兵庫県宍粟市 三久安山 ブナ黄葉&原生林&渓流コース
- GPS
- 05:02
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 797m
- 下り
- 789m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:02
歩行距離9km、歩行時間4時間30分、歩行数15,800歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小原橋<写真02>近くの三久安山鉄塔道入口<写真04>からしばらくは植林帯の急登で踏み跡がかすかにあります。途中で東に行き過ぎたようで、植林帯から出てしまい、シダが生い茂る斜面に残る踏み跡を辿って鉄塔<写真05>まで登りました。振り返ると植林帯にピンク色のテープがいくつか見えました。 鉄塔から一般登山道との合流点<写真08>までは道はありませんが、植林帯ではピンク色のテープや標柱があります。傾斜が緩やかな尾根なので、歩きやすいです。標高720m辺りから尾根分岐地点<写真07>までは石が埋まっており、たまに湿った黒土が崩れて石を落としそうになりました。地面が濡れていなければ大丈夫だと思います。 一般登山道との合流点<写真08>から三久安山頂上<写真14>までは、今回唯一の登山道です。しかし、広々とした斜面では道がわかりにくいです。地図とコンパスで方向の確認をすれば、多少適当に上っても大丈夫だとは思います。ナツツバキ<写真11>撮影地点を過ぎた辺りで植林帯を巻くように北に延びる道があり、うっかり入り込んでしまいました。 三久安山頂上<写真14>から北の1,012m峰手前までの尾根は多少踏み跡があり、傾斜が緩やかなので、歩きやすいです。 1,012m峰手前から音水湖方面に下りる際に最初は尾根を下りました。北西に進路を変えるのが早過ぎたようで、歩きやすいフラットな尾根上の道がもう少し北から延びていました。崩れやすい急斜面を北西にスライドし、10分足らずで尾根上の道に合流できました。そこから最初の数分間と、植林帯に入ってからは急斜面でした。植林帯は土が崩れやすく踏み跡もわかりづらくなり、ルートファインディングも難しいので、かなり神経を使いました。ひとまず、比較的安全そうな谷に向けて下りましたが、下りが苦手な連れはかなり遅れてしまいました。 標高780m地点で沢(渓流)と合流すると西に向かい、林道終点<写真30>までは、沢の左岸や右岸を踏み跡やピンク色のテープを確かめながら進みます。最初は崩れやすい土の斜面もありましたが、たいていは小石が転がった比較的歩きやすい所でした。何度か渡渉しましたが、水深は浅く、安全です。この沢(渓流)は高度差があるせいか、小滝の連続で沢クライマーには魅力的なロケーションです。激下りの後だったので、癒されました。 砂利の林道は途中でコンクリートになり、沢の南北に分かれましたが、緩やかに下る南側の道を選び、国道29号線を歩いてゴールしました。 |
その他周辺情報 | 音水湖の南、国道29号線の中間点に「道の駅はが(波賀)」があります。近畿で最初にできた道の駅です。地元産りんごやブルーベリーを使用したジャム、地元名産の笹うどん、兵庫県ブランドに認定された生いも丸こんにゃくなどがあります。また、山、紅葉、積雪、森林セラピーなどの宍粟市ならではの情報もここで入手できます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
以前に三久安山(さんきゅうあんざん)に行った際にブナが多いという印象がありました。そこで、ブナの紅葉(黄葉)が映える時期に山行をすることにしました。
標高900m辺りより高い所で、三久安山頂上付近の三つの尾根(北・南・東)はブナやカエデ、モミジなどの紅葉(黄葉)がきれいでした。こんなに歩くのが心地よい尾根は他にほとんどないと思います。森林セラピー効果が十分ありそうな環境です。ただし、三久安山は山道がない所も多く、アプローチも深いので、読図とルートファインディングなど、それなりに登山スキルが必要な山です。
2015年3月に宍粟(しそう)市は兵庫県で初の森林セラピー基地に認定されました。今年の夏、アメリカの有名雑誌タイムズで特集された記事によると、森林セラピーは日本が発祥の地であり、ストレスホルモンや免疫、鬱などのメンタル面での効果が認められるということでした。宍粟市の面積の約90%は森林が占めています。特に音水湖周辺はブナやミズナラなどの豊かな原生林に恵まれ、散歩しているだけでも、癒し効果があります。
三久安山は地形図を見るとわかりますが、北から西、東から南東、南から西方面になだらかな尾根が延びています。地形図上には登山道がないのですが、この尾根は写真や動画でも紹介しているように、歩きやすく、しかもブナなどに被われた原生林で、この時期は紅葉(色やにおい)と相まって、格好の登山時季を迎えます。「音水ちくさ県立自然公園」を起点に南からのアプローチが一般的ですが、北側の尾根のブナ林、南東の尾根からの絶景など、いろいろな方面からアプローチすると、さらにその魅力を楽しめる山です。
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