここで引き返して稲村岩尾根を下ることも頭をよぎったが、これも腕時計に付いているコンパスで間に合うだろうと強行を決意。後にこの判断ミスを後悔することになる。

尾根筋には標柱や赤テープが時々あり快適に下れる。高度計が780mを示したあたりで岩場に突き当たる。ここで尾根を外れ植林帯を下るはずなのだが様子がおかしい。しっかりした仕事道があった筈だが、ほとんど道形がなくはるかに急だ。また、赤テープが2−3あったと記憶しているがここには全くない。それに、標高はもっと低かったはずで、日原川の音が聞こえるぐらい近かったと思う。長めのロープを持参しているので強引に下り仕事道を見つけることもできるかもしれないが、リスクが高いので、とりあえず引き返すことにした。

地形図から、ネズミサス尾根末端近くで右に分かれる枝尾根に迷い込んだと想定し、登り返しながら正しいと思われる尾根を探したが、それらしい尾根がない。ひょっとしたらカラ沢尾根に入り込んでしまったのか?時折高度計とコンパスで確認していたつもりだったが、その可能性も捨てきれないので、尾根が分岐する標高1350mあたりまで登り返さないと判断できない。この時間だとじきに日没なので再下降はかなりの危険を伴うし、再度間違えたらもう引き返す体力はないだろう。いっそのことカラ沢ノ頭まで引き返し、石尾根を下るのが最も安全と判断した。

暗くなってきても登りは迷いようがない。しかし体力は限界に近付いてきて、足が頻繁に攣る。非常用のカロリーメイトゼリーを忍ばせていたことを思い出し、何口かすすると効果てきめん!痙攣がスッと治まった。喘ぎながらカラ沢の頭に辿り着いたのはちょうど18時、あたりは真っ暗だ。ポツポツと小雨も降り出したので雨具を着用し石尾根を下り始めた。

思った通り、多くの人が歩く道なので、ヘッドランプの限られた視界でも道形がわかり易い。途中、六つ石山から水根に下ることも考えたが、傾斜が急だしハンノキ尾根に迷い込んだら大変だ。ひたすら石尾根を、道を外さないように注意しながら下り続けた。途中ガサガサ物音がしたり、光を森に向けると目が光ったりするのでちょっと怖い。それにしても石尾根は長い。奥多摩駅に到着したのは21時を回っていた。

ネズミサス尾根は過去に道迷い遭難が発生しているようだ。私の場合、ほんの1週間前に登ったばかりという油断が慎重さを欠いた行動に結び付いたのだと思う。バリエーションルートでは登りと下りは全くの別物と考えるべきだ。後で調べたら、カラ沢尾根の最下部には急峻な岩場があり下降にはかなりの危険が伴うことが判明。強行せず引き返した判断は正解であった。

GPSを持参しなかったこと、長期間放置していたコンパスが狂っていたこと、にもかかわらず下降を決断したこと…こういうミスの積み重ねが事故に結び付くのだなー、と反省。
訪問者数:295人
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この記録へのコメント

登録日: 2013/10/16
投稿数: 39
2016/11/3 23:07
 無事生還で何よりですね。
こんにちは。
カラ沢ノ頭から標高差700m(ほぼ尾根も終盤)も下降してなお2時間余の登り返し、足攣り、小雨にもめげず無事生還されたのは判断力&精神力あってのことでしょう。敬服致します。
ネズミサスやタル沢のルートは守屋MAPを眺め「いつかは・・・」と思ってますが、金元副隊長の救助本にもたびたび登場するエリアで、北斜面、支尾根多数、”みん足”でも踏み跡が疎と(特に下りは)躊躇しております。
おそらく体勢を立直し、GPS携えてリベンジされるのではないでしょうか。その時はお気をつけて。(レコ楽しみにしてます)
登録日: 2014/3/16
投稿数: 16
2016/11/5 0:01
 Re: 無事生還で何よりですね。
コメントいただき有難うございます。
ご指摘の通り最後の最後でルートミスと判明した時はあせりました。振出しに戻ったようなものですからね。鷹ノ巣避難小屋で一泊、とも考えましたが、もし携帯が通じなかったら家人が心配し救助隊…となり大ごとですので、最も安全な石尾根を下ることにしました。
当然、検証も兼ねてリベンジを考えております。できればカラ沢尾根を登って確認しネズミサス尾根を下りたいところですが、カラ沢尾根下部は難しそうなのでかなり気合を入れないと無理かもしれません。
ネズミサスは登りなら危険は少ないのでぜひトライしてみてください。日原はいいですよ〜

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